title

- Kapitel 1 -

彼には久々の城であった。正装姿のコリンは緋絨毯の上を優雅に歩いていく。居合わせる人々全てが最敬礼し、「お帰りなさいませ、プリンス」と声をかける。女性達は憧れの王子の何年ぶりかの帰館に浮かれていた。「ますます素敵になられて」という囁き声が彼の耳にも入った。
(望んで帰って来るものか)
彼は思った。
(あの女性のいる所へなど、帰って来たくはなかったのに)
一際豪奢で重々しい扉の前で彼は立ち止まり、襟元と袖口を軽く整えた。近衛兵に目で合図すると、彼らはその扉をゆっくりと開けた。コリンの目の前に煌びやかな空間が広がった。華麗に着飾った王族・貴族の人垣。彼は礼をする人々の間を少し早足で、前方の壇上にいる人物のほうへ歩いていった。彼の父、国王とその新しい妻…彼が憧憬してやまない女性。コリンは感情を心の奥に隠し、平静を装って階段を上がり、二人に礼をした。
「やっと帰ってきたか、わが息子よ」
国王は嬉しそうに自慢の息子を迎える。
「何年ぶりになるかな」
「7年です、父上。お久しぶりです」
尊敬する父に会い、自然と笑顔がこぼれる。
「結婚式にも帰ってこなかったからな。そんなに勉強していたら、国始まって以来の学者国王になるだろう」
一年前の国王と新しい妻の結婚式…誰よりも恋焦がれている女性が、自分にとって近くて、そして最も遠い存在になる式に誰が行くだろうか。
「王妃を紹介しよう」
国王の言葉にコリンは静かに王妃のほうを向いた。
「御意をえます、陛下」
彼は優雅に片膝をつく。
「どうかお立ちになって」
落ち着いた、少し低めのビロードのような声。彼女の差し出した、絹の手袋に包まれたほっそりとした手に、彼は普通より少し長く口づけをした。
「これからは母とも姉とも思ってくださると嬉しいわ。わたくしのことはソフィアと呼んでくださいませ。わたくしも貴方を名前で呼んでよろしいかしら?」
「光栄です…ソフィア」
コリンは呼びなれない振りをした。ソフィア…この名を今まで何度、熱い想いと共に口に出したことだろう!
「フローラ皇女はあさってこちらに着くそうだ。写真を見ただろう、魅力的で美しく、賢そうな方だな」
「…まことに」
フローラ、隣国の皇女。彼女は彼の婚約者としてこの城に招かれた。父王の結婚式にも帰ってこなかったコリンも、自分の婚約披露に帰ってこないわけにはいかなかったのだ。もし彼の心に既に他の女性が棲んでいなかったのなら、フローラ皇女は彼にとって理想の妻となったことであろう。彼は胸に軽く痛みを覚えた。
「長旅で少し疲れております。失礼してもよろしいでしょうか」
なるべく王妃を見ないようにコリンは言った。
「御前、失礼いたします」
彼は優美な動きで礼をすると、さっと踵を返し、階段を下りようとした。
「コリン」
思いがけない声がかかった。
「はい、何でしょう…ソフィア」
彼女に向き直り答えた。
「楽器をとてもお上手にお弾きになるのですってね。わたくし、音楽が大好きですの。お疲れがとれたらぜひ聴かせて下さいません?」
「お耳汚しにならなければよいのですが。ぜひと仰るならば」
彼女は眩しいほどの笑顔を彼に向けた。彼は再び出口へ向かい、逃げるかのように早足で歩いていった。実際彼は逃げ出したかった。
(残酷な女性だ、貴女は!)
この場では、彼は感情を表に出すことは許されなかった。半分駆け足で自室に戻ると、コリンは上着を脱ぎ捨て、優美な長身をベッドに投げ出した。開いた窓から音楽が聞こえてくる。彼の帰館を祝う舞踏会が、主役なしに行われている。多くの貴婦人達が彼と踊りたかったことであろうが、王妃の前で他の女性と楽しそうに踊る振りなどできないことは分かりきっていた。それにもし王妃と踊るとしたら…?王妃の手を取り、彼女の細い腰を抱き、目の前にあの美しい顔、波打つ黄金の髪があったとしたら?芳しい香水の香り、澄んだ湖のような瞳…彼は自分の気持ちを抑えられるかどうか自信がなかった。彼は起き上がると窓を閉め、着替えると疲れのあまりすぐに眠りについた。


いつの頃からかコリンの心の中にはソフィアがいた…憧れの女性、絶対的な存在、誰よりも愛する人として。旧家ではあるがそれほど実権のない子爵家の令嬢であったソフィアはたびたび城を訪れていた。コリンがソフィアに初めて会ったのは5歳の時、彼の立太子の儀においてであった。王と王妃…当時存命であった彼の母に連れられ、王族や貴族、各国の賓客たちの集まる中、重い衣装を身に付け格式ばった儀礼をこなすことは幼い心には重圧であった。彼は儀式の合間に庭の彫刻の影で泣いていた。生まれながらに王位を継ぐ者として、幼いながらコリンは常に威厳ある行動を求められ、人前で泣くことは許されなかった。その時、白磁のような肌、黄金を紡いだような豪奢な髪、知的な蒼い瞳と愛らしい薔薇色の唇を持つ少女に出会った…8歳年上の子爵令嬢。彼女は憐れむわけでもなく、諭すわけでもなく、ただ彼の話を聞き、彼の心の負担を軽くしていった。聖母のような暖かな眼差しに彼は安らぎを感じた。その時以来、彼にとってソフィアは憧憬の対象となった。滅多に言葉を交わすことはなかったが、何かの折に彼女の姿を見る度に、彼はこの上ない幸福を感じた。少年らしい憧憬の感情が、もっと深く激しい、真摯な感情に変化していったのはいつ頃であっただろうか。コリンを深く愛してくれた母親がこの世を去ってからは、ソフィアは彼にとって唯一の女性となった。その頃ソフィアも父である子爵を失い、跡目を継ぐ従弟がまだ幼かったため、従弟が成長するまで彼女が子爵家を継ぐことになった。若い女性ながら、彼女は持ち前の賢さと芯の強さで見事に役目をこなしていた。将来王になる身とはいえ、まだ若く実権もないコリンは、一家の当主として務めをはたしている年上の女性に求婚することはできなかった。彼は、ソフィアに相応しい人物になるために勉学に励み、教養を高めていった。そして更に見聞を広めるため彼は外国に留学した。その間にソフィアの従弟が正式に子爵家を継ぎ…ソフィアは王に求婚され、王妃となったのであった。


コリンは日の光の暖かさを顔に感じて目を覚ました。呼び鈴を鳴らし召使を呼ぶと、冷たい水で顔を洗い窓の外を眺めた。城に帰ったせいだろうか、彼は幼い頃の夢を見た。まだ苦しい想いを抱く以前…父と母がいて、美しい年上の子爵令嬢は未だ誰のものでもなかった頃の夢。彼は軽く頭を振ると、均整の取れた長身に飾り気のない白シャツと黒のスラックスを身につけ、城の一角にある図書室へと向かった。重々しい扉を開くと古い本の匂いが彼を包んだ。幼い頃からここは彼の一番落ち着く所であった。今の彼にとっては何か没頭するものが必要であった…そうでなければ現実を耐えられそうになかった。コリンはラテン語で書かれた詩集を開くと、窓際に座り、その整った指でページを繰り始めた。暫くして彼は近づいてくる足音に気がついた。
「お邪魔でしょうか、殿下」
懐かしい声がコリンの耳に届き、その瞬間彼の顔に喜びが溢れた。
「エド!」
彼は本を置き、久しく会っていなかった友人の方へ向かった。
「お久しぶりです、殿下。お変わりもなく、お元気そうで」
コリンは片膝をつく友の腕を取り、立ち上がらせた。
「よそよそしいじゃないか、そんな挨拶は。お前こそ、全然変わってないな」
彼は親友を固く抱きしめた。エドワード…公爵にして宰相であるエセルバート卿の嫡男であり、次期国王の右腕になるべく、彼とは共に机を並べ帝王学を学んだ仲であった。現在エドは名目爵位の『ハーウッド伯爵』を名乗っていた。彼はエドの体を離すと、口元に笑みを浮かべ、冗談めかして言った。
「ハーウッド伯、近頃閣僚職に就かれ、奥方をめられたとか。その幸運なニュースは遠く外国まで広まっておりましたぞ」
エドは照れ笑いをして答えた。
「そろそろ殿下のお役に立つためにも職務に就こうと思いまして。アリス…妻は…」
彼は軽くエドの肩を叩いた。
「知ってるよ、次期宰相になる男が貴族でも王族でもない女性と結婚したって話題になってたから。お父上が反対したことだろうな。いつかここへ連れてきてくれるんだろう?」
「このような場所に慣れておりませんので、失礼があろうかと遠慮していたのですが…殿下が仰るなら」
「お前らしいな、意外と頑固だから。でも…想う女性と一緒になることができたのは幸せなことだな…羨ましいよ」
コリンは心からエドを羨んだ。彼は彼の望む女性と結婚することはできなかった。ソフィアが王妃になる前は、彼女は彼にはまだ手の届かない存在であり、今はこれ以上ない程遠い存在になってしまった。また彼は次期国王として誰でも伴侶に選べるわけではなかった…彼の結婚は国政に影響を与える。彼一人の問題ではないのであった。もし今もソフィアが独身だったとしても、彼の妻として迎えることが父王や大臣たち、貴族たちに認められるかどうか。ソフィアは彼より年上で、貴族の出とはいえ権力も財力もない家柄であった。
(…いや、もし反対されたとしても、王位を放棄してでも彼女に求婚したさ…問題は…)
コリンは長く美しい指を整った口元に軽く当てた。
(ソフィアが受け入れてくれたかどうか。あの思慮深い女性はどう答えただろう)
彼は軽く頭を振って、この思考から解放されようとした。どんなに考えても実現することなどないのだから。
「…それにしても、ずいぶんと長い間独身でいられたものですな」
エドの声が彼を現実に引き戻した。
「え?…ああ、家を治めていたのだからその暇がなかったのだろう…」
「どなたのことを仰っているのです?殿下のことですよ」
コリンは自分の勘違いに少し頬を赤くして、それを隠すように窓の外を眺めるふりをした。
「…そうかな、お前だって結婚したばかりだし…そのことを考える暇もなかったし、今まで話もなかったから」
「何を仰いますやら。国内はもとより、遠く外国まで、殿下の優れた容姿と並外れた頭脳は求婚者を量産しているというのに」
エドは軽く片目を閉じて見せた。
「…まあ、独身生活が楽しいのも確かですが、殿下もいよいよですな。しかもフローラ皇女とは、世界中の男たちの嫉妬の的となることでしょう。その名の通り、花のように美しく、可憐で教養のある、嗜み深い方だそうですよ」
「…私には勿体無い方らしいな。会ってがっかりなさらなければいいが」
コリンは読みかけの詩集を棚に戻し、庭に通じる窓を開け、外に出ると階段を下りていった。彼はフローラ皇女や自分の結婚についての話はしたくなかった。爽やかな風が彼の髪を撫でた。腕を後ろに組み、コリンはゆっくりと美しく整った庭園の木々の間を歩いていった。数歩下がってエドが彼を護るようについてきた。しばしの無言の時が流れ、彼は自分が留学する前のことを思い出していた。あの頃もこうやってエドと共に庭を歩き、政治や学問について議論したり、他愛もない話を笑いながらしたものだった。エドは彼にとって親友であり、兄弟のようなものであり、心から信頼できる数少ない人物であった。エドには何もかも話してきた…ただひとつのことを除いては。今こうして歩いていると、昔に戻ったようであった。コリンは笑みを浮かべると、エドのほうを向いた。
「あの塔のところまで、競争だ!」
そう叫ぶと、走り出した。それは少年の頃から二人でよくやっていたことだった。
「殿下、ずるいですよ!」
エドも駆け出した。二人は笑いながら走り、塔の手前でエドが追いつき、少しの差でエドのほうが早く塔に辿り着いた。二人は息を切らせながら、顔を見合わせた。
「殿下、勉強のし過ぎで、体力が落ちたのではないですか?」
「そうかもしれないな、昔は私のほうが速かったのに」
二人は心の底から笑い、肩を組み合い地面に転がった。暫く二人はそのまま青い空に流れ行く雲を見つめていたが、不意にエドが立ち上がり、丁重に塔のほうへ礼をした。コリンはゆっくりと視線を塔へやった。塔の横にいくつかの人影があった…そこには侍女に付き添われてソフィアがいた。彼は心臓の音が大きくなった気がした。それは走ったせいばかりではなかった。その同様を隠すかのように、彼もエドに倣って立ち上がると優雅に礼をした。ソフィアは満面の笑みを浮かべながら二人に近づいて来た。
「宮廷の人気を分け合うほどの貴公子お二人が、そんな泥だらけになって。その姿を見たら、女性たちががっかりしますわね」
くすくす笑いながらソフィアはそう言うと、すっと右手を差し出した。コリンはその手に軽く口づけすると、少し照れたような顔をした。
「陛下がいらっしゃるとは存じませんでしたので…みっともないところをお見せ致しました」
そう言うと、彼は軽く服についた砂を払い落とした。
「ハーウッド伯爵、お元気そうで何よりですわ」
「お言葉、痛み入ります」
エドも服の砂を落とした。
「お二人ともお時間があるようでしたら、少しご一緒しません?」
ソフィアの笑顔にコリンは目が眩む気がした。彼は答えずに、ただソフィアのために腕を差し出した。彼の右腕にソフィアの細い指が絡んだ。彼は心臓の音が、腕を伝わってソフィアに聞こえるのではないかと思った。二人が前を行き、エドと侍女たちがその後について行った。コリンはなるべくソフィアのほうを見ないように、彼らの両脇にある並木に目をやりながら歩いた。誰も話すことなく、ただ足音と木々を渡る風の音だけが彼らの耳に入ってきた。


「コリン、貴方はあまりお話くださらないのね」
暫くの沈黙の後に、ソフィアがそう言った。
「は?」
コリンは驚いてソフィアを見つめた。彼は意外な言葉に、少し戸惑った。ソフィアの青空のような澄み切った瞳が、コリンの瞳を覗き込んでいた。
「お父上やハーウッド伯とお話になるときは、いつも楽しそうに、意外なほどお話になるのに、わたくしにはあまりお話くださらないのね」
コリンはどう答えていいのか分からなかった。
「わたくしは本当の貴方を知りたいわ…だって家族になったのですもの。公の場の貴方は、いつも冷静で感情を表に出すことなく、言うべきことは言い、無駄なことは一切しない、国を治める者として理想的な方だわ。でもそれが貴方の本当の姿ではないでしょう?先程ハーウッド伯とふざけあっていた姿は、全く違っていたわ…生き生きとしていて、無邪気な笑顔で。その笑顔をわたくしには向けてくださらないの?ハーウッド伯にお話になるみたいに、話してはくださらないの?」
ソフィアの瞳は少し哀しみを湛えていた。その瞳にコリンの胸は締め付けられた。しかし彼にはまだどうしていいのか判断がつかなかった。コリンには気持ちを出さないように務めるのが精一杯であった。
(本当の私を知りたい?それを知ったとしたら、貴女はどうするつもりなんだ?まだその笑顔を私に向けてくれるのか?それとも私の気持ちを知ったことを後悔するのか?)
コリンは軽く目を閉じて呼吸を整えると、ソフィアの瞳をまっすぐに見つめ、あくまでも感情を殺した声で静かに言った。
「…まだ、私の気持ちも整理できていないのです。すべてが予想外のことで、あまりにも短時間に起こったので。時が経てば、状況も見えてくるのでしょうが」
「…お父上とわたくしの結婚に反対だったわけではないのですね?わたくしのことがお嫌いなわけではないのですね?」
「まさか、そんなことは」
2つ目の質問をコリンは強く否定した。1つ目の質問には敢えて答えることをしなかった…答えることなどできなかった。ふと、彼の頭にある疑問がよぎった。しかしコリンはその疑問を胸に仕舞い込んだ。彼はその答えを知るのが怖かった。コリンがまた沈黙したので、ソフィアは完全には納得しなかったが、それ以上追及することはできなかった。風にそよぐソフィアの美しい巻き毛がコリンの服を通じて彼には感じられた。さりげない、甘い香り。彼はエドや侍女たちがこの場にいることに感謝した。さもなければ、この自分の気持ちを抑えられたかどうか。
「ハーウッド伯」
ソフィアが沈黙を破り、アルトの静かな声でエドに呼びかけた。
「はい、陛下」
エドは少し足を速め、コリンとソフィアに近づいた。
「奥方はご息災でいらっしゃる?もう随分とお会いしてませんね、結婚式以来かしら」
「はい、息災にしております」
エドは愛妻を気遣うソフィアの気持ちが嬉しく、自然と笑顔になった。ソフィアはコリンのほうを向いた。
「まだコリンも会っていないのでしょう?とても愛らしい方なのですよ、明るくて朗らかで」
「ハーウッド伯の好みは充分心得ております」
コリンも殊にエドのことになると、口調が軽くなり、口元に笑みが浮かぶ。ソフィアはそれを見て、微笑んだ。
「お二人は本当に、仲がよろしいのね。羨ましいわ、わたくしにはそのような友人はおりませんもの…男の方の友情は得がたいものですのね。わたくしももし男性として生まれていたらと、時々思いましてよ…わたくしたち、いい友人になれたかもしれませんわ」
コリンはちょっと笑っただけで、何も言わなかった。確かにもしソフィアが男だったら、有能な臣下として、また友人として付き合えただろう。この苦しい想いもしなくて済んだであろう。しかしソフィアという女性がこの世に存在しないということは、コリンには考えられなかった。
「明日はフローラ皇女がいらっしゃるわね、今から緊張しているのではなくて?」
「そうですね」
自分でも驚くほどそっけない返事であった。これから毎日、フローラ皇女が話題に上るのかと思うと、コリンの気持ちは重くなった。
「若くて美しい女性がこの宮廷にいらっしゃるのは、いいことですわ。きっと宮廷の華となるでしょうね。わたくしも楽しみにしてますのよ」
コリンは、ソフィアの口からフローラ皇女のことを聞きたくなかった。それ以上に、ソフィアの前でフローラ皇女と夫婦として振舞わなければならないことが苦痛であった。
(楽しみにしている?私が他の女性と結婚することは、貴女にとって喜ばしいことなのか?)
彼の頭の中で、様々な思いが渦を巻いていた。城の一番端にある図書室に近づくと、コリンはすっとソフィアの腕を解き、彼女に向かって丁重な礼をした。
「所用がございますので、これで…御前失礼します」
そう言うと、コリンはソフィアを見ることなく、踵を返し図書室への階段を駆け上っていった。エドはコリンの行動に少し驚いたが、コリンに倣いソフィアに礼をすると、コリンの後を追った。ソフィアは暫く閉ざされた図書室の窓を見つめていた。


ホームへ
目次へ
このページのトップへ
第二章へ

©2003 by どいちぇ すべての画像・文章の著作権はどいちぇにあります。無断転載・記載はご遠慮ください。
Hosted by www.Geocities.ws

1