10月3日9:45pm(plane) この旅の最後を飾ったのはやっぱり事件だった。しかも、一番unexpectedでthrillingなやつだ。EdinburghからLondon近くのHeathrow空港までは夜行バスを利用したが、そのバス内で起こった出来事だ。
満員バスの中で私は二階の列に座ろうとしたが、すでに一人の黒人が横たわっていて、5人席を独占していた。幸運にも後から来た白人のゴッツいお兄さんが「おまえだけの場所じゃねえんだよ、起きろ!」の叱咤で黒人がおとなしく起き上がり、無事に席につけた。5人の席に左から白人のお兄さん、僕、ドイツ人のカップル、黒人との形でいったん落ち着いた。ようにみえたが、実はそれが事件の発端だった。
朝3:00ぐらいにバスは一度インターチェンジに入り、みんながバスを降りて休憩を取った。うちの列にドイツ人のカップルが一番最後に戻ってきたときに黒人が無礼にも2人分の席をまた独占していた。ドイツ人からの交渉や抗議にも耳を傾けず、いっこうに譲ろうとしなかった。その膠着した空気を破って、私の横の白人お兄さんが突然ものすごい勢いで私のひざを超えて、バスの左サイドから右サイドにつまり黒人に飛びかかって、そして黒人の服をつかんで、怒鳴りはじめた。私を含め、周りの全員があっけに取られながらも彼の勇敢さや正義感あふれる行為に敬意を表した。(やり方は荒いけど、)が、黒人が過ちを認めて、自分の席に戻っても白人の怒りはちっとも収まらず、逆にエスカレートしていってしまった。そしてついに、ズボンの後ろポケットからナイフか銃のような凶器類のものを取り出し、**する寸前にまで来ていた。そのまさに危機一髪の時に私は、というと、とっくに隅っこに隠れて、声も出せずに泣きそうになりながら、ひたすら無事を祈り続けていた。できれば穴でも掘って、逃げ出したかった!
幸い、ドイツ人のカップルが必死に止めてくれたおかげで流血だけは何とか避けられた。そして、白人の男が荒い息をしながら、私のとなりに戻ったとき私は直感的に「こいつは人をやったことがある!」と思った。まもなく、バスは動き出し、車内も再び静まり返ったが、いつかわからない私だけは終点まで一睡もできなかった。
今だから、思いきって言っておこう、イギリスは怖いよ、でも行ってよかった!
おわり