第5章 「踏み切り」
踏み切りは傲慢である。自分たちが通るために、時として車外の車や歩行者を待たせる。踏み切りと言えば、井上陽水の「あかずの踏み切り」が頭をよぎる。 この詩人の感受性の豊かさにはいつも感服させられる。
目の前を電車か かけぬけていく 思い出か風にまきこまれる 思いもよらぬ速さで 電車がかけぬけてゆく ここはあかずの踏み切り ふみきりの向こうに恋人がいる あたたかいごはんのにおいがする ふきこぼれてもいいけど食事の時間はのばしてほしい ここはあかずの踏み切り
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