挨拶
新郎の父親の今野です。両家を代表いたしまして、一言お礼の挨拶を述べさせていただきます。
遠くは鹿児島、名古屋、高崎、富岡、岩手と、遠路はるばるおいでくださいました親戚、友人の皆様、そして日曜日というかきいれ時に、貴重なお時間を割いておいでいただきました職場の皆様、本当にありがとうございました。
先ほどの司会者の方からのご紹介にもございましたように、2人は地元の高校を出て以来、東京暮らしをしておりました。縁ありましてこの日を迎えたわけですが、これは友人の皆様の暖かい励ましと、先ほどご挨拶を戴きました○○様を初めとした職場の皆様が、遠くに住んでいる親に代わって、厳しくご指導いただきましたお陰と深く感謝をしております。本日はいわゆる仲人はおりませんので、皆様こそ2人の仲人といっても過言でありません。どうもありがとうございました。
私が子供とゆっくり話をしたのは今年のお正月の結婚式の打ち合わせ位で、これからも仕事の関係でしばらくは日本にはおりませんので、この場をお借りして2人に対する贈るコトバを少し述べさせていただきます。
岩手県の詩人宮沢賢治の作品に皆様ご存知の「雨にも負けず」という詩があります。その中に「東に病気の子供あれば、言って看病してやり、西に疲れた母あれば、行ってその稲の束を負い....」というくだりがあります。私が2人に今後期待することは、こうした気持ちを持って生きて欲しいということです。
今まではお互いに自分のことで精一杯であったと思ます。しかしこれからは
親戚、周りの人、世間、世界にも目をむけ、家族に対すると愛情と同じくらいの愛情・思いやりを他人にも注げる生き方を2人には期待しています
。幸い、私も榎園さんまだ現役です。「北の群馬に病気の母あれば看病しやり、南の鹿児島で疲れた父あれば、仕事を手伝い」、そんな心配は20年後に考えるとして、まずは今紹介した
郷土の偉人の生き方に出来るだけ近づく よう心がけ、今日を出発点として更にスケールの大きな人間に努力・成長してほしいと思います。
う.....ん、宮沢賢治もいいけど、西郷隆盛も立派だったよという榎園さんの声が聞こえました。皆様ご存知の映画「ラストサムライ」の中で渡辺謙の演じた西郷さん、彼も立派な生き方をした人だと思います。丁度今から2年前のお正月、2人が初めて高崎の我が家を訪れたころ、この映画が封切られておりまして、家族全員で観に行ったのを記憶しております、その後で映画の感想も交え、香織さんからいろいろと西郷さんの偉大さを伺ったのを思い出します。その時、未だ若いのにはきはきしたしっかりしたお嬢さんだなとの好印象を受けました。こういうお嬢さんに将来潤のお嫁さんになってもらいたいななどと密かに願っておりました。そんな私の願いも、香織さんとご鹿児島の両親の寛大なご理解をいただき、お陰様で本日かなうことができました。
以上、皆様に対する感謝の気持ちと2人に対する親の気持ちを述べさせていただきました。
最後になりますが、2人はなんと言ってもまだまだ未熟ですので、皆様には、これまで注いでいただきました暖かいお気持ちに加え、今後はより厳しい目でお付き合い、ご指導いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。