1999-07-31 に WorkPad 30J を購入. KJavaVM という JVM が動くということが わかったので買ってしまった. 最初は KJavaVM で遊ぶだけのおもちゃの つもりだったのが PIM としてかなり使えるので, いまや補助記憶装置 として大活躍だ. 今関わっている仕事が Web 上の PIM みたいなものづくり なのでスケジュール管理ソフトのサンプルとしても大いに参考にしている.
目下の課題は開発環境づくりだ.
1999-10-16に東京へ用事で行ったついでにイケショップに寄ったら QuickSheet を購入してしまった.
WorkPad 30J 標準の IR Sync では Libretto70.OpenBSD とは 通信不可能だった。IR Sync+ というフリーソフトなら OK。 HP SIR が使えるかどうかが鍵なのかも。
QuickSheet が 4.1 (About でみると v.4.1.1 だ。) にバージョンアップした。QuickChartっていうグラフが作成できる アプリが無料で付いてきた。しかし描画はやたらと遅い。
pilot-link 付属の pilot-mail でメールを読み書きしはじめた。 MHを使うのが簡単みたいだが、これだけのためにMHをインストール するのはいやなので、使わない方法を考えてみた。
必要なもの
専用のユーザを作成。uid->palm, gid->palm にした。
.forward を作成。procmail付属のものを利用。
"|IFS=' ' && p=/usr/local/bin/procmail && test -f $p && exec $p -Yf- || exit 75 #palm"
.procmailrc を作成。漢字コード変換フィルタとして使うので以下のように した。サイズの大きいメールも最初の 30000 bytes が読めるように。 -m で Subject: もデコードするようにした。
:0 fw | nkf -m -s TRUNCSIZE=30000 :0 * $ >$TRUNCSIZE { :0 fw | awk -v truncsize=$TRUNCSIZE -f $HOME/bin/trunc.awk SIZE=`wc -c | sed 's/ //g'` :0 fhw | formail -I"X-Truncated-for-Palm: $SIZE" }
trunc.awk は以下の通り
BEGIN { if (truncsize == 0) { truncsize = 8000 } } { nc = nc + length($0) + 1; if (nc <= truncsize) { print $0 } } END { if (nc > truncsize) { print "--- message truncated ---" } }
pilot-mail を起動するためのシェルスクリプトを作成。
#!/bin/ksh /usr/local/bin/pilot-mail \ -p /dev/pilot \ -h localhost \ -f hogehoge@hogehoge \ -u palm \ -P PASSWORD \ -k delete \ -d delete \ -s '/usr/local/bin/nkf -j | \ /usr/local/bin/formail -f \ -a "MIME-Version: 1.0" \ -a "Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp" \ -a "Content-Transfer-Encoding: 7bit" | \ /usr/sbin/sendmail -oi -ODeliveryMode=q -t'
以上でセットアップは終了。
Palm/Workpadで読みたいメールをpalmあてに転送して(procmailを使用) 上記の shell script を起動して HotSync。 このままでは送信するメイルの日本語の Subject: が JIS のままです。 perl の MIME モジュールなどと formail を組み合わせてエンコードする のも可能だと思います。
年末年始に東京へ行ったときにイケショップに寄った。 ActionNames を買うつもりだったのですが Visor Solo が 5箱ほど置いてあるのを発見. 買ってしまいました. この Visor については別のページで .
秋葉原のチチブ電機に Libretto70 用の小型 AC アダプタを買いにいった。 そこには Socket Communications Inc. の Serial PC Card も売っていたのでついつい買ってしまった。
これを Libretto にセットして HotSync ケーブル経由で HotSync して みたらあっけなくできてしまった。
これで旅先でハードリセットの憂き目にあっても安心かな。
Yahooオークションで PalmPilot Professional を入手した。SuperPilot Lite を装着するときに 壊してしまったようだ。一応電源が入るのだが、画面表示がおかしい。 左の20pixelくらいが、全画面に繰り返し表示されるという状態である。 電池抜きとか液晶のコネクタを再接続したりしてみたがだめ。 SuperPilot を装着しても、元の1Mメモリボードを装着しても同じ。 せっかくOS3.3を載せてメインマシンにしようとしていたのに。
WorkPad30J(40Jでもおそらく同じ)では Windows 版 PalmDesktop を インストール後、最初の HotSync で赤外線 HotSync 関係の PRC が インストールされる。
インストールされるファイルは以下の通り。[]内はデバイス内での データベース名。
ややこしいことに上記のうち PADHTAL Library は ROM の中にもある。 したがって、デバイス内のデータベースを直接操作できるツール DB Explorer などで見たときこの PADHTAL Library が2つ見えることになる。
US 版 WorkPad の場合、これらのファイルは IBMのWeb ページから ダウンロードできるようになってる。(日本版のように本体に 付いてくるかどうかは未確認。)メッセージやラベルなどが 当然英語のまま。
3Com から Enhanced Infrared Update (以下 EIU と略。)という同じく赤外線 HotSync などをできるようにする ファイル群がリリースされている。
インストールされるファイルは以下の通り。[]内はデバイス内での データベース名。
(AMX.prc と IrLib.prc を PalmOS 3.1 のデバイスにインストールしては だめだ、と書かれたページを見たことがありますが、ほんとでしょうか? むしろ EIU に対応しているかどうかわからない ROM の AMX と IrLIb を 使うほうが変なことになるんじゃないかと思ったりします。ちなみにずっと WorkPad30J で4つのファイルをすべてインストールして使っていましたが 特に問題はなかったです。)
この内、AMX, IrDA Library は ROM にもあり。 なのでデバイス内にはこれらは2つ存在します。
IBM のものと 3Com のものがどう違うのかは不明。 (3Com のもののほうがパフォーマンスがよいといわれている。) 赤外線 HotSync は両方とも可能です。EIU に付属の readme.txt にある FAQ にはサポートしていないと書いてあったりするが...
(2000-03-07追記) IBM のものは赤外線の HotSync だけを可能にするもので 3Com のものはそのほか NM207 とか IC カード公衆電話 なども使えるようになる、汎用的なもののようだ。
(2000-03-09追記} 上記の NM207 のリンク先に IBM のページ があるので、EIU を WorkPad30J、WorkPad40J にインストール するのは公式に認められていると考えてよさそう。
インストール、アンインストールするときの注意点を列記すると
というわけで突然だが現在の デバイスの中身 (pilot-xfer -L の出力)
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