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Linuxインストールメモ

これは Linux をインストールしたときの覚え書きです.もちょっとしたら ちゃんとした「インストール手順」としてまとめるつもり.

Debian

NetBSD-1.3をインストールするつもりだったが,CD-ROMが入手できなかったの でとりあえずDebian GNU/Linux をインストールすることにした. InfoMagic のLinux Developer's Resource Dec 1996に入っているDebian-1.2.0である.

動作チェック

まず,プリインストールされているWindows95で初期不良などがないか チェック.とくに問題はなし.次に増設メモリを取り付けてまたまた動 作チェック.これも問題なし.省電力機能の設定にWindows95からしか できないものがあると聞いていたので,バッテリだけの状態とACアダプ タを繋いだ状態で設定しておいた.

HDDをデスクトップにつなぐ

カバーを外して内蔵HDDを取り出す.これはネジを二本はずしてHDDに取り付け られている金具を引っぱるだけで簡単にはずれた.

デスクトップに2.5inch HDD用の接続ケーブルを介してつなぐ.デスクトップの BIOSの設定はIDEディスクが「Not Installed」の状態にした.

あらかじめ作っておいたDebianのインストールフロッピーを入れて ブート.パーティションを切る手順のところにくるとちゃんと認識 してくれていた.

このとき何も考えずにWindows95のパーティションを消してしまったので ハイバネーション用の領域がいくらなのかわからなくなった(^^; Debianのcfdiskの画面で3?.?Mとなっていたのだけは覚えているんだけど 正確なサイズがわからなくなってしまった.FDDは買わなかったので Win95はバックアップとってないし.「まあいいか,ハイバネーションなし で使おう」ということで全領域をLinuxで使うように設定.

インストール

インストールはまったく順調に進む.インストーラのメニューから「shellに 抜ける」でshellに抜けて忘れずに pcmcia のパッケージを HDD にコピーして おく.デスクトップからHDDを取り外してLibrettoに接続.ブートするとこれ またまったく問題なし.

ハイバネーション問題

ハイバネーションするとやばいと思ったので,起動時にESC そのあと F1 で BIOSの設定画面を出し,ハイバネーションをなしに設定.

とりあえずいろいろ使えるように設定を行う.pcmciaも使えるように設 定.ここまで来てからちょっと休憩.部屋に戻ってみるとバッテリ切れ で電源が落ちていた.電源スイッチを入れるとハイバネーションから復 帰しようとしている!つまりハイバネーションをなしに設定してもバッ テリ切れの場合はハイバネーションしてしまうということ.再起動する とやはり最後のパーティションのfsckでエラーがぼろぼろ出る.

さてどうするか."unused"の領域を取り直すか.Libretto70は32Mまでしかメ モリが積めないので32M程度以上取っておけば大丈夫だとは思うが...

以下のようにしてとりあえず解決.

Linuxを起動したときにHDDの情報が画面に出力される.こんなやつ.

	hda: IBM-DDLA-21620, 1551MB w/96kB Cache, LBA, CHS=770/64/63
      

そのときのシリンダ数がデスクトップにHDDを接続して起動したときは "788"となっていてLibrettoで起動したときは上記の通り"770"になっている のに実は気がついていた.

この起動時のメッセージはLinuxのカーネルがBIOSに問い合せて取得している 数字(だと思う)ので,Librettoはハイバネーションの領域を誤って消してしま わないためにBIOSに細工がしてあるということだろうと想像しています.とい うことは別にWindows95でなくてもDOSでパーティションをきってもOKだという ことかな.

というわけでたぶんこの 18 シリンダ(18 * 64 * 63 * 512 = 37158912バイト) を"unused"にしておけばハイバネーションしてもOKのはずなのでもう一回最初 からインストール.

結果は良好でLinuxでもちゃんとハイバネーションしてくれました.

XFree86

本屋にあった Linux Japan Vol.4 に Debian-1.3.1 の CD が付いていたので (Linux Japan Vol.4 の disk 1 は CD のプレスに失敗していて使えないのだ がその後プレスをし直したのを追加しているということだ.ので私もそれを入 手した.詳しくは Linux Japan Vol.5 の最終ページの1個前のページの上のほ うに書いてあります.)それを買って1.3.1にアップグレードした.

1.3.1 にバージョンアップする前に X の設定をやったのですがうまく立ち上 がらなくて結構苦労しました.原因はカーネルをコンパイルするときに

CONFIG_APM_DISPLAY_BLANK=y
      

にしていたため,X が起動した瞬間に画面がブランクになってしまっていると いうもの.

また 1.3.1 付属の XFree86-3.3 では XF86Config の Device セクションに "Options "no_bitblt"を入れておかないとフリーズする.

PCカード

PCカードの設定にもちょっとつまづいた。

現象はモデムカードやPIAFSカードがブート直後には認識されるが一度 Linuxが稼働中に抜くと次からは認識してくれないというもの.エラー メッセージは以下の通り.(最初は 3c589c も同様のエラーで認識でき なかったのですが,カーネルを入れかえたり, pcmcia-cs を入れかえた りしているとこちらのほうは直ってしまった.)

Feb 11 00:47:55 mercury cardmgr[1903]: initializing socket 0
Feb 11 00:47:55 mercury cardmgr[1903]: socket 0: NTT Personal Paldio DataFAX Car
d DC-2S
Feb 11 00:47:55 mercury cardmgr[1903]: executing: 'insmod /lib/modules/2.0.30/pc
  mcia/serial_cs.o'
  Feb 11 00:47:56 mercury cardmgr[1903]: + /lib/modules/2.0.30/pcmcia/serial_cs.o:
 unresolved symbol unregister_serial_Rc013d717
Feb 11 00:47:56 mercury cardmgr[1903]: + /lib/modules/2.0.30/pcmcia/serial_cs.o:
 unresolved symbol register_serial_R3425f38c
Feb 11 00:47:56 mercury cardmgr[1903]: insmod exited with status 1
Feb 11 00:47:56 mercury cardmgr[1903]: bind 'serial_cs' to socket 0 failed: No s
uch device
      

カーネルとpcmcia-cs,pcmcia-modules を再コンパイルしたりしたが だめ.

/usr/src/linux/.config で CONFIG_SERIAL=m と してシリアルドライバをモジュール化していたのが原因だった.(でも 別のマシンで kernel-2.0.29 + pcmcia-cs-2.8.22 のときは別に問題は なかったんだけどな.)

解決方法は2つあって(depmod -a をやりなおしたり /etc/conf.modules をいろいろ変えてみたりしてもだめ) /etc/pcmcia/config の

device "serial_cs"
  class "serial" module "serial_cs"
      
device "serial_cs"
  class "serial" module "misc/serial", "serial_cs"
      
にするかシリアルドライバのモジュール化をやめるかのどちらか.

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