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あれこれあって、今日は25日。
やっときた、初めて景吾との二人旅v
景吾は私の家まで車で迎えに来てくれた。
「もう、はやぁぁい。朝早すぎよ」
文句を言いながら運転手さんに荷物を持ってもらい、私は景吾の隣に座った。
「うるせー」
低血圧はお互い様ってとこね
「様、お荷物はこれでよろしいでしょうか?」
「はぁい、ありがとう運転手さん。出発しよう」
「はい。」
私をクリスマス中待つ家族がいない家に行って来ますをつげた。
今年は楽しそうなクリスマスになりそうよv
隣の景吾はすでにアイ・マスクをして寝る準備に入っていた。
「乗ってすぐに寝るの?!」
まさかずっと寝るわけじゃないでしょうね?
「うるせー。そんなに暇なら何が欲しいかいい加減にきめろ」
「・・・え?」
この旅行がプレゼントじゃなかったの?
「お前、こんな安物の旅行を欲しがってたのか?違うだろ?」
「・・・うん・・・まぁ、安物は安物だけど・・・」
「なら考えとけ。俺は寝る」
「・・・」
私が欲しいもの?
そんな単純な疑問を抱いて私も寝てしまった。
***
何時間寝たのだろう?
腰が痛い。
目を閉じたまま、ラジオから聞こえるDJの声
『冬特集楽しんでますか?続いてはこの曲、GLAYでWinter, Again』
無口な群衆 息は白く 歴史の深い手に引かれて
幼い日の帰り道 凛と鳴る雪路を急ぐ
街灯の下ひらひらと 凍える頬に舞い散る雪
目を閉じれば昔のまま 厳しくも日々強く生きてる者よ
そういえば、何が欲しいか考えないと。
いつか二人で行きたいね 雪が積もる頃に
生まれた街のあの白さを あなたにも見せたい
逢いたいから 恋しくて あなたを想うほど uh
寒い夜は 未だ胸の奥 鐘の音が聞こえる
・・・雪
「・・・景吾」
起きてる?
「なんだ?」
寝る前に見た姿と変わらぬ体制で答えてくれた。
振り向いてくれないのはわかってる。
だから言えるのかも
私が欲しいもの。
「欲しいもの、決めた。」
「なんだ?」
「・・・lumi・・・」
「はぁ?」
マスクを取り、こっちを向いてくれた。
ちょっと期待はずれな顔で。
「景吾、私雪が見たい・・・」
「・・・」
「・・・って、ダメだよね・・・グアムで雪なんて・・・ごめん、今の無しね。ホントに欲しいものちゃんと考えるから。」
寝返りをして、景吾に背を向ける。
だって・・・
ここまで[ワガママ俺様自己中]景吾がしてくれたんだから。
と、また深い眠りに入った、
降り続く白い雪は 心模様 そっと
滔々と白い雪は 無常なる人の世を
すべて 許すように降り続いて行く
ラジオを聴きながら。
***
「、起きろ!」
「〜〜〜(怒)叩かないでよぉぉ」
「着いたぞ。」
「やっと?羽田って意外と遠いの・・・」
キョロキョロして車の外を見れば、一面真っ白は山奥にいた。
「・・・羽田・・・じゃないね・・・」
ドアを開けて、ゆっくり外に出た。
そして、私が目にしたのは、
見渡す限りの銀色・・・
雪の白さと森の深さの
白と緑の色合い・・・
当の昔になくしてきたlumiの美しさと楽しさ・・・
すべて、私の前にまた広がっていた・・・
「北海道の俺の別荘だ」
「ほ、北海道まで車で来たの?!グアムはいいの?!」
「俺様がここに来たかったんだ。他に理由が必要か?」
「・・・景吾」
素直に私のためとは認めない景吾。
恥ずかしがり屋の景吾。
ワガママ景吾。
大好きな景吾。
なんてお礼言えばいいの?
「景吾!!」
「なんだ?」
急に呼ばれてちょっと驚く彼に、私は走って・・・
「じゃぁぁぁんぷ!!」
ぼふっ
「お前、なにしやがる?!」
後ろの雪に押し倒してやった
「・・・ありがとう。Lumiを・・・思いでの雪を見せてくれて」
景吾の上に抱きついたまま、私は精一杯のお礼を言った
「・・・フン、俺様にできねーことはねーんだよ」
たしかに。
「そう言えば景吾が欲しいものってなんだったの?」
「知りたいか?」
「だって、私だけ貰ってばっかりじゃ・・・」
一瞬の出来事で、私は上下逆に交わされ、雪と景吾の間にいた。
「これだ」
「えっ、・・・」
今年も長い、長いキスだけでよかったらしい。
本当に、ありがとうね。
私に愛する人と過ごす雪の日を思い出させてくれて。
最高のプレゼントだよ・・・
想い出には 二人が歩いた足跡を残して…
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