チリといえば「銅」である。銅の埋蔵・生産・輸出共に世界一。
チュキカマタの露天掘りは非常に有名。(アメ合資本)
アンデス諸国では、白人がやや多い。
硝石が有名。
硝石とは硝酸ナトリウムが主成分で、空気中窒素固定法が発達するまでは、唯一の窒素資源で、窒素肥料の生産、硝酸にして、火薬・染料などに利用される。乾燥地域に多い。
現在、窒素肥料生産の上位五位以内にはいない。
水産国でもあり、漁獲高は中国、ペルーに次いで三位(四位は日本)。
輸出は八位。
銅の積出港のアントファガスタが重要。
寒流のペルー海流(フンボルト海流)の影響で、同じ緯度でも、ブラジルより冷涼。そのため南回帰線付近にアタカマ砂漠がある。(ナミビア砂漠参照)
アンデス沿いに年間平均気温20度が通っているので、冷涼で、プランテーションはあまりない。
ブドウの輸出が二位(生産は10位)である点に注目。
「(南アメリカでは)南回帰線付近の太平洋沿岸地域では、農放業は一部を除いてほとんど行われていない」(センター98本試験)
亜熱帯高圧帯や寒流(フンボルト海流)の影響を受けて年中乾燥して、チリ北部〜ペルーの海岸地域には砂漠が広がる。