社用車の購入 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
会社の設立準備も順調に進み、そろそろマレーシアでの生活準備をしなくてはならない。つまり「日常の足」を確保しなくてはならない。マレーシアでは公共交通機関は整備されておらず、会社の近くには路線バスなど走っていないのである。インドネシアやタイでは運転手を雇わなくてはならないが、マレーシアとシンガポールは東南アジアで海外駐在員が運転できる数少ない国のひとつである。今まではレンタカーを借りていたが、そろそろ自家用車(社用車)を購入しなくてはならない。 アジアのほとんどの国で自動車は奢侈(ぜいたく品)税、等が科せられ驚くほど高額である。多くの国は輸入やノックダウン生産に頼っている。マレーシアも例外にもれず輸入車は完成品で100%〜、部品で50%〜の関税が課せられる。そこで日本車勢はノックダウン生産で1600ccと2000ccクラスに車種を限定し健闘している。HONDAはアコードとシビックとシティー、TOYOTAはカムリとカローラ、日産はセフィーロとサニーと言ったところである。それでも価格はシビックが約RM800,000(約240万円)、アコードは約RM150,000(450万円)とおいそれとは手が出る価格ではない。 アジアで高額な乗用車だが、マレーシアには国産車 Proton(プロトン)がある。政府の手厚い保護を受け、輸入車の60%程度の価格で圧倒的なシェア(約60%)を誇っている。街で見かける乗用車のほとんどはProtonである。このProtonは三菱自動車との合弁会社であり、国産車とは名ばかりで中身はほとんど三菱ランサーやミラージュである。国内での年間生産台数は年間わずか20万台程度で、国際競争力が無いので輸出はしていない。Protonには以下の4車種があり、主力車種WireにはハッチバックのSatoriaとクーペのPutraがある。 この他にもダイハツと合弁の軽自動車メーカーPerodua(プロドゥア)がある。最近は不景気なので結構売れている。
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購入したのはProtn 「Wire 1.6AT」 |
2000ccクラスのProtn 「Perdana」 |
軽自動車Perodua社「Kancil」 |
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