KLIA で一夜を過す | ||
「極寒KLIAでの野宿は勘弁・・・・。」 2004年5月3日(月)、休暇を終えプーケットからスラバヤへ帰る事になった。ただしこのルートはフライトの接続が悪い。午後7時プーケット発でKL到着は午後9時30分、接続便は翌朝午前9時発である。KLへの到着時間が早ければ入国してKLCCでショッピングしたり、知り合いを呼び出してブキビンタンで晩飯を食ったり出来るが、KL市街地に着くのが午後11時では寝に帰るだけである。その為に重い機内預け荷物を引き取って入国し、出国税RM40払うのも馬鹿馬鹿しい。そこでKLIAで一夜を過す事にした。 KLIA乗り継ぎのJAL夜行便等で帰国された事のある方は、搭乗口のベンチで仮眠して一夜を過すヨーロピアンバックパッカーの姿を見かけた事がある筈である。彼等は節約すべきところは徹底的に節約し、楽しむ時は金に糸目を付けない。私だって若ければそうしただろう。ただしオヤジになった現在は野宿する元気は無い。それにKLIAの寒さときたら半端ではない(←本当でっせ)。サテライトビルで一夜を過そうものなら風邪を引いてしまうだろう。そこで今回は札びら切って空港内トランジットホテルに泊まることにした。 KLIAに到着したのは定刻の午後9時30分。まずは時間潰しにラウンジで留守中のメールをチェックする事にした。PLAZA Premium LOUNGE は国際線サテライト中央の2階にある24時間営業の有料(USD18)ラウンジで、ビール、軽食、そしてインターネットが使える。ただしパソコンはポンコツなので、ネット利用だけならインフォメーションカウンター近くの特設インターネットカフェの方が快適だろう。山ほど溜まったメールを見て憂鬱になった。やはり休暇中に会社のメールを見るものではない。 トランジットホテル(Airside Transit Hotel) はKLIA直営で、場所は国際線搭乗口C5の隣にある。エレベータで3階に上がるとレセプションがある。客室は全80室あるので飛び込みでも問題ないと思うが、心配な方はe-mail([email protected].)、もしくは電話(Tel 603-87874848 Fax 603-87874747)で予約すれば良いだろう。料金は6時間単位でStandard RM120、Superior RM140、Deluxe RM170、Suite RM200。延長料金はいずれも1時間RM20 である。チェックインの際には出発時間に合わせてモーニングコールを手配してくれる。 トランジットホテルにはラウンジバー、フィットネスクラブ(ジム、サウナ)、ビジネスセンター、等が完備されている。ただしあくまでも仮眠用ホテルであり、5スターホテルの様なホスピタリティーは期待できない。客室は狭く備品類は必要最低限しか置かれていない。全室禁煙で灰皿も置いていない。テレビはASTROが受信できるもののNHKは写らない。冷蔵庫はあるが中は空っぽである。免税店で買ったウイスキーを飲もうとハウスキーピングに氷を頼むが「We don't have Ice cube」とあっさりと断られてしまう。まともなレストランも無く、ルームサービスも無いと思ったほうが良いだろう。まあシャワーを浴びてさっぱりして、6時間程度仮眠すると思えば十分である。 到着時間が早く滞在時間が長いようなら、迷わず入国してサテライトビル隣のPan Pacific Hotel (KLIA)に宿泊したほうが良いだろう。12時間滞在すると宿泊費も馬鹿にならないし、なによりも退屈だから・・・・。 |
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搭乗口C5の隣にある トランジットホテルの入り口 |
スタンダードルームはRM120 6時間仮眠するだけなら十分 |
衛生的なバスルームだが アメニティの類は一切無い。 |
(2004年5月15日) |