ナシカンダー
 

     
マレーシアにはナシカンダー(Nasi Kandar)呼ばれるカレーがある。直訳すると「竿飯」。昔インディアンモスリムの行商人が、竿にカレーライスを下げ行商した事がその名の由来である。現在は街の屋台で手軽に味わうことが出来る。ナシカンダーはココナツミルク、ガラナマサラ、ターメリック、等の香辛料が効いており、日本のカレーとは全く別物である。ナシカンダーに比べると日本のカレーはまろやかな「ビーフシチューごはん」と言ったところだろう。値段は具の量にもよるがRM45くらいである。料理の写真はクリックすると拡大画像が見れます
     
     
「バリエーション」

ナシカンダーにはチキン(Ayam)、ビーフ(Daging)、魚(Ikan)、エビ(Udang)、イカ(Cumi Cumi)、等のバリエーションがあり、それぞれ独特のカレー(Gravy)で味付けがされている。付け合せには野菜、卵、干魚、等がある。中華料理同様45人で行くとバリエーションが味わえる。一人の場合は中華「経済飯」同様盛り付けてもらい、数種類のグレービーをお好みで掛けてもらう事になる。ちなみに「一口サイズの肉」や「背わたを取ったエビ」などという上品なものではなく、「骨付きチキン」、「殻付きエビ」である。
     
通常メインディッシュは「チキン」
辛・中辛・マイルドの3種類あり
酸っぱくてとても辛い「フイッシュ」
付合わせはレディーフィンガー
「エビ」は意外な美味さである
お値段は少々高め
     
比較的マイルドな「イカ」
脇役かな?
チキンに飽きたら「マトン」
柔らかく煮こんである
カレールーに相当する
数種類ある「グレービー」
     
     
「さあ食べてみよう」

まずはフォークとスプーンで具を崩し、ご飯の上に乗せる。通常、ライスはプレーンライス(Nasi Putih)、トマトライス(Nasi Tomato)がチョイス出来る。お好みでグレービーをかけて混ぜながら食べる。辛ければ野菜やフライドエッグを混ぜるとマイルドになる。ローカルはこれを手でぐちゃぐちゃ混ぜながら、実に器用に食べる。それを見ると汚らしくて不味そうだが、騙されたと思って一度食べてみて欲しい。これがとっても美味いのだ。レストランによっては皿の変わりにバナナリーフに乗って出てくる。チキンやエビは慣れないとワイシャツにシミを作る事になるのでご注意。
     
付合わせのキャベツは
辛さを和らげマイルドにする
こんな感じで混ぜながら食べる
ライスは「トマトライス」
一人前だとこんな感じ
あらかじめ盛り付けられる
     
     
     
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