パースでのダイビング
 

「ソレントクエー・ダイブショップ」

20世紀最後のダイビングは、休暇で訪問した西オーストラリアのパースである。事前にインターネットで現地ダイブショップ Sorrento Quay Dive Shop にコンタクトし予約を入れておいた。このショップはパースから車で20分ほど北に走った「ソレント キー」という桟橋はずれのヒラリーヨットハーバーにある。この桟橋には水族館、遊園地、ショッピングセンター、等を備えた観光スポットとしても有名である。

ショップのアレンジするファンダイブは12回出港する2時間のローカルダイブ(1ダイブ)と週末のみのロットネスト島のボートツアー(2ダイブ)の2種類である。料金はローカルダイブがAUD28、ロットネスト島はAUD65である。尚、機材レンタルの場合はローカルダイブAUD80、ロットネスト島AUD115になる。ショップのオーナー夫人はマキさんという日本人女性で、10人近いワーキングホリデーの日本人スタッフがいる。今回はスケジュールの関係でローカルダイブ2回にした。

「温帯の海はとにかく寒い」

初日のポイントはヨットハーバーからボートで15分、スカボロビーチ沖約1kmのリーフ群「マリンパーク」である。日本人スタッフ「ショウコさん」に一通り説明を聞いた上で、5mmのウエットスーツをレンタルし、初回のみガイドをお願いすることにした。この日は朝から強烈なオンショアで水面も荒れて、ボートはロックンロールである。そしてとうとう雨が降ってきた。ポイントに着くとジャイアントストライドでエントリー、カレントラインに沿って約8m潜行する。パースは温帯地域でありマレーシアの熱帯の海とは違い水温は20度である。海底の様子は海草が生茂り伊豆の海に近い。透明度は10m程度である。熱帯の海で御馴染み珊瑚やカラフルな魚もいない。そして何よりも寒い。30分のダイブを終え、消耗しきってボートに上がる。

翌日天候は少し回復し、雨も上がった。今日のローカルダイブには、ワーキングホリデーの日本人スタッフが大勢乗り込む。私のパディはそのうちの一人「オサムさん」である。2回目ということもあり昨日よりはリラックスできた。>Dive Log


ソレントクエー・ダイブショップ

ローカルダイブから戻った「ショウコ」さん。

広大なインド洋を望むパースのビーチ
     
2日間じゃ堪能できない」

マレーシアの熱帯の海しか知らない私にとって、パースの海は寒くて何もないところであった。ただし広大なインド洋に面したこの地域は、海洋資源が豊富で大物に遭遇するチャンスも多い。シュノーケリングでは「イルカ」や「アシカ」が近づいてくるし、季節や地域によっては「ジンベイザメ」や「マンタ」がかなりの確率で見ることができる。そして極めつけは「ロブスター」を一人8匹までは獲って良いことになっている。たった2回のローカルダイブでは、ウエストオーストラリアの海は語れないのである。

(20001231日)

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