ダイブマスターへの道
 

OPEN WATER DIVER

19999月、ペナンに赴任して1年が経過した。せっかく南国にいるのだから、日本では満喫できない余暇を過ごすべきと考えた。幸いにもペナンにはベテラン日本人ダイバーTEXがいて、いろいろと相談に乗ってくれた。

そこでペナン唯一のダイブショップ Pacific (当時Tanjyung Tokong にあった)にJeff を訪ね OPEN WATER DIVER (以下OWD)の講習を始めた。受講生は私ひとりだったので、Jeff からのマンツーマンの講習であった。指導団体はSSIで、コース内容はオフィスにて学科講習を6時間受講、それと平行してプールレッスン(Air HitamPERMATA Sports Complex)を2回受ける。その後パヤ島にて海洋実習2回受ければ、晴れてでOWDの仲間入りである。最短2週間で取得予定が諸事情(←主にJeffの講義ドタキャン)で3ヶ月以上掛かってしまった。受講料は2回のパヤ島海洋実習費を含めRM1,200程度であった。

尚、現在ダイブショップPacific は閉鎖、代表のJeff Lamgkawi Coral のダイビング部門責任者に就任。パヤ島を活動拠点とし、体験ダイブ、ファンダイブ、Cカード認定コースを運営している。また日本語デスクBlue Marlin Ventures を開設、こちらではTEXが日本語サービスを開始した。

     

マスククリヤ、レギュレータリカバリ
などの基本スキルはプール講習で

SSIインストラクターのJeff
となりは・・・・ノーコメント。

これがSSIのOWD
Certificate
これで私もダイバーの仲間入り
     
     
     
ADVANCED Open Water Diver

2000年になるとパヤ島でダイビングを楽しむメンバーが一人また一人と増えてきた。そこで東海岸に遠征する計画が持ち上がった。ただしダイブツアーに参加するとボートダイブ中心で、ナイトダイブや洞窟ダイブもある。OWD では参加できない事もある。やはりダイビングを本格的に楽しむならスキルアップが必要である。

20006月、そこで再びPacific(当時)の門を叩き、ADVANCED Open Water Diver Certificate (以下ADVANCE)の講習を受けることにした。受講資格としてはOWD取得後、通算24ダイブが必要である。講習はパヤ島への12日ツアーに組み込まれている。講習内容はプラットフォーム下で海洋実習、そのサーフェースインターバルを利用しての学科講習。そして帰りの高速フェリーで筆記試験という超過密スケジュール。タフな講習ではあるが、何よりも短期間で取得できるのが最大のメリットである。受講料はパヤ島12日ツアーでRM450、講習料は各コース(Night/Limited VisibilityNavigationDeep DivingBoat DivingRM250RM1,000。合計RM1,450であった。この時の受講者は「初期ダイビングメンバー」と呼ばれる34名で、これ以降ダイビング以外にも月例宴会、ゴルフ、そして時には仕事でもお世話になった。

そして ADVANCED を取得した我々は、安全を考えオウンギア(重機材)を買う事にした。ペナン通りのHobi-Sports のバーゲン期間に買えば、日本で買うよりはるかに安い事が解ったからだ。私はレギュレーター、ゲージ、BCD、オクトパスを mares で揃えRM3,000で購入した。またフィンランド製ダイブコンピュータ SUNTO SPYDER RM1,350で購入した。

     

ダイブツアーに参加するには
ADVANCED Certificate が必要

ペナンでは銃機材が安い。特に
HobiSportsのバーゲンがねらい目

SSIADVANCED Certificate
     
     
     
DIVE MASTER

ADVANCEを取得し東海岸、タイへの遠征を重ねた我々は、更なるスキルアップと自由な行動を求めていた。そんな最中フリーランスのPADIインストラクターJohn が、ダイビングプロショップSEATRECK をオープン。本格的にダイビングビジネスを開始した。SSI にてStress & Rescue を取得しDIVE MASTER (以下DM)への道を歩んでいた私だが、ブランドの誘惑(←なんたって広末涼子である)に負けてPADI に寝返ることになった。

20031月、私を含め3人の日本人DM受講生は毎週火曜と木曜の夜Air Hitam John のショップに通った。講義はMedic First Aid に始まり、減圧理論やリスクマネージメント等の専門知識が要求される。講義はもちろん全て英語なので、辞書を片手に四苦八苦。筆記試験ではテキスト以外からの出題も多く困難を極めた。これと平行して週末にはOWD 受講生を相手にデモンストレーションスキル、遠泳等の実技が入る。2ヶ月で取得の予定が諸事情(←主にJohnの講義ドタキャン)で6ヶ月以上掛かってしまった。この辛い辛いDM講習の費用はRM2,000、プラス教材費RM500(←テキストもCDもほとんどコピーです)である。

DM講習を受けながら念願のシパダン島へ行き、40mの深海を体験しマンタにも遭遇した。ジンベイやハンマーヘッド等の大物、見たことの無いダイナミックな地形等など、より強い刺激を求めスミラン諸島、ラヤンラヤン、モルジブ、マナド、等に思いを馳せ、とうとうマリンパックも購入した。そしてOWD取得から足掛け4年、なんとか長く険しかったDMへの道にたどり着いた(←実はまだ申請書をPADIオーストラリア支部に提出してないが)。

20038月、私はペナンを離れインドネシア(スラバヤ)に赴任する事になった。バリ島をホームグランドとした充実のダイビングライフが待っている。ところが最後にJohn が言った。 「ダイブツアーに行ったら現地ガイドにDM Certificateを見せない方が良いぞ。君がDM と解ればガイドしてくれなくなるからな。どんなにスキルがあろうと、現地を知り尽くしたガイドには適わないぜ。」 おいおい最初からそれを言ってくれよ。

     

PADIインストラクターのJohn
となりは・・・・ノーコメント。

変態行為ではなく人工呼吸の
訓練です(
Medic First Aid 講習)

遅まきながらマリンパックを購入
デジカメはSONYのP8
     
     
     
(2003年8月26日)

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