KAORU  !HASTA LA VISTA!


 僕が薫から受け取った最後のメール 


  カオルです
 
 今年もよろしくお願いします
 
 大阪の河内長野というところ(ごっつ田舎)で働いてます
 
 原チャリで日本中 走って 有馬記念負けて 金尽きて
 
 妹に お年玉もろて 何とかやってるとこです
 
 給料が 2月にはいらなもらわれへんのがつらいが
 
 一昨日 テレキャスター(エレキギター)を手に入れました

 はよ アンプを買って 癒し系ギタリストを目指したいおもてます

                    カオル
   


中村薫ソングブック

1.クレオパトラをくゆらせて (4:20)

2.リズム (2:02)

3.秋 (6:08)

4.そんなあほな (2:32)

5.お前しかいないよ (5:12)

6.サハラ (8:11)

7.流れ星 (5:30)

8.どないなってんねん (1:59)

9.彩 イロドリ (5:19)

10.DROP−OUT (4:33)

11.君を抱いてもいいですか (5:15)


Total Time (51:19)



 一部、MACOTO プロデュースによる MIDIファイルあり!
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1.クレオパトラをくゆらせて

僕は今 君の憧れの国にいます
美しい絵葉書を買って 君に送ろうと思う

何を書けばいいのだろう 大好きだった君に
かなり時間は経ったけど 君を確かに思い出す

※{
未練がましい男に うつるかもしれないけど
決まり文句だけでの 手紙なら書きたくない
昔 流れ者が君の心に残した

フレーズを一つでも 思い出してほしい
クレオパトラのタバコをくゆらせながら
青いインクで君への手紙を書くよ }


今の君を僕は知らない 今の僕を君は知らない
だけどあの時の君を想って 手紙を書くことにするよ

僕は相変わらずの試行錯誤の繰り返し
久しき君への Love Songs  
今夜口ずさむことにするよ

※ Repeat

いつからだろう
僕らが互いの心の中を
一人歩きを始めたのは あの日のままのはずなのに
書きはじめた絵葉書に 書けない言葉があって
そんな僕の強がり 君はよく知っているだろう
 
※ Repeat

むかし流れ者が君の心に残した
フレーズを一つでも思い出してほしい




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サファリで出会えた人へ
クレオパトラをくゆらせて という歌を今も覚えてますか
あの時のメンバーがいたからあんなふうに歌が育ったんやと思います
ほんまに ショクラン
見送り業を始めてから 長い月日が経ちましたが
いったい何人見送ったんやろ
結構さびしいことが多かったです
     サファリ音楽隊 カオル

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2.リズム 

長い階段を二人で登りながら
君は君のリズムで
歩いたり 走ったり 止まったり

君のその気ままさが
いつも僕を惑わすけど 
まんざら悪い気もしない 
妙な女や君は

※{
僕は僕のリズムで 
唄を唄うことにするよ
君は君のリズムで
ピアノでも弾いてくれたら }

君の服を 脱がせながら 
不思議な感覚が
宿ってくるのはどうしてだろう
君と僕の間に
そんな秘め事めいたものがあるなんて
思いもしなかったけど
自然と一つの布団で
君と僕が眠っていた

僕は君の心を感じられた気がするけど
まだまだわからないんだ
君という一人の女を

朝になれば僕たちはまた
ぎこちないリズムで
社会の中に消えていくよ
妙な話やね

※ Repeat


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3.秋 

歴史のありそうなその部屋で
金髪の占い師とコーヒーを飲んでる

彼女は 僕の コーヒーカップを見て
僕の恋人が泣いていると言った
その部屋の扉を 開けて
ぐるり空を見上げた

どうしようもない事が沢山あるよね
右も左も 前も後ろも 同じに見えてくる

遠い大型漁船が波を立てると
海に浮かんだ月をにじませる
あぁ 風になって
優しさの意味を知りたい

※{
君よ 夏に泣かないでおくれ 
君よ 夏に泣かないでおくれ 

時に泣くのなら
秋のさびしさによせて
思い切り泣いておくれ
 
Ah 僕は月を見てる  
Ah 僕は月を見てる }


あの日と同じように 海辺に花火 
失恋したばかりの少女が僕に話しかける

「あの人が幸せなら 私はそれでいい」と 
涙ぐましい 16才の ”女” だった
無理はしなくていいよ
僕はそう語った


歴史のありそうなその部屋には
もう占い師はいなかった
映りの悪いTVのチャンネルをひねって 
フランス語の古い映画を観ていた

あぁ 君に逢いたい
あぁ 君に逢いたい
それだけさ

※ Repeat2回




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4.そんなあほな 

目を潤ませてかくかくしかじか
僕の背をさすり
「女心のわからない人ね」と
軽くつねられた
愛の言葉を300発も
僕に浴びせかける
そんな女も秋になったら
また心が変わる

※{
そんなあほな! そんなあほな!
そんなあほなことが多過ぎて 
だけど僕は だけど僕は 
何も言われへんやないの
そんなあほな! そんなあほな!
 そんなあほな唄 }

突然フラれた日には
オロオロおろたえて

お酒をガブ飲みゲロ吐き
クルクル狂ったように

心を落ち着け電話をしても
愛想も Nothing!
そやけどなんでそんな女を
今も好きやねん

※ Repeat 2回



<<<<<<<<< 薫のメール >>>>>>>>>>>>>>

スークレで出会えた皆さんへ
二十日 へべれけの酔っぱらいで
三十日 ドンギまり なんちゅう日日や
歩きらーめんは中国では当たり前やったぞ
次はどこでやる?
ボン食アカデミーはおつまみアカデミーとして復活したいですな
嫌なことがあったら そんなあほな を歌ってみてください
あんな覚えやすい歌はないと思うんやけど どない?
カルロスでも 歌いおる
ミオクリナラチョーアホ 懐かしい響きやな
      歩きラーメン隊長
      モーニング男代表
      ボン食アカデミー学長  より

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5.お前しかいないよ 

人に頼るのが 何よりも苦手で
辛い時程 いつも一人ぼっち

わかって欲しくない わかる筈もないと
住み慣れた街を 後にした

また少し痩せた 顔を鏡に
未来は少しも うつらなかったけど
こみ上げてくるものは 只一つ
悔しい程に 素直な心だった

※{
月日は僕に戻るところを
きっと教えてくれていた

お前しかいないよ お前しかいないよ 
お前しかいないよ お前しかいないよ 
お前しかいないよ お前しかいないよ 
お前しかいないよ お前しかいないよ 

Woo woo woo woo }

一人ぼっちの 豊かさはいつも
ひどく凍えそうな 鋭い眼差しで

守らなければ ならないのです
あまりにそれは 美し過ぎるから

もつれた糸を ほどく術も知らず
退廃的なものに こがれたよ

涙まじりに心を砕けば
迎え撃つものが 白日の下へ

※ Repeat

Woo woo woo woo ・・・・・




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6.サハラ 

日は沈み 子供らは帰る 父親の住む家に
おぼろげな足取りで それでも力強く帰るよ
僕は東を向き 西日を背に受けてたたずむよ
遠い故郷 家族のため
手もち無沙汰 手を合わす

ふと見上げたところに
風が空と重なるよ
笑っちゃいけない生活が
ここにもあったから

砂しかない町でも
それはやっぱり変わることなく
ボロボロの車に乗る人が
安いタバコを吹かす
それがまるで一日の終わりを告げるように 

僕は何故か照れ臭かったから遠くを見てた 
遠い山の頂に わずかながら星が見える 
砂に疲れた空が 微笑んでさえ見える

※{
「私の道だ」とさびしげな目をした
ラクダの親子が砂漠を横切る
曖昧な生活の中じゃ何も見えない
本当のさびしさとか 本当の喜びとか }

サハラ Wowoooo 
サハラ Wowoooo

なぜこんなところに 草が生えているのだろう
砂に長い根をはる君に 僕は何も出来ない
僕がミネラルウォーターをかけてやると麗しき

昨日の夢 明日の夢
感じながら生きている 

ジーパンに纏わりついた
砂を払い落としたら 
また次の場所へ行くよ
砂漠の中 突き抜けて

※ Repeat

サハラ Wowoooo サハラ サハラ
サハラ Wowoooo サハラ サハラ
サハラ Wowoooo サハラ サハラ
サハラ Wowoooo




<<<<<<<<< 薫のメール >>>>>>>>>>>>>>

ゆうさんと伸さんへ
サハラが 今も 僕にとっての旅の山場の一つです
ゆうさんとは再会できそうでできへんかって残念でした
先に帰ります 南インドは 飯がうまいですよ
また3人で遊びましょう
あの人名前何やった?ゼンゼン相手せえへんかった日本人
伸さん遊びに行きますよ どんな先生なんやろ

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7.流れ星 

流星に願い事をした 
馬鹿げた事をしたもんだと
思ったりしたけど 
本当の願い事が言えたよ
そんな気がしたそんな気がした

とても悲しいことがあったよ
話し相手もいなかったよ
僕は地図を見たんだ
淋しいところへ 明日行ってみよう

神様の創ったものの上で
思い切り僕は泣くのだ
脳天に今も響く 君のサヨナラ
あの日の涙の訳を 問いただしたい

君が泣いていた夜 僕は唄を唄っていた
遠い月に君を重ねて 唄ってたよ

ma cherie 情熱はいつも 
ma cherie 淋しさの形を
ma cherie 変えてくれるよ
ma cherie 紛らすだけじゃなく

あの日は とても眠れなかったよ
どれだけお酒を飲んでも
空が白み行く前に
願い事を胸に秘めよう

日が昇り 青空には
飛行機雲が流れていた
もしも流星が あれくらいのスピードで
ゆっくり ゆっくりと流れていたなら 

君の願い事を 幾つも叶えただろう
そして今君は 僕の横にいただろう

ma cherie 寂しさはいつも
ma cherie 悪いことじゃないよ
ma cherie その中の力を
ma cherie 信じてごらん






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8.どないなってんねん

※{
どないもこないもないやろう
言い訳だらけの 僕の人生
どないもこないも つべこべ言わんと
はる時は はろや 命を賭けて }


懐かしいもの程 愛しくて
傷つきながら 生きてきた
強がれる自分でいたかったから
僕は逃げていたのかも

※ Repeat

寂しさなど通り越せ
愛したなんて 一つの事実
自然に生きるなんてまっぴらや 
澄みきった目で何が見える

※ Repeat

涙が垂れるまで 言葉はあかん
物事はいつも たいしたことない
徹底的に打ちのめされてから
言うたらええんや

どないなってんねん






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9.彩 イロドリ

新しいものを 追いかけるためには
古いものを 捨てて行けと人は言う
僕はあまりにも 多くのものを
捨ててしまったから

その一つ一つが 宝物だったと
思う時もあるけど
やがて訪れるときの渦に不自然な自分を
横たえてみよう

※ {
独りよがりの高らかな声
心に響かせて
雨上がりの泥を跳ね上げて
走る意味を考えた
}
 
そうやって 心を深く傷つけながら
僕は思うのです 「もう帰れないのだな」 と
想い出に彩を添えて
しみじみと煙草を吸う

君に届けた その唄の意味が
やるせなくも温かく
今もこの胸に生き続けてるから
新しい想いで受け止めてみよう

※ Repeat

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10.DROP−OUT

何がまともかわからない 
寝起きの悪い僕は
朝からしみったれた唄に
感傷的になる

笑ってしまうには
もったいない気もするよ
僕の人生

ええ歳こいて 定職もなく
人生の逆転 祈ってる 
心の豊かさ 独り言
豊かさとは何だ

目の前には階段はない
おりこうさんを装った
あの日はいらない 
あの日はいらない 

※ {
Drop−out 望むも望まざるも
Drop−out 飛び込んだんだ
Ah〜 明日は リキもう
いい気分だ

WooWoowoooo.......}

やりたいことをやりたいだけ
さぁ やってみましょう
それは前向きなんだろうか
女は少しだけ憧れる

口説いた女は やがて
ソロバンをはじいて
なにかに気付く

I love you それでも
僕の肩をささえておくれ
安らぎの あの部屋を
ふるさとと呼んでおくれ

目の前には階段はない
とっくの昔にDrop−out
自分の道くらい
自分で探すさ

※ Repeat

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11.君を抱いてもいいですか

海辺の街 言い尽くされた青さ 
テトラポットから のぞむ水平線
忘れるための女の旅は
淡いもやの中にかすむ 

出会ったばかりの 君の細い首筋に
ふとした僕との つながりを感じてた
淋しい者同士 海を眺めて
帰れない帰れない昔を悟ってた

二人でフェリーに乗って
白い家を見にいった
旅先の小道 僕の心を知ってか
君は僕に口づけた

君を抱いてもいいですか
愛してるなんて とても言えないけど

何の約束もできないけど
抱いてもいいですか
今日は寒い 今日は寒い 


季節はずれの 波打ち際に 
無口じゃいられない 僕がいる
人のいない 白い家の町並
恋人同士みたいに歩いたね

淋しい時に 淋しい所へ行きたい
そんな人間は悲しいね
景色はきっと 儚げなままで
僕らの心に残るだろう

「いつかまた二人で
この島に渡りたいわ」と
大陸に帰るフェリーの中で 
君はただ泣いていた 

君の肩を抱き寄せた 
理由はどうか訊かないでくれ 
同じものを眺めよう 
フェリーは夕焼けに

夕日よ沈まないでくれ 
素直になれない男と 
泣き疲れた女に
柔らかい陰を落とす
それでも寒いそれでも寒い


      COPYRIGHT(C) Kaoru Nakamura


<<<<<<Thank You For Your Nice Songs!>>>>>

これらの素晴らしい詩はすべて故中村 薫の作によるものであることは彼に会った

多くの放浪者、旅行者たちの知るところである。

僕はこの詩たちを中村 薫の死後このまま廃れさせたくなくてこのページに掲載

している。

この度大阪の彼の父を訪ね、僕が以前から待望していた彼の作品集がCDの形に

纏まったものを頂戴した。

今まで耳で書き起こして掲載していた歌詞も、彼の自筆の歌詞カードを元に出版

された冊子に載っているものを頼りに書き直すことができた。

各曲のタイトルなどは全くの想像で仮称していたが、半分は見事に的を外していた

ため、今回故人の意志を反映できてよかった。



あらためて薫の唄を何度も聴きなおす機会を得て、彼が亡くなって8年が経つ

というのに、僕の中ではまったく古びれずに今も彼が生きて唄っているように

新鮮に心に響くことに驚く。

本当に惜しまれる才能を僕たちは手放した。



残された者としてどう生きるか?

彼に邂逅した者として何をするべきか?

「セニョールさん、頼みますわー」 と僕には聞こえる。




<<<<<<<<<<<< 薫と彼の歌を愛する放浪者 >>>>>>>>>>>>>>> ▲INDEX


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