そもそも“世界一の癒しロボット”という基準が意味不明。ギネスブックは何をもって、世界一と認定したんでしょうか。 そして、パロってどんなロボット? と思ったら、こんなやつだった。 通商産業省 工業技術院 機械技術研究所のホームページ そこにはパロという名前は書いてなくて、たんに「メンタルコミットロボ 動物型」となっている。ようするにアザラシ型のロボットで、動いたり表情をつけたりするやつらしい。そういえば、ニュースで見たことあったけど、全然かわいくないし、まったく注目してなかった。 ascii24の「21世紀夢の技術展レポート
」という記事の中で、通商産業省工業技術院が三協アルミニウム工業(株)とマイクロジェニックス(株)と共同開発を行なったアザラシ型ロボット『パロ』と書いてあった。 まぁ、下のニュース本文にもあるように、子どもの人気を集めるのはわからなくもないけど、ギネスブックの編集者たるものが認めるようなものかねぇ? イギリス人の感性はわからんな。
ニュース本文
3月9日 毎日新聞
背中や頭をなでると喜んだり、無視すると怒ったりと、人間の働き掛けに反応するアザラシ型のロボット「パロ」が、8日までに「世界で最もセラピー効果のあるロボット」としてギネスブックに認定された。パロは表情が豊かな上に、体を伸ばしたり、目を開く、閉じるなどの本物さながらの細かい動作ができるという。 パロは産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が開発。(中略) 今年2月からロンドンの英国立科学博物館で日本貿易振興会(ジェトロ)が主催して開かれている「Japan 2001 科学技術展」に展示中。犬の形をしたソニーのロボット「AIBO(アイボ)」などとともに子供たちの人気を集めており、これまでに約9万人が見学に訪れた。
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