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空自機誤射、車とバス直撃

[ニュース本文]　6月25日　YOMIURI ON LINE

　２５日午前１０時５５分ごろ、北海道恵庭市と北広島市にまたがる自衛隊島松射撃場の上空で、航空自衛隊第８３航空隊（那覇）所属のＦ４ファントム戦闘機がロケット弾の射撃訓練中、突然２０ミリ機関砲の訓練弾数十発が発射された。北海道警によると、けが人はない模様。 (14:45)
　午前１１時５分ごろ、射撃場の約１０キロ北にある北広島市富ヶ岡５０９の「北広島リハビリセンター」の駐車場に止めてあった、乗用車やバスの屋根部分などに銃弾が貫通したような痕（あと）があるのを、同センターの男性職員（４６）らが発見、札幌厚別署に通報した。
　同署の調べによると、バスの屋根に銃弾が貫通した痕跡が１か所あったほか、乗用車の後部ガラスが粉々に砕けており、駐車場のアスファルト上に弾痕が８か所あった。
　航空自衛隊千歳基地によると、同機は「Ｆ４ＥＪ改３９９号機」で引き金はピンが固定されたままといい、機関砲の機械トラブルの可能性もあると見て調べている。訓練弾は実弾とは異なり、火薬が入っていないという。
（中略）
　同センターは社会福祉法人「北海長正会」（長沢大七理事長）が運営する重度身体障害者の厚生援護と身体障害者の療護施設で、２００人が入所できる。さらに特養ホームも併設しており、５０人が生活している。 （後略）

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