ママさんバレー、乳がんブロック

2002年7月23日 14:39

  たぶん、この見出しを考えた人は「うまいこと言った!」くらいに思ってるんだろうけど、たぶん、世間的には“苦笑”してる。
 それはともかく、ママさんバレーと乳がんとなんの関係が? ママさんと乳(にゅう)はもちろん関係大アリだから、正確にはバレーとがんとなんの関係が?
 本文を読む。
 ははぁ、乳がんになりやすい年齢層がママさんバレー会員の年齢層と重なるから、という、あまり根拠のない、希薄な理由からこのような事態になったようだ。といっても、たんにピンクのリボンをつけて入場行進するだけなんだけども、それって、まったくブロックなんかしてないやん! まぁ、意図した通り、ピンクのリボンを見た人が「乳がんの検診を受けてみようかな」という気になることを期待しましょう。くれぐれも、間違えて小銭を寄付する気になったりしないことを願います。
 あ、そうそう、全国ママさんバレーボール大会なんてもんがあったのね。しかも、もう第33回。

ニュース本文

ママさんバレー、乳がんブロック 早期発見啓蒙に協力


  乳がんの早期発見に役立とうと、ママさんバレーの組織が動いた。25日から東京で始まる第33回全国ママさんバレーボール大会(日本バレーボール協会、全国家庭婦人バレーボール連盟、朝日新聞社主催)の開会式で、出場チームの選手・役員約1000人が、乳がんの早期発見を促す運動のシンボルマーク、ピンクリボンのバッジを胸につけて入場行進する。(中略)
 00年に乳がんにかかわる医師4人が中心になって立ち上げた「乳房健康研究会」(事務局・東京)によると、日本の女性の乳がんへの関心はまだ低く、しこりの大きさが3センチぐらいになってやっと病院にくるケースが多い、という。30歳から64歳までの女性のがん死では、胃や子宮を抑えて乳房が1位だ。(中略)
 この年齢が、ママさんバレーの会員の年齢層と、ちょうど重なることから、全国家庭婦人バレーボール連盟は5月、今回のアピールを決めた。(中略)
 中西寿子理事長(65)は「ピンクリボンをつけることで、『家族につらい思いをさせちゃいけないから、乳がんの検診を受けてみようかな』と身近な場所で話題になればうれしい。健康維持を大切にする団体として、この運動を世の中に広げていきたい」と話している。

 

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