殺人のピーク年齢は49歳

2001年4月6日 3:04

 殺人者で一番多いのは49歳ってことでしょうか。本当? なんかせちがらい世の中ですな。いや、せちがらい見出しですな。
 で、本文を読む。
 ほぼ、予想通りの内容だけど、あらためて言われるとショックなのが、「凶悪事件の統計でも、49歳は17歳と18歳に次いで3番目に多い」ということ。キレるのは17歳ばかりではなかったんだな。ただし、この世代はもともと人口が多いとも書いてあり、たとえば人口100人当たりの殺人者数とかになると、どの世代が多いんだろうか。


[ニュース本文]

殺人のピーク年齢は49歳 仕事、家庭、老後が不安?

 95年から99年までに全国で殺人(未遂や予備を含む)事件で逮捕、書類送検された容疑者計6499人の年齢(犯行時)を警察庁が調べたところ、49歳が最も多いことがわかった。強盗殺人や傷害致死などの凶悪事件を加えた統計でも、49歳は17歳と18歳に次いで3番目に多い。過労死や自殺など中高年問題を扱う専門家たちは、老後への不安、仕事や家庭でストレスを感じ、人生の岐路に立つ不安定な世代であることが背景にあると分析している。(中略)
 集計によると、5年間で殺人事件で検挙された49歳は185人で、すべての年齢を通じて最も多かった。続いて47歳が164人、48歳が160人、45歳が159人で、40代後半が目立つ。(中略)
 同庁としては、なぜ49歳の殺人が多いのかは分析していない。ただ、今回の統計上の49歳は、主に46年から50年生まれに当たり、年間約270万人生まれた団塊の世代(47〜49年生まれ)とほぼ重なる。人口そのものが多い世代だが、年齢別の人口比でみても、50歳前後の殺人が最も多いという研究結果がでている。


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