4.4人に1人が「ヒヤリ」

2001年2月2日 9:24white_paper.gif

 ここ2〜3日この話題でもちきりのアレ。だと思うけど、知らずにタイトルだけ見た限りでは、なんのことだかサッパリ。4.4人に1人の割合でヒヤリとした人がいるってことなんだろうけど? いったいどんな統計で、またヒヤリの原因は?
 知らない人のために補足しておくと、1月31日に、静岡県上空で、旅客機同士のニアミスがあり、41人が重軽傷を負った。で、よっぽど他にニュースがないのか、NewCardでもその話題ばっかし。
 さてニュース本文を読むと、私の予想に反して、4.4人に1人というのは、そのときの乗客ではなくて管制官の方だった。「やばいケースがあっても検証せず、・・・」とか「監督方法のトレーニングがなく、自己流でやった」とか、怖いことが書いてあるなぁ。事故ったときの被害がでかいだけに、しっかりしてほしい。いや、しっかりしろ。


[ニュース本文]

管制官の4.4人に1人、年に1回以上「ヒヤリ」

 「便数は増えるが、要員は増えない」「やばいケースがあっても検証せず、翌日同じ仕事を続けている」――。全運輸省労働組合のアンケートによると、管制官の4.4人に1人は、年1回以上、航空機同士の急接近などで「ヒヤリ」としている。「自分の管制ミスが原因」と申告しているが、現場の声からは、増える交通量と複雑な航空路に神経をすり減らしている姿も浮かぶ。
 同組合は1998年6月、全国で管制業務に携わる約1800人を対象に、過去1年間に急接近などで「ヒヤリ」とした経験や原因を問うアンケートを実施、1527人から回答を得た。350人が「ヒヤリ」とした経験があるとし、うち32人は「2回以上」と答えた。業務経験別では、「1年以上5年未満」が最も多く、ベテランほど減る傾向がある。 (中略)
 原因について、半数が「自分のミス」とし、背景に「過大な交通量」や「調整不足、誤解」を挙げた。管制官の訓練中に起きたケースは56件あり、「訓練生が多く、集中力が欠けた」「監督方法のトレーニングがなく、自己流でやった」との声もあった。 (以下略)


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