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しばらく歩いていくと、ここだと思う建物を見つけた。赤煉瓦造りの2階建て。フラットみたいだ。呼び鈴を押す。誰も出ない。しばらく立っても誰も出てこない。SueがTimに電話をしているみたいだ。やはりスタジオにはまだ到着していなかった。それで私たちはまた来た道を戻り始めた。すると遠くにMartyらしき人がこちらに向かって歩いてくるのが見えた。彼は近くのカフェに入っていったので、私たちも入ってみると、やはりそこにMartyがいた。私はちょっと緊張した。挨拶は出来てもその先、一体何を話したらいいんだろう? それにまた来たってあきれられるのが不安だったし。 Martyは手にお寿司のパックを持っていた。お寿司が好物だと言う。どうやらランチを買いに行ってたみたいだ。私たちは外のテーブルに一緒についた。彼はおしょうゆをダボダボつけながらお寿司を食べている。Marty、それはちょっと付けすぎじゃない? 彼は表情も話し方も本当に若々しい。だけどそんなMartyもけっこう白髪があったのには内心驚いた。でも、お肌はきれいだし、やっぱりとても45歳には見えない! あと、Marty、もしかして、タバコをやめた? 3年前に見たときは、まだまだチェイン・スモーカーだったけど、今はタバコも持っていないみたいだし。超スリムだった昔と比べたらずいぶん太ったけれど、でも健康的。Martyはとてもグッド・ルッキングだし、ギタリストとしても素晴らしいミュージシャンなのに、とても気さくで、こちらの緊張感もいつしか解けていた。(これがSteveだったらこうは行かないだろうなぁと思う)彼は自分がいかに黒澤明のファンかということを教えてくれた。いくつか黒澤映画をあげていた。私なんかよりよっぽど知っているし、当然見ている。私なんて「7人の侍」と「羅生門」と「生きる」だけだもんなぁ。あと、日本のミュージシャンの名前もいくつか挙げてくれたけど、私は坂本龍一くらいしかわからなかった。けっこう気を使ってくれたのがわかる。 |
![]() スタジオに置かれた器材類 |
![]() 壁に貼られた様々なポスター |
![]() お仕事中のTim。次回シングルは「Telepath」と言っていた。 |
![]() Venetians 時代の若かりし頃! |