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付録1

 

● 付録1:本ソフトをクラッシュ(異常終了)させる画像ファイルについて

PhotoGridで読み込めない画像ファイルがたまにあります。

(1) セルにエラーメッセージが表示される

という場合はまだよいのですが、

(2) PhotoGridがクラッシュ(異常終了)する
(3) システムまでクラッシュ(異常終了)する

ということもあります。

原因はいくつかの可能性があります。
(A) PhotoGridの処理がまずかった
(B) 他のアプリのクラッシュや他の原因のシステムクラッシュにまきこまれた
(C) 画像ファイルがひどく壊れていた

(A)(B)が原因である場合は次回同じファイルを読もうとしたときに成功することもあります。しかし(C)ではこのファイルを読もうとするたびにクラッシュしてしまいます。

詳しく言うと「画像ファイルが壊れていた」というのは「画像ファイルの内容が読み込みソフトの仮定している画像形式(フォーマット)に従っていなかった」ということであり、たとえばインタネットからダウンロード途中で通信をうち切られて尻切れトンボのデータ内容になってしまったファイル等があります。

ややこしいのが「読み込みソフトの仮定している」という部分です。例えば同じJPEGフォーマットでも、ソフトごとに微妙にフォーマットの解釈が異なり、これが原因で互いの画像が読みとれないということがあるのです。

ですから(C)はさらに

(C1) 本当に画像ファイルが壊れている
(C2) QuickTimeでは読めないが、他の一部のソフト(例えばJPEG Viewer)では読める(PhotoGridはQuickTimeを使っています)

という2通りの可能性があります。さらにQuickTimeはバージョンアップごとにこういったまずい点を改良しているので、「QuickTime2.5ではクラッシュするがQuickTime3では読める」「QuickTime3ではクラッシュするがQuickTime4では読める」ということが実際によくあります。まずQuickTimeは最新バージョンをお使いになることをお勧めします。特にQuickTime2.5 は画像読み込みに関して問題が多いので使用を避けてください。

さて前置きが長くなりましたが、PhotoGridがクラッシュした時は次の点に注意してください。

クラッシュを起こした画像ファイルは偶然クラッシュを起こしたのか、いつもクラッシュを起こすのか確認してください。「その他-クラッシュ時の画像ファイル名を記録」メニューをオンにしておくと、PhotoGridは次回の起動時にどのファイルでクラッシュしたかを報告しますので、この画像ファイルをAppleのPictureViewer等のQuickTimeアプリケーションで開いてみます。ここでクラッシュすればこのファイルは「QuickTimeにとって危険な画像ファイル」ということです。QuickTimeを使わずに画像を読む他のアプリでは読めるかもしれませんし、QuickTimeのバージョンがあがれば問題はなくなるかもしれません。ご自分の判断でこのファイルを削除するなりどこかわかりやすいところに移動するなりすることをお勧めします(私はAppleのDiskCopyを使って圧縮しておくことにしています)。PhotoGridはフォルダを一気に読むので、ほっておくとついうっかりまた読み込まないとも限りません。なお、CD-ROMの場合はファイルの移動も削除もできないので以後同じファイルを読み込もうとしないように注意するしかありません。

非常にまれにですが、スライドショーの最中にクラッシュして画面が暗くなったままもどれないことがあります。システムエラーメッセージが表示されていると考えられるので、まずリターンキーを押します。ここでFinderに戻ったはずなのでパワーオンキーを押してからRを押すと再起動することができます。起動音がしたら成功です。うまく行かない場合はやむを得ないのでリセットスイッチを使ってください。



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