西暦20xx年、人類は滅亡のふちにたたされていた。
突如、地球圏に現れた機械軍団によって、わずか数週間のうちに総人口の大半を失い
敵の正体もつかめぬまま、世界はすでに抵抗のすべを無くしていた。
ヨーロッパのとある辺境の地、瓦礫と化した教会の跡にひとりの男がひざまづいている。
「神よ…なぜ御答えくださらないのです。あまりにも無残な…
この無慈悲な終末を…私達は受け入れねばならないのですか…」
傾いた祭壇と十字架の前で
神父ジャン・ジャック・ザビエイルにはもう祈ることしか残されていなかった。
そのとき、天啓がくだった。
『ザビエイルよ、たて』
「!?」
『我が下僕よ。汝に力を与えよう』
「おぉ、我が主っ…我が主よ!我が祈りに御答えくださったかっ!」
ゴゴゴ…
地響きとともに大地が割れ、瓦礫が割れ広がるクレバスにひきこまれてゆく。
割れた地の底から、ザビエイルの眼前に巨大なバトルシップが現れる。
「地下にっ!ああぁっ…教会の地下にぃ!こんなものがっ!」
神の御業(みわざ)は、ザビエイルには理解不能であったが、感涙していた。
『汝の敵を討て』
「ハハーーーッ!」
ザビエイルは、地面に額をこすりつけ、平伏する。
『ゆけ、ザビエイル』
「ぬぅおおーーっ!」
人類最期の希望をのせ、神のバトルシップはいま、絶望の戦いへ飛びたつ。