ラベンダーの育て方


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データ / ラベンダーの魅力 / 種の蒔き方 /
その他の殖やし方 / 置き場所 / 水遣り / 肥料 /
害虫、害鳥 / 花後の管理 / 応用 / 薬効 /
実際に育てた品種






データ

学名:Lavandula angustifolia
科名:シソ科
原産地:地中海沿岸
殖やし方:種(多年草)
播種時期:春、秋
開花期:夏

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ラベンダーの魅力

アロマセラピーではすっかり有名なラベンダー。その香りに鎮静効果があるため、ストレスを抱えた現代人の不眠症の治療に多用されているようです。落ち着いた紫色もまた素敵。
語源は、フランス語で「洗う」という意味で、西洋では昔から洗濯や入浴の際に用いられていたのだとか。
種から育てると、芽を出させるまでは簡単ではありませんが、その後は肥料もお水も控えめで済むので、多少ずぼらな人でもOK。

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種の蒔き方

苗から育てれば簡単なラベンダーですが、種から育てるのはかなり難しいです。発芽率が極端に低く、しかも同時に蒔いてもバラバラに発芽し、中には1年後に発芽するものもあったりします
植付け時期は、春か秋の涼しい頃が適当。いずれにせよ、発芽時期をある程度そろえるためには、種を水につけて二晩ほど置く、または湿らせたキッチンタオルに包んで一週間ほど冷蔵庫に保存するなどの前処理をするのが望ましいでしょう。
前処理が済んだらいよいよ植付けですが、2cmほどの深さに植え、芽が出始めるまでラップ等を被せて日陰に置きます
発芽率の低さを考えると、
いきなりコンテナに植えるよりは、まずポリポット等に植えて、芽が出たものをコンテナに移植した方がいいかもしれません。移植時期は、本葉が出始めた頃が適当です。

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その他の殖やし方

挿し芽が一般的です。初夏に、花穂のついていない新芽を、適当な長さ(5〜10cm程度)に切り、湿らせたバーミキュライトに植えて発根させてから、コンテナに植え付けます。

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置き場所

芽出しは暗所で行いますが、芽が出たら日向に移します。日当たりが悪いとモヤシのようになってしまいます。ここで、「もしそろって発芽しない場合はどうなるか?」という疑問が生じるかもしれませんが、一番最初の芽が出たらすぐに日向に移せばよいと思います。

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水遣り

乾燥を好む植物なので、乾燥気味に管理することがポイントです。土の表面がカラカラに乾くまで待ってから、たっぷりとお水をあげましょう。受け皿には水を残さないように。
日本の梅雨は、雨が多い上に気温も高いので、ラベンダーにとっては耐えがたい季節です。梅雨時は室内で管理した方がいいかもしれません。

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肥料

肥料は、ラベンダーの生育を妨げ、香りを弱めてしまうので、できるだけ与えない方がいいです。

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害虫、害鳥

小さな芽は、
の大好物。高さ数センチに成長するまで網で囲っておくことをお勧めします。
虫に関しては、ラベンダー自体の成分に防虫作用があるので、あまり心配ありません。

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花後の管理

花がまだ全開しないうちに収穫すると、翌年も花を付けます。乾燥させた花は、ポプリ等に利用できます。ラベンダーの香りには催眠効果がありますので、夜寝付けなくて困っていらっしゃる方は是非お試しください。

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応用

ドライポプリ ラベンダーの香りは不眠症に効きますので、安眠枕として利用したり、また入浴剤に入れたり、その用途は様々。
また、乗り物酔いの予防にもなるので、車の中に置いておくのもよいでしょう。
作り方は
こちらをご覧下さい。

化粧水
ラベンダーには殺菌、防虫効果があるため、火傷の応急処置や、虫除けにもなります。

材料:ラベンダー(1カップ)、蒸留水(1〜2カップ)、エッセンシャルオイル(数滴)、エタノール(小匙2)
1. 蒸留水を沸騰させ、ラベンダーを入れて数分煮込む。
2. 冷めたら、全ての材料を入れ、2週間放置する。
3. ガーゼでこす。

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薬効

注意:実際に素人判断で薬を作ることは危険ですので、以下の情報はあくまで豆知識としてお読み下さい。
詳細は、
植物の危険性アロマの作用をご参照下さい。

薬用部位:花部から抽出された精油、乾燥花若しくは生花
適応:食欲不振、神経症、不眠症



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実際に育てた品種

English Lavender



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