まじかる☆アンティーク(Leaf '00)
P天5月号を持ってる方。92Pをご覧ください。『まじかる☆アンティーク』の記事が載ってますよね。注目してほしいのはその紹介文のアタマ。ちょっと抜き出してみます。「今最もノッているソフトハウスの1つであるリーフの新作の情報がいよいよ登場だ。」…思わず赤線引いてココに投稿したくなりましたよ。ノッてる? どこが? 見限られてるの間違いじゃないの? しかもノッてるなんて言葉まだ日本で使われてたの?
さて悪態をついてはみましたが…。すみません。発売日に買っちゃいました。往年の輝きを失ったLeafに突っ込むなんてエロゲーマーの風上にもおけません。そんな僕を軟弱者と呼んでくださって結構です。だだしそのときは井上瑶の声で。プリーズ。
あーどーせオイラはロリだよ。かわいいロリ絵だけで転んちまうよ。フン。とかナンとか言っても心の奥底では大阪Leafにそこはとない信頼を寄せていたことはナイショ。
信頼に応えるデキになっていたかというと、個人的には満足してます。相変わらず音楽いいし。
ヒロインのスフィーは魔法の国からやってきたちょっとチャームな女の子(21歳)。こっちの世界にやってくる際の事故によって魔力の大部分を失ってしまいます。魔力を失うとどうなるか? ロリータバディになります。ロリータバディになるとどうなるか? 身体に引かれて精神も幼くなります。ビバ! 御都合主義! もっとも成長したところでスフィーの幼児性は全く変わりません。ゲーム中スフィーは徐々に魔力を取り戻し4段階に成長しますが、絵の描き分けイマイチできてません。でも僕は許す。スフィーかわいいから許す。
魔女っ娘モノってことで手を出した方も多いでしょうが、実はこのゲームそんなんじゃありません。シナリオ中魔法を使ってドラマが起きるなんてことありません。魔法少女モノのお約束ってありますよね。日々の生活の中で起きるちょっとした問題を魔法で解決したり。正体がばれたらアウトだったり。人語を解するヘンテコな動物が使い魔だったり。魔法使うとき、どこの国の言葉や? ソレ? って感じのヘンな呪文を唱えたり(=バンクフィルム)。盆暮に
スポンサーの要求に応えたり新しい魔法アイテムを手に入れたり。そういうのも一切ないです。事故後のケアということで主人公とロリ魔女との生活が始まるのですが、ロリ魔女というよりは特技魔法のロリッ娘という方がしっくりくると思います。そういう具合ですからシナリオがウスいです。スフィーのメインシナリオなんて起伏もナンもありません。おまけにゲームとしては骨董品店経営シミュレーションという形を取っていて、これまた魔法少女な設定と全然関係ないものになっています。実はタイトルの時点でコレが判明してるんです。「まじかる」と「アンティーク」を☆で繋いでますよね。つのだ☆ひろの昔から、☆にはまったく関係の無いものを繋ぐ接着剤の役割があるのです。…スイマセン。逝ってみたかっただけなんです。
シミュレーションパートは洗練されたグッドデザインな画面が好印象だし、ちびキャラのアクションも楽しいんですが、すぐにルーティン作業化してしまいます。レアアイテムをゲットしようとすれば話は別ですが、そこまでやり込もうという気にさせるSLG的な面白さはないですね。それなりに作りこんではいるようですが。しかもお店を繁盛させても別段それがシナリオに反映されたりはしないんですよね。シミュレーションパートとシナリオが乖離しちゃってます。
確かに過去の魔法少女モノにお店付は多いです。しかし普通お店の部分はあくまでオマケ的なモノであって、魔女っ娘の日々の生活をおっかけるのが主眼となるはず…ですよね。なーんで経営シミュレーションなんかにしたんでしょ?
だからといってダメダメかというとコレがそうでもないんです。このゲームはあくまで娘サンとの会話や突発イベントを楽しむのがメインであって、他の要素ははっきりいってどーでもいいんです。つーか魔法少女モノとして見ることを止めた方が間違いなく楽しめます。娘サンは全部で5人いますが、うじうじメガネと控えめ巨乳は黙殺しちゃって構いません。メガネはともかく巨乳は絶対いけません。しかもコイツ巨乳のクセにおとすのいっちゃんムズいんでやんの。誰がおめーなんかの為に1000万も稼ぐかッつーの。そんなワケですから貧乳幼馴染とスフィー(第三形態まで)をかわいがりましょう。二人ともかわいいよ。マジで。あと一人地味めの娘がいるけど、コイツに関しては後述。
折角の魔法少女な設定が全然活きてないシナリオ。経営シミュレーション部分が全然シナリオに還元されない(巨乳シナリオを除く)ところ。まじ☆アンの問題点は多分この二点に尽きると思いますが、娘サンと主人公との軽妙なやりとりに頬が緩みっぱなしだった僕としては、そんなんでも別にいいやって感じです。表情豊かな立ち絵パターンにすっかりメロメロにされました。僕イベント絵より立ち絵重視派なんで、会話内容と立ち絵がマッチしてるとそれだけで満足しちゃうんです。会話が楽しいものであることが絶対条件なのは言うまでもないことですが。まじ☆アンのドタバタっぷりはその点文句ナシです。
フォロー的なコトを言えば、本来非日常的な存在である魔法を完全に日常に埋没させた最も先鋭的な魔法少女モノのカタチを狙っているのではないか、その為に主人公の日常としての骨董店経営をゲームデザインの根幹に据えたのではないか、繰り返される作業に本来魔法少女モノがもっていた日々の積み重ねを仮託しているのではないか、という感じに受け取れなくもないですが、そんなことも娘サンとの甘美なやりとりの前にはどーでもいいです。
ここまでの文調で予想はつくでしょうが全然エロくないです。ろりィなエッチは犯罪な匂いがプンプンしますが、描写が微笑ましいといいましょうか。ゲームがゲームだしまあこんなモンでしょって感じのエロシーンがほとんどです。だからといって僕がこのゲームでヌかなかったかというとそうでもなく。ここでやっと地味めなアイツ、なつみちゃんの登場です。
僕のツボのひとつに精神世界でのセックスっつーのがあるんですが…。やってくれました。そのものズバリです。てゆーか僕画ぶっこぬいてなつみのドッペルエッチシーン確認してなかったら、こんなに早くまじ☆アンに手ェつけてません。いや、同じ日に買った猫まっぷたつがバグまっしぐらだったのも一因なんですが。それにしてもなつみシナリオはデキが良かった。ふわふわした流れに任せた恋愛関係の雰囲気(←好み)を醸し出しつつ、関係深化の盛り上がりはセックスで! 魔法な設定を活かした無茶なエロシーンはサービスサービスぅ! 魔法の存在で表層を彩りながらその内部で少女の心の成長を描くっつー魔法少女モノの表定番をこなしつつ、身近にある強い力のメタファーとしての魔法の存在っつー魔法少女モノの裏定番もしっかりフォローしちゃったりして他シナリオとは一線を画する読ませるモノとなっています。他シナリオがイマイチなんで相対的に良く見えるのも事実ではありますが。
Leafゲーってコトで色々ナンやカンやと言われていますが、書き出しの部分でも分かる通りホントは僕も言おうとしたんですが、やってて楽しかったし、何よりなつみシナリオが結構良かったんで、僕としてはまじ☆アン擁護派にまわりたいと思います。そんな僕を軟弱者と呼んでくださって結構です。だだしそのときは井上瑶の声で。リピート。
[ 好き好き: 牧部なつみ]
まあシナリオのデキからいって当然ですね。こういう一見掴み所のなさそうなワケ有りの女の子って好きです。