fragility tourのライヴレポ&セットリスト
| 来日公演のセットリストと1月15日大阪城ホールでのライヴのレポートです。 (チケット以外の写真はオフィシャル・サイトから失敬してきました。) ポートランドでの公演のセットリストとライヴレポをアップ。僕のあいまいな記憶に頼ってるんでひょっとすると曲順とか違うかも…(「into the void」が有ったか無かったか…/爆)。 |
| 開演前からすでに僕は異常なほどの興奮状態でした。時折暗幕の向こうで点滅するライトが天井を照らしたり、スモークが焚かれたりするたびに、待ちに待った瞬間が近づいているという緊張感で汗ばんできました。ちなみに僕の席は上の写真で言うと右下の緑色のライトのさらに右下辺り。場内アナウンスがナイン・インチ・ネイルズと言おうとして噛むと、場内から苦笑やため息が漏れました(笑)。スタンド席を見ると予想通りというか、やはり空席が目立ちましたが、なにしろ来日公演最終日、Trentに気分良く帰ってもらおうと思って気合を入れなおしました。 しばらくすると、いよいよあの"pinion"が叩きつけるようなリフを刻み始めました。すかさず立ち上がり、リズムに合わせて両拳を振りかざすと、まるで暗黙の了解のごとく他の観客も一斉に(?)同じ動作を始めます。暗幕が開き、初めて見る生Trentの姿。お、思ったより○○くない!<失礼(笑)。僕はと言えば最初から"somewhat
damaged"のリズムに合わせて飛び跳ねながらTrentの歌に合わせて絶叫。眼鏡がずり落ちる(笑)。 しかし何と言っても山場は"la mer"からのスクリーン映像。向こう側が透けて見える白いスクリーンに写し出されるのは大海原、気泡、魚の群れ…。高波の映像は自分が波に飲まれたと錯覚するような迫力でした。やがて渦を巻いていたものが銀河へと姿を変えたとき、僕は感動で涙。しかも続く曲は"the
great below"、明らかにこの展開は泣かしにかかってます(笑)。「all
of this for you」と歌いながらスクリーンの向こうで、スポットライトの明かりの中から客席を指し示すTrentにまたも涙。ちなみに映像は分裂する細胞、血管を流れる血液、蠢く幼虫、ハエの群れとそれが死んでしまう姿等です。次の"the
way out is through"の曲調が激しくなる所でスクリーン下部に燃え上がる炎が映し出され、まるでそれがスクリーンを焼き尽くすような感じで幕があがると、真っ赤なライトに照らし出されてTrentが登場。あまりの迫力に鳥肌がたちました。 "head
like a hole"を終えて一旦引っ込むメンバー。Charlieはキーボードを粉々になるまで叩きつけて引っ込みました。ところがアンコールを求める観客に対してなかなか姿を現さないNIN。その間、暗いステージ上でLeo達が忙しく準備をしているのが見えました。さんざんじらした後やっとこさ再登場したNINは"TDTWWA"を演奏、ライヴ用にアレンジされててカッコ良かったです。さらに"even
deeper"ではTrentがアリーナまで降りてきてこちらに向かってくるではありませんか。しかし観客が殺到したため、残念ながら近くに来る前にステージに戻ってしまいました。 |
| ポートランドでの公演に行ってまいりました。観客の年齢層は平均20代半ばといったところ。ゴスな人から普通のおじさんまで色々でした。NINの他に前座のA
Perfect Circle、KMFDM、Kiss、Marilyn Manson、Stabs、Tool等のシャツを着た人を見かけました。 今回は日本公演の時とは違って前座としてA Perfect Circleが参加。ヴォーカルのMaynard氏はロン毛のヅラを被り、胸元をはだけてド派手なシャツとおそろいのパンツ姿で登場。水の入ったペットボトルを片手に派手なアクションもなく歌ってました。実は僕、まだAPCの新譜をチェックしてなかったんですが、メロディアスで中々良い曲ぞろいでした。ところが観客の反応はイマイチ。そのせいか終わりから3曲頃にとうとうMaynard氏がキレて、ヅラをかなぐり捨ててマイクスタンドを叩きつけました。それでも怒りは収まらなかったらしく、その曲の途中でステージ上に寝転んでしまうと結局最後まで客席から姿を隠したまま歌ってました。MCでは「早くから会場に来てくれて有難う(やや皮肉気味に?)。NINのニューアルバムもすばらしいから買ってくれよ。」というようなことを言ってたと思います(多分/笑)。 (確か)8時45分頃にAPCの前座が終わると一旦照明が点き、ステージに暗幕が引かれて、それから9時20分頃までそのまま待ちました。ちなみに今回の僕の席は前回同様Robin側のスピーカーの近く、ただし今回はスタンディングで前から二列目辺りでした。 そして、照明が消されると観客の歓声に続いて"pinion"のリフが…徐々に音が大きくなると幕が開き、アイシャドーをして、袖なしの黒のシャツと長ズボンを粉で真っ白にしたTrentの姿…より先に眼が行ったのは、もみ上げ部分を長く残して丸刈りになったRobinでした(笑)。今回はそのまま"terrible
lie"へ…ところが回りの客は思ったより静か。 回りの観客が余りにおとなしいので、これはイカンと思い(?)Trentの方に移動することにしました。"the frail"の曲の始めにはギャーギャー騒いでいた客も("Trent, you are brilliant."って叫んでる人がいた)、曲の雰囲気を察してか途中から静かにこの曲を聴いていたようでした。"the wretched"もサビの部分はみんな合唱(それ以外の部分はともかく)。今回は『the fragile』の曲は歌わない、知らないという観客はそれほど目立たなかったように思いました。 今回、日本公演と大きく違っていたのは、スクリーンに変わって巨大な液晶ディスプレイ(縦5メートル、横1メートルといったところ)を3枚横に並べ、それに映像を写し出していたことでした。"la mer"では水面に落ちる水滴とそれによって作られる波紋、水中から水面を見た映像、水面に浮き上がる気泡、そして水中でじっと眼を閉じて漂っていた女の人のアップや、その人が水面に向かって浮き上がる様子が映し出されました。続く"the great below"では岸壁に打ち寄せる波、水面に足から飛び込む人を上下逆さまに移したもの、その人の水中での様子、赤い花の花畑とその向こうを歩く人等がスローモーションで写しだされました。"the mark has been made"では光り輝く万華鏡のような映像、波打つ水中の様子、それが赤く染まって血液のように見えるもの、その映像に被さってくる炎の映像。曲の最後は"into the void"風にアレンジされていたと思います。 "wish"ではディスプレイが一旦上に持ち上げられ、地面と水平の状態に固定されて照明代わりになってました("la mer"の2曲ぐらい前からもこの状態でした)。"suck"の前にTrentがMCで一言「これは俺のお気に入りの曲のひとつで…」(「…」は聞き取れなかった/笑)。この頃、Trentのほぼ正面3列目辺りに達した僕の回りはさながら修羅場と化し、僕は半ば酸欠、半ば脱水症状でピンチに陥ってました(笑)。 日本公演ではアンコールで歌われた"closer"が先に演奏され、"head like a hole"が終わると、何も破壊することなくメンバーは一旦引っ込みました。今回の公演の全体的な印象としては、びっくりするような意外なことが起こったわけではないけど、Trentは歌詞をトチることもなく(笑)質の高い演奏をしていたという感じでした。 客席から「nine inch nails」コールが掛かったりして待つことしばし、Trentが再登場して一言、「来てくれて本当に感謝している。近いうちにまた(ここに)くるよ。」というようなことを言って"TDTWWA"の演奏に移りました。そういえば今回始めて気づいたんですが、この曲のアレンジ部分のギターソロはTrentが自ら弾いてました。続く"just like you imagined"など、今回はインスト曲が多かったのも印象的でした。そしてライヴでひときわ曲の良さが際立つ"even deeper"と、話題の(笑)"starfuckers, inc."が演奏され、ついに最後の曲"hurt"。この曲の時、僕はTrentの真正面2列目にいたんですが、間違いなく一瞬Trentと眼が合いました(まじで/笑)。その後視線をそらして微笑んだTrentの表情が印象的でした。この曲の最後に、目と鼻を真っ赤にしてすごく充実したような穏やかなTrentの表情を見たときには本当に感動し、来て良かったと思いました。 ちなみに余談ですが今回はNINの皆様、特に何も破壊することはなかったんでキーボードの破片も手に入らず、アメリカ人相手ではTrentの投げたペットボトルを手に入れることも出来ませんでした(涙)。唯一成し遂げたことと言えば、後片付けをしているLeoに手を振ったら呆れ気味に手を振り返してくれました。有難う、Leo!(笑) |