第13話 飲料水再充填ビジネスに見る衛生観念






ジャカルタの高級マンションもしくは高級住宅街にお住まいの方はどうぞ読み飛ばしてください。

また、この文面は同じく飲料水の再充填ビジネスを営む他社を攻撃することを趣旨としていません。

純粋な技術論がベースになっていると先ずは言っておきます。


現在、ジャカルタの様子はよく知りませんが、飲料水の再充填ビジネスは確かに下町で根付いてきている新手の商売であることに間違いはないでしょう。

数々のシステムを色々な人が開発して取り組んでいますが、概要としてまとめた場合こうです。

原水:遠方の山水等をタンクローリーで運んできて一次貯蔵タンクに保存。
処理:フィルタリング処理(通常は3種類の触媒フィルター)後、紫外線装置により殺菌後、マイクロフィルター等で不純物を取り除く...

オゾンと言っているところもありますが、あれは下にも書いていますが、確かにオゾンもありますが、窒素酸化物もあります。

順番として殺菌工程は一番最後に持ってくるものですが、この点がイマイチ理解されていない..マイクロフィルターに溜まった雑菌類はフィルター内でドンドン増殖するのですね...

次に、ガロンの内部の洗浄

私が見てきた方法は以下です。

1.長いブラシが中で高速回転(笑)して掃除している様子

長所:汚れは取れるでしょう..
短所:雑菌は全く取れません。よってそのまま充填すると中で雑菌繁殖が発生します。

2.オゾン水にて殺菌

長所:なし
短所:オゾン水の寿命は非常に短く、仮に濃度の高いオゾン水ができるとしても噴射しただけでは雑菌は取り除けない。クリーンルームで処理しているわけではないので浮遊菌の付着に対して効果なし。さらに短時間で殺菌できる程高濃度のオゾン水であれば現状テフロン以外の材質の材料は腐食されてしまう。(ガロンももちろん腐食します)よって濃度がないオゾン水での洗浄は意味なし。

3.お湯を噴射して殺菌

長所:なし 
短所:無意味..むしろ洗浄室の湿度と温度を上げるためカビ等が発生する。

4.薬品を噴射後洗浄

長所:水だけよりもまし
短所:残留薬品が残っていまい味に影響がある。また浮遊菌に対しては無効。


以上です。

ここで問題になるのはガロンが空になった状態で中に残存している雑菌類です。
これを適切に始末しないと意味がありません。

このような微妙な部分の技術というか配慮がちまたにあふれているシステムにはありません。

じゃぁ あんたのとこは どうしてるのさって?

お答えします。

処理工程は以下です。

1.無菌水のジェット噴射にて内部を洗浄(汚れ/ゴミを除去)
2.紫電(殺菌線エレメント)を直接ガロン内部に挿入し、大腸菌死滅強度の10倍(カビの2倍)の強度の紫外線を放射して内部の雑菌を始末する。
3.紫電を挿入する部屋は完全無菌室で浮遊菌も混入なし
4.殺菌線照射装置で内部を常に無菌化。




これが日本人がマジメに考えた結果です。

こういった小技はやはり日本人だからなのかなと思います。

元来綺麗でない水で洗う..それを綺麗になったと錯覚している人達が開発したものではやはり本質的な部分でどうしてもというのがあるのでしょう。







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