第10話 PDAM配管への汚水の逆流に対する仮説




日本では信じられないことですが、アジアの国々では時々水道局の配管系統に下水の混入という事件が発生します。
通常+圧で圧力送水している水道局の配管にどうして下水が外から侵入してしまうのでしょうか?

はっきりした原因は究明されていませんが、ここに一番可能性の高い仮説を紹介します。

通常同国の水道管は始めから末端に大量の需要化を抱えるとは想像していませんでした。
正しくいうと想像していた需要化を大幅に上回る数の需要があるわけです。
大きな原因としてはマンションやビル郡です。これらは単に需要のマッピングを平面上でのみ行った場合は想定不可能です。

通常圧力送水はヘッド圧(地上にタンクを建設して、そこに処理した水を貯め、地上との水圧の差を利用して送水します。
これはシステム上負荷(使用量)に対して流量制御が容易だからです。
多少使用量が増加し、タンクの水量が減ってもタンクに対して水張りをしてあげれば良く、流量調整は使用量まかせということができます。
高い場所にある家などはタンクの水圧が下がると、どうしても出が悪くなりますが、タンクの水位が回復すると同時に元に戻ります。

これは配管に直接ポンプを接続して圧力送水するよりも容易な制御ですし、タンクの水位さえ見張っていれば良いため比較的多く採用されています。

通常の家(グランドハウス)ばかりであればこれでも良かったでしょう。
問題は高層住宅です。
実際高層住宅は高層なわけで、当然水道局のタンクの水位より高い位置にある部屋にはただ配管を接続しただけでは水は届きません。
よって屋上に貯水タンクを設置して下からポンプでくみ上げてそこからの分配をします。

通常このタンクも水位調整されています。(水位低でポンプ運転/水位高で停止)

これで役者はそろいました。

簡潔に説明すると汚水の水道管への混入は水道管内圧力の低下で地下水や汚水が亀裂の入った部分から逆流するために起こります。
通常水道管が+圧の場合は水漏れだけで済むわけですが、水道管が−圧になってしまったら亀裂から当然逆流してしまうわけです。

そしてこの−圧になってしまう原因が末端の需要化による強制的な水のくみ上げです。

水利用量の多い時間帯にさらに末端でボンプで引っ張られてしまうわけですから、途中の水道管の中の水が不足し、圧力がどんどん下がってしまいます。

供給できる水道局の配管の大きさと水圧にもよりますが、末端に何台ものポンプを設置し引っ張られた場合は(運悪く一斉に..)供給が需要に追いつきません。

これにより汚水が水道管に混入していくわけです。

水道局配管をしようしている地域での感染症感染事例にはこの仮説が当てはまると思います。

確かに高層マンションを除いて、同国の水道は比較的圧力が低いですね..
シャワーが ダー!!!ってでないのでイライラしたことも多々あります。
圧力がないので途中でWater Hearterの火が落ちてしまったり...

地域水道局の水が雑菌に汚染されている。

なぜなのかはこの仮説が説明してくれているように思いました。






Hosted by www.Geocities.ws

1