第4話 いろいろな殺菌方法の長所と短所
雑菌の処理方法として現在考えられているものとして
熱殺菌(煮沸して消毒)
薬品殺菌(塩素などの薬品を使用して消毒)
フィルター殺菌(中空糸膜等のフィルターを使用)
オゾン殺菌(オゾンの強酸化力を利用して殺菌)
殺菌線殺菌(254nmの紫外線を使って殺菌)
バイオ(細菌)を利用した殺菌
ここで家庭でも比較的取り入れやすい殺菌処理方法の長所/短所を考えてみると
熱殺菌(長所)
簡単。ガスコンロ/薪等火さえあればできる。
熱殺菌(短所)
高地の場合は気圧の関係で沸騰温度が低くなってしまうので時間がかかる。
熱耐性菌には無効。
冷却工程が必要。
冷却工程で混入した雑菌類は殺菌できない。
エネルギーコストが高い(ガス代)。
一度に大量の水を処理することができない。(例えば風呂用の水)
対象物が熱に対する耐性のあるものでなければならない。
薬品殺菌(長所)
比較的簡単。
薬品が比較的簡単に手に入る。
一度殺菌したらその薬品の効果により持続性がある。
薬品を混ぜた水を使うことによりその水がかかった部分も殺菌できる可能性がある。
薬品殺菌(短所)
濃度管理が必要。
トリハロメタン等の発ガン性2次生成物がある。
匂いがある。
2次処理が必要(薬品を洗い流す等)。
耐性菌(薬品の効かない菌)ができてしまう。
対象物が耐薬品性材料でないといけない
フィルター殺菌(長所)
比較的簡単。
濃度管理等が必要ない。
取り替えも簡単。
フィルター殺菌(短所)
装置が高価。
フィルターの取り替え費用が膨大。
フィルターで捕まえた菌はそこで繁殖してしまう。(死滅させるわけではない)
紫外線殺菌(長所)
装置さえあれば簡単確実ににすべての菌を死滅させることができる。
耐性菌を作らない。
濃度管理等の必要がない。
エネルギーコストが低い。
維持費用が安い。
2次生成物を作らない。
2次処理(薬品除去)の必要がない。
対象物を変質させない。
紫外線殺菌(短所)
装置が高価。
紫外線を直接見たり膚に長時間照射したりすると危険。
処理した水に二次的高価はない。