'clip02' from txt
clip02
----------進化は、限りない偶然の積み重なりによるものだ。
数限りない競争の中を勝ち抜いてきた特質には、只の偶然だけでない、なにかの力がある。よしんば、偶然だけだったとしても、そのこと自身が力だ。つまり、幸運というパラメータが強い。
こだい地球に遺伝子をばらまき、再構成を果たしたものを勝利者とみなすレース。得られるのは「社会」でのちい。
生まれた時からぺらぺらしゃべる子ども。再構成された賢人らの一人。
ぱずるさ。ゲームだよ。何億というピースの中に、それぞれ自分の持ち札を、何百となくほうりこんでシャッフルする。混ぜてるうちに、誰のてふだが最初にそろうか?誰が一番強いかをきめる、げーむなのさ。
地球のげんせい生物はくいいじがはってたからなあ。構成要素をばらばらにして海に巻くだけで良かったよ。そして、君達の中で、私は断片となって眠っていたわけだ。いつか、100にも1000にもわかれた断片がまたひとつにつどう日を待ちながら。
各断片は、他のとあえる機会を増やすため、自らをコピーする。そして、自然界の中、勝ち残ろうとする。他の断片と積極的にあおうと、活発に動き回る。ある程度集まった断片は、それをまとめて1ユニットなる。ユニットが集まってさらに大きなユニットを作る。おおきくなりすぎると、不安定になって、くずれて、また断片になる。私がすべてをたもって私でい続けるためには、同時にすべてがあつまってないとね。複雑微妙に絡まってるから、なかなかあんていしないんだ。
いちど、90%ぐらいまで集まった時があったな。偶然にも、なんとか安定できてね。それでも、寿命は大したことないし、一度むりしてそせいをしたら、体にがたがきたけどね。2000年ぐらい前。そう、あいつさ。奇跡?ああ、さいこきののことか?ああ、あったよ。90%だから微弱ではあったけどね。俺?もちろん、できるさ。
そんなわりこみのせいで、元来の地球の姿がねじ曲げられた?おいおい、お前達が宅地開発をする時、付近のこおろぎと相談するか?野原でバーベキューを楽しむ時、その下にはえる草の人権を認めてるか?その程度のことさ。
今までにも、クリアしていったせんだつがいるらしいな。山羊の形ではつげんしたもの、蝿のなかで再構成をはたしたもの。
くくく、まだ気づかないかい?
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