★情報収集衛星(IGS)のうちレーダー衛星が故障

 寿命5年予定が4年で故障との事。IGSはUSERS,SERVISバス筐体を流用して製造したとの事ですが、この低コスト・バス筐体を”高度な衛星”へ流用するには無理があるということでしょう。情報収集衛星システム開発には98〜06年度(9年間)までに5050億円が投じられたそうです。国民の安全安心(目的)に対し、これだけの巨費(費用)を投じて得られた恩恵(効果)はどれぐらいのものだったのでしょう?いずれ分析した内容をエアワールドにて発表したいと思います。また、信頼性向上を謡い膨大な予算を費やしたJAXAもETS-8(きく8号)が故障し、通信衛星として、もはや機能できない状況やH-2A、GX、次期固体ロケットが国際動向を無視した戦略無き計画であることも見れば、日本の宇宙は”崩壊過程”にあると言えるでしょう。”お茶を濁して誤魔化す”のではなく、反省して立て直す体制が急務と考えます。

政府の情報衛星、画像送れず 機能停止、収集に「穴」も(朝日新聞)

Japanese Spy Sat Suffers Critical Power Failure(外国宇宙情報サイトSpacedaily)

情報収集衛星 / IGS 

・日の丸衛星とナショナリズム (http://www2.ttcn.ne.jp/~jrfu/si57.pdf

海の研究者:公共事業化する宇宙開発

JavaScriptで人工衛星の位置を表示する(軌道位置がわかります)

USERS、SERVISバス筐体は他に使い方があると思います。これについては、次号にて述べます。また、上記のリンクで気になるのは、宇宙業界以外からも”非難・批判”が出始めていることです。


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