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手作り言葉辞典について

手作り言葉辞典では、ユーザーが疑問に思って検索してきそうな言葉の を載せています。 検索して調べてきそうな言葉とは、ここでは「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」「故事成語」の4つになります。 それぞれの意味は下記の通りです。 古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験から きた社会常識を示すものが多い。 二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。 漢字4字で構成される熟語。 故事をもとにしてできた言葉。特に、中国の故事からできた語。 Powered by 手作り言葉辞典

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肺腑を衝く

【漢字】肺腑を衝く 【読み】はいふをつく 【意味】心に響く、心に深くしみる。 【例文】父母の教えが肺腑を衝く。 「肺腑を衝く」という言葉をご存知でしょうか? この言葉は、心の奥底まで響くような深い感銘を与える、という意味で用いられます。 肺腑を衝く言葉を周囲に伝えられる、という人は、強いカリスマ性を持っている人だと思います。 こうした人がリーダーに立てば、人の心を動かすことができ、後ろをついてくる人は出てくることでしょう。 こうした資質というのは天性のポテンシャルの影響も大きいのかもしれませんが、コミュニケーションを取る上で、出来ることなら身に付けたいスキルでもありますよね。 有能な政治家や思想家といった人には、人の心に訴えかけるような言葉の魔力を持っていたように感じます。 肺腑を衝くような言動が出来るようになるための方法として個人的に考えるのは、自分の思った通りのことを自信を持って伝える、というのが大きいように思います。 簡単のように思えますが、案外これが難しいのです。 見栄を張って誇張したような言動をしてしまえば、必ず周囲に見抜かれます。 これでは人としての厚みが感じられず、言葉の薄っぺらく思われてしまうのです。 勿論人生の経験値も物を言うことではあるので、一朝一夕に出来ることではないのですが、将来人を率いる人間になりたいのであれば、意識して損はないかもしれませんね。

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鼻つまみ

【漢字】鼻つまみ 【読み】はなつまみ 【意味】品性に欠けて嫌われている者。 【例文1】彼は鼻つまみ扱いされている。 【例文2】身なりが毎日同じで鼻つまみだ。 新卒で入社して一番嫌いだったのが上司でした。男性なのですが、何故か妙に女性に突っかかってくるのです。当時同じ部署に配属された女性の新入社員は3人いて、男性が5人いました。男性の方が多いのは男性が女性よりも優れているからだとか、本当に豆鉄砲を食らったような表情になってしまう、微妙な発言ばかりを繰り返していました。こんな人ですから部署にとっては鼻つまみ者。皆さんあまり相手をしていないというのは見ていてすぐにわかりました。しかし、それでも当の本人は全く気付かずに嫌な発言を繰り返しているのです。 一番困ったのは仕事の邪魔をされることでした。ただの嫌な奴、なら適当にかわして知らんぷりをしておけば良いのです。しかし、仕事にちょっかいを出してくるんですよね。書類を作っていればこれは見にくいだの文句を言ってきます。それがフォーマットなので変えるわけにもいきませんし、そもそもただ難癖を付けているだけです。資料を取りに行こうとすればサボるなと言いますし、本当に面倒でした。 この上司、数年経ってから左遷されました。鼻つまみ者だった上司がいなくなったことで一気に部署の成績が上がったのには笑ってしまいました。みんなイライラしていたんですね。

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話半分

【漢字】話半分 【読み】はなしはんぶん 【意味】話の半分は嘘や大げさが多いので半分聞いておく。 【例文1】嘘っぽいので話半分で聞いとく。 【例文2】上司の話は大げさで話半分だ。 夫の母親、つまり私の姑はとにかく話が大きいので有名です。本人は全く悪気がなく、話を大きくしている気もないのですが、まともに聞いていると後で「え、あれって希望的観測な話だったの?」とか「え?もっとたくさんの人が来るんじゃなかったの?」とか驚かされる事があるので、話半分に聞くくらいが丁度よいと、結婚1年目で学びました。例を挙げると、結婚当初、姑から言われたのは「マイホームを買う時には私が援助するからね」という言葉。お義父さんが残したお金もあると聞いていたので、かなりあてにしていたのですが、ふたを開けてみると微々たるもので、それを使ったら将来の生活どうするの?という金額でした。また、「孫が生まれたらすぐに手伝いに行くからね」と言われて、これもかなりあてにしていたのですが、習い事だの友達のランチだのを優先されて、手伝いに来てくれたのは生まれて1ヶ月の間に2日だけでした。夫はさすがに自分の母親の事を良く知っているので、姑が何か言い出しても、ハイハイという感じで聞き流していたり、真に受けている私のそばに来て「話半分にな」と耳打ちしていくのですが、慣れないうちはすぐに信じてしまっていました。今のところ、話半分に聞いていれば実害がないのですが、ちょっと姑の将来が心配だったりします。 今一つ信用のおけない人の言う事を鵜呑みにせずに聞く事を「話半分」と言います。「あいつのいう事はいつも大袈裟だから、話半分で聞いておけばいい」や「彼女の話は半分もアテにならない」など、信頼に欠ける場合の気持ちの有り様でもあります。人によって尾ひれが幾つも付いたり、今で言う「話を盛る」など全部嘘ではないにせよ、小指の爪位の事を原型が判らない話にしてしまう時があるのです。そういう話こそ大体半分だけ信じれば良い位の気構えで聞いておけば、あまり差し支えはないと思います。諺の「逃がした魚は大きかった」などはまさにそういう事なのです。小さな魚を恰も大物が掛かった風に話し、大物過ぎて釣り上げられなかったと言われても、その光景を誰も見ていなければ信用する事は出来ないのです。どっちつかずな話ならまさに「話半分」信じれば良いですし、相手を必要以上に蔑む事もしなくて済みます。「話半分」な事を言う人も、決して悪意を以ってそんな話をしている訳ではないでしょうし、只単に話を盛り上げる演出でしかないのだと思います。中には悪気なく全くのデタラメ話をする輩もいますが、そういう人はハナから誰にも相手にされていないでしょう。くれぐれも自分が「話半分」なヤツと思われたくはないものです。

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畑違い

【漢字】畑違い 【読み】はたけちがい 【意味】専門の分野が違うこと。 【例文1】ここの医院は外科専門で内科は畑違いです。 【例文2】畑違いの職に就く。 それまで特にやった事がなく、予備知識もない分野に取り組む場合の評価を「畑違い」と称します。「バスケット選手が野球選手になろうだなんて、畑違いも良い所だ」や「理数系の自分には、歴史の事は畑違いで管轄外」となります。畑違いと言う位で、元々は栽培する野菜の品種によって育て方が違うから、農家さんでも取り扱わない野菜の栽培法を知らない場合もあって然るべきですし、そこから派生し職種や競技が似ていてもやった事のない事はわらないし、それをなぞって「畑違い」という様になったと思われます。端から見て、博学な人だからどの分野にも精通しているとつい思ってしまいがちになりますが、幾ら物知りであっても触れた事のない分野は知らない筈ですし、先入観で訪ねても判らないと返答されるのが当然かもしれません。携わっていない知識なのですから、知っている訳がないのです。スポーツの世界ではスピードスケートと競輪の2種目を選手としてこなされた方もおられ話題になりましたが、そんな方でさえ全ての競技を網羅されてはいませんし、自分の興味が向いている事だけに特化していたに過ぎません。学問でも理系と文系に分かれるとよく言いますが、どちらかに特化した人に逆の質問(文系の人に関数の事の様な)をしても思い通りの答えは返って来るとは思えないのです。「餅は餅屋」と言いますし、質問されたり任されたりする側もきっと困惑するばかりでしょう。

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裸一貫

【漢字】裸一貫 【読み】はだかいっかん 【意味】体一つ以外資金の何もない状態から築きあげる。 【例文1】脱サラして裸一貫で居酒屋をオープンした。 【例文2】父が裸一貫で築いた工務店を継ぐ。 いつからこんな考え方をしているのかは思い出せませんが、私が気が付いたら無欲な人間になっていました。子どもの時は「あれが欲しい!これも欲しい!」と常に考えていて、クリスマスプレゼントから年始のお年玉と連続して金品が手に入る年の瀬が大好きでした。そうして強欲な幼少期から思春期までを過ごした後、多分成人するときくらいには欲しかったあれこれを手に入れても大して感動もしなくなっていて、物やお金に対する執着が日々薄れていきました。無欲という言葉の響きはとても良いですが、実際になってみると私の場合のそれは無気力と似たもので、いつかはホームレスになってもいいかなという退廃的な考え方をするようになりました。仕事も何もかもを辞めて貯蓄を食いつぶし、そしてとうとうこの冬に裸一貫になりました。 一貫がどれくらいの価値あるものなのかはわかりませんが、果たして私の裸にはその一貫の価値があるのかしらと、冬に裸一貫というのは寒々しい感じもするが面白いなと他人事のように思いました。もちろん言葉そのままのように衣服もすべて持たず、家もなく本当に身一つというわけでもありませんが、現代では貯金がゼロになったというのも裸一貫に近いのではないかと思います。同年代の友人には呆れられ、一体何を目指しているのかと言われました。こうなってから今思うのは、ふつうの暮らしが一番良いのだろうという事です。普通に朝起きて、昼は働いて夜は帰宅して眠る。普通に人並みの暮らしを目指す、それが来年の私の目標です。無欲すぎても駄目になります。お金はせめて毎日たばこを買っても余裕があるくらいは稼ぎたいものです。 私は20代の頃、仕事や生活面など全て上手く行かず、悪い環境の時期があり辛い思いをしました。 そんな時、裸一貫でやり直したら徐々に道が開いていき、当時問題と感じていた事が改善され人生の立て直しに成功した経験があります。 この経験で身についた事は、目の前にある壁から逃げず正面から向かい合い一つずつ解決する大切さについてです。 生きていく上で様々な問題にぶつかりますが、そんな時大抵逃げて通りたくなるかと思います。私も若い頃は、嫌な事から逃げ対応を後回しにしていて、余計解決に時間がかかる体験をしました。 しかし、裸一貫人生のやり直しをしてからは、問題から逃げず向き合うようになったので、ゆっくりながらも解決しながら前に進めるようになりました。 こういった体験から逃げないで向き合うことの大切さを学び、子供にも考え方についてアドバイスしています。 特に若い頃は、簡単や楽な方に流れがちになるので、適切なアドバイスや助言をしてあげることは大切だと思います。 私自身あまり助言を受けられない環境で育ったので、子供には可能な限りアドバイスを色々してあげたいと思っています。 ただ、強要や押し付け的な助言はマイナスになるため、その辺を注意しながら子供に伝えるようにしています。 何も見に付けず成功への道に踏み出そうとする心意気を「裸一貫」と称します。本当裸になる訳ではなく、飽くまでも無一文から始める人に向けた言葉であります。「裸一貫から立ち上げた会社」や「裸一貫怖いモノ無し」など先立つものがない中で何かに挑む時は、勢いだけで突き進むしか手はなく、後は成功するまでやり切るしかないという覚悟の表れでもあります。どこか潔さを感じられ、そんな人が端にいれば心の何処かに応援したい感情がつい湧いてしまいます。何かのセリフに「金はないが夢はある」というのを聞いた事がありますが、まさにそういう人こそ裸一貫で何かを成し遂げられる人だと思います。聞き様によってはその人を少し揶揄している様にも思えますが、その人の持つ「やってやろう」という気合が見縊りそうになる気持ちを打ち消してくれるのです。そういう人の湧き立つようなやる気は周りにいる人を感化し、その輪が広がればその人は最早裸一貫ではなくなり、大きな成果を生み出した成功者へと様変わりしているのです。誰もが情熱だけで成功する訳ではありませんし、やはりそこには冷静に状況を見極める目を自身が持つか、信用出来る人の中にそういうい人がいなければなりません。熱い気持ちと冷静な判断力が合ってこそ、裸一貫でも成功出来る要因だと思います。

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パンドラの箱

【漢字】パンドラの箱 【読み】ぱんどらのはこ 【意味】絶対に開けてはならない箱を渡されたが、パンドラは開けてしまいこの世の災いが一気に沸き起こるというギリシャ神話。 【例文1】聞かない方がいい事だってあるのに自らパンドラの箱を開けてしまった。 【例文2】見るなと言われればパンドラの箱も開けたくなる。 「パンドラの箱」は、開けると災いをもたらすもの、開けてはならないもの、開けるとどうなるか分からないものという意味で「これはパンドラの箱かもしれない」「パンドラの箱を開けてしまったようだ」と言った使い方をします。 この言葉はギリシャ神話が語源とされていて、ギリシャ神話に登場する最高の神であるゼウスが神々に人間の女性を作らせます。その女性がパンドラで「パン→全ての」「ドラ→贈り物」を表しています。このパンドラが地上に行く際ゼウスが災いの詰まった箱を持たせます。開けてはいけないものでしたが、パンドラが好奇心から開けてしまい中から様々な災いが飛び出してきて驚いたパンドラは急いで蓋を閉またことで最後に「希望」が残ったと言われています。ゼウスは初めからパンドラが箱を開けることを知っていて人間の世界に「災い」と「希望」をもたらすために箱に詰めてパンドラに渡したという話からパンドラの箱=災いの箱と言われてきたのです。 ギリシャ神話の中では「希望」がありましたが今では「災い」としてのみ使われています。普段「これは良いことないだろうな」と思う状況と出会うこともあると思います。パンドラの箱だと思う出来事があった際は軽い気持ちで行動し後から後悔しないようにしたいものですね。 触れるとアウト。触れるともう開けたい衝動を抑えられないからです。 そのくらい変な力が働くパンドラの箱。 わたしは今でこそあまり他人に興味がありませんが、若い頃、その誘惑に負けてしまい、開けてしまったことがあります。パンドラの箱。 初めてできた彼氏の家に招かれた時でした。 彼は一人暮らしで何度もお邪魔していました。 彼とは順調で、とても仲良くなんの問題も悩みもなくお付き合いをしていました。 彼がコンビニに買い物に出た時、なにも考えずただ部屋を見回っていました。 本棚なCDを物色したり、タンスの中を見てみたり、クローゼットを見てみ・・・ その時急激に惹かれる箱(まさにパンドラの箱)がありました。ディズニーのお土産と思われる缶の箱でした。 急激に目が離せなくなり、中身がとても気になりました。どうしよう、勝手に見ちゃっていいのかな、いや、どうせくだらないガラクタが入ってんでしょ。 気が付いたら開けていました。 中には写真、プリクラ、アクセサリー・・・までは確認できました。 ハッと我に返り、蓋を閉めてあれは元カノなのか、まあ元カノがいてもおかしくはないよな、ディズニーに一緒に行ったのかな、などといろんなことが頭を過ぎりもうデートどころではありませんでした。 結局元カノだったことがわかり、箱を見たこともバレず、しばらくお付き合いをしましたが、元カノがとても可愛い人だったことで自分自身が比較してしまい、辛くなり上手くいかなくなってお別れしました。 パンドラの箱は開けてろくなことは無いと悟りました。

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半信半疑

【漢字】半信半疑 【読み】はんしんはんぎ 【意味】半分は信じるが半分は疑っている。 【例文1】友人の話は半信半疑だったので、自分の目で確かめに行く。 【例文2】半信半疑で用心深い。 半信半疑とは読んで字のごとく、相手の言い分にすべてが信用が出来ず、半分は信じるが半分はまだ疑っているという意味です。 「あいつの言う事は、半信半疑で信用出来ない」とよく使われているのではありませんか? 私が半信半疑で非常に驚いた事は19歳の時、高校の先輩だった人がバイク事故で亡くなった時です。 国道でトラックの下敷きになっていた人が先輩に似ていたとグループラインで回ってきました。信じがたい話イヤ、信じたくない一心で状況を聞くと、顔ははっきり見えなかったが、二人いてその事故現場と同じバイクが倒れていたとの情報でした。自分の目で確かめるまでは半信半疑で、単なる同じバイクであってほしいと願うばかりで連絡を待ちました。現場近くを通った者から、若い男性二人が救急車で運ばれたと情報を得てから待つこと30分。やはり先輩でした。仕事を終えすぐさま病院へ駆けつけました。意識不明の重体で呼び掛けには全く反応はありません。見舞客が次々にやってきて半信半疑だったが、現実を目のあたりにして絶句した様子でした。4日後一度も目を覚ますことなく天国へ旅立ちました。

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半畳を入れる

【漢字】半畳を入れる 【読み】はんじょうをいれる 【意味】昔、役者の芝居に不満があると敷いていた半畳のござを舞台へ投げ入れた事が由来である。他人の言動に不満がある。 【例文1】半畳を入れたくなるようなお芝居だった。 【例文2】試合内容に半畳を入れる。 半畳を入れるというのは舞台を見ている人が、畳半分になった敷物を投げ入れることを指している言葉です。どこかで見たことあるなと思ったら、大相撲で横綱が負けたときに座布団を投げ入れるのと似ていると思いました。名古屋場所では浅田真央さんが見にきていたときに、横綱が負けて座布団が浅田真央さんの頭に当たったというニュースが流れていました。半畳というのは畳一畳が91センチ×182センチですから、その半分だと45.5センチ×91センチになります。大きさにするとかなり大きいというイメージです。座布団なんかより大きく固そうなので、当たったら痛いのではないかと思います。スポーツの世界でも半畳を入れる人がいますが、野球だと球場内に物を投げ入れたり、お客さんが下りてきて場内を歩き回ることがあります。サッカーの場合、半畳を入れる事態になるとサポーターが暴動起こしたりします。プロレスで半畳を入れるのは見たことがないですが、ブーイングが半畳を入れるにあたると思います。半畳を入れるというのは会話においてもときどきあって、横槍を入れるという意味にも例えられます。人が仲良く話しているのに誰かが話しを遮って突っ込んできたり、話題を変えたりして半畳を入れられることがあるので、半畳は入れないで欲しいなと思います。

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半死半生

【漢字】半死半生 【読み】はんしはんしょう 【意味】死にかかっている状態。 【例文1】交通事故で半死半生から復活した。 【例文】半死半生からの奇跡の生還。 命はあるが体が思うように動かせない状態を「半死半生」と言い、「半死半生の身で何が出来る」というように、人手としてはほとんど役に立たないと判断した人に発する言葉です。状況としては重い病を長年患った寝たきり状態の人か、体に重い外傷を受けた人だと言えます。そういう方々ですから一人で起き上がるのもままならず、残念ながら加勢にするにはどうも具合が良くありません。そんな人達には無理をせず、早く全快に努めて頂きたいのです。本人が無理を押して何かの足しにという気持ちはありがいのですが、体調不良の人は正直物の数には入らず、むしろ足を引っ張るお荷物さんになる事となり、その人のせいで周りにしわ寄せが行き、状況を悪化させる危険もあるのです。ものの例えで「自分は既に棺桶に半分足を突っ込んでいるから」と悪態を突く人がいますが、自らそういう憎まれ口を言っている人程身も心も元気そのものであり、多少の不具合が体に来ていても日常生活に支障をきたしてはいない人です。本当に危ないかなと感じた時は、その不安からそれを認めるのは抵抗を感じられ、つい抗いたくなるものです。気力で何とか状態を維持しているのであれば、そこはやはり療養に専念して無碍な行動をするのは差し控えて頂ければと思います。

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万事休す

【漢字】万事休す 【読み】ばんじきゅうす 【意味】他に方法がない。全てが終わり。 【例文1】結婚詐欺に遭い預金を絞り取られ万事休すだ。 【例文2】業績が落ちて経営万事休す。 万事休すとは手段が尽きてしまい何をしてもだめだという意味です。 あまりこういう状況になりたくはないものです。しかし、このピンチから得た事もあるのも事実です。 私は25歳で結婚して子どもも3人授かりましたが、結婚生活はうまくいかずわずか6年でピリオドを打ちました。旦那には未練なかったのですが、一番の問題は子どもたちの親権です。男の子2人、女の子1人。あちら側にとっては跡取り息子のうえに初孫が長男です。手に職がなかった専業主婦の私に子ども3人育てられるのかときつく言われ、私はまさに万事休す状態です。私がおなかを痛めて生んだ子どもですもの。うちだって初孫です。ネットや離婚経験がある知り合いを紹介してもらい話を伺ったり、情報を集めました。 子どもがちいさいうちは専業主婦だろうと相手にお金があろうとほとんどのケースが母親に親権がある事がわかりました。実家にお世話になる事と親の紹介でパートが決まった事を離婚調停で堂々と話したところ、見事親権は私が取りました。世の中のお母さん、専業主婦だから、若いからと言って子どもを取り上げられると思わないでください。子どもがどちらに付いた方がいいのか調停ではきちんと判断してくれるので諦めないでくださいね。

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反旗を翻す

【漢字】反旗を翻す 【読み】はんきをひるがえす 【意味】従えていた者を裏切る。反逆する。 【例文1】恩師に反旗を翻す。 【例文2】上司に反旗を翻す。 「反旗を翻す」という言葉はよく耳にする人も多いのではないでしょうか?ただ、反旗を翻すというのは元々は「叛旗」という字を使っていました。叛旗というのは簡単に言うと、「謀反を起こす意図の旗」ということで、謀反というのは裏切りとか、そういう意味になります。そして翻すというのは、旗などを風になびかせるという意味があるので、反旗を翻すというのは、裏切りの意味を込めた旗を風になびかせている状態のことを指すのです。つまり、「あなたに忠誠を誓う気はありません」という意思表示をしている状態ともとれると思います。実際、反旗を翻すというのは今まで忠実に従っていた人に対して裏切るといった意味ですし、意味自体は知っている人が多いのではないか?と思います。由来は知らない人もいるかもしれませんけど、漢字から由来を想像しやすい言葉ではないか?と思います。ただ、反旗を翻すという言葉はあまり良い意味ではないので、使う機会が少ない方が良いのかもしれませんが、反旗を翻すという言葉がぴったりなシーンというのはどこかである可能性もあります。普段付き合っている人間がいつ反旗を翻すか?分からないというのはあると思いますし、そういう想定も頭のどこかに入れておくと良いと思います。

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歯を食い縛る

【漢字】歯を食い縛る 【読み】はをくいしばる 【意味】必死に耐えて堪える。 【例文1】暑さや寒さに歯を食い縛って部活を頑張る。 【例文2】受験日まで歯を食い縛る。 歯を食い縛るとは必死で我慢に耐えることです。 私のこれまでの人生は、歯を食い縛る事がなかったように思います。いやないですね。 小学校のころに書道を習う子が周りで増えてきて私もお母さんに頼み込みました。硬筆でも字が綺麗だったので書道もそこそこうまく書けました。飽きてはいませんが、次は友達がかよっているソロバンを習いたくなりました。お母さんに言ったら、本気でなかったらどっちか一つに絞ってほしいと言われました。やったーーという思いで即そろばんに通うことに決めました。何にでも興味を持つが、飽きっぽい性格の私は、すぐにやめてしまいます。そろばんは1級まで取りました。飽きてはいないですが、中学に上がると同時にバレー部に入りましたので通うことができなくなり、ちょうどいい理由ができたとそろばんはやめました。 高校受験にさしかかった時は希望高校に行けそうになかったので努力することもせず難しそうだな、失敗したくないなという想いからランクをさげて小学生のころ習っていたそろばんを武器に商業高校へと推薦入学をなんなく決めました。初めてそろばんを習っていてと買ったなと感じた瞬間でした。 就職も地元の内科事務員で仕事をこなしていますが、何に挑戦することもなく普通に働いています。 楽して生活するこの性格を何とかしたいですが、この性格とはもう20年つき合っています。

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針のむしろ

【漢字】針のむしろ 【読み】はりのむしろ 【意味】非常につらい状況にいる。 【例文1】30年ぶりの同窓会に出席したが、全員既婚者で幸せそうで俺は独身。針のむしろだ。 【例文2】経営が悪化して針のむしろ。 心がいとときも休まらない環境を「針のむしろ」と表現しますが、それがたとえ数時間だけの短い期間だけでも程度によっては気力・体力をゴリゴリと削ってくれます。 特に仕事で大失敗をしでかしてしまったときの状況など、まさに針のむしろと表現できるでしょう。上司は激怒、取引先には平謝り、帰ってきたら上司の説教、同僚からの援護など一切なしと、四面楚歌とは言いませんが、孤立無援、この世の地獄とも思える状況が作り出されます。 顔だけ神妙にして、内面の心は豆腐や糠のごとくにして責め苦を受け流せれば、ノーダメージで済むのですが、小心者にそのような芸当が出来ようはずもありません。客からボロクソに言われ、上司はそれをさらに増幅して言い、ライフポイントはゼロどころかマイナスになりそうです。下手な言い訳も出来ず、逃げることなど尚更に出来ず、身動き一つとれずに責めを受けるこの状況、針のむしろのほうがまだ楽なのではないかとすら思えてきます。 そういえば、ハフォーマンスで針だか釘だかを一面に生やした上に裸で横たわるというのを見たことがあります。均等に力を分散させれば痛くないし怪我もしないというのは理屈では分っていても目の前で実演されると結構な不思議でした。そうしてみると、針のむしろという言葉はいささかながら足りないようにも思えます。我が上司の説教は、適確にダメージを狙ってサクサクと突き刺さってくるのですから、痛くないなど気休めにも言えないのですから。

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針の穴から天をのぞく

【漢字】針の穴から天をのぞく 【読み】はりのあなからてんをのぞく 【意味】針の穴から天を覗いても一部しか見えない。つまり自分の狭い知識で物事を判断しようとする。 【例文1】ネットの情報だけで針の穴から天をのぞく。 【例文2】経験が浅く針の穴から天をのぞく。 【例文3】針の穴から天をのぞいても説得力がない。 田舎に住んでいると近所でうわさ話をされることがありますが、人は針の穴から天をのぞくのごとく話をしているんだなと思います。悪口を言う人達は誰しも自分の物差しでその人を判断します。自分の狭い世界をもとにして、悪口を言い勝手に話を膨らませていくので、まさに針の穴から天をのぞいているなと実感します。会社で社長やっている人でも、近所で誰にも言わなければただのサラリーマンだと思われます。社長クラスになると出勤時間が遅いことがありますが、近所の人達はまた寝坊してるだとか会社をさぼっているだとか、針の穴から天をのぞくうわさを広げていきます。ネットの世界でも似たようなことが起きます。ブログを書いていると、どこかの掲示板に悪口を書いてくる人がいて、何もわかっていないのに自分の小さな知識を元にしてその人を判断してきます。何をいわれようと気にしなければいいのですが、小さな針の穴から世界を見ているんだなと思うと哀れに思えてしまいます。誰しも自分が一番になりたいですし周りの人に評価されたいわけですから、針の穴から天をのぞく気持ちはわかりますが、もう少し知識を付けて人を評価した方がいいのではないのかなと思うことがあります。 狭い世界の中で生活をしていると、どうしても視野が狭くなりがちです。 自分の狭い解釈の中だけで、大きな物事を判断するのは、時には危険なこともあります。 大きな物事を判断する時は、できるだけ広い視野の中で行うようにしたいものです。 「針の穴から天をのぞく」ということわざも、まさにこのことだと言えるでしょう。 会社などの組織の中で、時には上司が裸の王様になってしまうことがあります。 部下はそのことに何も言えずに、ただ表面上は従っているのですが、王様は部下の本心が見えずにいます。 このような状態にならないためにも、普段から円滑なコミュニケーションが大切だと思っています。 仕事の効率を上げて行くためにも、阿吽の呼吸が必要な時もあります。 しかし、社内での特に上下関係の間でのコミュニケーションが取れていないと、仕事にも悪影響を与えてしまいます。 初めから平等な立ち位置では無いので、円滑なコミュニケーションを取ることは難しいかもしれません。 ですが、誰かが誤って「針の穴から天をのぞく」ような、判断を行わないためにも、立場や年齢に関係なく、相手の意見に素直に耳を傾ける姿勢が重要だと思います。 私もそうならないように、十分に気をつけて行こうと思います。

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張り子の虎

【漢字】張り子の虎 【読み】はりこにとら 【意味】竹や和紙の型で空洞になった胴体とは別に頭が動く虎の縁起物。実際使われるのは人が言うことにただうなずくだけの人や能力もないのに威張る者をいう。 【例文1】友人の愚痴を張り子の虎で聞く。 【例文2】口ばかりで張り子の虎。 【例文3】なに聞いても張り子の虎。 張り子の虎は首が動くおもちゃのようですが、存在は知っていますが、実物をいつ見たか覚えていません。 縁起物で、端午の節句の飾りとされたり、またお正月にも適しているようです。 わが子の健やかな健康を祈願する意味があるだけでなく、戦勝、魔除けの意味もあることから商家では大切に飾られていたようです。 しかし正直に言うと、本当に飾っている家があるのかと思ってしまうのです。 首が動く様子が面白いから人気があると、張り子の虎の通販会社が勝手に言ってるだけでは、と勘繰ってしまいます。 というのも今の時代、お雛様でさえ勝手に人数を制限され、せいぜい男雛女雛の二体だけがガラスケースに入って売られています。 もちろん勢ぞろいのお雛様の飾りもありますが、端午の節句はお雛様ほどの派手さがなく、規模もこじんまりとしています。 勝手な見解ですが、今のご時世に兜さえない家も多いでしょうし、張り子の虎がどこの家にあるのでしょうか。 間違いなく昔に比べると、存在感が薄くなっていると思われる張り子の虎です。 ところが、この考えが半分正解で、残り半分は間違っていることを知りました。 そもそも張り子の虎は、住む地域によっては知らない人がいてもおかしくないようです。 たとえば関西では端午の節句にそれを贈る習慣があるようですが、関東では知らない人が多いということでした。 私は関西にも関東にも住んだことがありませんが、一度しっかり、張り子の虎を見てみたいものです。

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波瀾(乱)万丈

【漢字】波瀾(乱)万丈 【読み】はらんばんじょう 【意味】移り変わりが激しい。よく人の人生に例えられる。 【例文1】明治・大正・昭和・平成を生き抜いた祖父の人生は波乱万丈だった。 【例文2】会社倒産で借金の波乱万丈な人生だ。 【例文3】波乱万丈の人生を過ごす。 40数年間という私のこれまでの人生は、自分では平々凡々なものだったと感じています。 子ども時代には多少のいじめはありましたが、だからといって自ら死を選ぶこともなかったし、 ドラマや漫画のようなドラマチックな恋愛の経験もなければ、DVやハラスメントに苦しんだこともありません。 現在も、決して生活に余裕があるわけではなく、子どもを授かることもありませんでしたが、夫婦2人で穏やかに暮らしています。 私の人生はまだ半ばで、今後どのような波乱万丈が待ち受けているのか、それとも、最期まで平凡に過ぎていくのか、それは分かりません。 それでも、今の時点では、波乱万丈な人生を過ごしてきた知人や、有名人が少々羨ましく感じてしまいます。 波乱万丈ということは、幸せな時期だけでなく、不幸に苦しんだ時期もあるということです。 当人にとっては、苦しく、辛い時期だったことを思うと、羨ましいなどとは無神経だということも理解はしているつもりです。 日々を楽しく、のんびりと穏やかに暮らす以上の幸せはない、そう思うことももちろんあります。 しかし、楽しいだけでなく、辛いことや苦しいこともあってこそ、充実した人生といえるのではないか、 つい、そう考えてしまう私は、幸せに慣れ過ぎているのかもしれません。

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腹を割る

【漢字】腹を割る 【読み】はらをわる 【意味】隠し事をせず、本心をさらけ出す。 【例文1】腹を割って話せる友人がいる。 【例文2】父と腹を割って語る。 【例文3】腹を割って話そうじゃないか。 友達と喧嘩をしたときに仲直りするには腹を割ることが大切です。お互い腹を割ることができれば心が開けてくるので、喧嘩をする前よりも仲が良くなることがあります。世界を見渡しても同じことが言えます。北朝鮮とアメリカは仲が悪いですが、腹を割ることで解決できるのではないかと思います。北朝鮮のバックには中国やロシアなどがいるので、腹を割るができてもそう簡単に仲が良くなるわけではないですが、お互いの妥協点を見出して腹を割ることができれば、戦争になることは避けられると思います。中東のテロリストとなると腹を割るのは、さらに難しくなりますが武力に対して武力で解決しようとすると恨みが出てきてしまい、いつまで経っても争いごとはなくなりません。中東のテロリストはイスラム教の教えに従っていると言われていますが、テロを起こさない平和なイスラム教徒だっているわけです。間違った教えを信じてしまってるから起こるわけですが、イスラム教同士でお互い腹を割ることができれば、テロを起こす人達はいずれ平和への道に向かうのではないかと思っています。世界的にSNSが普及しているわけですから、ネットで話し合い民族の壁を乗り越えて、お互いに腹を割ることで争いが少しでも減ればいいなと思います。 腹を割る友達、知人、同僚はなかなかいないものである。私も長年生きてきて腹を割る人は一人しかいません。その他の人には自分のカッコつけたところや、嘘の自分などをいわゆる演じている所があるのです。特に会社関係の人達には自分の本心を見せません。本当はお茶目な自分がいたりするのに、あえてそういうところは見せないのです。嘘の自分です。嘘の自分を演じているととても疲れます。職場では真面目な自分ですから、仕事が終わるとどっと疲れています。それに比べて一人の親友はよく飲みに行ったりしますが、小学校時代からの友達でお互いのことを知り尽くしています。時には仕事の話を腹を割って話したり、異性の話に夢中になったり、飲んでふざけ合ったりしています。本当に貴重な友達と思っています。さんざん自分を出してコミュニケーションをとってスッキリしてその場を過ごします。そして、現実の社会生活に戻って行くわけですが、この友達がいて本当に良かったと思います。妻にも見せない自分、子どもたちにも見せない自分を友達には全てを腹を割ることで明日の活力が出るわけですから。もしこのような腹を割る友達がいなかったら恐ろしいことになっていたと思います。

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腹を探る

【漢字】腹を探る 【読み】はらをさぐる 【意味】それとなく相手の真意を聞こうとする。 【例文1】好きな人はいるのか友人に意中の人の腹を探ってもらう。 【例文2】ライバルの腹を探る。 【例文3】分析して腹を探る。 相手の考えを知る為に、色んな策を用いてその本心を知ろうとする事を「腹を探る」と言います。敵対する相手や仲間に引き入れたい人の心を知る為に、あの手この手を労するのです。特に味方にしたい相手がまずは何を考えているのかを知る必要があり、そこを確認する為の第一段階としてその人物の人となりを調べれば、自ずと策が見えて来ます。気の強い人なら低姿勢に接し、気弱な相手なら時に優しくしつつここぞという時に押してみて、相手の反応を窺います。たまに揺さぶりを掛けるのも、相手の性格を知るきっかけになるかもしれませんし、そうしながら反応が良ければ継続して、どうも手応えが悪いなら別の策に切り替えてみる。腹を探るとは相手の反応を見る事が前提であり、核心に移行するかはそこを確かめてからなのです。果たして自分のペースに相手をうまく引き込めるか否かはこの作業が必要不可欠であり、そこでの反応如何で次の自分の出方が決まって来るのです。出来る事なら最初の段階で失敗はしたくはないですし、ただ反応を見るのに相手を激昂させては却って自殺行為になってしまいます。相手を本気にさせず、出来ればこちらの誘いに乗せるようにしたいのがまさに「腹を探る」であり、お互いにそうする事は「腹の探り合い」となりそれこそジャブの応酬となります。

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腹を決める

【漢字】腹を決める 【読み】はらをきめる 【意味】硬く決心する。 【例文1】彼女と家庭を持つと腹を決めた。 【例文2】家族を守ると腹を決める。 【例文3】転職すると腹を決める。 何か悩み事があったけれど、ようやく腹を決めたというとき、人は変われると思います。というのも、腹を決めるという表現が適しているほどの悩み事というのは、並大抵の悩み事ではないと考えられるからです。もしも「今日の夜ご飯は何にしよう」というくらいなら、『腹を決める』という表現は使わない人が大多数ではないでしょうか。つまり『腹を決めた』ほどの悩み事というのは、それだけその人が必死に考え抜いた結果だとも言えます。 何かをしようと覚悟を決めた人は、やはり以前のその人自身と比べても、何かが違うと思います。このように『やるべきことを持った』人というのは、他の人と比べてみても熱意が違います。腹を決めた人の努力は、他の人とは比べ物にならないことだってあるかもしれません。 とはいえ、その人の努力が必ず実るかというと、それは断言できません。努力が実らないことだってあるでしょう。今までだって多くの人たちが夢を断念してきたと思います。しかし『努力をした』という結果は残ります。もっと言えば『努力ができる』という結果を残しているのです。もし自分が『腹を決めた』ような経験をしていれば、いつか困難な出来事に遭ったとしても「あのとき頑張れたのだから」と、自分の励みになるかもしれないのではないでしょうか。

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腹を固める

【漢字】腹を固める 【読み】はらをかためる 【意味】決断する。覚悟を決める。 【例文1】親元を出て働くと腹を固める。 【例文2】転職すると 【例文3】今夜彼女にプロポーズをすると腹を固める。 「腹を固める」という言葉は覚悟を決める・決心するという意味を持つのです。 人生において腹を固めなければいけない時は非常に多いと思います。 そもそも、何故「腹を固める」という事が覚悟する・決心するという意味合いになるのでしょうか。同義の言葉に「腹をくくる」というものがありますが、こちらは着ているものの帯を締め直すというイメージでなんとなく腑に落ちるかと思います。「腹を固める」というのも同じ意味からきているのかもしれませんが、私個人としては「お腹に力を入れる」という方がしっくりきます。人間の身体には「丹田」という部位(お臍の少し下の辺り)がありますが、ここが人間の気の中心部分であり、それを鍛える事によってメンタルが強くなるという説があります。本当かどうかは諸説ありますが、人生の只中には、なかなか決断しづらい事や、自分ではどうしようもない事も多々あるかと思います。そういう時は「腹を固める」事を意識し、丹田を鍛え、「腹を固める」事を意識するのも良いのかもしれませんね。「腹を固めた」人生は、きっとちょっとやそっとの荒波にも負ける事なく、自分の力で道を切り開いていく事にも繋がっていくのではないでしょうか。 友人は昨年40歳になりました。 友人は母子家庭で母ひとり子3人の肝っ玉母ちゃんです。 上の子二人は就職し、上京しています。 昨年、下の子が東京の大学に行きたいと言い、仕送りをするより一緒に上京しちゃえ!と40歳にして上京する腹を固めるのでした。 生まれ育った関西から40歳で上京するなんて、なんというフットワークの軽さなんだとこちらが心配になるぐらいでした。 彼女は周囲の心配をよそにそれをやって除けました。 仕事はどうするの?長年勤めた会社でしょ?・・・でも昇給もないし、辞め時だったんだわ!とポジティブ。 いや、もう40なんだからそうなかなか簡単に再就職なんてできないよ?・・・大阪よりは東京の方が求人多いねんで!と前向き。 よし、そこまで腹を固めるのなら応援するしかない。 同じ歳のおばさんとして、まあ確かに世帯を二つ持つよりは上の子供たちも東京にいるわけだし、理にかなっているのですが、その決断を下せる勇気がすごいと思います。わたしならなかなか慣れ親しんだところから40を過ぎて出ようという気にはなれないし、食事や環境の変化は精神的にも肉体的にも堪えます。 パワフルで変化も楽しめるポジティブな友人が逞しくもあり、羨ましいと感じました。 彼女はとても楽しい毎日を送っているようです。

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腹を抱える

【漢字】腹を抱える 【読み】はらをかかえる 【意味】おかしすぎて大笑いする。 【例文1】お笑い芸人のネタに腹を抱える。 【例文2】マンガを見て腹を抱える。 【例文3】失敗して腹を抱える。 若い頃は友達といるだけでたわいのない出来事にでも腹を抱えて笑っていました。 テレビの漫才番組のネタを見てもちょっとした事でも面白く感じていました。 若い頃は何の苦労もせず、仕事もプライベートも充実しており、ただただ楽しい毎日を過ごしていたので、全てが面白いと感じていたのでしょう。 ですが、年を重ねる毎に、色々と苦労する思いが多くなり、最近は、腹を抱えるほど笑う事はなくなってきました。テレビ番組を見ても同じような芸人ネタや叫んでばかりいる芸人が増え面白く感じません。家に帰ってもご飯を食べて寝るだけの繰り返し生活となりました。 いつしか周囲から笑顔がなくなったとささやかれた事がありました。心配した友人がカラオケに誘ってくれました。あまり乗り気ではなかったのですが、好意を無下にするわけにもいかず、付き合いました。お酒が入り、次第に仕事のぐちを吐きました。言いたいことはハッキリ言えばいいとのアドバイスで何だかすっきりして十八番も歌って気分がノってきました。ほろ酔い気分になり久しぶりに腹を抱えて笑いました。よし、明日からがんばろうと勇気がわいてきました。友人にはとても感謝しています。

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腸が煮えくり返る

【漢字】腸が煮えくり返る 【読み】はらわたがにえくりかえる 【意味】激しい怒りで体中が熱くなる。 【例文1】夫が借金をしていたなんて腸が煮えくり返る。 【例文2】浪費癖が直らず腸が煮えくり返る。 【例文3】盗難に遭い腸が煮えくり返る。 私は軽度の鬱(他にも精神的な病もありますが、割愛します)を患っています。長期入院もして、それでも今ではバイトをしながら自立をしようとしています。 気分の浮き沈みが非常に激しく季節の変わり目や周りの変化ですぐに気分が沈んでしまいます。 それに対する薬としてパロキセチンという薬を服用しています。 この薬は気分の沈みを解消する薬で、結構一般的な薬ですが。副作用に簡単に腹わたが煮えくり返る(主治医がそう言っていた、冷静に考えるとボケた言い方)。 理屈としては、気分が高揚して自分に自信がつき過ぎて自分の思い通りにいかないとイライラする、という副作用。 実際、私も仕事中に急に上司に対してキレて泣き出すというよくわからない事件を起こしてしまいました。幸いこの職場は病気に理解のある職場なので特に大問題にはならなかったのですが。 結局、パロキセチンの容量を減らして(20から5に)今のところ改善しています。 私の場合は環境に恵まれて少しずつ進んでいますが、人によっては薬で廃人になった患者も多数います。家族は腸が煮えくり返りながらも仕方なく通院をしていると思います。精神的におかしくなったので精神科の病院に搬送したら廃人に、今でこそ少ないですが昔は・・。互いに複雑な世界です。

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腹も身の内

【漢字】腹も身の内 【読み】はらもみのうち 【意味】腹も身体の大事な一部だから暴飲暴食はやめようという戒め。 【例文1】健康に気をつけて腹も身の内。 【例文2】恋人にフラれて今夜は腹も身の内だ。 【例文3】腹も身の内なのでヤケ食いはやめよう。 「腹も身の内」という言葉はあまり使っている人はいないと思いますけど、どういう意味か知っているでしょうか? これは簡単に言うと、暴飲暴食は控えないといけないという意味になります。 詳しく説明すると、お腹というのは身体の中を構成する一要素であり、大切にしないといけないということなのです。 これは現実にも十分妥当する言葉で、健康を気にしている人はかなり多くいると思いますが、それを体現した言葉と言えるのではないか?と思います。 暴飲暴食をすれば、それだけ健康を犠牲にするということが言えると思いますが、食べ物や飲み物というのはそれだけ身体に与える影響が大きいと言えます。 健康に与える影響のうち、食べ物や飲み物というのはかなり大きな割合を占めていると思いますし、そこに気を遣うことで身体全体にとってメリットがあるということが言えると思います。 そういった部分を考慮すると、やはり暴飲暴食は控えて、健康的な食事をしていくということは重要になります。 腹も身の内という言葉を知っている人は少ないかもしれませんが、この言葉の意味の通りに食事をしていくことで、健やかな毎日を送ることができると思いますから、多くの人にとって大切にしてもらうと良いでしょう。

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腹八分に医者いらず

【漢字】腹八分目に医者いらず 【読み】はらはちぶんめにいしゃいらず 【意味】満腹になる前の八分で抑えておくのが体にも良い。 【例文1】我が家の食事量は腹八分に医者いらずだ。 【例文2】健康のためにも腹八分目に医者いらずにしておく。 【例文3】食べ過ぎに注意。腹八分目に医者いらずだ。 ことわざに「腹八分目に医者にいらず」という言葉があります。 この意味は、食べる時に腹八分目に留めておけば、医者に頼らなくても健康でいられる、という言葉通りの意味です。 必要以上のカロリーをとらないことで、糖尿病などの生活習慣病になるリスクを減らして、健康寿命を伸ばすことができる、という理屈からこのような言葉が生まれた、と言われています。 しかし、現代ではその言葉はもう古いと言われていて、今は腹六分目が理想であるという説もあります。 というのも、昔の食事と今の食事では同じ量であっても、カロリーが全く違うのは言うまでもないことです。 そのため、現代の食事で腹八分目だと食べ過ぎになってしまうのです。 腹六分目に抑えることで、平均寿命を1.5倍伸ばすことができ、肌も若々しく保つ効果があると言われています。 腹六分目がどれくらいの感覚かというと、「まだ全然食べられる」というくらいがそうです。 最初はもっと食べたい、と物足りなく感じるかもしれませが、人間の体は生活に順応していくもので、徐々に満足感を感じるようになってきます。 最初はどうしても我慢ができないと思うので、とにかくよく噛むようにして、食べ物をいつも以上に味わうようにするといいでしょう。 健康の為、食べ過ぎる事なく生活していれば体調良く過ごせる状態を「腹八分に医者いらず」と言います。美味しい物が目の前にあったり、空腹が過ぎると食べられるだけ食べようとしてしまうものです。その時は満腹感に包まれ、幸福感で満たされてしまうのですが、そういう食生活をずっと続けていると栄養過多になり、結果成人病を発症する原因になるかもしれないのです。成人病の一つに癌がありますが、漢字の成り立ちが「品を山ほど取ると病になる」と書きます。10代までの成長期には体に良くて栄養のある食品を多く摂取すれば、その分体を縦に大きく出来る可能性がありますが、30代を越えれば代謝も落ちて、摂取する物は脂肪として蓄積するだけになりがちです。それが肥満となり、運動不足を誘発して成人病を発症する流れを生むのです。それを回避する為には、お腹具合を過度な満腹にはせず、物足りない位で留める様に努める事が肝要です。始めの内は物足りなさに苦しむかもしれませんが、段々馴れてくれば空腹感はどうという事が無くなります。もし長生きしたいと望まれる方は、少食を旨とされる事を是非お勧めします。大体美味しい物もあまり食べ過ぎるとありがたみが薄れますし、何より食べ過ぎに良い事など何もないのですから。

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腹の虫が治まらない

【漢字】腹の虫が治まらない 【読み】はらのむしがおさまらない 【意味】激しい怒りがこみ上げてくる。 【例文1】上級生に恐喝されて腹の虫が治まらない。 【例文2】自転車を盗まれ腹の虫が治まらない。 【例文3】ひとこと言ってやらないと虫が治まらない。 親の仕事の関係で海外の高校を卒業したあと、日本に帰国することになりました。 趣味でやっていたことを本格的に学びたいと思っていたので、日本の学校に進学することにしました。 学校についての質問とか、体験入学の申し込みとかは、全部海外からネットで行っていました。 だから、広報担当者とか事務の人にメールを見られることになります。 私がどこの国にいるのか、親が何人なのかなど、当然ですが全部知られていました。 入学してから、とんでもなくびっくりしました。 何と、二年生たちが私の名前を知っていて、「〇〇さんだよね!?知ってるよー」って声をかけてきたんです。 事情を聞いたら、広報の人が私の問い合わせメールを学校の生徒に見せてしまって、フルネームや国の名前など全部教えてしまったのだそうです。 私はプライバシーとかすごく気にするほうなので、海外にいたときも、友達が私が写った写真をSNSに載せてしまったら、消してもらっていたほどでした。 なのにその学校では、ブログに私の顔が大きく写った写真を勝手に載せるし、人のメールを勝手に生徒に見せるし、非常識だなと感じました。 今でもその広報の人にされたことは、腹の虫が治まらないといった思いです。

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腹の皮がよじれる

【漢字】腹の皮がよじれる 【読み】はらのかわがよじれる 【意味】面白すぎて体をくねらせ笑う様子。 【例文1】腹の皮がよじれるくらい楽しかった同窓会。 【例文2】地元で集まると腹の皮がよじれるほど笑う。 【例文3】腹の皮がよじれるほどおかしい。 腹の皮がよじれるとはおかしくて体をくねらせて笑う様子を言います。 誰でも経験した事はあるのではないでしょうか。 私は芸人ネタが大好きでよくテレビを見ています。とくにノンスタイルの事故ネタがお気に入りでネットに投稿された動画を見て腹の皮がよじれるくらい笑います。なんだか気分が乗らないときに見ると元気もわいてきます。 最近彼氏との仲が冷めた感じで毎日つまらない生活を送っているのです。 そんな時高校からの友人がカラオケに行こうと誘ってくれました。 私も久しぶりだったので、パ~と行こうとノリノリでした。 受付を済ませて待っていると、ノリがいいグループ3人がいました。どこから来たのか聞かれ、地元が近かったため共通の友達の話題で意気投合して同じ部屋に変更してもらいました。カラオケではアイの手を入れてくれたり、物まねで歌ったり本当に腹の皮がよじれるほど楽しみました。騒音で聞こえなかったのですが、こんなときに限って彼氏から連絡が来てたりするもんです。3回着信がありました。部屋を出てかけなおすとなんだか怒り気味です。こんな事で怒られるなんて今の雰囲気がブチ壊しです。私は今が楽しけりゃそれでいいと思い彼のことはしばらく無視して歌い続けました。

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腹に据えかねる

【漢字】腹に据えかねる 【読み】はらにすえかねる 【意味】怒りが腹の中におさまらない。イライラが止まらない。 【例文1】腹に据えかねて反論する。 【例文2】尻拭いばかりで腹に据えかねる。 【例文3】ごう慢で腹に据えかねる。 先日、プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズを見ていました。 わたしはパ・リーグファンなので交流戦以外でセ・リーグの試合を観戦することはありません。 わたしの贔屓球団はパ・リーグから日本シリーズに進出することが決まっており、対戦相手が気になったので観戦していました。 セ・リーグ優勝チームの本拠地での試合だったのですが、球場全体が映った時に真っ赤で、広島のファンしかいないように見えました。 球場にはビジター席という敵チームのファンのために確保されている座席があるはずなのに、球場は真っ赤に染まっていました。 しかし、横浜の打席では応援歌もラッパの音も聞こえます。どこかにいるはずなのですが、どこなのか皆目見当もつきません。 しかし、どうしてこんなに真っ赤なのか、気になったのでSNSで聞いてみたところ、これはセ・リーグでは問題になっているらしく、広島のファンがビジター応援席も買い占めてしまうのだそう。 広島の対戦相手のファンは広島でのチケットが買えないそうです。 これには広島以外のセ・リーグファンはかなり怒っているようで各々腹に据えかねる思いがあるようです。 支えてくれるファンを制すのもまた球団、選手なのだと思います。

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腹に一物

【漢字】腹に一物 【読み】はらにいちもつ 【意味】表面には出さないで心の中で何か企んでいる様子。 【例文1】腹に一物を企てる。 【例文2】腹に一物があるような言動。 【例文3】腹に一物があるようだと疑う。 人と接するとき、腹に一物を抱えているような人とは、できるだけ接したくないと考える人が多いでしょう。ですがプライベートならともかく、仕事であるとどうしても、そういった人と関わらなければいけないときもありますよね。そういう人と仕事をするときは、何をすれば良いのでしょうか。 ここは勇気を振り絞って、他の人に相談してみてはどうでしょう。腹に一物を抱えているような人と言うのは、他の人からしても、自分と同様に「できるだけ接したくない」と考えている可能性があります。他の人に相談してみることで、具体的な対策などは練られないにしても『何かあればその人に相談できる』という選択肢が増えます。一人では悩むことでも、他の人の力があれば、解決できることだってありますからね。仮に「自分ができるだけ接したくない」と感じる人のことで、何かしら悩むことができたとしても、相談できる他者がいるのは心強いことでしょう。 人というのは思いのほか、他人のことを見ているものです。自分と同じ見解を持っている人だっているでしょうから、何か他人のことで不安なことがあれば、自分と同じ見解を持つ人に相談してみてはどうでしょうか。一人で抱え込んでいては、解決できるものだって解決できないままかもしれませんから。

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腹が減っては戦ができぬ

【漢字】腹が減っては戦ができぬ 【読み】はらがへってはいくさができぬ 【意味】腹が減っている状態では何事にも良い活動ができない。 【例文1】腹が減っては戦ができぬので、まず美味いもの物を食べてから作業をするか。 【例文2】腹が減っては戦ができぬので腹ごしらえをする。 【例文3】残業になりそうだ。腹が減っては戦ができぬ。 先日うちの近所で近頃人気のお笑い芸人さんのフリーライブがあってですね、会場への入場が先着順だったんですよ。 それで折角なら前の方でネタを見たいと思って、早い時間から列に並んでたんですけど案の定お客さんがいっぱいでした。 一度列から抜けたら後ろでしか見られなさそうだったので約2時間半ひたすら待ちました。 入場開始時刻になるまで暇で暇で仕方がなかったけど待ちました。暇すぎて人見知りなのに危うく前後の知らない人に話しかけるところでした。 それで無事にステージに近い位置に案内してもらえたので良かったのですが、長時間の待機でライブ終了時はもうお腹ペコペコで。 お手洗いに行きたくなったら困るなと思って水分補給も控えめにしていましたし。自分で望んで待っていたとは言え、なかなかきつかったです。 よく「腹が減っては戦ができぬ」なんて言いますが、本当にその通りですね。お腹が空くと力が出ませんし、気は散りますし。 ライブ鑑賞は娯楽だからまだマシでしょうが、これが仕事だったらやってられません。私だったら。やっても効率ガタ落ちだと思います。 たまに朝食を抜いて出勤する人がいると聞きますが、午後まで体力気力が持つのかなって思います。空腹って結構ストレスだと思うんですけど。 私は食べる事が好きなので、一日三食取りたい派です。現代の人はガッツリ食べる人と小食な人、どちらが多いのかちょっと気になります。 日常の中で、よく聞くことわざなんですが意味のわかっていない状態で使われているものというのはかなりの数があるとおもっています。その中で、「腹が減っては戦ができぬ」ということわざをたまに聞くことがあるのですが、これの本当の意味としてはお腹がすいていると良い働きはできない。ということのたとえではあるのですが、今の時代に置き換えていくと、長丁場の仕事の時に、お腹がすいているということは準備がしっかりできていない。なので、しっかりと準備をした後に体調を整え、しっかりとした成果を残しなさいということになります。しかし、私がこのことわざを聞くときにはほとんどこういう意味では使われていないように思います。ケンカの前に、士気を高める的な意味で使っていたり、サボりたいときに「腹が減っては戦ができぬ。っていうし、まずご飯にしましょう」のような逆の意味で使われているような感じで思います。正しく使うということが出来ていないと、すごい恥ずかしいし、馬鹿な人だということで、見くびられてしまうのでしっかりと使えるように逆の意味では使わないようにという事に注意しつつ正しい日本語で綺麗に使えるようになっていけるといいなと思います。 「腹が減っては戦ができぬ」とはお腹が減っていると何事もいい働きができないというたとえです。「戦」は「軍」とも書き、これはお腹が空いていると体に栄養もいきわたらず、何をするにも手につかなくなり良い結果も得られないことから仕事などを始める前にはまずご飯を食べてエネルギーを補給するべきだということです。 使い方として、「今日の仕事は忙しくなりそうだ。腹が減っては戦はできないから今のうちにご飯を食べて腹ごしらえしてから仕事に取り組もう」と言った使い方が出来ます。 現にお腹が空いていると脳が活性化せず、脳がうまく働かないとやる気が起きなかったり、体が思うような動かなかったりと悪循環になります。お腹を満たすことは仕事だけでなく、健康にも大切です。私も仕事の日に朝寝坊してしまい朝ごはんを抜いてしまうとお昼まで集中できず仕事も手につきません。夏場はフラフラしてしまい倒れそうになったこともあります。注意したいのは、腹が減っては戦ができぬと言うからと食べ過ぎてしまうと、次はお腹がパンパンでうまく動けないなんてことにもなりかねませんので、腹八分目におさめることが大切です。食べなさ過ぎも食べ過ぎも良くないということですね。

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腹が立つ

【漢字】腹が立つ 【読み】はらがたつ 【意味】腹ただしい。怒る。 【例文1】いくら言ってもわからずやで腹が立つ。 【例文2】誤りもせず腹が立つ。 【例文3】わがままで腹が立つ。 「なぜ自分は何もしていないのに怒られないといけないのか」と思うことありませんか。自分の家庭は嫁と5歳と2歳の子どもがいるのですが、仕事が終わって家へ帰って、扉を開けた瞬間から5歳の子どもが泣いて飛び付いてきて「ママに怒られた」と泣きじゃくっています。それをまず落ち着かせて「なにに対して怒られたのか」というのを子どもに聞くとはっきり説明できず、「あの、、あれが、、」となってしまいます。仕方なしに嫁に「なにで怒ったんや?」と聞くと不機嫌な顔をして「約束したのにご飯を全部食べないからよ。」と怒り口調で言われました。 この段階でも「なんで俺に向かって怒ってるだ」と少し腹が立ちましたが、我慢して子どもに「約束したのに、ダメじゃないか」と怒るとまた子どもは泣き出した瞬間に嫁の堪忍袋の緒が切れました。洗い物をしていた食器をバンっと置いて、トイレの中に引きこもりました。嫌になったらトイレに引きこもっているというのは聞いたことがあったのですが、その現場に出会せたのは初めてでした。子どもはさらに泣き出します。あやしているうちに子ども達は寝てしまいました。トイレまで行き「寝たから出てきていいぞ」と言うとまた怒り口調で「お風呂も歯磨きもまだしていないのに寝かさないでよ。」と次は自分が怒られました。自分はよかれと思ってやってあげたのに、まさか怒られるとは思っていなくその時は拍子抜けしてしまいましたが、だんだん時間が経つにつれ、腹が立ってきました。どこにもこの怒りをぶつけることができず、悔し涙を流しながら布団に潜り込みました。 毎日電車で一回は腹が立つことがあります。 今朝は駅の階段で腹が立つことがありました。 通常、駅などの階段は中心から右と左で上りと下りに分けられていることが多く、我が家の最寄り駅もそのように分かれています。 でも、せっかく分けられているその階段の矢印の逆側を通行する人がいるのです。 これはなんのための矢印なんですか?と言いたいのです。 このようなマナーすら守れない人に腹が立つのです。 朝からぶつかられてこちらは階段から落ちそうになるし、とても不愉快な始まりでした。 このようなマナーすら守れないような人間は普段どんな生活をしているのか、気が知れません。 どのような親のもとで、どのようなご飯を食べて、どのような環境で育ったのかと不思議に思います。 女性専用車両に平気で乗ってくる男性も腹までは立てないまでも人格を疑います。 そこまでして女性専用車両に乗りたい気持ちって何?と思います。 まあ乗ってもいいと思いますけど、わたしが男性なら絶対に乗らないので、気が知れません。謎です。 それから、人の足を踏んだのに謝らない人の多さに腹が立ちます。 満員電車が常であれど、人の足を踏んでしまった場合は謝るのが当たり前です。 混んでいるからしょうがないというその考えが気持ち悪いのです。 私は現在大学生をしています。 自宅から遠く離れている大学ですが、家庭の事情で下宿ができません。 私は毎日およそ2時間かけて通学しています。往復でおよそ4時間です。 毎日がとてもしんどいです。 帰りに終電があるため、遊ぶこともできずに、バイトもできないのでお金も稼げません。 初めのころは、どうにか通学を楽にできないかと必死に考えていました。 しかし考えるだけ無駄でした。 下宿生たちがうらやましくて仕方ありませんでした。 そんな中で大学生活を送ってようやく大学になれ始め、夏休みがやってきました。 夏休みは地元から出て行った下宿生たちが帰ってきます。 久々に友人に会えるのがとても楽しみでした。 仲のいいメンバーで集まり、ご飯に行きました。 みんな楽しそうな大学生活を送っている様子でした。 みんな楽しく会話している中、私は少しつらかったです。 そんな中一人が下宿がつらいといい始めました。 それにつられてほかの子も同じようにつらいといい始めました。 家事を一人でこなすことがしんどい。 料理がしんどい。 掃除がしんどいなど、いろいろなことがつらいと言っていました。 私は下宿生もやはりつらいのだろうと感じました。 しかし次の友人の言葉に私は腹が立ちました。 それは「実家住みはいいよな。」です。…

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腹が据わる

【漢字】腹が据わる 【読み】はらがすわる 【意味】落ち着いて決心が付いている。 【例文1】事故現場での的確な指示は腹が据わる。 【例文2】転職すると腹が据わる。 【例文3】離婚を決意して腹が据わる。 何かの状況で覚悟を決めなければならない事を腹が据わると言います。 具体例として「義理父母と暮らすと腹が据わる」 「転勤族の夫に付いていくと腹が据わる」などの場面で使われます。 実際に夫と結婚して年老いた母をひとりにしてはおけないという夫の提案に同居を決めた友人がいます。今までの勝手が違うわけですから、生活がしにくいと嘆いています。夕飯や洗濯物の仕方や何かにつけての順番にものすごく気を使うそうです。お互い自分の好きな時間に好きな事をしてきたわけですから、いきなりどちらかに合わせるっていうのは難しいですよね。でもここはお姑さんの意見を尊重しつつ、できない事はできないとハッキリ言ったほうが今後も生活に支障がでないのではとアドバイスしました。私は現在若くして夫に先立たれ現在娘と二人で暮らしております。27歳で未亡人となった時は悲しい気持ちもありましたが、なによりこの子を立派に育たなければいけないと泣く暇もなく腹を据え、育児と教育には力を入れてきました。19歳になった娘を見て今頃、時折なぜか涙が出ます。来年には成人式を迎えるからでしょうか。。晴れ姿を想像しただけでうるうる・ワクワクします。私の役目も今年で終わりです。

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腹が黒い

【漢字】腹が黒い 【読み】はらがくろい 【意味】心の中では悪事を考えている。 【例文1】遺産目当てで結婚だなんて腹が黒い女だ。 【例文2】腹が黒い性格だ。 【例文3】告げ口だなんて腹が黒い。 私が昔通っていた高校に、ふだんすごく明るい感じなのに、腹が黒い女子がいました。 そのころの私は、今ではものすごく反省しているのですが、すぐに怒ったり先生に反抗したりと、ヤンチャな生活を送っていました。そんなときに、ある日教室で授業中に携帯電話の音が鳴りました。学校では使ってはいけない決まりになっているので、先生が「誰のだ」と聞きました。 私の携帯電話ではなかったのですが、真っ先に私が疑われました。何度も何度も否定したのに、周りの男子からは「どうせお前なんだろう。分かってるよ」と言われてしまいました。結局先生からもすごく怒られて、本当はやってないのに…とショックを受けました。実際に携帯電話が鳴った人は誰なのか、その後しばらくは分かりませんでした。 ところがあるときのことです。クラスで明るくて人気者の女の子が私に声をかけてきました。何の用だろうと思っていると、その子は笑いながら「こないだの携帯のやつ、実は私なんだあ。ごめんねー!」と言ってきました。何もしていない私が怒られていたのに、その子はずっと黙っていて、あとになってこんなことを軽く言われたんです。 本当に腹が立ちました。なんて腹が黒いんだろうと思いました。 腹が黒い妹 いつもニコニコと愛想よくしていますが、基本自分のメリットになる人以外とは全くお付き合いをしないし、自分のメリットにならないことはしません。 相手に取り入り、得しようとする気持ちが他の人より少し強い方だと思います。 わたしはどちらかというと、取っ付きにくいとよく言われます。初対面の方には話しかけづらいと絶対に言われます。でも話してみるとそのギャップに驚いてもらえます。 嬉しいです。 でも圧倒的に愛想がいい妹といつも比較され、嫌な思いをしてきました。 わたしはメリットだけを考える生き方はしたくありません。 妹からたまに連絡がきます。妹からの用件はいつも同じです。まずは時候の挨拶から始まります。「久しぶり!最近寒くなってきたね?」それからわりとすぐに本題に入ります。 「いらないものはないか」という用件です。 我が子の使わなくなったものや、着なくなった洋服など昔は全て妹にあげていました。 が、妹がそれをネットオークションで売りさばいていることを知ってから、わたしもフリマアプリで不要なものは売ることにしました。 妹は育児真っ只中で仕事も休職中、収入が少なく自分の洋服を買う余裕がないことを知っていたので洋服などあげていたのに・・・ 使ってくれていると思っていたものは全て売られていただなんて。 腹が黒いのは知っていましたがここまでかとゾッとしたし、それ以来距離を置いています。

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早起きは三文の徳

【漢字】早起きは三文の徳 【読み】はやおきはさんもんのとく 【意味】早起きすると何か良い事が起きるものである。 【例文1】朝の散歩で美女と出会えて早起きは三文の徳だ。 【例文2】静かで勉強がはかどり早起きは三文の徳だ。 【例文3】頭がスッキリして早起きは三文の徳だ。 「早起きは三文の徳」とは、朝早く起きることは良いことがあるということからきたことわざです。早起きすると健康にも良く仕事や勉強もはかどり自分にとって何かしらの利益があることが由来となっています。三文の徳の三文とは一文銭三枚のことでごくわずかという意味となります。三文は現在の価格では100円と同じ価値だとされていて、わずか三文だけであっても朝早く起きることは得るものがあるということから早起きは三文の徳ということわざができました。 確かに朝早く起きると時間にゆとりが出来ます。人間はゆとりが無いと焦ってしまったり物事の失敗や他人に対してイライラするなど悪循環となります。ゆとりがあるだけで人に優しくできるのです。また、朝ご飯をゆっくり食べる時間が出来るので朝ご飯をしっかり食べることは脳の活性化につながり、結果的に仕事や勉強にも大きく関わってきます。他にも早起きをするとホルモンバランスや自律神経を整える効果もありますので健康や免疫力アップにもなります。このように早起きは三文の徳ということわざは確かにその通りで、朝時間があるだけで心と身体にゆとりが出来良いことばかりなので、普段からなるべく早起きをするように心がけることが大切です。 私は以前家庭教師をしていた為、仕事時間は基本的に夕方から夜で、帰宅時間が23時以降になるので寝るのも1時過ぎになり、朝は主人の朝食も用意することなく、出かけたことに気付かないこともあるくらい昼前まで寝ていました。収入も安定していましたし、仕事も楽しかったので辞める理由もなく仕事をしていましたが、ある時なかなか子供に恵まれないことに気づきました。不妊治療を始めてみても、特に大きな異常はなく理由が分からないまま数年が経ちました。 このままではいけないと思い、妊活の為と思い切って仕事を辞め、当時読み始めた妊活の本に書いてある通り、早起きして散歩をするというのを試してみることにしました。夜は22時には寝て、朝は主人と同じ6時くらいに起き、朝食をきちんと用意し7時に一緒に食べ、主人を見送ったらすぐ毎朝40分の散歩に出かけるようになりました。始めは午前中眠いだけで目立った効果はなかったのですが、2ヶ月後には便秘がちだったのが解消され、3ヶ月後には体質が改善され始めやせてきて、半年後には近所の方と挨拶をしたり会話したりするような穏やかな人間関係が築け、約1年後には妊娠しました。 仕事を辞めたということをきっかけに、午前中寝るだけの生活から午前中を活用する生活にしただけで、心身のバランスが取れ、今まで望んでいたことが叶いました。 早起きは三文の徳という言葉を若いときは信じておらず、目先の収入に囚われてばかりで損をしていたなと思っています。今後も今の生活を続け、徳の恩恵を受け続けたいと思います。

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波紋を投げる

【漢字】波紋を投げる 【読み】はもんをなげる 【意味】反響を呼び起こす。波紋を投じるとも言う。 【例文1】政治家の発言が波紋を投げる。 【例文2】SNSで波紋を投げる。 【例文3】問題の動画が投稿され波紋を投げる。 ニュースを見ているとトランプ氏の発言があまりにひどくて波紋を投げるように思ってしまいます。北朝鮮とのやりとりでもお互いプロレスのマイクパフォーマンスをしているかのごとく、波紋を投げるやりとりをしていて日本を始めとして世界の国々が毎回振り回されてしまいます。トランプ氏は議会での発言でも波紋を投げるようなことをしていますが、ツイッターでもよく波紋を投げることしています。ツイッターの場合は多くの人が見るので経済にも影響を与えてしまうことがたまにあります。為替などのチャートを見ているとトランプのツイッターが元で大きく値動きして、チャートが一本線になるのを見かけることがあります。軽々しく発言したのが波紋を投げる形となり世界経済にも影響を及ぼすので、発言するときは慎重に行って欲しいものだと思います。日本ではマスコミが下手に取り上げるので、不用意な発言をして波紋を投げることは少ないですが、たまに大臣が言った言葉で、波紋を投げることがあり更迭されることもあります。頭で考えないで口先だけで物事を言う人は波紋を投げることになるので、会社でも気をつけなければなりません。口は災いの元なので、波紋を投げることがないように日常生活でも気をつけたいものです。

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羽目を外す

【漢字】羽目を外す 【読み】はめをはずす 【意味】調子に乗りすぎる。 【例文1】お酒を飲みすぎて羽目を外す。 【例文2】同窓会で羽目を外す。 【例文3】束縛から逃れ羽目を外す。 私は独身の頃、とてもお酒が好きで、しょっちゅう飲み過ぎては羽目を外していました。 一緒に飲んでいる相手と人生について語り合っているうちに感極まって泣いてしまったり、そうかと思えば楽しくてお喋りになったりと、喜怒哀楽を出していたように思います。 しかし結婚してからは、病気が発覚したのと旦那がほとんど飲まないタイプの人なため、私もめっきり飲む機会が減ってしまいました。 40歳近い人妻が、お酒を飲んで羽目を外すなんて良いことではないのでしょうが、それでもたまにはほろ酔い気分で飲み仲間と語り合いたいです。 それから、独身時代は色々な人とデートをして楽しんだ思い出があるので、結婚した今でも「他の男性と遊びたい」衝動に駆られます。 肉体関係を持ちたいということではなく、とにかく男性と食事したり飲みに出かけたりして羽目を外してみたいです。 きっと旦那から褒められることが少なくなった今、自分に自信がなくなり「私はもう誰からも相手にされないのでは…」と不安なのだと思います。 よその男性から褒められたら「私もまだ女として大丈夫なんだ」と安心できるのでしょう。 そうはいっても旦那がいる身で他の男性と羽目を外すわけにもいかないので、独身の頃に付き合った男性とのエピソードを思い返しながら日々頑張っています。 「羽目を外す」とは、調子に乗って度を過ぎてしまう事をいいます。羽目を外すの羽目は馬を制するために口に噛ませる馬銜というものを転じたもので、馬を制するための馬銜を外してしまうと馬は自由になって走り回ったり暴れたりと手がつけられなくなってしまうことから、調子に乗って度を過ぎることを羽目を外すというようになったと言われています。 よく学校で先生から「夏休みに入るからと羽目を外し過ぎないように」と忠告されたりした経験があると思います。大人になってからも宴会など飲みの席で始まる前に「羽目を外さないように」と言われる事もありますよね。飲み会などの楽しい席だと楽しくなり気分も上がりそれにアルコールがたくさん入ってしまうと自分がコントロールできなくなり気付いたら飲み過ぎて羽目を外してしまい、外で寝てしまったり、酔い潰れてしまったりと次の日になると後悔してしまうなんて事がある人も多いことでしょう。 多少の羽目を外すのはストレス発散などにもなり必要ではありますが人様に迷惑をかけない程度することが大切です。遊びも何事に対しても羽目を外し過ぎない程度のほどほどに楽しむことを心掛けるようにしたいものですね。

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幅を利かせる

【漢字】幅を利かせる 【読み】はばをきかせる 【意味】威勢よく振る舞う様子。 【例文1】社長の御子息が幅を利かせる。 【例文2】幅を利かせる上司。 【例文3】昇進して幅を利かせる。 私の家は、高校生の長女と小学生の次女がいて、年の差は5歳あります。 この頃は、1歳でも年齢差があると色々な面で違いがあるので、5歳離れると2人の権力関係はかなり偏りがちです。 我が家で幅を利かせる長女は、色々な部分で次女や家族に影響を与えています。一つはコタツのポジション争いで、毎年寒い季節になるとコタツを出すのですが、恒例なのは子供達のポジション争いが招く喧嘩です。 コタツに足を入れると、どうしても足がぶつかるので、コタツに足を入れる人みんなが気を使う必要があります。 しかし、子供達はそれをしないので、兄弟喧嘩になって幅を利かせる長女が最終的に良いポジションを確保しています。 次女が可哀想なので、喧嘩中次女の味方をしますが長女がすねるため、なるべくコタツ争いには入らないようにしています。 これも我が家の冬の風物詩かなと思いますが、次女が成長するにつれ長女への反撃能力が高くなっているので、最近の兄弟喧嘩は以前よりエスカレートしています。その影響もあって幅を利かせる長女も、少し次女への扱いを改善しているようです。 私が子供の頃も良く兄と喧嘩をした思い出があるので、兄弟は喧嘩が付き物なんだろうと思い、一歩引いて子供の喧嘩を見ています。 知人の話です。 知人は若い頃、九州のとある地域に仕事で行っていたことがあります。 水商売で、その地域は地方ではあるけれど、それなりに人口が多く25万人も住んでいます。 産業も盛んだし、そんなに田舎な方ではないと思います。 その県の中では恐らく2番目といったところでしょうか・・・。 まあ、そんなようなところに知人は仕事で住んでいました。 そして、現在三十路をすぎたただのおばさんになった知人は「〇〇(地域名)時代、わたしは〇〇(地域名)を制覇した」と言います。 若い頃から知っていますが、まあぶさいくではないものの、地域をシメるほどの容姿ではないと思うのですが、知人はそう言い張ります。 知人が働いていた水商売のお店はその地域で知らない人はいない(知人いわく)お店らしく、その地域の財界人などが使っているお店なのだそうです。 知人はそのお店で長きにわたりナンバーワンを守り、昼間などにその地域一の都会を歩いていたら知らない人から「もしかして知人さんですか?キャー写真撮ってください!」などという現象がしょっちゅうだった、とのことで、その地域でかなり幅を利かせる毎日だったのだそうです。

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歯の根が合わない

【漢字】歯の根が合わない 【読み】はのねがあわない 【意味】寒さや恐怖で震えが止まらない様子。 【例文1】南国育ちで東北の寒さは歯の根が合わない。 【例文2】火災現場を目の当たりにして歯の根が合わない。 【例文3】濁流に飲まれ歯の根が合わない。 あまりに声も出せないほどの恐怖に遭遇したとき、人はガタガタと震えてしまうものです。このように歯の根が合わないような体験をしたことがある人も、きっとたくさんいるでしょう。もし今はそうした体験がない人であっても、いずれはそういう場面に直面することもあると考えられます。 とはいえ、たとえば自然災害の話をされても、自分の身の回りでそれが起きるだろうとは誰も想像しません。どこかの国で恐ろしい事件が起きても、同様の事件が自分の身に降りかかるとは、ほとんどの人は想像しないことでしょう。ですがどんな人であっても、自分の予想や想像を上回る出来事に遭遇する可能性は、充分にあるのです。けれど不思議なことに普段からそれを意識している人は、ほぼいないと言っても良いのではありませんか。もちろん中には災害時に備えて、家に備蓄や避難道具を置いている人もいるでしょう。しかしそれは極めて少数派ではないでしょうか。 未来は『絶対に安全』だとは言い切れません。いつどこで何が起こるか、誰にも分からないものです。それでも人は「自分に限ってそんなことは起きないだろう」と思ってしまうものなのです。かといっていつも意識していると、それはそれで神経を張り詰めて疲れてしまいますから、たまにで良いですから『予想を上回る出来事が起こる可能性』があることを、意識してみてはどうでしょうか。 普通の生活をしている限り、人はあまり「歯の根が合わない」ような恐怖を感じるということはないと思います。 テレビの犯罪に関するニュースや事件の再現ドラマで、実際に命が危険にさらされるような体験をした人が、その時のことを語るときには、まさに「歯の根が合わない」ような恐怖を感じたと言います。 日本国内の事件では、何人もの人を殺して来た人が、自分の隣人として引っ越して来たように装い、突然襲い掛かってきたという話をしている女性がいました。 自分も殺されかけたけれど、息を吹き返してから再び殺されないように話し続けたのだとか。 彼女のこの機転が犯人を落ち着かせて、殺されずに済んだのでした。 外国でも、たくさんの人がアウシュビッツに送られて命を奪われたジュイッシュ(ユダヤ人)の人々は、何とかその怖ろしいヒットラーの手から逃れようとしたそうです。 その命を一人でも多く救いたいと、自分のできる限りのことを尽くしたのが日本人の杉原千畝さんでした。 今でもそのことをジュイッシュの人たちは忘れずにいるそうです。 同じ日本人として、たいへん誇らしい気持ちになります。 こうした博愛の気持ちを日本人として持ち続けなくてはならないと思います。 道路を走っていて交通事故に遭ったことあるのですが、目の前の車と衝突して怪我をしてしまいました。病院に運ばれてその後は入院しました。入院しているときは衝突の凄さが忘れられなくて、歯の根が合わないほど震え、衝突の恐怖をベッドの上で何度も思い出していました。一種のPTSDになってしまっている状態でした。PTSDとは心的外傷後ストレス障害のことで、歯の根が合わない状況とよく良く似ていると思います。寝れば脳がリセットしていってくれるので、だんだんと歯の根が合わない震えから解放へと向かっていきます。退院するころになると歯の根が合わないは消えていき、だんだんと普通の状態に戻りました。しかし外に出たときです。車が走っているのを見た瞬間、歯の根が合わない状況に戻ってしまいました。足が前に進まず事故の恐怖が脳裏の蘇ってくるのです。医師に診断してもらったらPTSDが再発していました。歩道を歩いていても車の音が聞こえるだけで怖くなり、歩道から最も遠い建物側をわざわざ歩いていました。信号を待っているときでも車が突っ込んでくるのではないかと思うほど警戒心が強くなり、信号から離れて待つようになりました。歯の根が合わないのは時間が経つほど遠のいていきます。事故から1年ぐらい経つと自然と車が目の前を通っても大丈夫なようになってきました。PTSDが回復すると歯の根が合わないのは何だったんだろうと思います。

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歯の抜けたよう

【漢字】歯の抜けたよう 【読み】はのぬけたよう 【意味】あるべきものが欠けていて寂しい様子。 【例文1】妻子が出て行って一人寂しく歯の抜けたような生活を送る。 【例文2】今年こそ彼女見つけて歯の抜けた日常から抜け出す。 【例文3】商店街が閑散として歯の抜けたようだ。 本来あるものがあるべき所になかったり、整列している物が数ヵ所なくなってしまう光景を人の歯並びに例え「歯の抜けたよう」と表現します。 近年大型スーパーに押され、昔ながらのアーケード街に並ぶ店舗が飛び飛びに閉店して、その様がいかにも歯が抜けたみたいに見える事に端を発したと言えます。人の往来が無くなれば自然と売上げにも影響が出て、商売が立ち行かなくなり結果店じまいを余儀なくされるのです。更にその周辺地域が閑散とすればますます 人が近づかなくなり、状況は悪くなる一方となります。かつて存在した物が無くなると何とも言えぬ寂しさを感じずにはいられませんし、出来る事なら長くあって欲しいと願います。 なぜそれが抜け歯に例えたのだろうと考えた時、歯は人と対面すれば必ず視界に入るものです。白い歯が揃っている状態を正常だと思っていますから、もし同じ人と再会した時に前歯が一本でも欠けていたら、その事がどうにも気になりますし、いかに重要な話も上手く耳に入って来ない事になります。これが頭髪ならかなり気を使う事になり、うかつには指摘しづらいい所ですが、歯は当人の不摂生が招いた結果である場合が多いため、気軽に指摘しやすい部位と言えます。

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羽を伸ばす

【漢字】羽を伸ばす 【読み】はねをのばす 【意味】束縛から解放されて自由に振舞う様子。 【例文1】子ども達が成人して羽を伸ばす。 【例文2】父母が旅行に出かけて羽を伸ばす。 【例文3】温泉に入って羽を伸ばす。 日々、育児も仕事もこなしている忙しい毎日を送っています。 たまには家庭を忘れて自分の時間を大切にしたいなと考えています。 羽を伸ばすために一人旅に出てみようかな…なんて計画しています。 羽を伸ばすって語源は、束縛するものがなくなって、のびのびと自由に振る舞う…まさに今の私の状況にぴったりの言葉です。 自分一人の時間ってとても大切だなって、結婚、子育てしていると本当に実感します。 家族に尽くす毎日からたまには解き放たれてみたいなといつも思っていました。 そんな自分へのご褒美として一人旅を計画してみたんです。 温泉に行こうかなって考えています。 私のイメージの中では、羽を伸ばすって温泉のイメージがあったからです。 一人で温泉に浸かってゆっくりと癒されたいと思っています。 美味しいご飯を食べて、観光して、お酒を飲んで、露天風呂なんて最高ですよね。 こんなリフレッシュ休暇を考えています。 いつも妻として母として頑張っているから、たまには旦那に育児をやってもらいたいです。 ワガママかな?とか最初は悩んだりもしましたが、もう吹っ切れました。 ストレスを抱えていたら、家族にも優しくできないから時にはこんな事も必要だなって思ってます。 さぁ、楽しんでくるぞ!

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歯に衣着せぬ

【漢字】歯に衣着せぬ 【読み】はにきぬきせぬ 【意味】思ったことを気にせず遠慮なく言う。 【例文1】何度言っても聞く耳持たない者には歯に衣着せないとわからない。 【例文2】歯に衣着せぬ言い方をする。 【例文3】歯に衣着せぬでスッキリする。 竹を割ったような性格だとか、歯に衣着せぬ物言いをする人だとかの言葉は、 比較的良い意味で使われているような気がします。 確かに、そんな人はカッコよく感じるし、憧れる気持ちもあります。 しかし、同時にちょっと苦手意識を持ってしまうことも事実です。 私自身は、竹を割ったようなというよりも、雨ざらしでしっとりした小枝のような性格だし、歯に衣着せぬどころか、色々なものでくるみ過ぎて、結局何を言いたいのか、自分でもよく分からなくなってしまうような、はっきりしない話し方をします。 私のこの特性は、決して自慢できるところではないし、むしろ欠点で直すべきところです。 しかし、簡単に直せるものなら、いつまでもこんな特性を抱えてはいません。 こんな特性を抱える私にとって、歯に衣着せぬ物言いをする、竹を割ったような性格の人は、少々怖い存在です。 言いにくいことを、そのものズバリと言い切られると、濡れた小枝はしんなりしてしまいます。 やんわり絹で包まれるように言われるのと、歯に衣着せぬ言い方で言われるのとでは、やはり後者の方がダメージが大きく、あまり近付きたくない、話をしたくないと感じてしまうのです。 おそらく、向こうも私のような性格は扱いづらいと感じのるでしょう。 私の友人は、絹で優しく包んで、気を使って話してくれる人ばかりです。

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花を持たせる

【漢字】花を持たせる 【読み】はなをもたせる 【意味】勝利や名声を他人に譲る。 【例文1】これからは若い者に花を持たせよう。 【例文2】世代交代で若者に花を持たせる。 【例文3】後継者に花を持たせる。 中学生の頃、先輩の卒業式の時に後輩が花束を渡すというのが流行っていました。 異性の先輩に渡すのではなく、同性の憧れの先輩への花向けとして花束を渡すという儀式でした。 わたしが後輩の時は仲のいい先輩は多くいましたが、憧れの先輩という存在はおらず、一人に渡すと仲のいい先輩全員に花束を配らなければ角が立つため、誰にも渡しませんでした。 しかしながら、毎年卒業式後は誰それ先輩の花束の数がすごかった、などと話題になるため先輩達も多少、花束の数を競っている節があり、卒業式前になると「誰かに渡すの?」と探りを入れてくる先輩や、やけに優しい先輩などいて「先輩必死だな(笑)」と、少しおもしろがっていました。 そしてわたしもいよいよ中学校を卒業する時が来ました。 自分は歴代の先輩に花束を渡してこなかったけど多少気になる、自分の花束獲得数。 花束持ってなかったよ(笑)という事態になったらどうしよう・・・ と少しだけ思っていました。憂鬱だったし早く終わらないかなーと思っていました。 そして卒業式が終わり、写真撮影が始まりました。 わたしのところにはなんと花束を持った後輩が行列を作ってくれました。 学校の近くのみんなが溜まっていたたこ焼き屋のおばちゃんに「こんなに花束もらった子今までにいなかったよ」と言われるほどでした。 花を持たせることをしてこなかったわたしが後輩たちにたくさんの花を持たせてもらい、申し訳なさとありがたさと複雑な気持ちが入り交じりました。 先輩も駆けつけてくれ、とても嬉しい卒業式となりました。

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鼻を突く

【漢字】鼻を突く 【読み】はなをつく 【意味】臭いが鼻を刺激する。 【例文1】体臭が鼻を突く。 【例文2】鼻を突く異臭がする。 【例文3】上司の加齢臭が鼻を突く。 鼻を突くとは鼻を刺激する強い臭いの他に主人から勘当される、縁を切られる意味の表現もあるそうで前者の意味で使われる事が多いと思ってたので勉強になりました。「突く」と漢字は違いますが接続詞が一字異なると「鼻につく」になり嫌気がさすとかうっとおしいという意味の言葉もあり「鼻」に限らず顔や体の一部を表現した言葉は本当に多いなぁと思います。鼻を突くような臭いと言えば昔飼っていたペットが皮膚病になってしまいその時処方してもらった薬用のリンスが硫黄の臭いそのものでビックリした経験を思い出します。市販で売ってるものではなく皮膚病用との事でシャンプーは柑橘系の刺激の無い微香でしたが、リンスの方はまさに硫黄温泉のような感じでその成分が入ってるんじゃないかと思う程でした。 始めに獣医さんには「独特な匂いしますからね」と聞いてはいたのですがやっぱり戸惑いました。洗った後のお風呂は硫黄の臭いで充満してましたので、マンション住まいという事もあり、とにかく周囲に迷惑になってないかが心配でした。何か言われたりする事が無かったのが幸いでしたが、なるべく食事時とか人が居ないであろう時間帯に入るよう気を付けて使い続けました。さすが病院のとあって皮膚病による炎症や痒みが治まっていき凄いなと思いました。完治までは定期的に使わないとだったので1年以上掛かったと思います。使用後は塩素洗剤でお風呂掃除を気休めにしたりしながらの治療で人間でも臭いが強いのに我が犬の嗅覚を思うと酔ったりしないのか心配でしたが、痒がったり毛が抜けてしまわなくなった愛犬を見て有り難さの方がやはり大きかったです。

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鼻を明かす

【漢字】鼻を明かす 【読み】はなをあかす 【意味】相手を驚かせてあっと言わせてやること。 【例文1】今月の営業成績で同僚に鼻を明かす。 【例文2】綺麗な彼女をお披露目して鼻を明かす 自分は嫌いな上司がいます。その上司の鼻を明かしてやりたいと思っています。人には色々と理不尽なこと言うのに自分はと言うと人に言ったことを自分の行動に伴っていないからです。あるとき、仕事の準備が出来ていないと罵倒されたので、こちらとしても落ちこんだり、怒りがこみ上げて来たりしました。よし準備で罵倒されたのでは自分のプライドもなにもありません。早く会社に出てきて準備を周到にしました。その上司の鼻を明かしてやった訳です。私はプライドを傷つけられると脆いところがあります。器用な自分ではありませんので努力で相手の鼻を明かすしかないと思います。その為には人が一つするところを何倍も努力して人並みになるか、人の鼻を明かさなければならないと思う次第です。人の鼻を明かすして何になるかと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、時には人の鼻を明かすことも大事なことではないでしょうか。そして人が自分を認めてくれたらこの上なく自信がつくと思います。自信がついたら実力がつくと思います。そのようなことを日々実行していこうと思っています。何か悪意を持って鼻を明かすのはあまり良くないとは思いますが、自分を向上させるのに相手の鼻を明かすのは良いことだと思います。

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花より団子

【漢字】花より団子 【読み】はなよりだんご 【意味】綺麗な景色を眺めて楽しむよりもお腹を満たしてくれる物の方がいい。 【例文1】着くなり花見そっちのけで花より団子の宴会が始まる。 【例文2】色気より花より団子だ。 【例文3】お腹すいたな、花より団子だ。 お花見に行ったときに「花より団子だよね!」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか? この花より団子、の正しい意味は皆さんご存知ですか? 「花より団子」=「花を見に行っても、美しい桜の花よりお腹を満たしてくれる団子の方が嬉しい、喜ぶ」ということから「風流よりも実益」「外観よりも実質を重んじる」ことの例えなんですね。 しかし、お花見は元々、作物の神様を迎える為の宗教行事で、その起源は奈良時代まで遡り、桜ではなく「梅の花」を見ていたそうです。 それが平安時代に入ってから貴族たちが桜の花を好むようになり梅から桜へ主流が変わっていったそうです。 ではいつから今のように花見をしながら甘いものを楽しむような習慣に変わったのか。 実は京都の醍醐で豊臣秀吉が開いた花見に諸国からそれぞれの名産物や乾物が集められたことがきっかけだそうです。 ここから江戸時代にはすっかり花見の席で団子を食べる風習が定着し、それが現代の桜を見ながら宴会するスタイルへ発展したとのことです。 なんとなく聞いたことのあるこの「花より団子」の言葉の成り立ちには、このような由来があったなんて驚きですね! 今度、お花見に行くときはこのような豆知識を披露してみてはいかがでしょうか。

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花も実もある

【漢字】花も実もある 【読み】はなもみもある 【意味】外見だけでなく中身も備わっている。名実ともに優れている。 【例文1】綺麗で賢くて花も実もある。 【例文2】彼女は品格も学歴もあって花も実もある。 【例文3】料理もできて母としても花も実もある。 人間見た目が全てというのがありますけど、実際会ってみるとまともな人間だと思ったのが実はだらしない人だったり、人に対して冷たかったりというのがよくあります。本当に立派な人というのは花も実もある人で、外見だけでなく中身も素晴らしいのです。人間的にしっかりしている人は、まず苦労してる人が多いです。苦労してるからこそ人の気持ちもわかり助けてあげられるのだと思います。花も実もあるかどうかは話し方にも現れてきます。人の話しに耳を傾けている人、自己中心的な話しになっていないかというのも大切なところです。嘘をつかないというも大事で、中身のない人というのは平気で嘘をつきます。自分さえ良ければ他の人はどうでもいいので、都合のいいことを並べて嘘ついてきます。嘘つくようになると人間関係がギクシャクしてきますしトラブルの元となってしまいます。花も実もある人になるためには、まず土台をしっかりすることです。氷山の部分があれば多少のトラブルがあってもブレないですし、人に何を言われても不動の心を持てるようになってきます。教養も大切で常に学ぶ精神を持ち続けていけば、外見だけでなく中身もしっかりしてきて花も実もある人間として成長していきます。

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鼻持ちならない

【漢字】鼻持ちならない 【読み】はなもちならない 【意味】我慢できないほど不愉快である。 【例文1】口臭が鼻持ちならない。 【例文2】加齢臭が鼻持ちならない。 【例文3】体臭が鼻持ちならない。 その人の言動について、どうにもがまんできないほど不快だという意味で使われる言葉に、「鼻持ちならない」という表現があります。「鼻持ち」という言葉は、「鼻持ちならない」以外では使われることがありません。「鼻持ちが、ならない」という意味だろうという推測はできても、肝心の「鼻持ち」がわからないのです。 調べてみたら、「鼻持ち」という名詞には「臭いのをがまんする」という意味があるのだとか。つまり、「臭いのをがまんすることに耐えられないほど臭い」のが、「鼻持ちならない」という状態ということなのでしょう。 人間は五感で不快を感じるものですが、特に嗅覚で感じる不快感は、生理的にがまんができないものです。たとえば人から、「見た目が嫌い」とか「声が嫌い」と言われるより、「臭いから嫌い」と言われた方が傷つくに違いありません。 鼻持ちならないという言葉に説得力があるのは、嗅覚は、他の感覚以上に強い生理的嫌悪感を抱かせるものだからなのではないでしょうか。 それで連想するのが「クサい芝居」という表現。「見ていられない芝居」というよりも、「クサい芝居」と言った方が、その嫌悪感がよりダイレクトに伝わってきます。 人間にとっての嗅覚には、そうした特徴があるのでしょう。

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花道を飾る

【漢字】花道を飾る 【読み】はなみちをかざる 【意味】素晴らしい業績を残し惜しまれながら引退する。 【例文1】人情に溢れた父が花道を飾って定年退職した。 【例文2】最後の試合で花道を飾る。 【例文3】花道を飾る引退会見だった。 花道を飾るという表現は、華々しく引退することや、惜しまれながら引退する人に使う表現のことを言います。 例えば、プロ野球のスポーツ選手が引退をする際、引退セレモニーを実施する場合があります。 しかしながら、このような盛大なセレモニーができる選手はほんの一握りです。 それ以外の選手は契約更改時に戦力外を通告されたりと、不意に引退ということもあります。 このような場合は、花道を飾ることができません。 惜しまれつつ引退することができる選手は長年レギュラーで活躍している選手や、印象に残るプレーをする選手など、数は少ないと思います。 国民的スターである長嶋茂雄さんのプロ野球選手の引退セレモニーは印象的で、今でも長嶋茂雄さんの引退映像はテレビ番組でも取り上げられています。

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鼻の下が長い

【漢字】鼻の下が長い 【読み】はなのしたがながい 【意味】男性が女性に甘い様子。 【例文1】女性に囲まれて鼻の下が長い。 【例文2】可愛い子を見ると男性は鼻の下が長くなる。 【例文3】娘の写真を見て鼻の下が長い。 鼻の下が長いと聞くと女性に囲まれて顔が二ヤついている男性の顔が浮かびますね。誰だって褒められたりもてはやされたりすると顔がデレ~んとなってしまうものでしょう。 自分で言うのもなんですが、私はもてます。ぱっちり二重でハーフみたいな顔つきでいわゆる濃い顔です。背は182cmあります。飲み屋に行けば女も近寄ってきます。一緒に同行した友人がよく 「おい、鼻の下が長いぞ」と茶化します。周りを見ていてもいい歳したおじさんもストレス発散しているのか女の子たちとしゃべっているときは鼻の下が伸びてデレデレしているじゃないですか。でもそれでいいんです。たとえお世辞だろうが気持ちよく過ごせることが楽しいのです。 世の男性は女性と接すると鼻の下が長くなるのです。よく娘の写真を携帯の待ち受けにして他人に見せて鼻の下が長いお父さんも見かけます。

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鼻に付く

【漢字】鼻に付く 【読み】はなにつく 【意味】他人の言動がうっとうしく感じる。 【例文1】男子に気に入られようとしている仕草が鼻に付く。 【例文2】上司にゴマする同僚が鼻に付く。 【例文3】自慢ばかりで鼻に付く。 私が中学生のときの、変わった英語の先生の話をします。 彼はまず最初の授業で、いきなり英語で話しはじめて、黒板に自分が住んでいるところなどの説明を英語で書き出しました。ちなみに発音はすごくヘタでした。 結局その日はずっと英語で授業をされて、わけが分からないまま終わってしまいました。 先生は全校集会でこれもすごくヘタなギターと歌を披露したりして、私はすごく苦手なタイプだなーと思っていました。 色々な行動が鼻に付くというか、自分を前に出したい人なんだろうなと感じました。 ほかの先生も、彼のほうが年下なのに最初タメ口で話しかけられたので怒ったと言ったりしていました。その先生が若く見えたせいらしいのですが、初対面でそういう態度は失礼ですよね。 卒業後に知ったことなのですが、彼は担任した生徒全員に年賀状を出しつづけているようでした。 海外留学に行ったとか、検定に受かったとか、結婚しましたとか、全部写真付きで詳細を書いているんです。 しかも、アパートの住所や携帯電話の番号、メールアドレスなども全部書かれています。 彼は生徒から馬鹿にされていたり、嫌われたりしていたのに、それに全然気がついていないような人だったのです。

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鼻に掛ける

【漢字】鼻に掛ける 【読み】はなにかける 【意味】自慢する。得意顔になる。 【例文1】我が子が1番になって鼻に掛ける。 【例文2】自慢話しを鼻に掛ける。 【例文3】希少品を鼻に掛ける。 鼻に掛けるとは自慢をすることです。 まあ自慢は誰でもしたくなりますよね。 私が学生時代にモテている女がいました。 確かに可愛くてスタイル抜群でしたが、男子の前でぶりっこかますので、女子ウケは悪く嫌われていました。 男子にはチヤホヤされていて羨ましくもあり鼻に掛けた様子が疎ましくもあり見ていました。 クラスでは嫌われていましたが、私は普通に接していました。 引き立て役はいやだったんですが、正直にあからさまに避けることもできない小心者の私は結構行動をすることが多くなりました。そんな中街を歩いていると他校の男子学生がら声をかけられました。また彼女目当てだろうと気にもせずいたら、なんと私を気に入ったとうではありませんか?! 「今度遊びに行こうよ!」と言われ天にも舞う気持ちでした。 誰かに報告したい!なんて思った自分でしたが、なんとなく彼女の気持ちがわかった気がした1日でした。

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花に嵐

【漢字】花に嵐 【読み】はなにあらし 【意味】美しい花でも嵐がくると散ってしまうもの。良い事には邪魔が入りやすいという意味。 【例文1】初デートの日に限って残業で花に嵐だ。 【例文2】売れ出した途端、スキャンダルを暴露され花に嵐。 【例文3】宝くじに当選して皆が寄ってたかる。花に嵐だ。 良い状態にあるときには思わぬ邪魔が入りやすいということわざで「花に嵐」という言葉があります。 春はさまざまな花が咲く季節でもありますが、強い風が吹き荒れる時期でもあり、満開になったと思えばすぐに散ってしまう儚さがあります。 同じように人間の生活においても花に嵐のようなことはたびたび起こります。 幸せな人が突然病に倒れたり、調子の上がってきたスポーツ選手が怪我に苦しんだり、成功者はスキャンダルに見舞われることもあります。 なぜ順風満帆な人には邪魔が入りやすいのか不思議に思うこともありますが、これについて人生のプラスとマイナスは同じになるように出来ていると考える人もいます。 つまり良いことが大きい分だけ悪いことも大きいという考え方で、偉人や歴史に名を残す人ほど壮絶な死を遂げていることを考えるとあながち間違ってはいない気もします。 それ以外にも人間の世界には成功者ほど周りから嫉妬されたり足を引っ張られるということもありそうです。 ネットやSNS上で炎上する芸能人なども一般人からの嫉妬による誹謗・中傷が散見されることがあります。 成功者は孤独だという話しも耳にしますが、嵐に見舞われないためにはいかに敵を作らないかというのも大切なのかもしれません。

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鼻で笑う

【漢字】鼻で笑う 【読み】はなでわらう 【意味】相手を見下して鼻先でフンと笑う。 【例文1】社交場での場違いな服装をしてきた人を鼻で笑う。 【例文2】社会の常識も知らず鼻で笑う。 【例文3】格下相手に鼻で笑う。 鼻で笑うつもりが逆に笑われた話 人間油断をすると、有利な展開にできる事でも不利になる場合があります。 学生時代野球をやっている時、文化祭のイベントで他校を招いて練習試合をやりました。その時の相手校は、私のいたチームよりかなり弱い所だったので、監督からは必ず勝つことが求められていて、私達も勝つ自信は満々でした。 私のポジションはピッチャーでしたが、先発は後輩に譲ってライトを守り、試合中盤の時点で大差をつけて私達のチームが勝っていました。 最終回に私が投げることになり、マウンドに立つと相手バッターが、大きな声で絶対打つ!と気合いを入れながらバッターボックスに入って来ました。 それを見た私は鼻で笑う気持ちで、少し油断をしていました。 いつも先発の時は、ランニングやダッシュなどをやり、身体を温めてから投球練習をやって試合に臨みますが、その時はマウンドで数球の投球練習しかならないので、肩がイマイチ出来上がっていませんでした。 それでも余裕で抑えられると油断した私は、投げた球がど真ん中に入りホームランを打たれました。野球をやり始めてから、ホームランを打たれたことが1回しかなかったのに、油断をしたことで、鼻で笑うつもりが相手打者に笑われてしまいました。 相手が一生懸命なら、自分も同等の気持ちかそれ以上で臨まないと、負けることになると身を持って学びました。

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鼻であしらう

【漢字】鼻であしらう 【読み】はなであしらう 【意味】フッと軽く鼻息で馬鹿にする。 【例文1】そんなことも知らないのかと鼻であしらう。 【例文2】後輩の意見を鼻であしらう。 【例文3】年収を聞いて鼻であしらう。 鼻であしらうという言葉はよく耳にするものであると思います。 意味としては、相手の言葉にとりあおうとせず、冷淡に扱うという内容です。 例えば、新入社員が上司に対して説明や打診をしたところ、鼻であしらわれるということがよくあります。 このように、鼻であしらう人は自分の考え方が絶対であるという考えの持ち主であることが多いです。 つまり、自分の意見と違うと、相手の言葉は受け流す一方で、その意見を否定的な考えでものを言ってくる場合が多く、聞く耳を持ってくれません。 ただ、私はこのような鼻であしらう方には、ろくなことが起こらないと思います。 例えば、こちらが一生懸命助言をしているのに、上司に鼻であしらわれ、やがてその鼻であしらった上司に不幸が失敗が降りかかるということは、実際に体験したことがあるのではないかと思います。 また、具体的にパイロットの世界においても、機長の意見が絶対で、副操縦士が助言したことを鼻であしらった結果、実際に人的な被害を発生させてしまったこともあるようです。 このように、助言や相手のことを思って言われた意見については、きちんと聞く耳を持ち、理解をしていくことは重要ですし、成功への近道であると思います。 同僚に、何かあれば寄ってきて、自分の仕事にあれこれ注文を付けたり、指摘したり、意見を言ったり、時には否定したりする人がいます。時にはそのような対応をとってもいいのですが、あまり度を過ぎるとこちらもあいてがしつこい存在になり、腹が立ってきます。あるとき、自分が在庫整理している時に、それは違うと難癖を付けてきたので、ありがとう。じゃあねと鼻であしらってやりました。普通ならそれで相手にされていないと気づくのが当たり前ですが、彼は単細胞というか、天然というか全然懲りないのです。また違う仕事をしていると、何してるのと近寄ってきます。腹立たしく思いながらも、このお節介と思いながらも、あー疲れた。珈琲でも飲もうかなと言って軽くあしらってやりました。私だけではなくて、違う職員も気づいていて、とても嫌な感じと言っています。私生活でも、お山の大将みたいな感じで、今日は家で鍋をするから食べに来ないと誘ってきます。日頃の態度を見ていますから、絶対に行きたくありません。丁度約束があるからねとまたまた、軽くあしらってやりました。こんなふうに彼も可哀想な存在です。まわりの人から常に軽くあしらわれてあるのですから。とんでもない彼です。

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鼻っ柱をへし折る

【漢字】鼻っ柱をへし折る 【読み】はなっぱしらをへしおる 【意味】相手のつけあがった言動にギャフンと言わせる。 【例文1】綺麗になって元彼の鼻っ柱をへし折ってやる。 【例文2】30キロダイエットに成功して周囲の鼻っ柱をへし折る。 【例文3】今日こそリベンジで鼻っ柱をへし折ってやる。 友人で自慢ばかりする人がいました。彼は自分が何でも一番という人で、なんでも人に言わないと気が済まない性格だったのでしょうか。いつも私は自慢を聞いていました。俺はお前たちが乗れないような高級車を乗っているとか、俺は喧嘩が強いとか、俺の彼女は美人とか、初めのうちはきちんと話しを聞いていましたが、だんだんまたかという気持ちになりました。半分あきれ返っていました。いつも私はそいつをギャフンと言わせてやると思っていました。まわりの友達もあいつの自慢には飽き飽きするね。本当は全部作り話ではない?とまで彼は信用を失っていました。確かに話が大きすぎて嘘くさいのです。これはメール交換などをしていてもいつも自慢メールを送りつけてきました。そろそろ彼にも自慢ばかりじゃ周りに誰も集まらなくなるよと知ってもらいたいのと煩わしいのもあって、彼と一対一で話しをしました。お前が今後生きていく中で自分の自慢ばかりしていると気付いた時は誰も周りにいなくなるよ。と強い口調で忠告しました。まさに鼻っ柱をへし折ると言っても過言ではありません。彼は何言っているのとと言うような顔で私を見ていました。しかし内心はとても落ち込んでいたようです。 調子に乗っていい気になっている人の心を、きつい言葉で窘める事を「鼻っ柱をへし折る」と言います。昔から鼻と言えば、天狗の事を指す言葉が多く残されており、「鼻が高い」や「鼻に掛ける」なども言わば天狗の鼻が起源になっている訳です。普通、人間の鼻はへし折る程の長さはありませんし、昔話で出て来る天狗は己の能力を過信して、最後に痛い目に会うのですが、大概被害に会う部位は鼻か背中の翼と相場が決まっています。得意になって長い鼻を振っていると、思わぬ所からアクシデントに襲われ、哀れにも自慢の鼻が折れてしまう憂き目に会う天狗の話から、上げた功績につい調子に乗り過ぎている人は、まるで先に述べた天狗の様な振る舞いにも思えて来て、目に見えない天狗の鼻が生えているモノと見なされ、後でこっぴどくしかられる事態になった時、その伸びたであろう鼻が折れた気分となるのです。最も近年では鼻よりも心が折れる事が主流になっていますが。どちらにせよそれは自信の象徴としての表現であり、その自信を一瞬にして打ち砕く何かをお見舞いされれば、折角出来た自信など一たまりもありません。何をするにせよある程度の自信は必要であると思いますが、周りを不快にする過度な自信は迷惑なだけですし、さっさと誰かに折って貰った方が本人の為にも良いかもしれません。

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鼻っ柱が強い

【漢字】鼻っ柱が強い 【読み】はなっぱしらがつよい 【意味】ごう慢で自分の意見を譲らない。 【例文1】頑固者で鼻っ柱が強い。 【例文2】鼻っ柱が強い者を敬遠する。 【例文3】自己中心型で鼻っ柱が強い。 鼻っ柱が強い。この類義語はたくさんある。強情、 負けん気の強い、利かぬ気が強い、生意気な、 向こう意気の強い、不遜、等々が思い浮かびます。そして、私だけついでに、その鼻っ柱の強い女は具体的に頭に浮かんでいます。どうしても、私はこの鼻っ柱の強い女、ツンデレに惹かれてしまうのです。因みに、ツンデレは正確には、” ツン” と” デレ”に分かれ、鼻っ柱の強いという意味はこの前者、つまり、ツンに相当する。ツンツンのツンそして”デレ”とは、デレデレ、つまり、親しみのあるとでもいうか、しおらしいというか、そんな感じの擬態語、オノマトペです。つまり、ツンツンとデレデレのこのギャップがこのツンデレの真骨頂なのです。ツンツンした女性を口説き落とし、デレデレする。これがツンデレ女を好きになった男の究極の目標とでもいえるでしょう。あの鼻っ柱の強い女をいつか口説いてデレデレさせてやる・・・と頭の中でいつも妄想をしながら、日夜、逆に鼻っ柱をへし折られている昨今なのです。

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話を付ける

【漢字】話を付ける 【読み】はなしをつける 【意味】納得がいくように合意を得る。 【例文1】高齢の祖母が販売訪問に引っかかった。業者に話を付けてやる。 【例文2】示談金で被害者と話を付ける。 【例文3】店長が客と話を付ける。 双方が抱える事案を、交渉によってどちらにも了承出来る形に持って行く事を「話を付ける」と言います。その際にはお互い交渉に相応しい人物を立てて、交渉に箔を付ける事でより納得が行く様にします。国同士の話し合いで首相クラスが出席する事を、俗にトップ会談という言い方をします。あれこそまさに話を付ける為にやるのですが、必ずしもトップ同士でする話がすんなりと行くとは限らず、交渉とはそれだけ自分達に有利な結果を得られるかに掛かっているのです。かつては組織同士の争い事が起きて、双方引けない所まで来た時に、仲介人と交渉人の3人で行う話し合いを「手打ち」と言い、内容は「話を付ける」事に他なりません。どちらもそれ相応の人物を出す以上、そこできちんと話をまとめられなければ、お互い恥をかく事になりますので人選は大事になって来ます。もちろん立場が拮抗した者同士の場合ばかりではありませんので、どちらかが一方的に話を付けるケースもあったりします。話し合いはあくまで交渉力が肝心であり、力関係で劣るからと言って何もかも相手に有利な結果にする必要はありません。そうでなければ話を付ける意味がありませんし、少しでも自分により良い結果が欲しいのであれば、互角に渡り合う交渉術と度胸があれば何も臆する事はないでしょう。

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話の腰を折る

【漢字】話の腰を折る 【読み】はなしのこしをおる 【意味】話をしている最中に横入りして話題を変える。 【例文1】話が盛り上がってる時に、上司が話の腰を折る。 【例文2】触れたくない話題に話の腰を折る。 【例文3】話の腰を折って中断する。 大人になるとあまり人に注意されることが無くなります。自分でいろんなことに気を付けて軌道修正していかないととんでもない方向へ行ってしまいます。 最近自分の仕事先の営業所が他の営業所と合併になり新しい仲間と一緒に仕事をすることになりました。自分よりも年齢が上の方も数人います。その年上の女性と会話していた時のことです。何気ない話をしていたのですが、その時にその方の手が年齢に比べてとても綺麗なことに私が気付きました。しかも60歳を過ぎている方ですが、爪にネイルが施されているのです。そしてその爪の形が本当にネイルの見本のような綺麗な形の爪だったので、ついつい話の途中に 「〇〇さんの爪、とっても綺麗ですよね!」と口走ってしまいました。そうしたら「ほら、あなたはいつもそうやって話の腰を折るんだから!」と軽く注意を受けました。 自分にそういった話の腰を折る癖があるとは気づいていなかったのでハッとさせられました。というのも自分では思ったことをすぐに言ってしまう、それが自分の癖というか特徴だと思ってしまっていたからです。しかし他の人にしてみれば、話しの腰を折られた!とあまり気分のいいものではないのです。些細な事ですが、素直にこれから気を付けようと思いました。 私と義母との関係は新婚当初よりはマシになったとは言え、決して良好とは言えません。簡単に言うと義母が苦手、夫もそれを知っているのでもう何も言わなくなりましたが、毎月一度は会う機会があり、たった月に一度なのに苦痛でなりません。夫にしたら、自分の母親と何とかうまくやってくれよ、といったところですが、私がいくらあゆみ寄ろうとしても遠慮のない義母とは根本的に話が合わないのです。合わないポイントをあげると100個くらいになってしまいますが、ベスト10の中にランクインするのが、すぐに話の腰を折る事です。何か大事な話をしているタイミングでも、肝心なポイントになると、話をはぐらかしたり、観点が違う話をして、いつも話の腰を折られてイライラしてしまいます。話題に入りたいからなのか、本気で自分が良い意見を持っていると思っているのか不明。夫によると今に始まった事ではなく、昔からだそうで、夫はすっかり慣れているので、気にせずに話題を続けるか、ピシッと「ちょっと待って、今その話しなくていいから」などと言いますが、さすがに私はまだそこまで言えず、イライラ。そこからすぐに義母のペースで話が進んでしまいます。実は夫にもちょっと似たような部分があるので、やはり親子だなと思うのですが、一体どうやればこのクセ、なのか性格なのかわかりませんが、治るのでしょう。私の家系には全くいないタイプなので話すのも億劫になってしまいます。

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話に花が咲く

【漢字】話に花が咲く 【読み】はなしにはながさく 【意味】次から次に話題が出て話が盛り上がる。 【例文1】地元の集まりはいつも花が咲いて朝まで飲み明かす。 【例文2】正月に家族が集まり話に花が咲く。 【例文3】同窓会で昔話に花が咲く。 話題にしている事柄が楽しくて、いつまでもその事を話していたい気持ちがついつい顔に出てしまい、華やいだ表情にが満開の花の様でその二つが合わさり「話に花が咲く」となります。思わず笑顔になる位の話題でなくては話に花は咲きませんし、基本嬉しい事であるのは間違いありません。「初孫の話に花が咲く」や「課長昇進の話に花が咲く」という具合です。只、たまに「上司の悪口に花が咲く」なんて事もあったりしますので、楽しい話=めでたい話とは一概には言えないようで、共通の不満を持っている人同士が集まってその不満のポイントが一緒であると、途端に意気投合して不満に対する愚痴に花が咲き出す事となるのです。人間にとって他人とコミニュケーションを取る一番簡単な方法は会話ですが、それには意思の疎通というのが不可欠であり気心の知れた相手となら気軽なやり取りも容易に出来るのです。そこに共通の話題が発生すれば共感を呼び良い事・悪い事に関わらずつい話し込む状況に発展して行くのです。特に共感のレベルが同じだと相乗効果が加わり、どこまでも弾んだ心の被せ合いとなってしまい、留まる所を知らなくしてしまいます。話に花が咲く事自体は大変結構な事ですが、刻を忘れて話し込んでしまい大事な約束をすっぽかすなんて事にならぬ様、気を付けたいです。

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話にならない

【漢字】話にならない 【読み】はなしにならない 【意味】話がかみ合わない。レベルが違いすぎて話す価値もない。 【例文1】バイトの君じゃ話にならない。店長を呼んでくれ。 【例文2】未経験では話にならない。 【例文3】知識がなければ話にならない。 今や福祉施設はサービス業と言われています。介護保険が2000年から始まりましたが、昔の老人ホームに町が入所させる措置から入居者本人の意思によっての契約に変わってから福祉施設はホテルのようにサービス業となっています。一人の女性の年老いた方が入所していますが、その息子がとんでもない、難癖をつけてくるタイプなのです。いつも私たちのところに寄ってきては介護の仕方がなってないとか経営者を呼べとか本当に仕事にもなりません。何を言っても、相手にしても話にならないのです。でも福祉施設はサービス業ですからこのような話にならない家族でも丁重に対応しなければなりません。一度来ると私たちのところに何時間も居座って難癖を付けるものですから、女性職員などは本当に怖い思いをしていました。どうしたら良いか私も悩んだり上司に相談したりしていましたが、解決策が見つかりません。警察にも一応報告はしましたが、暴力行為などが無いためにうてあってくれませんでした。そんな時いつもに増して激しい口調で女性の職員を罵倒していました。私はもうどのようなことになってもいいと思いその家族、息子に反抗しました。息子はビックリしました。思いました。私たち職員もサービス業とは言いますが、常識ハズレの人には常識な対応をしなければならないのだと。

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話上手は聞き上手

【漢字】話上手は聞き上手 【読み】はなしじょうずはききじょうず 【意味】本当に話が上手な人は相手に気持ち良く話をさせ、それから自分の話をする。 【例文1】話上手は聞き上手はモテる。 【例文2】接客業は話上手は聞き上手が基本。 【例文3】相談相手は話上手は聞き上手に限る。 私は口下手もっと言えば寡黙かもしれません。職場ではみんなが楽しく会話していても自分だけ置いてけぼりにされているような気がします。どうしたらもっと他者と上手くコミュニケーションが取れるかと色んな書籍を読みあさったり、人の真似をしたりしましたが、一向にコミュニケーションベタなのです。そこで話し上手な人を研究することにしました。話上手な人は自分で意識して話しているので、和は無いものの積極的な笑顔を常に絶やしていません。何よりも身振り手振りをまじえて他者とコミュニケーションを取っています。私も意識して真似をしていましたが疲れるばかりで全くダメでした。ある時に話し上手な人が話していると普段よりもグループが、盛り上がっていました。でもその話し上手な人だけが機関銃のように話しているだけではありません。その話上手な人は今度は聞き役に回ってあるのです。みんなに話させてあるのです。まわりは話しが途切れずに盛り上がっていました。私はそこで勉強になりました。人の話を聞くことも大事なんだと思いました。話すばかりがコミュニケーションではないのです。まさに話し上手は聞き上手です。私は今は聞くことに重点を置いてコミュニケーションをとるようにしています。

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話が弾む

【漢字】話が弾む 【読み】はなしがはずむ 【意味】話が盛り上がる。 【例文1】話が弾んでついつい3時間長電話する。 【例文2】同窓会は話が弾んで朝まで飲んだ。 【例文3】地元の友人とは話が弾む。 みなさんは気になるあの子との初デートでどんな風に会話をしていますか? 「今日はいい天気だね」「そうですね」なんて会話はつまらない!デートはお互いのことをより深く知るために行うもの。当たり障りのない会話では距離が近づかないどころか、つまらなかったという印象を残してしまう危険性をはらんでいます。せっかくのデート、楽しいものにしたいしあわよくば少しでも距離を縮めておきたい!ここでは、初デートの際におすすめな会話のテクニックをご紹介します。まず最初に、自分が会話の主導権を握ることを意識してください。初デートではお互いが緊張しているので、探り探りだと会話のテンポが悪くなり話が進みません。とはいえ、質問ばかりしすぎると面接みたいになりますし、自分のことを話し過ぎても自分語りばかりする男と思われがち。相手にも問いかけながら、でも自分のことも話しながら会話をしましょう。その時おすすめなのが共感すること。人間はだれしも承認欲求を持っており、認められたい生き物なんです。「うん、分かる」「ボクもそう思う!」と適度に共感を示していくと、お相手もよく話してくれるようになり、会話が弾むかもしれません。間違っても、否定ばかりして論破なんてことにならないよう、気をつけましょう。

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鼻が高い

【漢字】鼻が高い 【読み】はながたかい 【意味】誇らしい。得意気になる。 【例文1】立派な息子を持って親は鼻が高い。 【例文2】成績が優秀で親として鼻が高い。 【例文3】優秀に育って鼻が高い。 よく、誇らしいことの表現で鼻が高いと言い表すことが多いですよね。 なぜ鼻が高いことが自慢や誇らしいことに繋がるのでしょうか。 ですので今回、この鼻が高いの意味について色々と見ていきたいと思います。 これは諸説はありますが、天狗からきていると言われています。 なぜ天狗かといいますと、天狗は鼻が高い生き物として有名ですよね。 そして、つけ上がって自慢したり謙虚さがない人のことを、天狗になると言い表します。 そもそも天狗は、慢心さが度を越えて仏教の世界から外れ、やがて魔界に堕ちてしまった妖怪という言い伝えがあります。 そして天狗の鼻が高い理由は、その慢心の象徴と言われています。 このように慢心な性格を持った人を天狗と呼ぶようになり、やがて鼻が高いの意味に繋がってくるのです。 しかし、鼻が高いはそれほど嫌な意味で使われていませんよね。 ですが自慢という面では似た性質を持っていますよね。 これは間違いなく、天狗の鼻から由来しているのだと思われます。 このように、鼻が高いのルーツを辿っていくと天狗に行き着くのです。 他にも鼻に掛かる、などといった言葉もありますが、これもやはり天狗の鼻から由来しています。 天狗の影響で鼻が使われている言葉は、全体的にネガティブな印象を持ったものが多いと言えますね。

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鼻息をうかがう

【漢字】鼻息をうかがう 【読み】はないきをうかがう 【意味】相手の機嫌をうかがう。 【例文1】父親が厳しく鼻息をうかがって過ごす。 【例文2】お客の鼻息をうかがう。 【例文3】妻の鼻息をうかがう。 新卒である会社に入社して、働き始めて間もないころの思い出話です。 部署内の先輩から、ある時こんなことを言われました。 「課長の鼻息をうかがいながら仕事をするのはやめなさい。課長とは関係なく、自分のすべき仕事をきっちりするようにしなければ、いつまでたっても一人前にはなれない。自分の仕事をしている時は、課長の存在を忘れるように」 先輩が私の仕事ぶりを注意し、アドバイスしてくれていることはわかるのですが、「課長の鼻息をうかがう」という言葉の意味がわかりません。 その時は、先輩に遠慮があり、直接先輩にその言葉の意味を聞くことはできませんでした。それで、あとから自分で調べたところ、「鼻息をうかがう」というのは、「人のご機嫌をうかがう」という意味だとわかりました。 「顔色をうかがう」という言葉は知っていましたが、「鼻息をうかがう」という言い方もあることを始めて知りました。 自分では気づきませんでしたが、新人だった私は、デスクにいる課長のことを気にながら仕事をしていたのでしょう。そんな仕事ぶりを見た先輩は、「そんな仕事のし方はダメ」と注意してくれたわけです。 「鼻息をうかがう」というのは、一見、よくわからない表現のようにも感じられますが、人は確かに機嫌が悪かったり、感情が激した時には鼻息が荒くなるもの。人の機嫌は鼻息に表れるというわけなんですね。 長いものには巻かれろと権力者や上のものに迎合するのはよくあり、会社でもよく見られると思います。わたしはソフトウェア会社で長く働いていたためかあまりそんな場面に遭遇することはありませんでした。最近まで働いていた外資企業はサービス業で、世界各国に支社のある大規模な会社でした。支社ごとにノルマがあるようで人数の少ない会社でしたが日本の社長はいつもぴりぴりしているような感じでした。社員の1/4がマネージャーで本社の意向はマネージャーにも伝えられ、マネージャーたちも少なからずプレッシャーを感じているようでした。マネージャーは社長の鼻息をうかがい、このタイミングでこれを提案しようなど気をまわしていたようです。そんな状態なのでマネージャーはメンバーのケアまで気がまわらず、それに対するメンバーの不満がいつもあったように思います。海外の本社の意向をそのまま日本に適応しようという姿勢も反感をかっていました。売り上げが減れば人員を削減するということもありました。日本の支社は海外の本社のしばりがあり、日本の支社のマネージャーは海外本社の方針を守ろうとする社長のしばりがあり、社員はそのしばりに翻弄されていたように思います。立場の強いものの鼻息をうかがうのではなく社員ひとりひとりの実力が発揮できる仕組みはほしいと思いました。

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鼻息が荒い

【漢字】鼻息が荒い 【読み】はないきがあらい 【意味】とても意気込んでいる様子。 【例文1】早く試合をしたくて鼻息が荒くなる。 【例文2】初デートで鼻息が荒い。 【例文3】今夜プロポーズするゾと鼻息が荒い。 「鼻息が荒い」とは意気込みが激しいことです。この代表格といえば有名な藤原道長です。古典の教材「大鏡」に出てくるお話ですが、藤原道長が若い頃の逸話に競射会の話があります。藤原伊周の父が息子のために競射会を開きます。ところが呼ばれてもいないのに藤原道長がやってきて参加させろと言いだします。道長が飛び入りのくせに先攻で伊周が後攻で始まりますが、道長は的に当てますが伊周は道長の圧に押され手が震え矢を当てることができません。道長の2本勝ちで勝負が決しそうになったとき、観戦していた伊周の父たちが、伊周を勝たせたくて、「あと2回延長しよう」と言いだします。道長はしばしためらいますが「将来私の家から天皇・皇后が出るなら、当れ」といって矢を放ち、見事命中させます。それを聞いた伊周は、さらにプレッシャーがかかり外してしまいます。二度目に、道長は「将来私が摂政・関白になれるなら、当れ」ととんでもないことを言いだしたうえに再度命中させます。メンツ丸つぶれになった伊周の父、現在の関白・道隆が、息子にむかって「やめろ、やめろ」とさけび、試合を終了させますが、座は当然のことながら白けきってしまいます。藤原道長の鼻息の荒さと強心臓ぶりを示すエピソードなのです。

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鳩が豆鉄砲を食ったよう

【漢字】鳩が豆鉄砲を食ったよう 【読み】はとがまめでっぽうをくったよう 【意味】突然の出来事に目を大きくして驚く様子。 【例文1】大女優の突然の引退宣言に、鳩が豆鉄砲を食ったような顔だ。 【例文2】突然の再婚宣言に鳩が豆鉄砲を食ったようだ。 【例文3】会社を辞め鳩が豆鉄砲を食ったようだ。 私は東京浅草で生まれましたので、鳩というと浅草寺のことを思い出します。浅草寺境内にはたくさんの鳩がいて、子どもの頃、エサをやった記憶があるのです。確か、エサは豆だったように記憶しています。 「鳩が豆鉄砲を食ったよう」という言葉からも、やはり浅草寺の鳩を思い出すのですが、ふと、こんなことを考えました。「『鳩が豆鉄砲を食ったよう』という表現の鉄砲は、喩えなのであって、ほんとうの鉄砲ではないのかもしれない」ということです。 この言葉は、「鳩が豆鉄砲を食った時のように、思いがけないことや突然のできごとにきょとんとした顔をする」という意味に解釈されています。私もこれまでその解釈をしていました。 昔、豆を弾にしたおもちゃの豆鉄砲があったことは事実のようですから、その意味でも、この解釈には正当性があるように思われます。 「でも・・・」と私が首をかしげたのは、「おもちゃの豆鉄砲の弾を当てられた鳩は、果たして『鳩が豆鉄砲を食ったような顔』をするだろうか」と思ったからなのです。 おもちゃとは言え、豆鉄砲の豆を当てられれば、痛いにちがいありません。鳩はおそらく鳴き声を上げて痛がるか、慌てて飛び立つのではないでしょうか。少なくても「きょとんとした表情」にはならないような気がします。 そこで私が考えたのは、「豆鉄砲と言うのは、エサの豆を鳩にやっていた人が、突然鳩に豆をぶつける行為を鉄砲に喩えた」という説。「肘鉄砲」という言葉がありますが、「肘鉄砲」という鉄砲があるわけではありません。あくまでも喩えです。 「鳩が豆鉄砲を食ったよう」の鉄砲も喩えだと解釈すれば、「きょとんとした顔」という意味に無理がないように思うのですが、いかがでしょうか。 「鳩が豆鉄砲を食ったよう」よく聞く言葉ですね。突然の出来事に驚いて目を丸くしている様子を指します。「食った」というのは食べるという意味ではなく、攻撃を受ける「食らう」の意味です。鳩がおもちゃの鉄砲で撃たれて、驚いている様子から生まれた言葉です。 よく聞く言葉ですが、驚いた時の表現としてはしっくりこない、と感じる方も多いと思います。 鳩に代表される鳥類は、例えば犬や猫などの動物と比べても表情が豊かなイメージはありません。むしろ無表情と言えるのではないでしょうか。 驚くときは感情が大きく動きます。そんな感情のときに、無表情な鳥のような顔はしないんじゃないかと考えませんか? 私自身、子どもの頃にこの言葉を習っても、いまいちピンときませんでした。驚くときは、鳥みたいな顔にはならないのに、と。目は丸くするかもしれないけど、口も大きく開けて、もっと表情豊かな顔をするのに、と思っていました。 今でいうところの、テレビで見られる「ワイプ芸」のような、驚くときは大げさに顔を動かすイメージでした。 それから年齢を重ねていろいろな人生経験をするにつれて、人間、本当に驚くときは、リアクションなんか取れない、ただ呆然とするしかないんだということがわかりました。 やはり昔からある言葉には説得力があるんだなと実感しますね。

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破天荒

【漢字】破天荒 【読み】はてんこう 【意味】型破りな言動で破天荒キャラを売っている芸人の影響で間違って認識されているが、正しくは今まで誰もできなかった事を成し遂げるという意味である。 【例文1】破天荒の事業を計画する。 【例文2】破天荒の記録に挑戦する。 【例文3】破天荒の伝説を作る。 破天荒な人というと、かなり危険でできれば周りにいてほしくない人物というイメージがありました。 しかし、本来の意味はけっこうポジティブな意味のようです。 今までとは違う新しいことをやっていく人を破天荒な人というようです。 この意味を知ると、もしかしたらは天候の人はいつの時代にも必要です。 また、自分自身も破天荒な部分があったほうが良いと思いました。 今までの慣習が必ずしも良いとは限りませんし、時代に合わせて状況はどんどん変わっていきます。 一昔前に破天荒な人がやってきたことが、今ではごく当り前のことになっています。 さらに今、新たに破天荒な人がその当たり前のことを変えようとしています。 破天荒な人には必ず邪魔をする人が出てきます。 新しいことに対して、良しとは思っていない人たちです。 確かに破天荒な行動が全て良いとは限りませんし、道徳上の問題もあります。 しかし、世の中は諸行無常であることもあり、やはり絶えず変化していく必要があります。 どんな風に変化していっても、そこにはメリットとデメリットが存在します。 その中で何を選択していくかはとても重要です。 破天荒な行動で世の中が良い方向へ行くのであれば、多いにそのパワーを上手く利用していきたいものです。

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八方塞がり

【漢字】八方塞がり 【読み】はっぽうふさがり 【意味】どの方向に向かっても不吉な結果を招く。 【例文1】八方塞がり除けのご祈願に行く。 【例文2】会社経営が八方塞がりに陥る事態になる。 【例文3】会社を辞めるか降格するか八方塞がりだ。 何をどうしようとも解決する方法がない状態を、「八方塞がり」と言います。 この言葉は陰陽道に由来するもので、八方は八方位、東西南北とその間の南東・南西・北西・北東のことです。 好ましくないひとつの方位を避けるだけならば方違え(かたたがえ)で済みますが、八方位全てがダメではどうしようもありません。 八方塞がりはその人の年齢によって迎えることになり、男女とも共通で数え年10・19・28・37・46・55・64・73・82歳と9年おきになります。 対策としては、八方除けと呼ばれる御祓いを神社でしてもらう、厄除けの御守りを身につけるなどの方法があります。 厄年はコレとは別で、男性の場合で本厄が25・42・61歳、女性の場合は本厄が19・33・37・61歳です。 さらに後厄が本厄の次の年に来るのでそちらも注意するべきかもしれませんが、実際のところはどうでしょう。 思い当たるような災いが降りかかることもなく既に無事通過してしまっている方も多いはずです。 厄年の集団を大勢集めたとしても必ず事件や事故が起きるものではありません。 そもそも大きな災害などがその人の年齢とは無関係なのは明らかです。 つまるところ厄を予見して避ける事はかなり難しいように思えます。 不意に遭遇する事件事故から身を守り、平穏無事を願い注意深く生きることを日常的に心がけことが大切です。 会社を退職し、無職無収入となりました。退職理由は、会社の組織に嫌気が差したためと、自分のスキルを生かして仕事をしたいというものでした。本来であれば、在職中に次の仕事なりを見つけて、スムーズに収入が途絶えないように計画するべきだったのですが、会社でトラブルが起き、急に退職することとなりました。何かやってしまったわけではありません。人間関係で少し起きただけで。 失業の状態となりましたが、長年同じところに勤めていたため、たっぷりと失業保険が支給されます。最初の1年は就職活動はするけど、余程条件のいいところでなければ行かず、勉学に励むつもりでした。手に職を持とうと考えました。しかし、そんな甘い考えは神様はお見通しだったらしく、努力不足により資格試験は不合格。就職活動に専念することになりました。起業も考えたのですが、そのための資格試験だったということもあり、一旦は就職しようと考えました。 しかし、なかなかよい就職口は見つからず、あれよあれよと失業保険の期限も切れ、本当の無収入状態になりました。しばらくは貯金を崩しつつ何とかやってきましたが、それも限界があります。何をするにも先立つ収入がなければ話になりません。まさに八方塞がり。条件のいいところと言わず、どこでも雇ってくれるところに飛び込むしかないのかなと、覚悟を決めようと思っています。

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八方美人

【漢字】八方美人 【読み】はっぽうびじん 【意味】どこから見ても欠点がない美人が転じて、誰にでも愛想よく振る舞う。よく思われようと要領よく付き合う。悪い事ではないが、周囲からはマイナスイメージが持たれる。 【例文1】八方美人をねたむ女子社員。 【例文2】あの子誰にでも八方美人だよね。 【例文3】八方美人で何が悪い? 私の周りには八方美人がたくさんいるように思います。子供が幼稚園に通っており、園でママさんとお話ししたりママ会に誘われていくこともよくあります。何人か仲の良いママさんグループがあるのですが、その中でも特に仲良くしているママさんが二人います。ママ会がない日でもその人とは個々でもよくランチしに行ったり、お互いの家に子供と遊びにいったりしていました。気の許す相手だと思っていたので愚痴や噂話などもよく話していました。ですが、ある日グループでママ会をしているときに個々ではあまり遊ばないママさんからそういえば聞いたよなどと仲が良いと思っていたママさんにしか話していない内容を言われたのです。その日ちょうど仲の良いママさんはママ会を欠席していたのでそのことについては話していません。ですが、周りからそういう風に言われることが多くなっていったので仲が良いと思っていた二人にも本音で話すことはなくなりました。話す内容も選んで話すようになってしまいました。やはりママさん同士は噂話がつきものですからそういう情報はすぐに回ってしまうのです。八方美人だなと思ってしまいました。波風がたたないよう、あまり噂話などはせずに接していこうと思います。 八方美人とは、誰に対してもいい顔をするようなふるまいのことを表す言葉です。近頃よく、店員さんに横柄な態度をとる人のことが話題になります。そんな人よりは、八方美人の方がマシな気がしますが、誰に対してもいい顔をするというのは考え物です。愛想のいい人は好かれますが、いい人でいたいがために、自分の意見や考えがなくなってしまうのは困ったものです。誰に対しても賛同していると、AさんとBさんが違う意見だったとき、Aさんの前ではAさんに賛同、Bさんの前ではBさんに…となり、結局どっちなの?となってしまいます。でも八方美人の人はそれが矛盾していることに気づかないので、そうやって人に合わせていい顔をしてしまうのです。 誰にも嫌われずに生きていくのは不可能なことです。時には、N0と言える強さも必要です。また、自分が大切に思っている人には、自分の本当の気持ちを伝えたいものです。偽って相手に合わせて得られる好意は、脆いです。八方美人であることよりも、大切な人と本当の気持ちを伝えあえる関係を作ることの方が、人生を豊かにするはずです。誰からも好かれなくてもいい、自分の大切な人にさえ好かれていれば…と割り切って生きていけるとラクですね。

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発破をかける

【漢字】発破をかける 【読み】はっぱをかける 【意味】力強い言葉で相手を後押しする。 【例文1】気合を入れろと監督が発破をかける。 【例文2】試合前に発破をかける。 【例文3】円陣を組み発破をかける。 夏休みは長いようで短い。子どもが成長するにしたがって私が体感する夏休みの長さもどんどん短くなっていく気がします。子どもが小学生の頃は本当に夏休みが長くて大変でした。まず毎食お昼ご飯を作らなくてはならないこと。給食のありがたみを感じましたね。そして一緒にいる時間が長い、最近の夏が暑すぎる、子どもが毎日ダラダラと過ごしている、これを毎日積み重ねるとやっぱりどこかで親の怒りが爆発します。「たまには勉強をしなさい!」「宿題は順調に終わっているの?」と発破をかけます。夏休みの中ごろに一回発破をかけるのですが、これで切り替えて何かを始める子なら最初からきちんと宿題をやると思います。 そして大抵夏休みが終わる2、3日前になって宿題が全く進んでいないことが発覚します。徹夜まではいきませんが、睡眠時間をかなり削って、その数日で宿題を片付ける始末です。本当になんで40日もあるのに計画的に宿題を終わらせるということが出来ないかな?小学校低学年ならともかく高学年になっても同じなんですけれど?とあきれてしまいます。もう夏の終わりの風物詩ですね、季語にしてもいいような状態です。そんな娘の宿題を親として絶対に手伝わない!これを守るのに毎年夏の終わりに私も必死です。

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這っても黒豆

【漢字】這っても黒豆 【読み】はってもくろまめ 【意味】落ちている物が黒豆だと言った人が、それが這いだして虫だとわかっても黒豆と言い張った。つまり間違いがわかっても強情に認めない人。 【例文1】彼は這っても黒豆だから、その辺はうまく逃げる。 【例文2】頑固で這っても黒豆な性格が損している。 【例文3】言い訳ばかりで這っても黒豆だ。 どうしても自分の意見を変えない、いわゆる頑固だったり強情だったりする人がいますよね。もしかすると誰しもが何かしらのことで、他人に何を言われても譲れない信念があるかもしれません。ですがたとえば「理屈に合わないことだと周りから言われても、自分の意見を変えない」といったことはあまりおすすめできません。這っても黒豆のような人になってしまうと、自分のためにならないと考えられるからです。 人は何をするにしても、意識的であれ無意識的であれ「この方法が正しい」と考えて行動するでしょう。しかし後々にその行動が間違っていたと判明したら「次からは同じ間違いをしないように気を付けよう」と反省できますよね。間違いを認めて学習することで、人は成長していきます。ところが頑なに自分の間違いを認めない人の場合、自分の行動を反省しようとしません。そうなると学習する機会も失いますし、自分を成長させることさえできなくなってしまいます。 ときには自分の間違いを認めるのが恥ずかしいかもしれません。反対にすぐ間違いを認められる場合もあるでしょう。ただ理屈にあわない間違いの場合は、きちんと自分でも間違いを認めて、次からは同じような間違いをしないように気を付けることで、人としてより成長していけるのではないでしょうか。

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ばつが悪い

【漢字】ばつが悪い 【読み】ばつがわるい 【意味】気まずい様子。場違い。 【例文1】先輩の誘いを断って、デート現場を目撃されたのはバツが悪い。 【例文2】部活をサボってゲーセンに出入りしていたら、先輩に遭遇しばつが悪い。 【例文3】会食の場でラフな格好はばつが悪い。 先日、勤務先の飲み会がありました。 あまり飲み会をしない会社なので、たまにしかない飲み会はとても楽しく、かなり盛り上がりました。 赴任してきたばかりの課長があんなにツッコミがうまい方だったとは!とか、赴任してきたばかりのあの方には奥様がいたのかーとか、仕事の話しかしたことがなかった職場の方と少し親密になったような気がしてとても楽しい時間でした。 その席でわたしはなにかの話の流れで、人前で鼻をかむ女性が信じられないと発言しました。 地元にいた頃は人前で鼻をかむような女性は見たことがありませんでしたが、東京ではオフィスのデスクで、満員電車の車内で、レストランの席で、とにかく人前でも平気で鼻をかむ女性が結構いて驚いていると話しました。 それは、わたしの部署内にはそのような女性がいないからこその発言でした。 みんなも「あーわかるー」と同調してはくれていましたが・・・ ある時赴任してきたまあまあ偉い女性がまさにその人前で鼻をかむ女性でした。 更にその方は鼻炎持ちなのか割りと頻繁に鼻をかみ、部署内のみんなはその度にわたしを見てニヤニヤ・・・ バツが悪いとはこのことです。 あーあ、あんなこと言わなきゃよかったなぁ・・・。

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八面六臂

【漢字】八面六臂 【読み】はちめんろっぴ 【意味】多方面で活躍をする。 【例文1】仕事に母に妻にと八面六臂で尊敬する。 【例文2】芸能活動・飲食店オーナーと八面六臂の活躍だ。 【例文3】モデル業兼社長業を八面六臂でこなす。 「あの人は様々な方面で、大いに活躍している。まさに八面六臂の活躍ぶりだ」などと言う言葉を、一度はお聞きになった方も多いと思います。 八面六臂というのは、一人の人がいくつもの方面にわたって大活躍をすることを指す言葉ですが、もとは八の顔、六の腕を持つ仏像のイメージから生まれた言葉です。 「臂」とはすなわち、腕のことなのです。 多くの顔や腕を持つ仏像のごとく、一人の人があらゆる方面で活躍するさまを八面六臂の大活躍などと言うようになったのです。 もともとこの言葉が生まれたもととなった仏像とは、インドの鬼神、阿修羅の仏像だそうですが、この仏像はなんと三面、三つの顔しか持っていません。 ですので八面六臂という言葉は、後世の人がもともとの由来となった仏像に関係なく作り出した言葉なのです。 八面六臂が定着した今、その言葉の成り立ちに疑問を持つ人もいないでしょうが、今度聞いたりする機会があったら、インドの阿修羅像や、言葉の成り立ちなどに思いを馳せるのもいいかもしれませんね。

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蜂の巣をつついたよう

【漢字】蜂の巣をつついたよう 【読み】はちのすをつついたよう 【意味】蜂の巣を突いたら危険な目に遭うことから、手に負えない大変な騒ぎになる。 【例文1】不審者と勘違いして通報したら、近所が蜂の巣をつついたように騒然となる。 【例文2】蜂の巣をつついたように嘘の噂が広まった。 【例文3】巣を突いたら親鳥が攻撃してきた。まさに蜂の巣をつついたようだ。 手に負えないような大騒ぎが突然発生する様子を、蜂の巣をつついたようと表現します。 集団ヒステリーやパニック状態といえば簡単に理解できそうです。 蜂の巣をつついた経験はありませんが、たくさんの蜂に襲われた経験はあります。 子どもの頃に草むらで遊んでいたときのことですが、どうやら蜂の巣に近づきすぎたようで何の前触れもなく頭を刺されました。 そこからはもう蜂もパニック、刺された人間もパニックです。 本能によるものか連携や指示によるものかは知りませんが、敵と見定められたらしく頭を何箇所もサクサクと刺されました。 近くには一緒に遊んでいた仲間もいたのですが、蜂相手に為す術もなく一目散に逃げたようです。 何箇所も刺されましたが辛くも逃げおおせることに成功しました。 その場に倒れていたりしたらどうなっていたか見当もつきませんが、とにかく必死で逃げたようです。 最近でも町内に蜂の巣が発見されたりすると駆除専門の業者を呼んだりとちょっとした騒ぎになりますが、あれは確かに脅威というに値する危険生物です。 家屋の近辺に発見したならば、早急に取り除くことをお薦めします。 放置しているとジワジワと数が増え、さらに翌年も同じ場所に巣を作ろうとすることがあるので見逃したりしてはいけません。 とりあえず互いのためにも関わりあいの無い場所で平和に暮らして欲しいものです。

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破竹の勢い

【漢字】破竹の勢い 【読み】はちくのいきおい 【意味】竹を縦に裂くと勢いよく割れることから、猛烈な勢いで突き進むこと。 【例文1】誰にも止められない破竹の勢いの快進撃だ。 【例文2】破竹の勢いでベスト4進出を決めた。 【例文3】気になる女性に破竹の勢いで推す。 うちの家族は野球が大好きです。 高校野球、プロ野球、大学野球、社会人野球と野球ならなんでも好きです。 家族の共通の趣味であり、我が家は野球のお陰で仲良さを保てていると言っても過言ではありません。 そんな我が家が大注目しているのが「秀岳館高校」です。 リトルリーグの強豪で有名なチームの中に「オール枚方ボーイズ」があり、その監督を秀岳館がヘッドハンティング。 監督はほとんどの選手を引き連れて秀岳館の野球部監督に就任しました。 実は秀岳館の高校野球初出場は2001年の夏の大会で、3回戦まで勝ち進んでいます。 その後2003年にも春の大会に出場しています。 鍛冶舎監督が就任したのは2014年なので就任前にも甲子園出場の実績はあったということです。 しかし鍛冶舎監督が就任してからの秀岳館野球部は破竹の勢いで成長を遂げ2016年の夏の大会ではベスト4の成績を残します。 でも世間は秀岳館をヒール扱いしています。 理由は熊本出身者がいないから。ネットでは大阪代表だろ(笑)という声も目立ちます。 そんなことを言うなら他の強豪も全部そうです。田中将大は兵庫県から駒大苫小牧に行ったし、中田翔も広島県から大阪桐蔭に行きました。 熊本の震災の時、瓦礫の片付けをしてくれた野球部員、親元を離れ信頼する監督さんと熊本に来た選手達を叩くのは納得できません。 彼たちは立派な熊本代表だと思います。 いつか必ず熊本に優勝旗を持ってきてください。

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バスに乗り遅れる

【漢字】バスに乗り遅れる 【読み】ばすにのりおくれる 【意味】社会の風潮や流行に遅れる。 【例文1】バスに乗り遅れては合コンで成功しない。 【例文2】若者のファッションはバスに乗り遅れるものがある。 【例文3】バスに乗り遅れて話についていけない。 30代までの私は流行には敏感な方で、聞きなれない言葉や新作品には何でも 一度は目を通して使っていました。合コンに行くとなるとはやりのバスに乗り遅れてはいけないと、女性が好みそうなお店をリサーチしたり、話題性を高めるためにも調べたりしたものでした。身につけているものも流行りの物を選んでいました。成功したい一心で必死でしたね。 そんな私も結婚して今年40代に突入しました。平凡に暮らしています。家に帰れば、テレビをつけ、どの番組も芸人番組ばかりです。 昔は歌番組も多く、アイドルにも熱を上げていたものです。 某アイドルグループなんて主力メンバーがいた頃までは名前も顔も知っていました。しかし、次々に卒業いていってはグループも増え、今や誰が誰だかわかりません。娘からは時代についていけてないねと笑われる始末です。好みの子がいないというのもあるでしょうが、覚える気はありません。決して記憶力がないわけではありませんので、あしからず。また若者の奇抜なファッションには時代の流れどころか親になった今理解できません。

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恥の上塗り

【漢字】恥の上塗り 【読み】はじのうわぬり 【意味】恥をかいた上にさらに恥をかく。 【例文1】酔っぱらって泣いたりわめいたり恥の上塗りだ。 【例文2】スピーチで緊張して声は出ないわ、噛むわで恥の上塗りだ。 【例文3】転んでセリフも忘れ恥の上塗りだ。 たとえば人前でスピーチをしてしまって、次に話すべきことを思い出せなくなって黙ってしまい、恥ずかしくなったという経験を持つ人もいるかもしれません。しかし中には、スピーチの内容を思い出せなくて黙り込み、恥ずかしい気持ちになった上、ようやく内容を思い出せたから話そうとしたら、今度は上手く呂律が回らずに噛んでしまって、恥の上塗りになってしまった、という人もいるかもしれません。 ですが恥をかいてしまったとしても、それをどうにかすればチャンスに活かせることもあるのではないでしょうか。たとえば、自分では恥の上塗りとなってしまったスピーチであっても、そのスピーチの最後に「次のスピーチこそは、上手に話せるようにしたいです」などと一言添えるだけで、ちょっとした笑い話に変えることが出来ます。 もしも笑い話にするのがあまり好きでない人なら、まるで何事もなかったかのようにスピーチを終わらせてしまうのも有りでしょう。たとえスピーチを終えた後に、誰かから軽い指摘を受けたとしても適当に話を流してしまうのが、気持ちとしても楽になると思います。 『恥をかく』というのは、できるだけ避けたいものですよね。しかし『恥をかいてしまった』と考えるのではなく、『恥だと感じたところが、自分の苦手なところ』だと捉えると、少し前向きになれますよ。苦手なところを克服できるチャンスです。『恥』だって自分を成長させてくれる要素と言えると思います。

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箸にも棒にも掛からない

【漢字】箸にも棒にも掛からない 【読み】はしにもぼうにもかからない 【意味】水の中の物を取る時、箸でも取れない、棒にも引っ掛からなくどうしようもないくらい手がつけられないという意味。 【例文1】箸にも棒にも掛からない汚い部屋にあ然とする。 【例文2】年末は膨大な仕事量に箸にも棒にも掛からない。 【例文3】売り上げが激減して箸にも棒にも掛からない。 人生に目標や夢がないという人もたくさんいます。 しかしそれとは逆に夢を追いかけている人も大勢います。 どちらが良いかはひとそれぞれの価値観によりますが、夢が人生を豊かにしてくれることは確かなようです。 しかし夢を実現できる人はごくわずかであり、ほとんどの人が夢を叶えることなくどこかで区切りをつけて生きていかなくてはなりません。 夢を追いかけることは自分との戦いです。 好きであることと向いていることは違うのではないかと常に苦悩しながら進んでいかなくてはなりません。 また夢を追いかけることは周囲の理解を得られるとは限らず孤独の中で戦い続けなくてはならない場合もあります。 それでもやってみて、箸にも棒にも掛からないというのであれば諦めることもできますが、一番厄介なのは少しだけ評価されてしまった場合です。 評価されたということは才能がないということではないのですが、だからといって成功するかどうかは別の問題です。 しかし夢を追いかけている人にとって誰かに受け入れられたり評価されるということは希望の光のようなもので、その光の先には自分が追い求めていたものがあると思ってしまうのです。 そして努力を続ければその先に行けると信じてしまうのです。 もちろん信じた人がみな夢を叶えられるわけではありませんが、夢を叶えた人はみな自分のやっていることや希望の光の先を信じて疑わなかった人と言えるのかもしれません。

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馬耳東風

【漢字】馬耳東風 【読み】ばじとうふう 【意味】人の意見や批評など聞かず聞き流す。 【例文1】上司に意見しても馬耳東風だ。 【例文2】馬耳東風で押し通す。 【例文3】のんきで馬耳東風だ。 馬耳東風とは人の話、批評などを全く気にかけないことですね。自分の周りを見回してみると「あなたはそんなに気にしなくて大丈夫だよ!」というまじめな子が他人の批評や言葉を気にしずぎるところがあります。もっと馬耳東風の姿勢を取っても良いのにということですね。逆に「周りの意見に流されない!とか言っているけれど、逆にあなたこそ人の意見とか少しは気にした方がいいんじゃない?」というタイプの人もいます。本当に世の中上手くいかないもんだなと思いますね。気にしすぎることもなく、でも少しは周りの人が言ってくれることに耳を傾けた方が良いと思います。 馬耳東風というといつも思い出すのが「裸の王様」のお話です。ペテン師が賢い人にしか見えない布で王様に洋服を作ります。もちろんそんな布はないので王様は裸です。しかし王様は自分がバカだと思われたくないので「素晴らしい!」と洋服を褒めます。服を町の人に見せるためにパレードをするのです。町の人たちも自分がバカだと思われたくないので王様の服を褒めまくります。たった一人だけ正直に「王様は裸だ!」といった少年がいました。王様はこの少年の一言を馬耳東風に聞き流しパレードを続けたというお話です。ただこの話、ペテン師が本当に賢い人にしか見えない布で服を作っていたら?話しは一転しとっても奥が深い話になります。

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化けの皮がはがれる

【漢字】化けの皮がはがれる 【読み】ばけのかわがはがれる 【意味】隠していた正体がバレる。 【例文1】最初はおとなしそうに見えたが、長く付き合ううちに化けの皮がはがれてきた。 【例文2】隠し撮りで化けの皮がはがれる。 【例文3】酒を飲み化けの皮がはがれる。 化けの皮がはがれるとは隠していた素性や真相が現れるときという意味で使われます。 誰かしら、学校なり会社なり集団の中での役割を演じたり自分を守るために鎧を着ているところはありますが、化けの皮がはがれるって自分を守るためというよりは、人を蹴落としたいとか人を欺いて自分だけお金儲けしようというたちの悪い部分が露になるってことですよね。しかも、そういう化けの皮がはがれたときって謝ったりせず、逃げたりするんですよね。 怖いですよね。欲深くなりすぎると化け物になるって感じですかね。 聞いた話ですが、お金に余裕がある時はその人に近づいておだてたゴマをすり甘い蜜を吸って、もうその人にお金に余裕がないと知ると全くもって態度を変える人がいたそうです。 そういう人は大抵貧相ですよね。貧相だからそういうことをするのか、はたまたそういった人との付き合い方だから貧相なのかはわかりませんが、いずれ本性というのは遅かれ早かればれるものなのでしょう。 人から奪おうとか、そういうのはもう時代遅れだし何もいいものが生まれないですね。 まだ世界は資本主義だし競争社会かもしれませんが、これからはシェアしたり協力したりすることが重要になってくると思います。 「化けの皮がはがれる」とはことわざの1つで意味は、隠していた素性などの物事の真相が誰かにバレてしまうことのたとえとして使われます。 〈化けの皮〉は本当の姿などを包み隠した偽物の表面のことを指していて〈はがれる〉が取れてしまうことにあります。つまり、この偽物の表面の皮が取れてなくなってしまったことにより隠していた内側の本当のものが見えてしまうことです。 類語として「馬脚を現す」ということわざもあり、こちらも同じように隠していた本性や悪事などがバレてしまうと言った時に使われます。 私も普段仕事をしていて、私たちの前では悪口ばかり言ってサボったりもしているのに、上司の前ではすごく良い子のふりをしている人がいて、この人化けの皮がはがれたらなーと思う人がいます。化けの皮がはがれたらその人の本質が上司にも見え、本当はこんな人なんだというのを知ってもらえます。 要は、本当は良くないことをしている人が何らかのことがあって隠していた本性が現れてしまった時に使われ、基本的に悪い意味として使われることが多いですね。 化けの皮はいつかははがれてしまうものですから、化けの皮はあまりかぶらないようにして、自分に素直に生きていくのが大切ですね。

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薄利多売

【漢字】薄利多売 【読み】はくりたばい 【意味】利益の少ない商品を大量に仕入れてたくさん売る。ひとつの利益は少ないが、多く売ることで利益が増す。 【例文1】安いと口コミで広がり、薄利多売で集客大成功。 【例文2】単価を下げて薄利多売方式で売る。 【例文3】薄利多売の秘策が売上につながる。 私は大学卒業後製薬会社に就職しました。そして薬局の特に栄養ドリンクを売る部門に配属されました。毎日のように薬局薬店に足を運び利益を小さくして何千本と言う栄養ドリンクを薬局薬店に在庫として置いていただきました。しかし在庫を抱えて売れなくては得意先もお手上げ状態です。そこでどうするかというと、薬局に自ら店員として入り、試飲会を開くのです。そしてドリンクをお客様に口も八丁手で飲んでもらい何ケースも1度にドリンクを売りさばく方法です。いわゆる薄利多売です。利益は小さくてもたくさんドリンクを売りさばくことで利益が出るのです。このやり方で営業マンとして新米でしたがかなりの利益を得ることが出来ました。つまり薄利多売で自分の営業スタイルを確立して行ったのです。私のやり方はとにかくお客様に試飲してもらいドリンクの良さを分かっていただいて、大量に売りさく方法です。他の社員も私のやり方をまねし出しました。しかし、私は本当に栄養ドリンクの良さをお客様にお伝えして買っていただくお互いの信頼関係を大事にしていました。ただ他の営業マンみたいに勢いだけで売ることはしませんでした。よって、その後は栄養ドリンクのリピーターが出て黙っていてもドリンクが売れるようになりました。

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博覧強記

【漢字】博覧強記 【読み】はくらんきょうき 【意味】書物を多く読み、記憶力が優れている。知識が豊富である。 【例文1】わからない事があれば、彼女の博覧強記に頼る。 【例文2】本が好きで博覧強記となる。 【例文3】新聞を読む事で博覧強記となる。 博覧強記とは広く物事を知っており、よく覚えていることだそうです。 私は記憶するのは苦手だし自分の興味のあるものにしか目がいかず知識も偏っているので私には全く当てはまらない言葉です。 なので、記憶力がいい人や多くの物事を知っている人に憧れます。例えば、テレビによく出ている林修さんは凄い知識量だし、先生というのもあって説明するのも上手なので尊敬している一人です。やっぱり、好奇心が強いからこそ色々な分野の知識だったり物事を吸収できるんでしょうね。 私も賢くなりたいです。 しかし今の時代、ネットのお陰で直ぐに調べものができるし情報は手に入りやすく手持ちの情報量が多ければ多いほどいいのかというとそうではない気がします。 情報や知識だけを知っているのが賢いのではなく重要な情報を必要としている人に届けるであったり、知識を自分の中に取り込み練りこんで、それをアウトプットしていくことが重要になってくるのではないかと思います。 また、情報過多になり自分の頭で考えたり五感を使うことが減ったりすると人は疲れやすくなり冷静な判断ができなくなるような気もします。 なので、たまにはネットに頼らずあえて情報を遮断する環境を作って休むというのも大事だと思います。

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薄氷を踏む

【漢字】薄氷を踏む 【読み】はくひょうをふむ 【意味】薄く水面に張った氷に乗るのは危険なことから、危機的状況にも臨む。 【例文1】銀行強盗に出くわしたが、薄氷を踏む思いで5人がかりで取り押さえた。 【例文2】氷が張った池を好奇心で薄氷を踏む。 【例文3】山で遭難し、薄氷を踏む思いで下山する。 冬に差し掛かったばかりの季節では、肌寒くはなっても水たまりに氷が張るまでには中々至りません。 そしてやっと氷が張るのを見つけると大喜びで踏みつけて割っていました。 今にして思えば何が面白くてそのようなことをしていたのか理解できませんが、子ども特有の感性からくる行動だったのでしょう。 とにかく道端で氷が張っている場所を見つけては無理をしてでも割っていました。 あるとき通っている小学校の池に氷が張っているのを見つけました。 それなりの厚さがあったので小学生程度の体重ではビクともしなかったのは今になっても記憶しています。 なぜ記憶しているかというと、調子に乗ってどれくらいの衝撃に耐えられるか試してみたからです。 踵やつま先で蹴ってみたのですが、意外に頑丈でヒビのひとつも入りません。 多少大きめの石をわざわざ探して持ってきて放り込んでみましたが割れませんでした。 池の外から助走をつけてジャンプし、両脚で思い切り着地したところものの見事に割れました。 浅くても池は池、長靴の中まで水浸しになって這う這うの体で家に帰って親から大目玉をくらいました。 薄氷を踏むような危険を冒すと最終的には大失敗をする事を、身をもって証明した愚か者が実在するという話です。

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白眉

【漢字】白眉 【読み】はくび 【意味】いくつかの中でも特に優れている。 【例文1】姉妹で特に長女が白眉である。 【例文2】子どもの頃からクラスでは白眉だった。 【例文3】白眉ばかりで決めがたい。 中国の三国時代にいた馬氏の五人兄弟は全員優秀だったのですが、なかでもずば抜けた才覚があった馬良の眉毛には白髪が混じっていたそうです。 そのことから特に優秀な人を指して白眉というのだそうですが、子どもの頃に見た人形劇の馬良は眉毛が全て真っ白だったような気がします。 老齢になれば頭髪から髭まで白髪混じりになっていくのは自然なことで珍しくも有りません。 わざわざ眉が白いことを記述されるくらいなのですから、若い頃から眉に白髪が混じる若白髪だったのでしょう。 中年を過ぎた私の頭髪は流石に真っ黒とは言えず、白髪がちらほらと見受けられます。 それは加齢によるものなので別に気にも留めませんでしたが、あるとき抜いた鼻毛が白髪だったのにはかなり驚きました。 そもそも鼻毛が白くなるなど聞いたことも見たこともありませんでしたから、何か病気なのではないかとすら心配しました。 いろいろ人に聞いたり調べたりしましたが、特に病気とかではないようです。 埃っぽい倉庫での労働などもしたことがあったので、他の人よりも鼻毛は多めに伸びていたようなので多分そのせいでしょう。 健康食品マニアな友人からは、ここぞとばかりに亜鉛サプリや怪しい精力剤をすすめられたのには参りました。 眉が白い人には優秀な人がいたようですが、鼻毛が白くて優秀な有名人は今のところ存在しないようです。 実際に存在したとしても、それが知れ渡ればかなり格好が悪いので綺麗に処理しているのでしょう。

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白髪三千丈

【漢字】白髪三千丈 【読み】はくはつさんぜんじょう 【意味】長年の悲しみや心配事が重なって髪が白くなり、長く伸びたと嘆く。 【例文1】白髪三千丈だったけど、金婚式を迎えられたのも家族のお陰だ。 【例文2】白髪三千丈でひ孫も見れて幸せだ。 【例文3】先も長くはないのに独り身の息子の事が白髪三千丈。 「白髪三千丈」という言葉を聞いて思い出すのは99歳まで生きた私の祖母のことです。祖母は大正生まれで貧乏な農家に嫁に来ました。子どもは10人いました。そのうち3人は幼少のころに食中毒で死亡しています。祖母は商売ヘタな祖父の代わりに、田舎の雑貨屋を切り盛りしていました。米の販売やタバコの販売、障子紙などを担いで列車に乗って配達まで行っていました。そして私の父が始めた漬物製造の仕事を私の母と行い、夕方からは私の叔父、叔母、兄弟を含めた家族10人の食事の用意までするという大変なことを行っていました。85歳を過ぎたあたりから祖母の兄弟が亡くなり始めて、葬儀のたびに泣いている祖母の姿がありました。6歳離れた祖母の妹が亡くなった時には、食欲もなくなるほど落ち込んでいました。90歳半ばころには兄弟全員が亡くなってしまいました。そして自分の7番目の息子が60歳で亡くなった時には、見ている周りも心配するほど元気が無くなっていきました。そのうちに痴呆の症状があらわれ、施設や病院を転々とするようになりましたが、逆に痴呆になったおかげで誰かが亡くなって泣いたり落ち込んだりすることはありませんでした。長生きするということはありがたいですが、「白髪三千丈」を身をもって知ることになるのだと祖母を見ていて思いました。 「白髪三千丈(はくはつさんぜんじょう)」とは李白の五言絶句「秋浦歌」の冒頭部分に出てくる言葉です。「長年の憂いが重なり、白髪が非常に長くのびることを誇張した表現。心に憂いや心配事が積もることのたとえ」です。ちなみに三千丈とはおよそ9キロメートルですから、誇張も誇張なのですが、それほどの苦労をしたということ。李白は天才的な詩人で「詩仙」とも呼ばれていますが、最近のアニメ映画にもなった森見登美彦による小説「夜は短し歩けよ乙女」の中でも、李白は高利の金貸しや偽電気ブランの卸元などをやっている富豪の老人として登場します。「電車」と称する三階建ての巨大な自家用車を所有し、自由奔放に大酒を呑み、行動していますが、李白風邪と呼ばれる(おそらくインフルエンザ)によって、主人公の大学生と「黒髪の乙女」との恋を大きく進展させることになります。実際の李白も若い頃、遊侠の輩と付き合いがあったり、湯水のように大金を使ったり、道士と交流したりと自由奔放な生活をしています。42歳の時に長安へ出て賀知章の目にとまり、やがて玄宗皇帝に詩才を認められて官吏となりますが、若い頃の奔放さは留まるところを知らず、酒が原因で長安を追放されます。晩年は各地を転々とし、牢に繋がれるなど不運に見舞われます。その時の苦労を詠んだのがこの詩なのです。

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伯仲

【漢字】伯仲 【読み】はくちゅう 【意味】中国では兄弟を意味する。両者の能力に差がない。 【例文1】伯仲なく二人とも優秀に育った。 【例文2】どちらかに勝者を付けるのは伯仲で難しい。 【例文3】伯仲同士で決着が付かない。 勉強やスポーツや仕事などで、もしも自分と同じくらいの実力がある相手がいるとします。そうしたときに「自分の方ができるはずだ」と憤慨してしまうことや、反対に「相手の方ができるはずだ」と萎縮してしまうことはありませんか。それに周りの人も、実力が同等の人間が2人いるとなると、勝手にはやし立てるかもしれません。そしてそのはやし立てに対して、ストレスを感じることもあるかもしれません。 ですが同等の実力を持つ相手がいることは幸運と言えるでしょう。なぜならば自分の能力を向上させる絶好の機会だからです。相手の実力が自分と伯仲するのであれば、つまりその相手を越えることが、自分自身が成長した証になります。ですから自分の実力と優劣がつけ難い相手がいるとしたら、その相手に対して嫉妬したり遠慮してしまうのではなく「この相手を越えよう」と自分に発破をかけるのが良いでしょう。このように何かの分野で伯仲する相手がいたら、自分にとって好機がきたと考えてみてください。おそらく人生の中で、自分と同じくらいの実力がある人に巡り合えるのは、何度かあることだとは思いますが、必ずしも出会えるとは限りません。実力が伯仲できる相手がいたら、それは良い好敵手だととらえて、自分を成長させる機会を作ってみてください。

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拍手喝采

【漢字】拍手喝采 【読み】はくしゅかっさい 【意味】拍手して褒める称える。 【例文1】演奏終了後も拍手喝采が鳴りやまない。 【例文2】新婦の感動的な手紙に列席者が拍手喝采。 【例文3】感動的なスピーチで拍手喝采。 よく耳にする「拍手喝采」ですが、この四文字熟語は具体的にはどういう意味でどう使うかご存知でしょうか?何となく拍手が凄いと言う程度の認識の方が多いかと思います。「拍手」は手を打ち鳴らす意味なのはご存知だと思いますが、「喝采」はどっと褒め讃えることを意味しているのです。実際の意味は「手を打ち鳴らしながら大声で褒め讃えること」です。オペラ座などで演目が終わった後に観客が盛大な拍手と共に「ブラボー!」と声をかけているのは文字通り拍手喝采と言えます。使い方としては「幕が下りても拍手喝采は鳴り止まず、演者達は何度もカーテンコールで観客に応えました」「空港では帰国したメダリストを大勢のファンが拍手喝采で迎えた」などで使うことが出来ます。実際に褒め讃える事ではなく使う時は「そんな規則が決まったとしてもお役人だけが拍手喝采するだけだよ」などと使うことも出来ます。 多くの一般人は日常生活ではなかなか拍手喝采を浴びる機会はありませんが、送る側であれば劇場や協議会、コンサートなどで可能です。機会がある時に拍手喝采の意味を少し思いだしていただければと思います。そして出来れば人生の中で何回かは拍手喝采をして貰える側に立ちたいものですね。 私の娘は幼少期からピアノを習っています。ピアノを弾くことがとても楽しくて仕方ない様子で暇さえあればピアノの練習に励んでいました。 お陰でメキメキと上達し、レッスンの階級もどんどん上がっていきました。 小学6年生になった時に、東京の銀座の素敵なホールで行われる大きなコンテストに出場できるチャンスが巡ってきました。 娘はとても張り切って練習を重ね、出場者を決める審査に挑みました。ピアノ教室の先生からはとてもライバルが多いので選ばれるのは難しいかもしれないと言われていたので、半ば諦めていましたが、無事に選んでいただけました。もちろん娘は大喜びです。 コンテストまで半年ほどありましたが、とても難しい曲に挑戦することになったので半年あっても時間が足りないほどでしたが、一生懸命練習し、あっという間に本番の日を迎えました。 当日会場に着くと、今までの発表会とは段違いの豪華で素敵なホールです。娘の顔が一気にこわばりました。緊張してしまったのです。 自分の出番が近づくと娘の顔色はますます白くなり緊張でいっぱいの様子でしたが、娘を信じて見守ることにしました。 自分の出番が来て舞台に上がるとなぜか娘は急にリラックスした表情に変わり、ノーミスで難曲を弾ききったのです。とても感動しました。 満員の会場のお客さんからも拍手喝采をもらい、娘は最後ニコニコ顔であいさつを終えました。

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拍車を掛ける

【漢字】拍車を掛ける 【読み】はくしゃをかける 【意味】物事の進みに勢いをつける。 【例文1】物価の高騰に拍車を掛ける。 【例文2】準決勝もこの勢いで拍車を掛ける。 【例文3】悪天候による不作で物価上昇に拍車を掛ける。 もしも受験生であれば、勉強が思うように進まなくなってしまうこともあると思います。けれどどうすればその状況を打破できるのか、悩んでしまう人も多いでしょう。これは受験生に限らず、受験生ではない学生でも、あるいは社会人でも同様のことが起こりえるのではありませんか。 このように物事が停滞してしまったときに大事なのは、自分以外の存在によって、自分自身に拍車を掛けることです。しかしそうは言っても、実際にどうすれば自分自身に拍車を掛けられるのでしょうか。まずは『停滞している原因』を考えることが大切です。 たとえば受験生の例を使うと、勉強が停滞している理由が『どんなに自分で考えても解けない問題がある』場合であれば、その科目の先生に質問するのが最善でしょう。ですが停滞の理由が『なんとなくやる気が起きない』というものなら、自分よりも必死に勉強している友人の姿を見て、自分も頑張らなければならないというやる気を起こすことが良いと考えられます。つまり原因によって対処法は変わるということです。 どんな物事でも、ときには滞ってしまうことはあります。いずれは進みだすかもしれませんが、それでは手遅れの場合もありますよね。そんなときはまず『停滞の原因は何か』を考えて、遅れた分を取り戻すように自分自身に拍車を掛け、停滞している状況を打破するのが良いのではないでしょうか。 物事の進行を早めること。ところで拍車とは何でしょうか。乗馬をするとき、靴のカカトに装着するもの。小さな歯車がついており、これで馬の腹を刺激することで合図をおくるそうです。見た目は痛そうですが、あくまでも合図をおくる補助具です。 ただ、いくら痛くないと言っても力任せに馬を蹴れば痛いです。かと言って刺激が弱すぎても、うまく命令が伝わりません。適度な力加減が必要になってきます。それを馬に乗りながらするのですから、ものすごく神経を使う仕事でしょうね。 馬は乗っている人を信じます。命令を信用して歩いてくれます。命がけですよね。もし間違った命令を出してしまえば、命を落としてしまうかも知れません。誰かを怪我させてしまうかも知れません。 拍車にも様々な種類があり、刺激の強さも違います。最初は弱い刺激のものから使用して、反応が無いようなら徐々に強い拍車に変えていきます。馬が可哀相かも知れませんが、きちんと人間がコントロールしないと犠牲になるのは馬ですからね。 事故が起きてから、ちゃんと躾をしておけば良かったなんて後悔しても遅いんです。命を守るためなら、多少の痛みは必要です。それこそが動物をあつかう資格であり、何より深い愛情です。

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白砂青松

【漢字】白砂青松 【読み】はくしゃせいしょう 【意味】白い砂浜に青々した松の林のことで美しい海岸の風景をいう。 【例文1】週末のデートは白砂青松で癒されたい。 【例文2】息抜きに白砂青松を見る。 【例文3】白砂青松を描く。 「白砂青松」は白い砂と緑の松原に象徴される、美しい海岸のことです。昔の色の区分でいうと青色は今の緑色でした。今の青色は昔の藍色でした。なので、この言葉も「白砂緑松」ではなくて「白砂青松」なのです。松が海岸線に植えられていたのは、景観のためというよりも風除け、防風林としての役割を持たせていたからです。もともと松の木は神様が天上界から降りてくるのを待つという意味からつけられたとか、葉が二股に分かれていることからマタがマツになったのだとか言われていますが、長寿や節操を象徴するものとして尊ばれてきました。お正月の門松はその最たるものですね。また、松は松脂がとれることから、松明としても使われてきましたし、戦時中には松脂で飛行機を飛ばすための燃料を作っていました。今も、松ぼっくりは乾燥していれば、手軽で自然由来の着火剤としてアウトドア好きの方に重宝されていますね。松の葉はよく乾燥させて煎じて飲むと喘息に効くなどと言われたこともあったようですし、松の実も食用に珍重されてきました。文学の世界でも天女が天の羽衣をかけたのも松の木でしたし、尾崎紅葉の金色夜叉でもお宮と貫一の名場面には松の木が使われていて、お宮の松が代替わりしつつも、熱海の海岸で守られています。「白砂青松」は日本人の生活に根ざした原風景の一つと言えるでしょう。

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白紙に戻す

【漢字】白紙に戻す 【読み】はくしにもどす 【意味】はじめから何もなかった事にするという意味。 【例文1】契約を白紙に戻す。 【例文2】借金が発覚して婚約を白紙に戻す。 【例文3】不正がバレ入学を白紙に戻す。 白紙に戻すことで何もかも元通りになる訳ではありません。 「無駄働きご苦労さん」と暗に言われているようなもので、精神的なダメージは計り知れないものがあります。 実質的にはマイナス査定と評価を下されたに等しく、時間や苦労を投入していればその分だけ給料泥棒とされるようなものです。 それで全てが終わるのならまだ耐えられますが、大差ないプロジェクトを他の人があっさり通してしまうことが時として発生します。 実際に目の前で起こったことが理解できず、ありのままを再確認してもさらに混乱するばかりです。 白紙に戻した紙に、そっくりそのままコピーして提出するとか有り得ないでしょう。 異なる点は提出者の氏名だけにしかみえない、究極のカンニングともいえる方法には開いた口もふさがりません。 足りなかったのはアピール方法や説得力かと問われれば、人脈や人間関係などの問題あたりが浮かんできます。 指導力がないから責任者として不適格といわれれば引き下がるより他ありませんが、発案や計画を白紙に戻すならお蔵入りが普通でしょう。 白紙に戻されるくらいなら、次からは細部までつめずに提出してやろうかとも考えましたが、しっかりチェックされるのでそれも出来ません。 人間の気持ちが白紙に戻せるはずもなく、不満が心に積み重なっていきます。 「白紙に戻す」という言葉に良い思い出がありません。何か失敗をしてしまった時に、日頃の行いが良かった場合と、その失敗を取り返すために一生懸命努力したことが認められて「頑張ったから白紙に戻してあげる」と言われます。 私が思うのは「白紙に戻す」のは本当に白紙に戻してくれるのか、という点です。大きな失敗をしてしまうとどこかで傷が残りますし、失敗をした本人と失敗のせいで困っている方たちが全員「白紙に戻す」と思わないと、元の状態には戻れないと思うのです。 よく教師や上司などの目上の立場の方が、教え子や社員に対して発言する言葉なので、もちろん良い意味で使われることが圧倒的に多いのですが、あまり良いイメージがどうしても持てませんね。高圧的な方がよく使うイメージもあります。 人間関係でも「付き合いを白紙に戻したい」と使用されます。しかし考えれば考えるほど、付き合う前の状態には完全に戻れませんし、直接付き合いを終わらせたいと伝えたほうが、分りやすいと思います。 私の経験上、白紙に戻すと言われたことがたくさんありますが、実際に白紙に戻してくれた方は一人もいません。使い勝手が良い言葉なので、白紙に戻すつもりが無くてもついつい言ってしまう言葉ではないでしょうか。

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白眼視

【漢字】白眼視 【読み】はくがんし 【意味】軽蔑する目つきで見る。 【例文1】近所迷惑なお宅を白眼視する。 【例文2】無礼者を白眼視する。 【例文3】マナー違反者を白眼視する。 白眼視とは相手を軽蔑するという意味です。この言葉の起源は、三国志時代に生きていた竹林の七賢の阮籍にまつわる話が元となっています。阮籍は、知識階層ではありましたが当時の中央の政権奪取にまつわるごたごたや汚さを感じて、引きこもり優れた詩を作っったりしてて後世の詩にも影響を与えたといわれる人物です。この阮籍にはある特技があったそうで、青目と白眼を使い分けることができたといいます。来客が来た時に、相手がどのような人物かによってこの目を使い分けていました。自分の気に入っていた人には青目を使って対応しましたが、儒教家に対しては軽蔑の意味を込めて白眼で対応したということです。儒教の虚礼儀礼に対して軽蔑していたからだそうです。この対応が、故事となって残り、軽蔑する人に対して白眼視するという言葉になったということです。実際白眼視はどのような目なのかちょっと想像しにくいですが、お笑い芸人のピスタチオのネタみたいなものだったら面白いと思います。賢いといわれている人にあれで対応されるときついと思います。少なくともあきらかにバカにされているということが分かります。儀式礼儀にうるさい儒教家と対面した絵は、コントのようだったんだろうなと思います。

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箔が付く

【漢字】箔が付く 【読み】はくがつく 【意味】箔が非常に高価であったことから、値打ちが高い。貫禄がある。 【例文1】彼は入社1年目からすでに箔が付いている。 【例文2】次の作品も箔が付くだろう。 【例文3】遺作として箔が付く。 「箔が付く」は、評価や価値が上がること、貫録が付くという意味を持ちます。使い方として「あの名作を作った映画監督は名前に箔が付いた」など、物事や事柄の評価が不動のものになる場合に付け足される言葉でもあります。 名前に箔が付くと「あの監督の作品だから名作に違いない」と思われるので、想像以上のプレッシャーを生んでしまうことや、良いイメージを連想させる言葉なので、より大きな期待が掛けられることがあると感じます。 もちろんそのような悪いイメージだけでなく、作品が最大に評価された敬称という意味で解釈できますし、これから先の人生で箔が付いたことにより、仕事がスムーズに行える地位が確立されたとみて良いでしょう。それだけ名前に重みや尊厳が生まれたとも言えます。世界的に活躍する「巨匠」と呼ばれる映画監督たちも、作品が高く評価されたから名前に箔が付いたと思います。 普段私たちが生活する場面では滅多に使用されない言葉で、誰かが生み出した物が大変素晴らしいと評価される時に、その作品の後世の影響力を考えて採用される言葉ではないでしょうか。そういった意味合いから考えても、何だか高貴で日頃から簡単に使用できるような言葉ではないようです。 「箔がつく」とは値打ちが高くなる、貫禄がつくという意味です。 私がその言葉を初めて聞いたのは学生時代です。 資格を取得する度に「これで履歴書に箔がつくな」と言う先生がいました。 商業高校だったので卒業後就職する同級生が多い中、 しばらく遊びたかった私はフリーターになってしまいました。 いつかは正社員で働こうと思っていたので、フリーターやっている間でも色んな資格取得にチャレンジしました。 資格は持っていれば持っているほど就職に有利になる。という言葉を覚えていたからかもしれません。 PC関係、英語、簿記や医療事務等の事務関係…自分にできそうな資格は手当たり次第勉強して取得しました。 その結果、履歴書の欄では足りないほどの資格の武装ができました。 実際に面接でも「すごいたくさん資格持ってるね」と褒められ、採用されました。 しかし、いざ働いてみて実感したのはテキストと実務経験は違うということ。 昔取得した資格の知識なんて記憶が風化してしまっていました。 資格で箔をつけたはずでしたが、金箔ではなくメッキだったためすぐにはがれてしまいましたとさ。 知識を自分のものにするにはメッキではなく、本物の金箔(努力)をつけなければと痛感しました。

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馬脚を露す

【漢字】馬脚を露す 【読み】ばきゃくをあらわす 【意味】芝居で馬の脚を演じる役者がうっかり姿を現わしてしまうことから、隠していたことがバレる始末。 【例文1】二股疑惑が馬脚を露す。 【例文2】年齢詐称が馬脚を露す。 【例文3】仮病が馬脚を露す。 演劇などで、馬の前脚と後脚部分を担当している人を馬脚と呼びます。 前脚はともかく、後脚は馬の骨格とは明らかに違うのでかなり不自然ですが、それでも客は馬として認識するように努めています。 これが何かの拍子に被り物がめくれるなどして隠れていた馬脚の人が衆目に晒されてしまうと芝居が台無しです。 隠すべきものを隠すことに失敗する、それがすなわち「馬脚を露す」ということです。 執念深い当局の追及の結果よりも、間抜けな失策により悪事が露見するといったイメージが「馬脚を露す」には適しているようです。 実力に見合わない地位に就いている者が、その不十分な力量が原因で失敗して世間にそれが知れ渡ることにもこの表現が使われます。 最近のシークレットブーツは巧妙に作られていますが、靴を脱ぐ段階になれば必然的にばれます。 女性ならはヒールの高い靴を履くことは誤魔化しでも何でもない一般的なファッションです。 男性が踵の高い靴をはいていたことが露見すると、足つながりもあって馬脚を露したの言葉に限りなく近づくことになります。 周囲を欺き自分の背丈を誤魔化していたことがばれるのは、悪いことをしていた訳でもないのに恥ずかしい経験になるでしょう。 もっとも知人からすれば人の背丈が急激に変化するはずがないので、秘密どころか既知の事実です。 武士の情けで華麗にスルーしてくれる可能性も高いです。 露すと書いてあらわすと読みます。馬の脚役をしていた役者がうっかいその姿を現してしまったことから、隠していたことが明らかになることを指すようになりました。隠していたことなので、主に悪事を明らかにするといった悪い意味に使われます。 悪事、といえば大げさですが、皆さんも馬脚を露してしまった経験はありますよね。些細な嘘がばれたり、隠していたことをひょんなことから漏らしてしまったりと色々あると思います。主に悪い意味で使われると言いましたが、隠していることは一概にも悪いことばかりではないはずです。語源となった馬の脚役も、本来は隠れていなければならなかったはずのもの。隠しておかなければならない物事、たとえそれが悪事であろうとも誰かを、何かを守ろうとする隠しごとはこの世にあるべきです。もし、そのようなことがある方は負い目を感じずにそのまま馬脚を露してしまわない努力を続けてください。 多くの人は隠しごとをするのは得意ではありませんし、正直さは美徳ともいわれます。しかし、そうだからといって隠しごとをまったくしないなどという人はいないでしょう。大なり小なりの秘め事はみなさんあるはずです。先にも言いましたが、それが真に隠すべきことなら馬脚を露してはいけません。そのまま隠し続けていきましょう。 「馬脚を露す」(ばきゃくをあらわす)は古代中国出典の言葉です。意味として、隠していた本性や悪事がばれる、明るみになってしまうという悪い意味です。同義語や類義語として、「尻尾を出す」(しりおをだす)や「化けの皮が剥がれる」(ばけのかわがはがれる)が有名ではないでしょうか。たまに誤用として使われることが多いもので、「馬脚を出す」(ばきゃくをだす)という表現がありますが、これは同義語や類義語として挙げました「尻尾を出す」との混同で、典型的な誤用表現ですので気をつけてください。「馬脚を露す」の語源や由来は、馬脚とは、芝居中に馬の脚を演じる役者のことであり、芝居中にうっかり馬の脚役である馬脚が姿を表してしまうことから、「馬脚を露す」の意味である、隠しておいたことが明らかになってしまうということを言うようになったことから生じました。具体的な使用例として、「普段おしとやかな彼女だが、酒の席での態度で馬脚を露してしまった。」と使います。「馬脚を露す」は同義語や類義語の「尻尾を出す」や「化けの皮が剥がれる」と違い、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、「尻尾を出す」や「化けの皮が剥がれる」と一緒に覚えると便利ね言葉ですね。

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掃き溜めに鶴

【漢字】掃き溜めに鶴 【読み】はきだめにつる 【意味】掃除してゴミを溜める所に鶴がいるということは、みすぼらしい所に美しいものがあるという意味。ゴミを溜める所と鶴を比較対象にしているが、この場合は美しい鶴を引き立たせるためで鶴を重視する。 【例文1】彼女は美人で目立つから、掃き溜めに鶴で遠くにいてもすぐ見つけることができる。 【例文2】男子寮では寮母さんでも掃き溜めに鶴だ。 【例文3】男子ばかりの現場ではブスでも掃き溜めに鶴に見える。 畑に囲まれた田舎の小学校に通っていた時です。あまり生徒数も多くなく生まれた時から知っている友達ばかりで時折喧嘩もしましたが、友達と遊ぶ以外に娯楽がなくすぐに仲直りしてしまうほど仲がよかったです。そんな時、一人の転校生が来ました。都会出身のとても垢抜けた子です。親の仕事の都合での引っ越しだったらしく本人は最初不機嫌な様子でしたが、とても可愛らしかったのを覚えています。同じクラスの坊主頭の男子が「まさに掃き溜めの鶴」と囁きました。 当時クラスで諺の本を使ったクイズが流行っていたためにその本を思い出しての発言だと思います。正直、おしゃれなど二の次にしていた田舎臭い女子たちですが、掃き溜めってゴミ箱じゃないかとさすがに坊主頭に青筋を立てました。しかしその可愛らしい少女も次第に居なくなってしまいました。数年と暮らすうちにレースのついたブラウスがTシャツに、フワフワのスカートがハーフパンツになって肩以上にあった髪もショートカットになり草っぱらや畑を走り回るようになり田舎に染まってしまいました。大人しげの印象は最初だけで快活な女性になり、連絡を取ると男子3人の肝っ玉母さんになってしまいました。鶴が田舎に染まるのを思い出すと懐かしくなります。 ことわざ辞典などで掃き溜めに鶴という言葉を見たことが有るでしょうか。こういう故事が有るのですが、言葉どおりゴミが散らかっているような掃き溜めに鶴が舞い降りるというシチュエーションが元です。そこから、つまらないところに際立って優れたものが現れた様子やあたりに似合わないほど一人が勝っていることなどの例えに使用されます。辺鄙な田舎にハリウッドスターが現れたなら、この言葉を使っても良いでしょう。要は、その場において違和感を感じるものがそこにあれば、掃き溜めに鶴です。しかしこの言葉は鶴に当てはまる対象と掃き溜めに当てはまる対象に格差を生じさせますから、使うタイミングには注意が必要です。類義語に、芥溜めに鶴、天水桶に竜があります。使われるならば勿論鶴側でありたいものです。もしこの言葉を周りに人が沢山いるときに使うなら、あまり大きな声では話さないことです。先ほど注意が必要だといった理由になるのですが、際立った者以外の人々が、掃き溜め扱いされたことに憤慨し気分を著しく損ねてしまうからです。独り言のようにボソッと使うのがちょうど良いでしょう。こういう故事成語をスラッと口にできる教養は身につけておいて損はないので学ぶに越したことはありません。

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歯ぎしりをする

【漢字】歯ぎしりをする 【読み】はぎしりをする 【意味】眠っている間、歯と歯がこすりあってギシギシ立てる音。 【例文1】1点差で負け悔しくて歯ぎしりをする。 【例文2】隣の部屋から歯ぎしりの音がする。 【例文3】歯ぎしりをする音が不快。 歯ぎしりをするという言葉は悔しい動作を表す比喩として表すことが多いです。例文として、サッカーの試合に出たけどあと一歩というところでゴールができず歯ぎしりをする。自信があったテストだったのに結果を見ると、一つ書き間違えがあったので歯ぎしりをする。など、居ても立っても居られない悔しさが伝わってきます。 夜中に寝ると歯ぎしりをする人も中にはいます。そのような人の場合、悔しさというよりもストレスから来るものが原因であることが多いです。どちらの意味もポジティブよりもややネガティブな場合に起こったり使われます。 実際に目の前で歯ぎしりをされると不快な顔をする人が多いのでしないようにすることが大切です。歯ぎしりをする、のように悔しいと思う気持ちが強ければ強いほど負けず嫌いで向上心もあるため、伸びしろがあります。悔しさを乗り越えて、徐々に大人になっていきます。歯ぎしりをするに似ている言葉として地団駄を踏むなど、地面を踏む様を表している言葉もあります。ですが歯ぎしりをする、のように実際に悔しがっても行っている人はあまりいないためやはり悔しい様を表す比喩として使われ出しました。悔しさを乗り越えた先には自分自身の成長が待っています。 歯ぎしりって大人が少しイライラした時とか、寝てる人がするイメージですよね。 ですがまだ1歳にも満たない赤ちゃんの息子も歯ぎしりをするのでびっくりしてしまいました。 最初気づいたのは日中遊んでいる時でなんか変な音がするな、オモチャでも噛んでるのかなと思ったら歯ぎしりをしていました。 生えたばかりの小さい歯なのに結構立派な音がするんですよね。最初はびっくりしてしまいました。歯に良くないのではないかと心配になり、調べてみたら赤ちゃんの歯ぎしりは珍しいことではないらしいです。ママ友のお母さんでも赤ちゃんが歯ぎしりをしてたって話を何人か聞きました。 赤ちゃんの歯ぎしりは歯の噛み合わせを整えるために無意識に行われているそうです。なのでそんなに心配しなくても大丈夫なんだそうです。 私も最初のうちは痛そうですし、歯並びが悪くならないか心配で見かけるといちいち注意していました。でもその話を聞いてからはそれほど気にしなくなり、むしろ歯ぎしりする息子を見て笑っていました。 息子の様子を見てると歯ぎしりの音や感触を楽しんでいるようでした。新しく生えてきた自分の歯が不思議なんですかね。その様子が可愛くてあまり気にしなくなりましたよ。 赤ちゃんの歯ぎしりに心配しているお母さんは、それほど気にしなくても大丈夫のようです。

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馬鹿の一つ覚え

【漢字】馬鹿の一つ覚え 【読み】ばかのひとつおぼえ 【意味】一つ覚えたことを得意気に、どんな場面にでも使いたがる。 【例文1】宴会のたびに馬鹿の一つ覚えで、同じ歌しか歌わない。 【例文2】馬鹿の一つ覚えの芸に飽きた。 【例文3】馬鹿の一つ覚えに執着する。 馬鹿の一つ覚えとは一つ良い事を覚えるとそればかり披露することです。 冗談でも言いますが、少し茶かしたような言葉です。 私も馬鹿の一つ覚え的なところがあって一度家族にもてなしたことが喜ばれるとずっとするタイプです。おいしいお菓子があればそればかり1週間食べ続けても全然平気です。もともと料理のレパートリーが少ない(というか子どもたちの好き嫌いの多さのせいでもある)のでクックパッドで研究したオリジナルグラタンを出しました。お代わりをしてくれてそれが嬉しくて1週間のうち4日は食卓に出しました。夫からは馬鹿の一つ覚えで飽きたと言われながらも週3日は出しています。だって飽きたと言いつつもおかわりして完食してくれるんですもの。 もうひとつ馬鹿の一つ覚えがあります。それは実家の母がうちの子どもたちに買ってくれるバームクーヘンです。初めていただいた時はおいしいおいしいと食べていたので母に喜んでいたよと伝えると、毎週のように買ってきてくれます。しかし、お年頃の娘は一口二口くらいしか食べなくなりました。これを母に伝えるべきか好意を無駄にせず、私がいただくか迷っています。

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馬鹿に付ける薬はない

【漢字】馬鹿に付ける薬はない 【読み】ばかにつけるくすりはない 【意味】ケガに付ける薬はいくらでもあるが、世間の常識がない人や物事の筋道を理解していない人は救いようがないという意味。 【例文1】何回言っても奴は聞かないので、もう馬鹿に付ける薬はない。 【例文2】馬鹿に付ける薬はないから放って置く。 【例文3】救いようがなく、もう馬鹿に付ける薬はない。 「馬鹿に付ける薬はない」これは愚かな人には何をしてあげても意味がない、変わらないといった意味でよく使われることわざです。 しかし、愚かなどうしようもない人間は薬では治らないとも取れます。 病気であれば、処方された薬で治ることもありますが、愚かな人間とは薬では治りません。 その人間の本質が変わらなければ変わることはありません。 これは愚かな人間自身が心を改めることが出来れば、変わることが出来るということです。 しかしなかなか人の本質というのは変わらないので、愚かな人間に効く「お薬」が開発されればもっと平和な世の中が来るのにと考えてしまいます。 「馬鹿に付ける薬はない」の馬鹿はあくまでも愚かな人を指します。 世間一般では勉強の成績のいい人を頭が良い、成績の悪い人を馬鹿と呼ぶことがありますが、このことわざは全くあてはまりません。 成績の悪い人は何をしてあげても意味がない、変わらないという意味ではありません。 成績の悪い人は、変わります。ちょっとしたアドバイスや指導でグンと成績が伸びることもあります。 それは人から与えられる薬です。成績の悪い人には薬がちゃんと効くので、周りが処方してあげることはとても大切なことです。 馬鹿に付ける薬は無いと言う言葉ですが、馬鹿は怪我や病気の類では無く、自分自身の問題であり、日頃の行動や考え方が余りに愚かであり、薬では到底治す事が出来ない事から、この言葉が生まれました。この馬鹿と言う言葉は愚かな者を指しており、過去の自分の失敗や過ちを全く活かす事が出来ず、何度も繰り返してしまう人を指しております。その様な人は薬以上の何かを使わなければ治す事が出来ません。類義語としては、馬鹿は死ななきゃ治らないが挙げられます。死とは薬以上の物ですので、馬鹿を治すにはそのくらいの覚悟が必要になると言う事です。具体的な言葉の使い方としては、借金問題等で、家族や周りの人に迷惑を掛けた人が、後の再び同じ問題で同じ様に家族に迷惑を掛けてしまった場合に使ったり、家族の事をかえりみる事無く自分のやりたい事、例えば新しく事業や会社を起こし失敗を繰り返してしまう人に対して使ったりします。裏を返すと、馬鹿に付ける薬はこの世の中にはありませんが、自分自身の気持ちや考え方、行動を治して行く事で、周りの人から見た「馬鹿」が治せると言う事にもなります。但し、馬鹿は死んでも治らないと言う言葉も有りますので、その様な愚かな者は生まれ変わらないと治らないのかも知れせん。 「馬鹿に付ける薬はない」とは、そのままの意味で馬鹿を治療する手立てはなく救いようがないとあきれる様子を表現しています。 「お前のような馬鹿に付ける薬はない」という風に使うと、貴重な薬を馬鹿に使うのは勿体無いという意味にも受け取ることが出来そうです。 馬鹿とは相手を侮蔑するときに使用する言葉ですが、いささか表現力に欠けていて子供の喧嘩や理性が吹き飛んだ状態でしか使えそうにないです。 気軽に馬鹿を連発する人間も稀にいますが、それほど賢いようには見えないのが残念です。 そもそも、なぜ馬鹿と呼ばれる人が存在する状況になるのでしょうか。 分別がつかない、理解力がない、個々の能力差など様々な理由が考えられますが、結局のところ相手に多くを期待しすぎていることが原因に思えます。 自他共に、相手をある程度は許容する余裕が欲しいところです。 ただ、意図が全くただのひとつも伝わらないような状況に放り込まれると、流石に相手の馬鹿さ加減を責めずに入られません。 日本語の文法を完全に無視した説明文や取扱説明書すら存在し、「これを書いたヤツは馬鹿じゃないの」と憤懣やるかたない思いをすることもしばしばです。 チンプンカンプンな文章を創作した相手を探し出して、馬鹿に付ける薬を処方したい気分にすらなります。

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馬鹿とはさみは使いよう

【漢字】馬鹿とはさみは使いよう 【読み】ばかとはさみはつかいよう 【意味】切れの悪いハサミは研げば使えるように愚かな者でも使い方次第では役に立つ。 【例文1】重いの荷物運びの時は、馬鹿とはさみは使いようで巨漢の彼を使う。 【例文2】馬鹿とはさみは使いようで褒めて伸ばす。 【例文3】人手が足りない時は馬鹿とはさみは使いようで扱う。 馬鹿とはさみは使いようと言う言葉ですが、使われている人が馬鹿であると言う馬鹿にした意味合いの言葉では無く、その人を使う側の人の責任能力を問う言葉です。使われる側の人が持っている能力を最大限引き出し、うまく使う事で、使われる側の人の能力を最大限に引き出せると言う事を、使う側の人に対して言っているのです。その昔のはさみは現代の様に、製造技術が進んでいなかった為、すぐに切れなくなったり、何度も研ぎ直す事が必要でした。しかし、使う側の人の使い方次第では、切れ味も変わったり、他の使い道が有ったりしました。この事から使う側の人の力量で有ったり、能力を指摘する言葉として使用されております。良く使われる場面としては、「馬鹿とはさみは使いようで、今までは何をやっていたか判らないが、今度の職場では彼も大変生き生きと仕事を頑張っている」等、会社で部下を持つ上司が、もっと上位の上司や役員から、部下の使い方や指導の一環として、この言葉を使われたりします。同じ様な意味合いを持つ言葉としては、「阿呆とはさみは使いようで切れる」や「鋏と嫁は使いよう」「奉公人と牡牛は使いようで動く」等があり、いずれの言葉も使う側の人に対する、責任を問う言葉となっております。

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歯が立たない

【漢字】歯が立たない 【読み】はがたたない 【意味】噛み砕けないことから、相手が強くてかなわないこと。 【例文1】姉はいつもテストで100点を取り歯が立たない。 【例文2】婚活パーティには3高ばかりいて僕なんて全く歯が立たない。 【例文3】口げんかで妻には歯が立たない。 例えば誰かに恋をして、そのライバルが容姿端麗、頭脳明晰な完璧な人だったらどうしますか? まるで歯が立たない・・と落ち込んでしまう人も多いのではないでしょうか。でも、諦めるには早すぎます。 実は歯が立たない相手にも一つだけ穴があることを忘れないようにしましょう。 どんな穴?それは「完ぺきすぎて退屈なこと」なんです。 よく、料理上手で性格が良さそうな(実際はわかりませんが)美人の女優さんが旦那に浮気されて離婚、なんてニュース聞きますよね。 完ぺきなのに他の人に目が行くのは、なぜですか? それは「完ぺきは飽きる」からなんです。 完ぺきな人なんてこの世にはいません。でも完ぺきに近い人ならそこそこいます。 性格も良くてルックスもスタイルも良くて、勉強も運動もできて、男女問わず友達も多い、そんな人は確かに存在します。 そんな人が恋のライバルだったら歯が立たないと思うのも当然ですが、でもそういう人ってやっぱりどこか飽きられやすい性質があるのです。 人間は欠点があるからぶつかったり、欠点があるから人を愛おしく思えたりする生き物なんですね。 「この人のここはダメなのに、なんで好きなんだろう」って思うのと同じ原理です。 「完ぺきな人間だから好き」ってあまりないけど「ダメなのに好き」って結構あることですよね。 だから欠点だらけでも諦めずにアタックしましょう。欠点は自分の長所を輝かしく見せてくれる、素敵なアクセサリーだと思うのです。

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場数を踏む

【漢字】場数を踏む 【読み】ばすうをふむ 【意味】経験を多く積んで慣れている。 【例文1】私の方が場数を踏んでいるから任せて。 【例文2】長年生きてれば学歴はなくとも場数を踏む。 【例文3】職人としての経歴が場数を踏む。 「場数を踏む」という言葉は、経験豊富なことの例えとしてよく耳にする言葉ですが、年齢を重ねて場数を踏めば踏むほどこの言葉の重要性をひしひしと実感します。 人生何事も経験、とは言いますが、人間一度や二度の経験で本当に身になることなんてほとんどないと言ってよいのではないでしょうか。 今はインターネットでなんでも疑似体験できる時代です。 仕事内容や趣味、資格や就職試験、なんでもインターネット検索すると大体の現場の様子は認識することができます。 十人十色の恋愛ですら、「こんなときどうする」なんていうHOWTOから、〇〇な彼氏と付き合ったらこうなる、なんていうブログやSNSの記事まで存在しているせいで、 読むだけで他人の体験を想像して、自分が疑似体験したかのような気持ちになってしまうのです。 「調べつくしたから大丈夫」という変な自信が成功に導くケースもありますが、やはり調べつくす時間があるならまずはやってみよう、が大事なのかなと思います。 インターネット上の情報が仮に正論で正しい情報だとしても、やはり自分の体で体感することほど重要なことはありません。 ネットの情報は知識を作ります。でも経験は人間をつくるのです。 若い人にはぜひ、人生での場数を踏んで「人間作り」をしてほしいと心から思っています。

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