

Woman of Tomorrow
The first optimistic vision
of the future for the post-liberation
woman... challenging her to enjoy and
participate in the scientific revolution.
What are its human dimensions-
in ramance,motherhood, earning,
learning, health, and self-understanding?
PLUS the facts on what today's
women really think about tomorrow!
キャシ−・キ−トン著・菅原真理子訳
KATHY KEETON 旺文社発行/原作は16.5ドルで Amazon.Comから入手できる。
President of Omni magazine BGM=「2001年宇宙の旅テ−マ音楽」
with Yvonne Baskin
数年前に、都内のある友達から、貰ったのがこの本「女の旅立ち、2001」である。 貰ったころ、少ししか目を
通さなかったのだけれど、21世紀ももうすぐという今読んでみて、非常に「面白い」本です。
アメリカの「オムニ」という雑誌の女性社長であるキャシ−・キ−トンによって書かれた本だが、実に科学的な
内容で、21世紀に「女性はどうなる」「社会はどうなる」といった観点から非常に興味深いタッチで書いています。
その内容を、要約して述べて見たいと思います。そして、興味ある方は、是非買い求めて欲しいと思います。
(1)未来の女性の予測表.
1991−2000
1. この10年に生まれた男女は、寿命の伸張により22世紀まで生きる.
2. エネルギ−代謝促進剤、記憶促進剤、知能向上剤、老化防止剤が実用化する。
3. 効果的な男性避妊薬の導入により、男性も避妊の責任を分担するようになる。
4. 遺伝子欠陥をもたらすDNAを選別する自動機械が実用化する。
5. プロフェッシヨナルの職業を持つ女性と結婚している男性がアメリカ合衆国大統領になる。
2001−2010
1. 掃除。料理、洗濯、子守をするホ−ムロボットが広く実用化する。
2. 女性がキャリヤ−を確立する間、生物時計に打ち克つように卵子を冷凍保存することが
できるようになる。
3. 女性がアメリカ大統領になる。
4. 音声認識技術や人口知能によって、コンピュ−タ−の音声入力が可能となり、キ−ボ−ドや
タイプが使われなくなる。
2010以降
1. 妊娠できない女性に、人工子宮が使用可能となる。
2. 最初の、男性の妊娠が試みられる。
3. 火星や木星の衛星の植民地で、人間の子供が産まれ育つ。
などの、興味深い「予測」から始まって、本論は、次のような内容となっている。
Part I. 約束された未来
科学技術の力によって、女性の生活がめざましく変わる。
Part II. 女性の特権
人間が人生でいちばんはじめに知りたいと思われる特性は、性別である、男の子と女の子で違う
期待がある。 親の男の子に対する接し方と女の子に対する接し方が違うので、その相互作用によって
男の子の脳とは全くちがった女の子の脳ができあがってくる。
どの胚も、生まれはじめは女性になる準備をしている。しかし、男性を作るY染色体は、この女性に
なる邪魔をして、Y染色体によって運ばれる抗原が細胞を男性化し、テストステロンを作り上げる。
胎児期のホルモンと脳と行動のつながりは、視床下部、つまり「感情脳」で発見された。
1 男性も、エストロゲン、つまり卵胞ホルモンをつくると同様に、女性もすべて、テストステロンをつくる。
正常な男性と、正常な女性の相違はどちらのホルモンを分泌するかの差ではなく、その比率の差なのだ。
2 男女の脳に実際、肉体的な相違がある。言語能力、社会生活を営む為の知恵や直観に女性が
勝り、機械や空間的なものを扱う手腕に男性がまさっている。
男性と女性では、脳を流れる血流のパタ−ンが違う。
また、ホルモンの配合のほんのわずかの変化で、神童と学習障害児の差が生まれる。男は子宮の
中で、ホルモンによる作り直しを受ける危険性が女より大きいので、両極端なケ−スは女より男に
多い。
私たち女性がもって生まれた力や才能や感性を十分に活用して来なかったし、子供時代や青春時代
の有利な差を放棄してしまうことがあまりに多すぎる。
何よりも最善の長生きの秘訣についてお教えしたい。それは女性に生まれることである。
生物学的にいうと、女性は筋肉を除くすべての肉体的領域で、男性よりすぐれている。
テストステロンが、ストレスに対する反応を強め、女性よりも多くのアドレナリンを分泌させるが、
アドレナリンには、血液を凝固させる働きがあり、心臓や血圧に大きな影響を与える。
女性ホルモンはエストロゲン(発情ホルモン)が血管を男性より広がりやすくしておくので
血圧が男性ほど高くならないのである。
以上のような結果、女性は重大な心臓のダメ−ジを積み重ねるのが男性より15年遅くなる。
Part III 2000年の家庭
Part IV. 星への切符
以上、この画期的な「未来学」の中のほんの一部分のみご紹介しましたが、英文または
翻訳書で是非読んで頂きたいと思います。
高田 美代 2000.5.10