C'est la vie

ベトナム祭り in Sendai に参加し,枯葉剤被害者のために募金しませんか?
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1. ダイオキシンとは何か? 

  化学的には水素と酸素、塩素からなる高分子化合物で、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD) とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)とコプラナーPCBを総称したものです。
  塩素分子の数によって200種類を超す異性体がありますが、なかでも毒性の強いものは17種類あります。 ダイオキシンの毒性を評価する場合は、最も毒性の強いもの(四塩化ダイオキシン)に等価換算した TEQ(毒性等量)を用います。 


2.枯葉作戦とは? 


米軍のC-123プロバイダー(Provider)がベトナム南部のビエン.ホア(Bien Hoa)に
枯葉剤をおとしている。(1962)

  第二次大戦後、フランスに替わってベトナムに侵攻した米軍にとって、解放勢力の食糧供給の穀倉地帯 で、根拠地となるベトナムのジャングルは作戦遂行上のひとつの障害になりあました。 それで、そのジャングルを丸裸にすることを目的として、1962年から約10年間に7200万リットル、 東京ドームの58杯分の2、4、5- Tを主体とする除草剤が散布されました。 それは「枯葉作戦」と呼ばれます。
  しかしながら、ジャングルを消失するところか、使用された除草剤には、人体に有害なダイオキシンが 含まれており、ベトナムでは出生した多くの新生児が身体に障害を持ち、また攻撃に参加したアメリカ、 南ベトナム軍兵士たちの間に今なお想像に絶する後遺症に苦しんでいる人たちがいます。


3.その被害: 


森林破壊


単眼症


ホルマリンのかめに保存された二重体児


結合双生児の女児

  言うまでもない悲惨を満たす写真等ですが、実際はもっと残酷な結果が出ています。 自然はもちろん、人間も大きな影響を受けました。 生まれた子供は奇形児で人間ではないと言われるか、また色々な深刻な病気がかかっているです。 日本人によく知られているベトちゃんドクちゃんはそのひとつの例です。
  その上、ベトナム人だけではなく、戦争参加アメリカ兵士にも異常が生じた。 下に述べるのは、枯葉剤の撒かれた地区と、枯葉剤を扱った兵士との あいだで子供を作ろうとした1545人の妻を対象にしたダイオキシン被害の調査結果です。

ダイオキシン被害の調査結果

ベンチェ省の枯葉剤散布地区で行われた先天異常発生調査結果

先天異常

散布前(A)

散布後(B)

B/A  

 流産  ルンフー村

5.22 %

12.20 %

2.3 倍

      ルンファ村

4.31 %

11.57 %

2.7 倍

      タンディエン村

7.18 %

16.05 %

2.2 倍

 奇形児

0.14 %

1.78 %

12.7 倍

ベトナム戦争参加アメリカ兵士の妻を対象とした先天異常発生調査結果

先天異常

発 生 率

B/A  

対照群(A)

さらされた群(B)

不  妊

1.20 %

2.80 %

2.3 倍

早  産

0.61 %

2.01 %

3.3 倍

流  産

9.04 %

14.42 %

1.6 倍

奇形児

0.21 %

3.14 %

15.0 倍


4.現在の状況: 


ツズー病院に入院している障害児
  (枯葉剤による先天性の奇形が多かった)  


ドクちゃんは重症の脳障害があり、
人工肛門と導尿をしている(医療材料が不足)


枯葉剤がまだ残っている土地にある学校


森林がなかなか回復しにくい


生活を稼ぐ畑


昔の跡

  戦争が終わってから、30年以上が経っていました。ベトナムは一歩一歩回復しています。 が、ダイオキシンによる土や水源の中毒はまだまだ解決出来ていません。 それにも関わらず、普段の生活は生き生きに続いています。 ベトナム人は明るい明日のため、一生懸命努力しています。

5.上の写真を詳しくみたい方は こちらへ


ダイオキシンに関するホームページ:
  ダイオキシンホームページ講座:
      http://www.eic.or.jp/
  環境省のホームページ:
      http://www.env.go.jp/
  ダイオキシン・100の知識(本の紹介):
      http://ww5.tiki.ne.jp/~chibimaru_/books/dioxin.html
  NIEHS からの情報(英語):
      http://www.niehs.nih.gov/oc/news/dioxin.htm

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