マレーシアで妊娠・出産D


名前マユミ
出産時の年齢31歳
出産した年2004年
産院Pantai Medical Centre(Bangsar, KL)
回答年月2004年10月

詳しくはエッセイに書きましたが、大体のことを答えていきます。

アンケート

妊娠・出産のちょっと気になるいろいろなこと、アンケートに答えてもらいました。

  1. 妊娠中に、食べ続けた食べ物はありますか。それは何ですか。

    つわりの時期は、梅干おにぎり。
    安定期に入ってから少しローカルフードが食べたくなって、それに飽きてから、パン、じゃがいも、チーズが やたら食べたい時期があった。(お前はオランダ人か!と自問した。)
    その後は、外食がきつくなって、基本的には家で和食や洋食を食べていた。魚があまりおいしく 感じられなくて、普段あまり骨付きの肉などを好んで食べないけれど、 ローストチキンなどが好きになって、よく自分で焼いた。
    後期は、納豆、ひじきと切干大根の煮物をよく食べた。


  2. 妊娠中にダメになった食べ物・におい・物などありましたか。それは何ですか。

    つわり中、にんにく・しょうが・ねぎ・生の玉ねぎの、食後口に残るにおい。犬のにおい。 ハンドソープのにおい。(生の玉ねぎは、つわりが終わってからも苦手だった。)
    あと、コーヒーは大丈夫なのに、なぜかRoti Boy のにおいで吐き気が した。主要なショッピングセンターにはほとんどこの店があるので、ダンナに、「まだにおいする? もういい?」と聞きつつ、息を止めて通り過ぎていた。


  3. 病院の対応に不満を感じたことがありますか。

    食事のメニューが、マレー、チャイニーズ、ウェスタンとか分かれてるんだけど、それを選んでも 全部スパイシーな料理ばっかりやんか!という日があった。はっきり言って食事はおいしくない。
    でも、Baby Friendly Hospitalなので、わたしがぜひ実現したいと強く望んでいたことが、病院の ルーティーンとして行われていることが多く、万事スムーズに事が進み、全体的にはとても満足している。


  4. 次に子供を生むとしたら、同じ病院で生みたいですか。

    はい。


  5. 退院したのは、出産後どれくらい経ってからでしたか。

    2日後。


  6. 出産・入院費用は、どれくらいかかりましたか。

    RM5100ぐらい。でも、わたしは陣痛兼分娩室も、病室(×2日)もスイートだったので、 普通の部屋ならこれよりRM1000以上は安くなるはず。それから、臍帯血を採取したのですが、 パンタイ病院で臍帯血を採取する場合は、更に+RM200される。 (臍帯血バンクへ払う費用は別。ちなみにそっちはRM2500。)


  7. 出産前教室に通いましたか。通った人は、どこに行きましたか。 また、一人での参加ですか、それとも夫婦参加ですか。

    主治医の奥さん(授乳コンサルタント)が主催しているMamalinkの教室に 通った。クラスは英語で、夫婦参加。


  8. だんなさんは、いつからいつまでつきそってくれましたか。立ちあい出産でしたか。

    立ちあい出産で、入院している間は一緒に病室に泊まってくれた。途中、犬の世話などをしに家に少し 帰る以外は、ずっと一緒にいてくれた。


  9. だんなさんの家族、自分の家族は、どのくらいつきそい、世話などしてくれましたか。

    ダンナの家族は、毎日来て、食事を持ってきてくれたり、うちの犬の世話をしに家にいってくれたりした。
    産後1ヶ月は、義母が泊り込んで、家事をしてくれた。


  10. これだけは日本から持ってきた方がいい!(送ってもらった方がいい!)というアイテムは。

    日本での経験がないので、便利な物もなければないで、そんなもんかな、と思うから、特に不便は 感じなかった。
    ただ、妊娠中の食べ物は、やっぱり和食!簡単に日本食材が手に入らない所に住んでいる人は、まとめ買い をしたり、送ってもらったりしてでも和食を食べるといいと思う。栄養の面では、その土地の物でも バランスを考えれば十分かもしれないけれど、精神的につらいかもしれないと思うから。
    あと、妊婦服は、ローカル製のものは、「とにかく妊婦服ってものは、腹まわりを大きく作っときゃいいんだ ろー」というなげやりな感じがする色とデザイン(ネグリジェっぽい)か、これも体が巨大に見える 欧米からの輸入物(高い)、が多い。日本のように手頃な値段でかわいい物は手に入らないと思う。 わたしは買う必要がなかったので普段の服やダンナの服を着ていたが、妊娠中も おしゃれをしたい人は、日本から通販で取り寄せるといいかもしれない。


  11. 反対に、マレーシア製でも、充分使えると思ったアイテムは。

    APPETON社の「NATAL CARE C18」という妊婦用サプリメント。葉酸・鉄・カルシウムなど妊婦にとって 大事な栄養素がひとつのカプセルにつまっている。安いし(30錠入りでRM22ぐらい)、つわり中は食欲が なくても「とりあえずこれを飲んでおけば」と思える。安定期に入ってからも、もちろんバランスの とれた食事になるように気をつけたが、これのおかげで神経質になりすぎることはなかった。 母乳をあげているお母さんにもいいということなので、今でも飲んでいる。わたしは少し貧血気味だが、 妊娠中、 立ちくらみなど一度も起こらなかったし、血液検査の結果もよかった。このサプリメントのおかげかどうか は分からないけれど。


  12. マレーシアだからこそ、妊娠・出産が大変だと思った点は。

    妊娠中は新陳代謝が激しくなって汗をかきやすいので、マレーシアでは余計大変だと思う。

    また、つわりで料理するのがきつくても、外食して食べられるものは、あまり妊婦にとって いい物とは言えないものも多い。というふうに、食事の面でちょっと大変。

    それから、マレーシアのトイレは、便器に靴をはいたままのって用を足す人がいるため汚れていたりするので、 わたしはいつも腰を浮かせている(笑)のだが、お腹が大きくなってくると大変(わたしだけ?)。


  13. 逆に、マレーシアの方が楽・よかったと思えることは。

    夫が出産に立ち会ったり、出産前教室に一緒に通ったり、妻を全面的にサポートするのが当たり前という 風潮がある(もちろん人それぞれだとは思うけれど)。見た限り、ほとんどは夫婦そろって健診に 来ていたし、お医者さんもそれを歓迎してくれた。出産の立会い率もかなり高く、医療関係者も それが当然と思っているように感じた。多くの会社では、奥さんの出産後数日は、 旦那さんも休暇がとれる制度になっていると思う。
    日本でのお産事情も変わりつつあるみたいだけれど、健診の時に一緒に診察室に入れない、 立会い出産ができない、などという方針の病院があることを知り、びっくり。妊娠・出産は夫婦の 共同作業だと思っているわたしにはそんなこと耐えられない。もちろん、自分の考えに合った 病院や助産院を探せばいいのだが、日本で産院が足りない現状を考えると、もし日本で産んでいた 場合、納得のいく選択ができたかあやしい。

    また、日本では当たり前だと思われていることがマレーシアではそうでなかったりする。最終的に 選択するのは自分だが、「Aというやり方もBというやり方もある」というふうに、より多い選択肢を知ること が出来たのはよかったと思う。特に、会陰切開については、日本で産んでいたら、何の疑問もなく やってもらった(あるいは勝手にやられた)と思うが、しなくても大丈夫(かえってしないほうがいい)、 ということを産む前に知ることができてよかったと思う。

    それから、日本では、どこにでも歩いていけるコンビニがあって、安価で味もまあまあな物がいろいろあるので、 「○○が食べたい!」と思ったらお財布をつかんで買いに行ってしまっていたかも。こっちでは、我慢する か、自分で作るかしかなかったので、体重管理がしやすいかもしれない(笑)。

    それから、暑いことは大変ではあるけれども、汗だくになって家事をしていたので、あまり 体重が増えなかったのかも?「雪深くて外出できない=運動できない」という状況には絶対にならないのは いいことかもしれない。

    最後に、マレーシアの人は良くも悪くもおおらかなので、あまり数字を気にしない。日本だと、一日に どれだけ体重が増えたかとか、みんなすごく神経質になっていると思う。うちの子は2560gと小さくて、 日本人は「未熟児寸前」っていう印象を受けるみたいだけど、こっちの病院の人は一言も 「小さい」とは言わず、「とっても健康ですよ」「かわいいねー」というだけであった。(小さいのは 事実だし、別に悪意があって言っているわけではないと思うので、別に言われてもいいんだけど。)


  14. もし次に子供を生むとしたら、そして選べるとしたら、日本とマレーシアどっちで生みたい? (あるいは別の国?)理由は?

    信頼できる医師と病院であれば、どちらでもいい。


  15. 妊娠中・出産における、マレーシア独特の習慣や迷信みたいなものを聞いたことはありましたか。

    妊婦は、通夜や葬式に行ってはいけない。見てもいけない。冥福を祈ってもいけない。 ということで、家に置いていかれました。
    飲み物をこぼした人は妊娠する。
    チャイニーズは、産後にしょうが料理をたくさん食べなければいけないというが、その理由は、 食べないとあそこが締まらないから(爆)。


  16. 覚えておくと役立つ、妊娠/出産用の英単語/フレーズをいくつか教えてください。

    いいお産をしたいなら、医師と充分に話し合うことが大事だし、それならひとつやふたつの言葉を 覚えてるだけでは不十分かも。
    でも、実際に分娩に関わる言葉は絶対に覚えた方がいい。帝王切開(caesarean section)とか、会陰切開 (episiotomy)とか。 そして、陣痛に耐えている時は英語で何て言うか考えている余裕なんてないので、通訳してくれる 人がいない場合は、よーく準備した方がいいと思う。「I feel an urge to push.もういきみたい」とか、 「on all fours.四つんばいで」とか。


  17. これからマレーシアで出産を迎える人たちに、アドバイスをお願いします。

    どこの国で産むかということに関わらず、自分がどんなお産をしたいかはっきりしたビジョンを持つと いいと思う。特に初産で、お産のことについてよく知らないままだと、病院の都合に流されても、 「こんなものか」と思ってしまう。自分の望むお産が分かれば、そういう方針の病院をマレーシアで 探すことは決して無理ではないと思うし、満足のいくお産ができると思う。
    そして、自分の希望を伝えるために、英語で充分コミュニケーションをとれるようにするか、通訳の いる病院を選ぶといいと思う。



  18. 陣痛から生まれるまで

    陣痛が起きてから、実際に赤ちゃんが生まれるまでにかかる時間、分娩方法、 病院の対応などは、人それぞれです。マレーシアでの出産はどんな感じだったのでしょう? 体験談を書いてもらいました。

    Hいざ出産

    Oct 15, 2004

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