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ラグビーワールドカップ2003トーナメント予選観戦ついでの旅記 2003年10月17日(金)〜25日(土) その2

10月18日(土)つづき
タウンズビルの競技場は、町の中心部から15キロ程離れたところにある。田舎町の、のどかな競技場だ。指定席以外は芝生席で、親子連れがピクニックシートを敷いて陣取っている。競技場はほぼ満杯だ。閑散とした町中を思うと、どこにこれだけの人がいたのか実に不思議だ。

スタジアムに行くまでは、町の主要ホテルを巡る無料バスが頻繁に出ており、私たちもホテルの前からそのバスに乗って行った。いろいろな宿泊施設を経由して行くのでゆっくりだけれど、のんびり隣に座った人たちと話しながらなのでなかなか楽しい。

ここタウンズビルでは日本戦の3試合しか行われない。日本チームは3週間この田舎町で過ごすのだ。町の人たちに取って、未知の存在だった弱小国日本だけれど、先週のスコットランド戦での日本の善戦ぶりが受け、地元の人たちはすっかりにわか日本びいきだ。スタジアムには、多くの地元の人が、日の丸をフェイスペインティングをしたり、白いTシャツの真ん中に赤い丸を描いたりして集まっていた。この盛り上がりは、相手がフランスと言うこともあるのだろう。フランスは香港セブンスでもいつも人気がない。英語圏の人の多くが学校でフランス語を習うくせに、フランス嫌いは多い。なぜなのかなあ。不思議だなあ。

試合は完全にフランス優位のまま最後まで進んだ。日本はタックルされた後に味方へのパスが出ない。味方を助けに行かない。得意のはずのスピードが生かせない。転じてフランスチームの、流れのあるプレーに魅せられる。特にラインアウトでは、例え日本ボールでも日本が取れることがまずなかった。日本がヘタと言うより、フランスが秀逸なのだ。非常に高い位置にすっくと立ち上がってあっさりボールを取っていく。

改めて観察してみると、フランスチームには、体のいかつい、首が肩にめり込んだかのような“いかにもラグビープレイヤー”な体型の選手がほとんどいない。バランスの取れた美しい体つき。実にスマートだ。端正な品のよい顔も多い(気がする)。その辺りも反感を買う理由なのかしらん、もしかして?

結局51-29で完敗。ハーフまでは1点差だったのになあ…。スタミナの問題なのか、ジャイアンが言うように集中力が続かないのか。多分両方だな。試合が終わって早々に引き上げる日本チームに対し、フランスチームはいつまでもいつまでも競技場に残って仕上げの練習をしていた。走りこんだりパスをしたり。日本チームに足りないのは気迫だけじゃなくて、こういうストイックな面もだなとも思う。全体的にどうも真剣味が足りない印象を受けるのは私だけだろうか?

夕飯は競技場でハンバーガー、チップス、ビールをたくさん。ハンバーガーが思いのほかおいしくて、オットなど試合後にまた2個も食べていた。息子も追加で1個食べた。あんな大きなハンバーガー、よく何個も食べられるもんだなあ。オットは酔っ払っているからだと思うが、息子はどうなっているのだ。満腹中枢が機能していないに違いない。

試合後はさすがに疲れていたので、バスでホテルにまっすぐ帰ってバタンキューであった。長い一日がようやく終わった。

10月19日(日)
朝からマグネティックアイランドにシュノーケリングに行きたがっていたジャイアンなのだが、入れたはずの予約が入っておらず、生憎フェリーの予約は一杯。ま、どっちにしろ皆が起きたのは10時過ぎで、それからのろのろと支度をして、結局昨日行ったバルコニーへ出かけてブランチ。ウエイトレスのお姉さんが「よっぽど気に入ってくれたのね!」とにこにこしていた。

息子はまたもやカルボナーラを食べた。よほど気に入ったようだ。私はサーモンとクリームチーズのベーグルとコーヒー。食後は町の水族館へ行き、グレートバリヤーリーフについて学習。その後、併設のIMAXシアターで、さめの生態を追った迫力のあるフィルムを観た。あたしゃ途中で寝てたけど(苦笑)。疲れがなかなか抜けない。

その後はホテルに帰ってプールへ。プールサイドで日本チームが内輪のパーティーをしている中、町で買ったプール用のボールなどで遊んでおおはしゃぎ。日本チームのパーティーは、生バンドが演奏していても皆席に座ったきりで、粛々と進行していたけれど(ありがち)、肌寒くなって私たちが部屋に引き上げた後、バンドのマイクを奪ってビートルズを歌う選手が出てきて、にわかカラオケ大会になってた。いやはや(苦笑)。もしもーし、ホテルじゅうに響き渡ってますよー。

夜はジャイアンの友達やその知り合いのみなさんと"All you can eat(食べ放題)"のシーフードレストランで会食。生牡蠣をこれでもかと喰らい、ビールやワインを流し込んだ。みなさん、ラグビーやスポーツ専門のジャーナリストで、私はそのすごさを何も知らずにリラックスしてがはがは笑って一緒に飲んでいたけれど、あとでいろいろ知って身長が20cmくらい縮んじまったいっ。怖いもの知らずのちょい。まーねー。(得意)

レストランは全長2.5kmくらいある海岸の一番端で、食後はそこからみなで風に吹かれて真ん中辺りまで歩いた。昨日の観戦ですっかりラグビーに魅せられた息子は、一番若いカメラマンのお兄さんに小さいラグビーボールでキックを教えてもらったり、パスの練習をして頂いて大喜び。二人ともあせぐっしょりになってほとんどの行程を駆けていた。その後男共が飲みに繰り出す中、息子たんを寝かせるために私は先にホテルへ。息子が寝たら後からバーに行こうかとも思ったけど、部屋に着いたら化粧を落として寝る支度をしている自分がいた。あはは。あっさり寝た。

その3へ続く。。。

 

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