Wnn6 の姉妹品、Wnn98 のメーリングリストです。 Windows プラットフォームでも Wnn ライクな環境が! 使いこなしのこつなどを情報交換しましょう。 [email protected] に空のメールを送ってください。
Wnn6 購入しましした。またもや衝動買い。メモリ食らいなのは 分かってたけど仕事場の Solaris にデフォルトで入っているし Windows95/NT 用のクライアントがただで使えるし、ということで 買っちゃいました。
問題はこのバージョンからは Linux と FreeBSD のバイナリしか ないということ。
わたしが普段使っている NetBSD や OpenBSD のバイナリはないのである。
以前 Linux 用の JDK を動かそうとして Linux のバイナリエミュレーション 環境は設定してあるのでそちらを動かすことにする。(それに FreeBSD は 好きでないし...)
付属のインストーラを使おうと思ったが、Linux の各ディストリビューション と FreeBSD のパッケージシステムに特化した内容なので使えないこと がわかった。だがこのインストーラは単なるシェルスクリプトなので 同等のことを手動で行うことが可能である。
ユーザ wnn を追加、わたしは以下のようにしました。
wnn:*:127:31:Wnn6:/:/sbin/nologin
linux/dpkey-3.00-1.tgz linux/wnn6-3.0-1.tgz を展開。 jserver と wnnds の suid ビットが落ちてしまう場合は chmod u+s してやる。
$ su Password: # cd /cdrom # cd linux # zcat dpkey-3.00-1.tgz | tar -xvpf - -C / # zcat wnn6-3.0-1.tgz | tar -xvpf - -C /
/etc/services に wnn6 のエントリを追加
wnn6 22273/tcp # Wnn6
ライセンスパスワードファイル (/usr/local/OMRONDp/dp/dpkeylist)を作 成これはライセンスパスワードをそのまま入力しテキストファイルとし て保存すれば OK。
これで起動準備は完了。
ライセンスサーバを起動。うまく起動すれば以下のようになるはず。
# /usr/local/bin/Dp/dpkeyserv Key License Server started.... #
変換サーバを起動。成功すると以下のようなメッセージが出力される。
# /usr/local/bin/Wnn6/jserver Nihongo Multi Client Server (Wnn6 R3.00) Reading /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/fisd Fid = 1 Reading /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/kihon.dic Fid = 2 Reading /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/symbol.dic Fid = 3 Reading /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/tel.dic Fid = 4 Reading /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/zip.dic Fid = 5 Reading /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/tankan.dic Fid = 6 Reading /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/tankan2.dic Fid = 7 Reading /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/tankan3.dic Fid = 8 Reading /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/ikeiji.dic Fid = 9 Reading /usr/local/lib/wnn6/ja_JP/dic/iwanami/kougo.fzk Fid = 10 Finished Reading Files
動作確認をする。xwnmo を起動。
$ /usr/local/bin/Wnn6/xwnmo
kterm(XIMが使えるようにコンパイルされていなければだめ)を起動
$ export XMODIFIERS=@im=_XWNMO $ kterm -xim &
Ctrl + \ で xwnmo の変換ウィンドウが画面の下に表示されるので ちゃんと変換できるかどうかチェック。
変換効率(?)はすごくいい。いままでは ATOK などを使っていても 「文節ごとに変換(=単文節変換)」しかしていなかった のですが、こいつなら「結構長い文を入れてから変換一発」を多用しそうだ。 MMX pentium 120MHz, メモリ 32M の Libretto70 で動かしています。 動作そのものは特に重たいとは思わないが, メモリ喰い。
以前のバージョンのように BSD/OS 用のバイナリもリリースして くればカーネルの再構築だけで使えるのだが... (Linux や Solaris のバイナリエミュレーションとは違って, BSD/OS のバイナリは /emul/* のセットアップが必要ないのである。)
3.01 へのアップデートがアナウンスされていたので、アップデート。
インストールはすんなりいったが、クライアントが接続中かつ ライセンスを消費しているときに dpkeystat が1回目は うまくいくが次からなかなか応答が返ってこないという現象が 発生。その他の機能は問題ないよう。
jserverrc の以下の行をコメントにするとメモリ消費が6メガバイト くらい減った.
readfile iwanami/tel.dic readfile iwanami/zip.dic
つまり郵便番号辞書と電話番号辞書を読み込まないようにしたわけで ある.Wnn6 って辞書をメモリに読み込んじゃうんですね、うげー。
しばらく起動していなかった xwnmo を起動するとまず,
$ xwnmo -D localhost Warning: Missing charsets in String to FontSet conversion $
というメッセージが...
画面の左下に現れるアイコンや環境設定画面も こんな感じになってしまう.
ちょっと調べてみた結果, /usr/X11R6/lib/X11/app-defaults に あった Xwnmo, Bushu, Dictutil, Envutil へのシンボリック リンクが X11R6 をアップデートしたときに消滅してしまったためと 判明!パンパカパーン!
# cd /usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/ # ln -s /usr/local/OMRONWnn6/wnn6app/Bushu Bushu # ln -s /usr/local/OMRONWnn6/wnn6app/Dictutil Dictutil # ln -s /usr/local/OMRONWnn6/wnn6app/Envutil Envutil # ln -s /usr/local/OMRONWnn6/wnn6app/Xwnmo Xwnmo
上のコマンドを打って, ついでにフォントを要町フォントにしてみた. (${HOME}/.Xresources に以下を追加)
Xwnmo*fontSet: 6x13,kanamekanji,kaname Bushu*fontSet: 6x13,kanamekanji,kaname Dictutil*fontSet: 6x13,kanamekanji,kaname Envutil*fontSet: 6x13,kanamekanji,kaname
郵便番号や電話番号の変換がクライアント起動後 1 回目はできるのに 2 回目以降変換できなくなるという不思議な現象が起こる.
Wnn6 FAQ によると,wnnenvrc を編集しないとだめだということだ.ちゃんちゃん. setdic で tel.dic と zip.dic が指定されていることを確認後, unuse_hinsi から「郵便番号」と「電話番号」の項目を削除します.
(2000-10-23 追記) 実は郵便番号や電話番号の変換を使わない設定の クライアントを立ち上げると,jserver がその環境を記憶してしまい 最初は変換できたのに突然できなくなるということになるらしい. 上記の「起動後1回目はできるのに起動後2回目以降変換できなくなる」 というのは設定変更のテストのために,XEmacs と kinput2 を交互に 立ち上げていたかららしい.今回の場合,ローカルマシンで起動した kinput2 が読み込んでいるローカルマシンの wnnenvrc で上記の 設定がされていなかったため現象が発生していたというわけ. ちなみにこの「環境のキャッシュ」は jserverrc の max_sticy_env で制御できるみたい.
(2000-10-23 さらに追記) 1回でも xwnmo などの Wnn6 のクライアントライブラリを使った プログラムを起動したことがある場合${HOME}/.Wnn6/wnnenvrc というファイルが作成され、かつこちらが優先されるようなので 上記の変更はこちらに加えなければならない。 Wnn6 クライアントライブラリのソースを見て確認.
私の環境では jserver -S 1-4 で syslog へのログ出力ができない.
ktrace -id -t cn の出力の一部.
9358 jserver CALL compat_43_orecv(0x1,0xdfbfb49c) 9358 jserver RET compat_43_orecv 4 9358 jserver CALL compat_43_orecv(0x3,0xdfbfb49c) 9358 jserver NAMI "/dev/log" 9358 jserver RET compat_43_orecv -1 errno -91 Unknown error: /
これ以上の原因追求はそのうち:-)
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