フレッツ ISDN の謎

ようやく吾輩も IP reacheable な常時接続環境になりました。 が、接続設定などに不審な点があるのでメモっておきます。

FCS エラーが頻発

i486DX/75MHz なノートブックコンピュータで OpenBSD を稼働させ ダイアルアップルータ兼ファイアウォールとしています。

ところが PPP で FCS エラーが頻発して満足なスループットが得られません。 (この現象は私のところだけではないらしく PPxP の掲示板などにも 報告されていました。)

機器構成は以下の通り。

フロー制御、同期非同期変換などを疑ってみたのですが、設定としては 特に問題なし。

pppd-2.3.5 をやめて ppp に変えてみると多少はましになったような 感じ。

ポートリプリケータのシリアルポートをやめて、PC カードのシリアル カードも試してみたが、こちらは転送量が飽和しかけるとリブートして しまうという別の困った症状に見舞われるので使いものにならず。

というわけで Socket Communications, Inc. の Dual Serial Card で もう一度トライしてみることにする。

なぜ PC カードだとうまくいくかもしれないと思うかというと PIAFS PC カードでは全然問題なかったからである。

(とはいえ、NetBSD は昔からシリアルポートがたこだったので今も引き づっている可能性もなきにしもあらずである。私はシリアルポートの ためだけに FreeBSD を使っていた時期もあった。)

Dual Seiral I/O Card は認識できず。Serial I/O Card はやはり リブートしてしまう。またリブートしてしまうまでにやはり FCS エラーが発生した。

(2002-06-22) TA を別のコンセントにつなぎかえ、OS を NetBSD-1.5.2 に変更したら ほぼ期待どおりのスループットが出るようになりました。 (TA を繋ぎ換えても OpenBSD では、頻度は減りましたが、エラーが まだ出ましたのでシリアルドライバの出来も関係あるのだと思います。)

測定サイト  http://speed.on.arena.ne.jp/ v2.0.8
測定時刻  2002/06/23 12:23:22
回線種類/線路長 フレッツISDN 64kbps/-
キャリア/ISP  -/ocn
ホスト1 WebArena(NTTPC) 64kbps(33kB,4.9秒)
ホスト2 at-link(C&W IDC) 64kbps(33kB,5.3秒)
推定最大スループット 64kbps(8kB/s)
      

というわけで結論としては電源からのノイズと OpenBSD のシリアルドライバ の性能が原因ということになりますかね。

といいつつ、ADSL に変更中です。距離が 4.6km, 伝送損失が 49db なんで NTT の担当者からは「つながらない可能性もありますよ。」と いわれているのですが、はたして、結果は...

同期接続の指定方法と PPP の認証

OCN ダイアルアクセスでは PAP しか使えなかったはずなのだが ATerm ITX62 でデフォルト + AT$N1=1 (非同期・同期 PPP 変換をする) で繋ぐとなぜか CHAP を要求してきて、今までの設定では接続できなかった。

ところが、だ。電話番号の直後に `FB' (同期 64k で接続)を付けて ダイアルすると、PAP 認証が通るのである、というわけのわからん状態である。

FCS エラーの件といい、認証の件といい、なんだか NTT のちょんぼの 匂いがしないでもない。


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