SVAカンボジアNOW
アジアの子どもたちに教育を
〜共に学び、共に生きる〜 |
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〜今月の目次〜
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第5号 2006年10月20日
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▼ 所長のミパド
▼ 図書館ニュース
▼ カンボジア・スラム
▼ 番外編
▼ スタッフインタビュー第4回
▼ 事務所の動き
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10月に入るとそろそろ雨季も明け、カンボジアはこれからお祭りの季節です。暦の上では、今年は10月7日が満月の日で、3ヶ月の雨季の間お坊さんがお寺にこもる雨安居が明けました。10月8日からは、一般の信者さんがお寺に詣でて、お坊さんに衣をささげる「カテン」のお祭りの始まりです。このお祭りは11月5日の満月の日まで、約1ヶ月続きますが、全国にある4,135ヶ所のお寺はこの間にたった1回だけしか「カテン」のお祭りをすることができません。仏教を篤く信じるカンボジアの人々にとって、大変大切なお祭りで、必ずお寺にお参りします。そして一生に一度はこのお祭りを主催して、功徳を積みたいと願っています。この頃になると、黄色の仏教旗を立てた車列がたくさんの人を乗せて、地方のお寺に詣でるのがよく見られます。
この「カテン」が終わる頃、全国から予選を勝ち抜いた何百隻もの船がプノンペンに集まり、王宮前のバサック河で、11月4,5,6日と勇壮な水祭りボートレース「オム・トゥック」が開催されます。
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所長のミパド(ミッション、パッション、ドリーム)
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「アジア子ども文化祭」直前
日本、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマー、そして、主催国、カンボジアの6ヶ国の子どもたちが、参加して開催される第11回「アジア子ども文化祭」の開催が、10月21日から始まる。いよいよ直前となった。カンボジアは、昨年、12月のカンボジアの誇る世界遺産、アンコール・ワットでの開催に続いて二年連続の開催。
今年は、首都プノンペンでの開催。SVAが主催し、カンボジア教育省が共催。当日は教育大臣が臨席。各国際機関の代表、各国大使といった要人も臨席する。今、SVAカンボジア事務所は、最後の準備、調整に忙殺されている。海外からの5カ国の子どもたちの招聘、到着便、時間の最終確認。
カンボジア南部のシアヌークビルの海での「国際キャンプ」の準備、10月27日の
「アジア子ども文化祭」の大舞台の本番と各担当者は、準備に追われている。何しろカンボジアという国柄、治安や事故の心配もある。安全第一。また、資金に余裕があるわけでもないので、節約できるところは徹底節約。
カンボジア国内でも可能な限りに資金を調達しようと、カンボジア人、日本人スタッフが手分けして徹底して資金集めに奔走。今日、16日、カンボジアのある会社が、「アジア子ども文化祭」の趣旨に賛同して、何と300ドルの寄付を持参してくれたのにはスタッフ一同大感激。
さらに国内外のマスコミに対する広報のための記者会見のアレンジと募金にと奔走中。国際担当は、海外との最終確認。食事、車の手配、舞台、要人への招待状、開会式の大臣の挨拶文の確認等。当日の印刷物の最終チェック等最終チェックが山積している。
SVAカンボジア事務所の凄いところは、スタッフの仕事の計画性と緻密さと時間厳守をすること。毎朝のミーティングは、7時半に始まるが、全員が5分前には会議室の席に着いている。そして何より凄いのは、皆、笑顔を絶やさずに各自の担当と他の担当に対しても気配りをしていること。36人のSVAカンボジア事務所スタッフ全員とカンボジアの青年ボランティア・リーダー12人が一丸となって一つの目的に向かって仕事が出来るのは嬉しい。
困難が多ければ喜びも多い。「アジア子ども文化祭」を通して、カンボジアの心、アジア各国の子どもたちの顔の見える交流、アジアの平和のメッセジをアジア各国に届けたい。そして、何よりもアジアの各国の子どもたちの夢と希望の舞台となることがスタッフ一同の願い。まずは、期間中、事故がなく10月29日に各国の子どもたちが、無事、帰国するまでは気が抜けない日々が続く。ここまで来られた皆様方のご支援・ご協力、励ましに対して感謝申し上げます。
八木沢克昌
写真:「記者会見には、18社の新聞、テレビの記者が参加した」地元のテレビのインタビューを受けるSVAイートン副所長
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図書館ニュース
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『子どもの歌』
心に残る歌はありますか。
私は、ふとした時に祖父母に子守唄代わりに歌ってもらっていた「春の小川」、
「おぼろ月夜」、「月の砂漠」、「ふるさと」などの唱歌を思い出します。
美しい日本語の響きを通じて、古きよき時代の風景が目の前に広がり、
体に染みこんでいくようです。
カンボジアのトゥールスレン虐殺博物館に行くと、カンボジアの歌手の写真が飾られています。
内戦時代に、処刑された歌手達の写真だそうです。美しい歌声は人々の心を惑わし、
愛や喜びを植えつけるという理由で、歌手達は処刑場に送られたそうです。
「カンボジアキリングフィールドの子ども達」によると、ポル・ポト兵達は、美しい歌に代わり、
子ども達に以下のような革命歌を教え込みました。
町に平野にふりかけられた真紅の血
カンボジアよ、我らが祖国
労働者と農夫の華麗な血よ
革命を行う男と女の華麗な血よ
図書館事業課では民話の収集の他に、子どもの歌の収集や作詞・作曲を行っています。
また図書館員の研修会を利用して、歌の指導を行っています。また来年は、
子どもの歌のカセットを製作する予定です。革命歌ではなく、カンボジアの広大に広がる田園風景、
壮大なアンコールワット、つどう家族達の様子が心に浮かび上がってくる歌たちを次世代の子ども達
には口ずさんでもらいたいと願ってやみません。
鎌倉幸子
出典:Dith Pran, Children of Cambodia’s Killing Field. New Haven: Yale University Press, 1997.
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カンボジア・スラム
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トムノップ・リークリエイ・スラム
9月4日にプノンペン市内のスラムをめぐるSVAの巡回図書館活動がスタートして、はや1ヶ月。バイクに絵本を積んで、市街地のスラム3ヶ所と郊外の旧バサック・スラムの移転地2ヵ所の計5ヶ所を1ヶ月にそれぞれ2回くらいの割合で巡回しています。
今回訪問したトムノップ・リークリエイ・スラムはその市街地のスラムの一つで、プノンペン市内を南北に流れるバサック河沿いにできたスラムです。20年くらい前から地方から出てきた人が川沿いの土手に小屋を建てて住み始め、現在の世帯数は150あまり。
朝7時半、スラム巡回図書館チームは根拠地のブディング・スラム住民図書館を出発。舗装道路から路地裏に入り、曲がりくねった狭い道を抜けると、土手沿いに細長く伸びるスラムに到着。空き地に5メートル四方の青い大きなビニールシートを広げると青空図書館の準備完了です。今回、10月6日の巡回で3回目ということもあって待ちかねた子どもたちが駆け寄ってきます。スタッフの絵本の読み聞かせがはじまると、もうみんな絵本に夢中。お母さんもその周りに集まって子どもたちの様子を見つめています。子どもを抱っこしたお母さんが生まれてはじめてみる絵本を手に取り、ゆっくりとページをめくっています。
朝のトムノップ・リークリエイ・スラムー「喜びの堤防」スラムーに子どもたちの楽しい笑い声と明るい笑顔が広がってゆきます。
手束耕治
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番外編
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スタッフのストレス解消法
カンボジアに赴任にして困ったことの一つに運動不足。何しろ日中、35度近くなるカンボジアの国で、外で運動する気には中々なれない。プノンペンの街中では、エアロビクスをやる人も増えているが、圧倒的に女性が多くその気分にはなれない。最近、やっと見つけた運動が、ソフトボール。日本人商工会チームが、メンバーを探していることを知人から知らされた参加した。遊びかと思ったら、かなりの本格的なチーム。商工会といっても20代の海外青年協力隊の青年からJICAの専門家、商工会のメンバーと元高校球児といったメンバー。相手は、野球の本場、アメリカ大使館を中心としたアメリカ・チーム。身体の大きさとパワーが桁外れに違う。35度前後の炎天下で、一日、3試合も連続して行う。それも一球入魂の真剣勝負。毎回、アメリカ・チームとは大接戦。力のアメリカと技の日本か。
年令は、日本チームの中で上から3番目。それでもまだ、自分は若いと優勝がかかった試合で、日本チーム唯一のホームランを打って、張り切り過ぎて名誉の負傷の捻挫。
捻挫していても、試合中は痛さを忘れていたおまけまでついた。野球とソフト、レベルは全く違うが、大リーグで活躍するイチロー選手や松井選手の気持ちが少しわかるような気持ちになる。
折角、汗をかいてもその分、試合後、互いの健闘を称えあいビールを飲んでしまうので、あまり健康的にはいいのか分からないが、ストレスの解消には一番。熱中しすぎて、生傷や捻挫、骨折未遂と怪我寸前が絶えないが、やはり暑い時は、暑い中で運動をするのが一番。悩みは、出張が多く、毎週、ソフトの練習や試合に参加出来ないこと。ソフトも仕事もやはり体力勝負だと痛感する日々だ。
八木沢克昌
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スタッフインタビュー第回
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図書館副調整員 チム・チャトラー
1. いつSVAに入りましたか?入るきっかけは何ですか?
1996年からSVAで仕事しています。子どもが好きで、子どもたちに教育機会を与えたいということでSVAに応募しました。私は内戦時代に成長したので、食べ物が足りなく、
教育を受けることもあまり出来ませんでした。
2. 今、どんな仕事をしていますか?
現在、図書館事業課の副調整員をしています。私は事業運営、報告書作成、SVAに関わる機関ネットワークの作り、訪問者の調整、図書館ワークショップ調整などの仕事をしています。
3. SVAに入って、良かったことは何ですか?
教育について広い知識を持つ教育省の高官たちとも密接に働き、学ぶ機会が多いです。
特に子どもと非常に近い位置で働き、読み聞かせと図書館活動を通して子どもに教育を与え、
子どもと親しい関係を築く機会があることです。
4. 仕事で大変なことはなんですか?
私は言葉、特に日本語の問題があります。
5. 将来の夢はなんですか?
将来の夢は子ども達の心に平和が宿る社会を作ること子ども達が自国の文化を愛することのできる豊かで発展した主民主義の国の土壌を
築ことです
6. あなたの趣味は何ですか?
読書、音楽を聴くとこ、スポーツが好きです。
7. モットー(座右の銘)は何ですか?
私のモットーは、主張、努力、成功です。
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事務所の動き
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■ 10月21日-29日 第11回アジア子ども文化祭
■ 10月27日 アジア子ども文化祭公演、プノンペン文化センター(17:00時より)
■ 10月30日 シハモニ国王即位記念日
■ 10月31日 シハヌーク前国王誕生日
■ 10月30日-11月8日 タイ事務所出張、八木沢
■ 11月2日-6日 SVA図書館活動国際研修会 タイ・メーソード(八木沢、鎌倉、チャトラー、トゥーン、パリカ)
■ 11月6日 水祭り(祝日)
■ 11月9日 独立記念日(祝日)
■ 11月10日 月例コーディネーター会議
■ 11月15日 静岡県隣光院様 チャンキリ小学校訪問(カンポート州)
■ 11月13日-17日 図書館活動研修会(バンテイミンチェイ州)
■ 11月21日-22日 曹洞宗栃木県国際ボランティア会(STIVA)様、 チヴィピアップ小学校贈呈式(コンポントム州)
図書館活動視察 (バンテイミンチェイ州)
■ 11月27日 伝統文化 シャムリアップ・ワークショップ 開会式
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※ 各事業課ではデジカメ、ビデオカメラ、ノートパソコンなどが不足しています。中古でもお使いになられていないものがありましたら、是非、事務所で活用させていただきたいと思います。
寄付になる方は、東京事務所カンボジア担当の白鳥まで、ご連絡お願いいたします。
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