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ニュルンベルク
そこは、中世の面影を残す
職人の町。
頑丈な門に守られた
手工芸品市で
飾りっ気のない、
皮の四角いショルダーバックを買う
ふと足を留めた教会で
15世紀の盲目のオルガニスト、
コンラート・パウマンの墓石を見つける
そう言えば、この町で
あの「カノン」を書いた
パッヘルベルも活躍したのを思い出す
電動車椅子のおじさんが
電動、ではないが、車付きの
ストリートオルガンと神出鬼没
町行く人は、立ち止まったり通り過ぎたり
気難しそうなおじさんは
そんな様子を
気に留めるのか、留めないのか
手を休めずに、人垣を見る
(2000年秋の表紙)
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