日のひとりごと

2003年5・6月 

 

 

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6月28日

26日(木)成田到着。初めて乗ったコンチネンタル航空は、三人がけの真中が空いているくらいの混み具合でした。男性の客室乗務員が三人いました。機内食が美味しくなかった(多分、和食系の方を選んだから?)以外は、まあ他と変わりないかな、という感じ。

 

私の一つ置いて隣に座ったのは、大学生の黒人の男の子。イタリア語とスペイン語を専攻したらしく、両方ぺらぺら。南米のスペイン語と、スペイン本土のスペイン語の違いを、ぺらぺらら〜〜と、比べて聞かせてくれた。長い間ずっと行きたかった日本への旅行が実現したらしく、夢いっぱい膨らませている感じでした。日本語のテキストを持っていて、小一時間、発音のレッスンをしてあげました。(というか、暇だったから、私が遊んでもらったのかも・・・)

 

27日(金)は、朝11時に家を出て、知り合いに預かってもらっているMyチェンバロをピックアップ、そのままリハーサル会場へ楽器と共に入り、夜9時半まで、モンテヴェルディーのマドリガルのリハーサル。帰りが11時近くになる。

 

そして、今日28日(土)は、6時過ぎに起きて、7時15分に出かけ、9時にパルテノン多摩入り。午前中に調律&リハーサル、お昼から4時半まで、空き時間だったので、立川へ、取り置きしてもらったCDを取りに。ホールに帰ってきてから、1時間ほどお昼寝してから、再び調律、そして本番。

 

中央大学混声合唱団のジョイントコンサートは、指揮者は学生で、初めてプロのオーケストラメンバーを前に、とっても緊張した様子でしたが、本番が一番上手くいったようでした。そして、打ち上げに出て、夜中12時半過ぎに楽器と共に帰宅。長い一日でした・・・

 

 

6月24日

留守ばかりで申し訳ありませんが、明日より7月19日まで、日本に帰ります。3回のコンサートがあります。がんばるぞー!出かける前は、いつも家事が大変で、また睡眠時間が4時間以下になってしまいそうです・・・今、洗濯物をたたんで、しまい終えました。(深夜2時)

今回は、実家のパソを借りて、掲示板にときどき、ひとりごとを更新しようと思っています。またまた放っておいてしまうダンナには、密かに感謝しています。

 

6月20日

ボストン2日目(6/9)更新してます。↓

 

6月19日

こわいよぉぉ〜!DCは昨日から、雷と大雨がすごくって。もちろん、1日中ではないのですが・・・今、楽器をさらっていたら、雷の轟音に続いて、目の前の窓越しに、鉄板(実はプラスチックかも)みたいなものが、空から降ってきた!一瞬、このあとに飛行機が落ちてきて、私の一生もこれまでか・・・と覚悟を決めたのですが、その板が地面に落ちる音・・・大雨と風の音 ・・・ ・・・ ・・・ 飛行機は落ちてこなかったようで。

 

心配になって、板の落ちたところを見てみたけれど、マンションの前の芝生の上だった見たいで、けが人はいない模様。よかった・・・けど、まじで怖い。

 

 

6月8日〜16日

長らく留守にしておりました。ボストンのEarly Music Festivalに行って参りました!ボストンでは、プライスライン・ドット・コムで、破格の1泊70ドルで、ボストン・パーク・プラザ・ホテルに滞在。ま、いろいろありましたが・・・

 

6/8 前日に7月のコンサートのプログラム原稿を書き上げ、メールで日本へ送ったりしていて、またまた旅行前日に徹夜まがいの4時間睡眠。飛行機は定刻に着き、シャトルバスと地下鉄を乗り継いで、パーク・プラザ・ホテルへ。

ホテルは、地下鉄の駅からすぐだし、どこへ行くのもアクセスがよく、絶好のロケーション。ただ、1927年から営業していて、歴史的ホテルに認定されているだけあり、ところどころ、古さが見えるところもある。サービスの面でも、電話をかけてもなかなか出ないとか、なにか頼んでも時間がかかるとか、日本人の感覚から言うと、少し細やかさにかけるところがあるような気がした。さらに、最初にチェックインした562号室は、トイレのドアは閉まらないし、廊下の冷房の噴出し口のまん前にドアがあり、ドアの下の隙間から冷気が思いっきり吹き込んできて、さんざんだった。次の日に部屋を変えてもらった。

この日は、バック・ベイやコプレーやボイルストン通りなど、前回あまり見られなかったストリートをウィンドウショッピング。通りがかりのイタリアンレストランで夕食。デザートまでは、食べすぎだったと反省。(つづく)

 

6/9 朝、地下鉄グリーン線アーリントン駅前(ホテルの最寄り駅)のカフェ・ド・パリで朝食。安くてメニューが多いし、チップ払わなくて良いし、この滞在中このカフェには散々お世話になりました。この日は、ボストン美術館の開館時間から閉館時間まで、じっくり見学。まずは入り口を入ってすぐのアトリウムにある、Sargentの、ネオ・クラシック様式の見事な天井画に見とれる。1回目に来た時には、気がつかなかったが、柔らかなパステル調の色使いがうつくしい。ミューシャに似てるかも・・・説明文によると、彼は、かなり離れたところから見ても分かりやすいように、彼本来の油絵のスタイルを捨て、輪郭線とはっきりとした色分けによって、ギリシャ神話などをモチーフにして描いている。ショップでしっかりと、この壁画についてのカタログをゲット。

その他、前回あまりじっくり見なかった中国・日本美術(屏風絵や掛け軸のコレクションは、本当に凄いです!)、ヨーロッパの陶器と、やはり、ルネサンス・バロックの西洋絵画もざっとまわる。いつも、最後にショップでじっくり者を選ぶ時間がないから、今回は昼食のすぐ後にお買い物を済ませる。

夜は、音楽祭のメインイヴェントであるオペラ「アリアドネ」のドレスリハーサル。リハーサルとは言っても、本番と同じく通して演奏。カトラー・マジェスティック・シアター(オペラハウス)は、ロココの現代版(でも、趣味悪く感じさせない)といったような、素晴らしい装飾!そんな雰囲気の中で、衣装も舞台も、作品も演奏も、すべてゴージャス!素晴らしい時間を過ごしました。

 

 

6月7日

6月1日に、大学からの友人のヴァイオリニスト、小田瑠奈・透夫妻が、遊びに来てくれ、昨日までうちに滞在してくれました。4日には、午後と夕方、2回公演のホームコンサートを行い、お2人と一緒に、練習に観光にと、明け暮れた1週間でした。コンサートの準備は、やはり、直前になって、いろいろなことが、突然湧き上がってくるものです。ちょっと余裕が無くなってしまってたかも・・・また、家でのコンサートを企画するのが初めて、ということもあって、前の日は、いろんなことが次から次へと心に浮かんできて、寝付けませんでした・・・でも、何とか、来てくださった方に喜んでいただけ、成功できたのではないかと思います。

 

合間に、日本でのコンサートの準備もしながら。そして!明日からは、16日まで、ボストンの古楽祭に行ってきます!更新は17日以降になりますが、掲示板のレスは、どこかからチェックできればしたいと思います(まだ、現地でインターネットが出来る環境があるか、分かりません)。

 

ちなみにダンナはこの間、南米に出張です・・・地球を縦(南北)に8時間のフライト。時差はないけど季節は逆。私もいつか、行ってみたいです、ラテンアメリカ!

 

 

5月30日

なんだか、余裕がなくなっている今日この頃。計画していたことの変更とか、予期しなかったことが入ってきたりとか。休んでいる暇がなく、次から次へといろんなことを考えて、要領よく行動していかなくてはいけない。気持ちが、がざがざしている感じ。もし、更新が遅くなったら、ばたばたしていると思ってください!

 

 

5月28日

書くの忘れてた。チェスタータウンで、初体験したもの、それは、「ソフト・シェル・クラブ」。

 

私の住んでいるメリーランド州の紋章は、ワタリガニに似た、「ブルー・クラブ」なのです。平べったい系のカニです。紋章に使われるくらいなので、カニは名物ということになっています。本当にメリーランド産かどうかは?だったりするそうですが・・・で、ソフト・シェル・クラブというのは、脱皮したてのブルー・クラブを蒸して、殻ごと食べる、というもの。カニ本来の味を味わうとすれば、ハード・シェルの方が美味しいですが、ソフト・シェルは、特に足やはさみのところなど、ぷちっ、とやわらかい殻が弾けて、中に詰まっているジューシーな身が飛び出してくる食感が、病みつきになりそうでした。

 

 

5月26日

一昨日・昨日は、車で2時間くらいの、チェスタータウンというところ(私達お得意のEastern Shoreの町)に行ってきました。年に一度の、町を上げたお祭り、チェスタータウン・ティーパーティー(アメリカ版「時代劇」?)を見に行ってきたのです。町の人たちが、18世紀のコスチュームをつけて、英国の関税に反対して立ち上がった、という史実を再現してパレードし、海岸(実際は大きな河岸)で、地上と帆船からと、大砲が打ち合い、最後には、兵士達が帆船に乗り込んで、関税の対象だった紅茶の入った箱や船上の役人どもを海に投げ込んで、市民の勝利!めでたしめでたし、というストーリー。あいにくの雨でしたが、「樹木保存の町」として認められている、大木の緑が美しい、普段は静かであろう小さな町は、人また人の、大賑わいでした。

 

メインストリートには、たくさんの食べ物屋の屋台や、手工芸品のクラフトショップのテントが立ち並び、1軒1軒見て廻るのも、とても楽しかったです。メリーランド名物・クラブケーキ・サンドを立ち食いし、ブルークラブ(カニ)の手作りぬいぐるみを買って、バグパイプとアイリッシュダンスや、イギリス民謡のライヴなどを見て、子供みたいに喜んでいた私達。

 

泊まったのは、町のはずれの丘の上にある、1800年代の建物をリフォームした宿。イギリスのカントリー調の、かわいらしいインテリアと、オーナーのマーサさんの優しいおもてなしで、とても居心地のいいペンションでした。夜は、周りには全く明かりが見えず、しーんと静まり返って、山小屋にでも来たような気分でした。

 

日曜日は、前の日、市民と戦った帆船「スルターナ号」でクルージングです。小雨は降っていたものの、途中で止んで、船のエンジンを切り、帆が受ける風のみで進む、正真正銘の「Sailing」も体験できました。一緒に乗っていた子供達は、キャプテンの掛け声に合わせて、頬を高潮させながら、帆を張るロープを引っ張ったり、舵のロープを引っ張ったり、本当に楽しそうに、セイリング体験をしていました。彼らにとっては、良い思い出になったことでしょう・・・

 

そのあとは、前の日とは打って変わって、静まり返った雨の町を、18世紀の歴史的な美しい建物をゆっくり眺めながら散歩しました。ダンナにとっては、久しぶりの小旅行だったので、のんびりと、リラックスできた行程で良かったです。帰りの高速は、土砂降りで、怖かったのでした・・・

 

(カンファレンスの報告も続きますので、お楽しみに!)

 

 

5月17日

(書いているのは23日)

カンファレンス2日目。出かける前の晩、睡眠時間2時間の割には、ちゃんと起きることが出来て、よかった・・・。

 

9時から9時45分まで、前の晩のコンサートで演奏したS氏が、フランスの有名な2人の作曲家の、チェンバロ教師としての姿を比較するというもの。講演者に、書いてあるもの(用意してきたレジュメや、論文そのものなど)を読まれてしまうと、私の英語力ではなかなか理解しにくいものがあった。でも、しっかりMDに4倍速で録ってあるし!(聞き返しても分からないものは分からないかも・・・)つづいて、T女史が、演奏しながら体の動きで、音楽の方向性を視覚的にも示すという、一種のボディーラングウィッジを提案。でも、よほど非音楽的でない人でない限り、言われなくても自然とそうなっているような気も・・・また、体の動きに気をとられすぎると、とっても微妙なチェンバロのタッチに影響しそう(実際に、女史の実演でも、体が動くたびにタッチが強くなっていた)。

 

休憩を挟んで10時半からは、H氏がクラヴィコードの演奏。右目のあたりを怪我されていたせいか、もしくは、お年のせいか、ちょっと足元がふらつく場面も(演奏も・・・)。もともとピアニストの方だったようで、強くたたくと音程が上がってしまうクラヴィコードの弱点が、もろに出てしまっていたのが残念。次のB氏が、今度はジルバーマンという、ドイツの有名な楽器制作者によるスピネット(小型のチェンバロ)と、夕べより使われているフレンチの楽器で、ドイツとフランスの曲を弾き分けていた。とても素敵だったけど、和音の鳴らし方が荒っぽいのがちょっと・・・午前中の最後には、M女史が、チェンバロの残響の生かし方について、いくつかの例を挙げつつ説明。でも、これも、チェンバロと付き合ってる人ならいつもやっていることだと思うんだけど・・・

 

お昼をはさんで、最初の講義は、「タンゲンテンフリューゲル」という、初期のピアノの一種についてだったが、聞かずに、アメリカ各地の製作家が楽器を展示している会場へ。2つの部屋に、10人前後の製作家が、15台くらいの鍵盤楽器を展示。意外と少ない印象。珍しかったのは、アメリカ国内では、ここの博物館にたった1台しかない、ポルトガルのチェンバロをコピーしたもの。イタリアの明るい発音と、ちょっと陰のある余韻を残す、本当にユニークな音でした。それから、箱型チェンバロ。響板を四角に折りたたんでしまって、30センチ四方×鍵盤の幅の直方体に納まってしまっている。音は結構良く鳴ります。こんな楽器持ってたら、どこでも練習できていいな!他には、M氏のジャーマン、V氏のフレンチなどが、気に入りました。

 

講義に戻って、C女史のクラヴィコードによるモーツァルトの演奏。彼女の繊細な音の描き出し方は、モーツァルトの新たな一面を浮き出させているようで、とても印象深いものがありました。

2時15分からは、日本人のチェンバリスト、平林朝子さんによる、C.Ph.E.バッハ(有名なバッハの次男)の作品の演奏。カークマンというイギリスの製作者のオリジナル楽器を使用し、珍しいスウェル(弦の上に開閉する扉が付いていて、それによって音量を調節できる)を使うなど、楽器の魅力を存分に引き出したエネルギッシュな演奏でした。曲と楽器がとても合っていたので、ご自分で楽器を選ばれたのかと思ったら、楽器は、パフォーマーのプログラムを見て、カンファレンスのオルガナイザーが決めるとのこと。スウェルを使うのも、ここに来て始めて、「みんな見たいだろうから」使うことに決めた、とのことです。

午後の講義の最後は、Spanyi氏による、クラヴィコード演奏。こちらも、C.Ph.E.バッハの作品が取り上げられ、蓋に見事な装飾画が施されたKreamer製の大型のクラヴィコードで演奏されました。

 

3時半から5時までは、さきほどの楽器展示ルームにて、製作者によるデモンストレーションがありました。さっきはがらんとしていた部屋に、いすが並べられ、1台ずつ製作者による説明がなされ、製作者自身か、製作者が依頼した演奏者によって、実演で音を聞かせてもらえました。面白かったのは、多分日本(やヨーロッパ)だったら、その楽器の様式にあった曲が演奏されるのを期待するところですが(例えば、フランス18世紀の楽器だったら、同じ時代のフランスの作曲家の曲、とか)、演奏者の中には、自分が得意とするものの発表の場のように、あまり楽器とのつながりは考えずに、(少なくとも音は聴けるから、文句は言えない・・・)現代曲やビートルズのアレンジなども飛び出すヴァリエーション。これもお国柄なのかしら、と思いつつ、聴いていました。

 

ディナーの後は、先ほどクラヴィコードの演奏を披露したSpanyi氏による、タンゲンテンフリューゲルの演奏。タンゲンテンフリューゲルの音は、フォルテピアノ(タンゲンテンフリューゲルよりも、現代のピアノへとつながるアクションを持つ)に比べて、ある程度の力を加えてタッチすると、硬質な音がするので、そういう点では、音色のヴァラエティーに富んでいるといえます。フォルテピアノが持つ音の平和なやわらかさ・丸さよりも、音色が平均化されていないといった感じでしょうか。Spanyi氏は、エッカルト、C.Ph.E.バッハ、ハイドンの作品を、本当に生き生きと、どこにも気張ったり奇を衒ったところがない美しさで、最後の1音まで弾きとおしました。すべての音が、「こうでなくてはならない」ところに収まっていたという印象で、とても心地よく、感動しました。今回のカンファレンスで、1等賞を上げたい演奏でした。

 

 

5月16日

(書いているのは21日)

16日から20日まで3泊4日で、アメリカの3つの歴史的鍵盤楽器協会が初めて行う、合同年次例会に参加。ワシントンDCのナショナル空港から、ミネアポリス空港まで約2時間半、さらに乗り継ぎで1時間と少しで、スーシティー空港へ。そこから車で1時間弱で、サウスダコタ大学のある、ヴァーミリオンに着く。計6時間ちょいの行程。

 

DCナショナル空港のノースウェスト航空のゲートは、空港の隅っこの、シャトルに乗らないとアクセスできない「ターミナルA」にある。そして、ミネアポリス空港での乗り継ぎでも、歩くこと歩くこと!5分以上歩いて、これまたいちばん隅っこのゲートに着くと・・・留まっているのはなんと、30人乗り位のちっちゃなプロペラ機だった!こんなんで1時間以上飛ぶの?

 

そう、飛んだんです。眼下には、ひたすら平らな大地に、田んぼの田の字の通りに(田んぼじゃないけど)真四角に区画された畑か牧草地が。たまに街らしき辺りを過ぎると、不思議なことに、ワンブロックごとに野球場がある・・・プロペラ機は、ほぼ雲と同じ高さを飛び続け、なんとか無事、スーシティー空港に着陸!

 

スーシティー空港は、サウスダコタ州の隣、アイオワ州にあります。空港の外に出ても、人気(ひとけ)がない!でも、ヴァーミリオンまでの送迎シャトルを予約していたので、そこで待つしかないはずです。そうこうしているうちに、同じ目的で、サウスダコタ大学に向かうと思しき人が集まりだしました。先日知り合った、私と同じくDCエリア出身のチェンバリスト・ヴェラさんの顔も見え、ほっと一安心。

 

シャトルを待つ人たちは、みんな、演奏家か研究者か愛好家で、とてもフレンドリー!私の中学生程度の英語力で、たった1人でのりこんで大丈夫かな?と不安に思っていましたが、それも吹き飛びました。自己紹介をし合ううちにやってきたシャトルに乗り込み、一路ヴァーミリオンへ。

 

スーシティー空港からヴァーミリオンまでは、車で1時間弱。空から見たのと同じく、平らな大地に畑や牧場が広がる景色を見ながら、ホテルに到着。ホテルの周りは、列車のコンテナの長いような形をした家が並んでいて、ちょっと見慣れない風景。例会の案内には、サウスダコタ大学内にある楽器博物館まで、6ブロックと書いてあったが、実際には2ブロック歩いたところから大学キャンパスが始まります。広いキャンパスです。ホテルとキャンパスの間には、消防署とマクドナルドとガソリンスタンドが一軒ずつあるだけ。スーパーや他のお店などは見つからず・・・

 

さて、4時から、キャンパス内にあるオールド・メインという、教会風の建物内のホールで、スライドを使った、博物館所蔵の鍵盤楽器についての説明がありました。まあ、実物を見ないとね〜・・・インパクトはいまいち。でも、カタログが手に入っただけでも良しとしますか・・・

 

その後、サウスダコタ大学の学長さんの家でレセプション。この会合の参加者は150人以上にも及ぶのに、ほとんどの参加者をおもてなし出来るほどの豪邸なのがすごいところ。おうちに飾ってある絵画などもすべて、選りすぐられた美術品ばかりで、ため息・・・用意された立食の夕食をとりながら、いろんな方とお話して、情報交換をしたりして過ごします。ある方は、飾ってある絵画の説明をしてくださったり、アメリカの優秀なチェンバロ製作家について教えてくれたり、アメリカの「大御所」の先生と知り合えたり、有意義なひと時を過ごしました。ただ、スペイン人のダンサーの方に、スペイン語で話しかけられたのは、全く分からなくて困りましたが・・・

 

夜は8時より、楽器博物館のホールに戻ってコンサート。そこで初めて、博物館所蔵チェンバロの一つ、1785年製・Germain作のフレンチを、実際に聴くことが出来ました。コンサートが終わった後に、少しだけ触らせてもらいましたが、やわらかくdarkな音色は、典型と思っていたフレンチの音の幅をさらに広げるものでした。2日目以降への期待は高まります。

 

 

5月15日

行ってきます!

あしたから、サウス・ダコタのヴァーミリオンへ行ってきます!次の更新は、来週の水曜日以降になると思います。町にインターネット・カフェなどがあれば、掲示板は覗けますが、とにかく初めて行くところで、すべて謎。レスが遅れたらごめんなさい。

 

ヴァーミリオンの天気↓

http://weather.yahoo.com/forecast/USSD0347_c.html?force_units=1

サウス・ダコタの地図↓

http://travel.yahoo.com/p/travelguide/577918

 

昨日、改めてサウス・ダコタ大学の楽器博物館のHPを見てみたら、チェンバロだけを見ても、素晴らしいコレクションです!それを見に行くだけでも楽しみですが、なによりも、いろんな方との出会いが貴重な体験になると思います。(ただし、英語力がぁぁ・・・!・・・心配・・・)

 

ではでは、行ってきま〜す!

 

 

5月13日

その1・たまには

マジメにお仕事してます、のお話。

今週末はいよいよ!前人未到(???)のサウス・ダコタへ!キーボード・ソサイエティの年次例会です!ぜんぜん予習をしていないけれど、いろんな人に出会えるのが楽しみです。先日、近所のサロンで、アフタヌーンティーのときにチェンバロを弾いていたVera Kochanowskyさんと、演奏が終わった後お話しさせていただいたら、なんと、その方もサウス・ダコタにいらっしゃるとのこと。行くまでに1人でもお知り合いが出来てよかったです!

 

さて、その他は毎日、コンサートの制作のお仕事&練習に、忙しくなってきました。私がコンサートを企画するにあたって、いつも心にかかるのは、バロック音楽の世界に見る、多様性の面白さを、1つのコンサートの中で繰り広げてみたい、ということなのです。しかし毎回、ジレンマに陥ります。ある特定の楽器や歌の編成で、それがどこまで出来るか、という・・・バロック時代には、ある特定の楽器や声質の醸し出す効果を、作曲家が計算し尽くして曲を作るようになったので、同じ編成だと、同じような効果を持つ曲が集まりやすい傾向があるからなのです。

 

しかし!今回は、資料の宝庫・議会図書館という強い見方を得て、また、ソプラノの岩見さんと意見を出し合い、毎晩のようにメールのやり取りをして、かなり良いところまで煮詰まってきています。企画の最中は、産みの苦しみもあり、楽しみもあり・・・きっと、選りすぐりの作品をお届けできると思います。新宿までいらっしゃれる方はぜひ!今から7月5日の夜7時、予定を空けておいてくださいませ!詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

5月13日

その2・蟹食い猿

11日の日曜日に、メリーランドに来て9ヶ月にしてやっと、名物「ハード・シェル・クラブ(渡り蟹に似たカニ)」にありつくことが出来ました。「ダンシング・クラブ」という、蟹で有名なレストラン、これまでに2回行ったけれど、「クラブ(蟹)」って名前が付いてるくせに、行くたびにいつも「クラブ」が無かったんです。でも、その日は電話で聞いたら、「小さいのならあるよ」という話だったので、出かけていきました。

 

「小さいなら、ロブスターも一緒に頼もうか」ということに。しかし、クラブは、最低半ダースは注文しなければならないとのこと。おなかが空いていたので、スープもさっさと飲み終わってしまい、待つこと30分。やってきました!待望のカニ!給食の四角いお盆(色は黒か濃い茶色)みたいなのの上には、カニてんこ盛り!!スパイスがまぶされた、蒸したカニが7匹、お盆にのってきました。6匹のはずが、1匹おまけです!「小さい」とは言っても、甲羅の幅は12〜3センチあり、溶かしバターとお酢が付いてきました。そして、傍らには木の小さなハンマー・・・カニが来る前に、裁判官ごっこをして遊んでたのはナイショ・・・そんな感じので、1匹ずつ、わら半紙の敷かれたテーブルにじかに置いて、甲羅を叩き割るのです!そのとき、からや身が飛び散るから、その日に洗濯に出す服を着ていきましょう。硬いからのなかには、カニ味噌や卵がいっぱい入っていて、ご機嫌v(^▽^)v。身も、たくさん入っていて、とっても甘くて美味しかったです。少々食べにくくて無言にはなるけど(義理のお見合いにぴったり!)、ひたすらカニ食い猿になりきっていると、かなりお腹いっぱいになりました。からにまぶしてあるスパイスがとても香りが良く、美味しいので、溶かしバターなどは、私達は要りませんでした。普段なら主役を張っているロブスターちゃん、忘れててごめんね・・・

 

 

5月10日

ゲインズボロ展へ行く

昨日はナショナルギャラリーへ、ゲインズボロというイギリスの肖像画家の展覧会へ行ってきました。肖像画って、私はそれほど好きじゃなかったのだけれど、説明つきツアーに参加して、いろんな見方を教えてもらいました。

 

ゲインズボロは、レノルズという、ロンドンで活躍するライヴァルの画家を避けて、少し離れた街に本拠地を構えたそうです。若い頃には精緻な風景画を描いていましたが、次第に、特に肖像の背景が、まるで印象派のように、粗く豪快な筆づかいに変化する様子が分かります。また、財力や威厳や自信を強調して描かせる、その時代のイギリス人の政財界人に好まれた肖像画の様式などを知り、知識を持って見ると、面白さが全く変わることを経験しました。

 

なんて、遊んでばっかりいるようですが、遊びの話題しか書いていないということで・・・人生いろいろあるもので・・・(ちょっと謎)

 

 

5月8日

ロマノフの財宝・・・

今日は、ロシアのロマノフ王朝の財宝のコレクションとしては、ロシア外で一番、といわれる、ヒルウッドミュージアムへ、お知り合いの奥様に連れて行っていただきました。

 

20代前半で、莫大な遺産を相続し、4回結婚したという、お金持ちの女性(!)の別荘で、25エーカーの敷地内に、この季節はつつじの美しいお庭と、どこもかしこもロココ調、という、久しく見ていなかったキンキラキンのインテリアの洋館。イースターエッグを初めとする、贅を凝らした財宝の数々や、オーナーが特注で作らせた様々な家具や食器類が、所狭しと並んでいました。2人目のだんなさんが、ロシア大使となり、1年半のロシア滞在中に、現在のコレクションの20パーセントを収集したとか。

 

お金持ちといえども、財力のスケールが違う・・・

 

 

5月3日

5月に入って、なんだか急に忙しくなりました。

 

6月末から7月にかけて、コンサートが3つあります。また、6月初めに、ヴァイオリニストの友人がDCに遊びに来てくれるので、そのときにホームコンサートをやる予定。それらの「仕込み」に入っています。

 

また、この時期、折角お知り合いになった方の中でも、帰国される方が多いので、寂しいのです。今日は、そんなある方のお宅にお呼ばれしてきました。音楽がお好きで、集まられた方とも、いろんな話題で盛り上がり、とても楽しい会でした。

 

 

5月2日

今日、新たに発見された、我が家の新事実!

 

うちのシャワールームは、すりガラスではなく、透明ガラスだった!がーん!(あとは推して知るべし。)

 

言い訳*私がこのうちに来る前に、ダンナだけ1ヶ月この家に住んでいて、私が来た時にはもうすでに、硬水のカルキがガラスに付着して、すりガラス状態だったと思われます。来週泊まりに来るお客様のために、水まわりのカルキ取り洗剤を、まさか、と思いつつシャワールームの壁に吹き付けたら・・・透き通ってた・・・

 

 

 

 

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