4月8日(水) 「合理的ではビジネスの世界では出世しない?」
最近、Operations Analysisのクラスで教授が雑談で話したことを聞いて妙に納得した。
教授の話を掻い摘んで言うと:例えば、授業でAをとろうと思うと、平均92〜93%くらいのパフォーマンスを示さないといけない。統計学や経済学の教えるところによれば、成績でAをとることが目的なら、例えば93%ちょうどのパフォーマンスを示すような努力をするべきで、それ以上のパフォーマンスを示す努力をしても(Aより上の成績はないから)、それは時間と労力の無駄遣い(非合理的)なのである。しかし、有名な経営評論家のTom
Petersによれば、世の中でマネジメントのポジションに就いている殆どの人は多かれ少なかれ完璧主義者的なところがあって、上述の例で言えば、93%のパフォーマンスを示せば済むところを常に100%近い努力をする人達なのだそうだ。成績で言えば、93%のパフォーマンスでも100%でもAに変わりはない。でも実質は大違いなのだという。93%のパフォーマンスを示す努力をする人は文字通りAという成績を得る。しかし100%近くのパフォーマンスを示す努力をする人は、Aという成績に加えてinsight(「見識」というか、むしろ「本質」とか「真理」という言葉が適訳かも)を得るのだそうだ。
これは前職での経験を振り返っても当たっていると思う。←ちぃーと完璧主義者が多すぎたようにも思うが…^。^;
あと、これに関連して思い当たるのは、世の中「とても頭の切れる人間」というのがいる。新しい物事を会得するのも素早く、羨ましい限りだ^^;。でも、世の中(ビジネスの世界)は良くできているなぁ、と思うのは、こういう人はあまり努力することを好まなかったりする場合が多い。一方で「持って生まれた切れの良さ」は感じさせないが、根気強く思考することを通じて本質を掴んでいる人もいて、結果的に成功している人も多い。こういう人の話はホントに役に立つ:こういう人は自分を良く知っていると同時に「思考する方法」を知っているからだと思う。