12/1

・もうこの会社は終わりなのかもしれないと思い始めている。別に自分自身が会社に飽きたわけではない。仕事は楽しいし、やりがいもある。問題は会社全体についてなのだ。まず覇気がなくなった。暗い雰囲気が漂っている。将来的に売っていくべき製品の開発をしていない事への不安感もある。大々的なリストラを行い平社員を首切りしておきながら、経営陣へのペナルティーの発表は依然行われない。昨日は11月末ということで、二人三人とこの会社から去っていった。人が少なくなり、電話番をする回数も増えた。

不況、不景気と現状を嘆く人は多い。確かに現在は不況なのだろう。だが、そのひとはいつの時代と比べて不況と嘆くのか?どうも、あの「バブル」を基準にしている感じがある。あの「バブル」を今後待ち望むというのは、宝くじに当たる事を夢見る事に等しい。比較の軸がずれている。そしてこの会社も同じなのだ。すでに失った、バブルとも言えるゲーム機市場を夢見ている。そう、ただ夢見ているだけ、、、

・オリックスの三輪田編成部長が那覇市内のマンションから飛び降り自殺をする事件があった。新人との入団交渉難航を悲観したというのが理由のようだ。

ダイエーに指名されなければ、九州共立大への進学を打ち出す新垣渚投手(18)をドラフト会議でオリックスが1位指名。ダイエーと競合の末に交渉権獲得。同日中に担当の山本編成部課長が新垣家を訪問したが「門前払い」されたという。人の命はあまりに大きく、新垣投手の野球生命すら奪いかねない。新垣投手は「野球をしなければよかった」と漏らしたそうだ。もちろん自殺は新垣投手が引き起こしたものではない。しかしそうも言い切れない。三輪田編成部長の遺族の心情、無念はどこに向けられるのだろう。

もともと、社会人大学生には「球団逆指名」の特権を与えておきながら、高校生には許されていないのがおかしい。高校生は若年で、将来を考える力に乏しいというのがその理由だそうだ。これはおかしい。誰でも自分の将来を決める力は持っている。差別ともいえる現制度の廃止を訴えたい。

逆指名は、巨人がお目当ての選手を抱えるために、強引にコミッショナーに呑ませた悪法である。弱小球団救済の意味を持つドラフトを否定する矛盾を抱えている。最近、ファンそして球団関係者は無意識のうちに「セリーグは一軍。パリーグは二軍」という概念を持っていると思われる。今後パリーグには厳しい時代が訪れるだろう。



12/2

・雲っていたが、自転車通勤をした。途中で激しい雨に降られ悲しくなった。帰る頃までには上げっていればいいのだが、、、

・この1年間で最も話題を呼び世相を反映した言葉にパイレーツの「だっちゅーの」が輝いた。まさか流行語大賞に選ばれるほどになるとは思わなかった。授賞式を見て思ったが、こいつら太ったんじゃねえか?今後の活躍はあまり期待できないが、2年ほどしたらきっと脱いでいるだろうな。



12/3

・年末になるといろいろ忙しくなるのが日本人。出勤日数もあとわずかになってきましたが、やらなければならない仕事がたくさんあります。まあ、あるだけいいのですが、、、週末から台湾に行かなくてはならないのに、どうも風邪をひいたようで寒気が襲ってきました。早く帰って寝る事にしよう。

・プロ野球福岡ダイエーホークスの選手と職員が、本拠である福岡ドームの設備を使って相手投手の球種を事前に盗むという不正行為を行っていた疑いがあることが2日、分かった。不正を行ったのは吉永・大道・柳田の三選手といわれている。もし事実だとするならば、その他の選手監督コーチが全く関与していなかった事は考えられない。野球界に精通するうさぎによると、以前にも近鉄が行わっていたという。さらに巨人ではドーム内の空調をコントロールし、巨人の攻撃回のみホームラン風を吹かせていたともいう。それほどまでして勝ちたいのか?きっと勝ちたいんだろうな。

・先週末はひさしぶりに府中に行きました。友達を誘って競馬です。2Rから始めて9Rまで誰も当たらないという快挙を達成しました。全滅のままメインのジャパンカップに突入しました。出走馬の中にはうさぎさんの大好きなエアグルーヴとパサーがいました。うさぎさんは、この組み合わせを「どん」と買い、姑息な私はスペシャルを入れて3点買いをしました。結果は、パサー1着、グルが2着。なんとか全敗を免れ、さらに来た時よりも厚くなった財布を持ち帰る事ができました。次は有馬記念が待っている。



12/4

・蛭子能収がとばくで捕まった。麻雀をしていて警察に踏み込まれたそうな、、、なんと運のない事か、、日本で金を賭けずに麻雀をするやつがいるのか?警察のみなさんだって麻雀をやるときはお金をかけているだろう。麻雀が違法で、競艇競馬競輪が合法とはやっぱり釈然としない。テラ銭が国の懐に入らないギャンブルは違法ということである。

麻雀といえば、マガジン・チャンピオンなどの一般少年誌で麻雀を扱ったマンガが連載されている。麻雀について深く掘り下げられてはいないが、その影響で今後、麻雀の人気は上がってくると思われる。

・結局今週は雨ばかりで、おとといしか自転車通勤できなかった。冬季トレーニングとして5,000Kmは走り込みたいのだが、雪が降る前に3,000Kmは消化しなければならない。



12/5

・課長島耕作のドラマをみた。主演は宅麻伸だ。このドラマが原作と全く異なっていた。原作自体おもしろくないので、ほっといていいのだが、いつからミステリーになったんだ?でもドラマはおもしろかったぞ。さらに1つ分かった事がある。藤谷美和子は演技がへただとずっと思っていたが、彼女は演技がへたなわけではなかった。要は素のまんま演じているだけなんだよね。雰囲気もひっくるめて考えれば、いい女優さんではないですか。

・最近うさぎと私は懸賞に凝っている。なすびのように出しまくっているわけではないが、欲しいものを狙い撃ちして楽しんでいる。事の起こりは、オランジェリー美術館展のチケットだった。JALの招待券の抽選にうさぎが応募したところ、見事あたり!私はこれに味をしめた。現在うさぎはエアグルーブの特製ブルゾンを狙っている。

・うさぎさんが月曜日から働きにでます。がんばってね、、うさぎ!



12/6

・台湾に着いた。最近は物騒と聞くので注意している。なんでも人攫いがでるそうな、、小さい頃おばあちゃんに「南千住にはひとさらいがいるから行ってはいけない」と注意された事を思い出す。果たして今でも出るのだろうか、、ひとさらい。

台湾で宿泊するホテルはなんとハイアット。こんないいホテルに泊るのは久しぶり。料金が2万円以上していますね。晩御飯は先輩とセブンイレブンに買い出しに行き、適当なものを買い食いしました。あやしいカップ麺。あやしいビール(激安:60円くらい)。あやしい肉まん(ごまのあんこだった)。そしてビックサイズ(180ml)のヤクルト!明日腹を壊さなければいいけれど、、、



12/7

・昨日の晩飯のおかげで快便だった。朝食はホテルのビュッフェに行く。二人で1,250NTD(ニュー台湾ドル)だから一人2,400円の朝飯。元を取ろうと先輩と腹いっぱい食べる。アメリカ本社からの二人と合流して台湾事務所へタクシーで向かったが、タクシーの運転の荒さは凄まじかった。2度ほどぶつかったと身構えたもんね。前の車との車間距離は日本の半分以下!普通、前の車のブレーキランプが光ったら、スピードを落とすのに、この国では一気に加速して差を詰めるんだよね。そうしないと間に何台も車が割込んでしまうそうです。車の間を縫って走るゲンチャの数も日本とは比較にはなりません。とにかくこの国では車を借りて運転するのは無理ですな。

・私は台湾を誤解していました。汚くごみごみしている先入観を持っていましたが、あまり東京(下町の方)と変わりません。ごめんなさいね、、タイペイさん。でも看板は読めない漢字ばかりだし、変なにおいがしたりとアジアって感じはしますね。Visit先の某大手電気会社さんのビルは25階建ての立派な建物で、とてもきれいでした。中にいるお嬢さん達もとても綺麗です。明日も行くのでゆっくり見てこよう。

・台湾事務所の人に連れられて、台湾の家庭料理の店で晩飯をご馳走になりました。台湾料理はおいしいおいしいとみんなから聞いていたので、かなり期待していましたが、、、不味い。臭い。
特に、豆腐だよ。豆腐といっても普通じゃないの!腐ってるそうだ。豆腐腐とでもいうのかな。むせるほど不味かった。聞くところによると、今回食べたのはそんなに臭いものではなく、臭いのは100倍臭いそうだ。街に漂う匂いの元は豆腐なのかもしれません。あと「なんとかジュース」っていうのも不味かった。昔日本で売っていたジュースで「ウイリー(維々?)」っていうのがあったのを覚えてますか?あのジュースをもっと臭くした感じ!
とにかく臭いのばっか。はやくうさぎの手料理が食いたいよーーー。



12/8

・きのうはどうも食べ過ぎたらしく、先輩がおなかを壊してしまった。一方の私は全然平気。今日も朝食から食いだめをした。

・昨日訪れた某大手電気会社さんのビルにて、先輩とふたりで作成するソフトウェアの概要を説明した。(大部分は台湾事務所のひとに中国語でやってもらった)いろいろと英語で突っ込まれてつらかったが、わけのわからん英語を駆使して煙にまいて帰ってきた。しかし問題点がいろいろ見つかったので、対応を迫られる事になった。今後はかつてないほど忙しくなる予感がする。そんな中、日本の会社の様子がおかしくなった。上司の挙動が恐い!人事の発表が意味不明!どうなるんだ?

・台湾事務所の人に無理をいって、光華市場(PCの部品などがいっぱい売っているところ)に連れていってもらう。激安のNoteがあれば友達に買って帰ろうと思ったが、ぜんぜん安くない。台湾製と聞けば安いというイメージがあったが、この国の姿をみれば、Cheepなイメージは感じることができない。秋葉原と同程度のプライスだった。それでも先輩はMatherBoardを購入。仕事が忙しくなるというのに、MatherBoardなんて買っちゃって寝るひまがあるのだろうか?
さらに、ビビアンスーのエッチなシーンがあるVideoCDを購入。夜私のVAIOで鑑賞したが、エッチなシーンがあまりに物足りなく、二人で欲求不満になってしまった。小林ひとみとか、もっと露骨なCDを買っておけば良かった。



12/10

・昨日、台湾から帰国した。なんで玄関口である空港を成田という遠いところに作ってしまったのだろうか?都心にでるまで2時間くらいかかってしまう。全く疲れきってしまった。

・和歌山市の毒物カレー事件で、和歌山東署捜査本部は9日午後、カレーの調理なべにヒ素を混入し住民を殺傷したとして、殺人と殺人未遂の疑いで林真須美容疑者(37)を逮捕した。動機については「今後明らかにしたい」としている。状況証拠の積み重ねによる立証に自信を見せる捜査当局に対し、真須美容疑者は「今は弁解する気はありません」と供述を拒否。法廷で争う構えをみせている。

ここまで追いつめられて「黙秘」し続けるとは見事としか言いようがない。あくまで否認を続けるとすれば、刑も幾分軽くなってしまうのではないか?かりに社会に復帰できたとしても、正常な生活をする事は周りが許さないだろう。すでに、豪邸である林家の塀は、いたずらがきで放送できないほどである。



12/11

・今朝、つくばから会社自転車部のチームジャージが届いた。会社のロゴが印刷されていてシンプルなデザイン。半袖なので当分着る事はないが、夏になったらこれを着て通勤しよう。会社から広告宣伝費としてスポンサー契約できたら最高なのだが、、、

・昨日、アメリカからの引越し時に壊された自転車の修理が終わった。直るまでレース用のC40というカーボンフレームを乗っていたのだが、久しぶりに乗るクロモリフレームは剛性が高く、スピードに乗りやすい。でも堅いのですぐに疲れてしまった。今朝は昭和通りで最高速度58Kmを達成。朝から死ぬほど疲れた。修理とともにオーバーホールをしてもらったのだが、非常に綺麗になった。チェーンからリアのプロスケットまでピッカピカ。上野のOD Boxはおすすめである。

・先日ラブラブあいしてるでよっちゃんを発見した。たのきんのよっちゃんであるが、めちゃくちゃ太っておりミッキー吉野のようだった。全力投球した「たのきん」もビックになりそこね、どっかにきえた田原、ジャニーズとして無理のある近藤、そしてよっちゃんと全員が敗戦投手状態だ。栄枯盛衰、たけきものもついにはほろびぬ・・・SMAPもそのうちの何人が淘汰される事か・・・Speedはどうなるんだろうか?これもひとつの楽しみといえるなあ。



12/13

・金曜日は早く帰宅した。というのも、9時からテレビが見たかったためである。そのテレビはタッチの続編。タッチといえば、最後の一話で強引に話を切り上げた野球マンガ。かなり期待して見たのだが、かえって見ない方がよかったと思うほど、話の命題が分からなかった。

・土曜日、友達がパソコンを買うというので、いっしょに付いていった。やはりいつの時代もそこそこのパソコンの価格は変わらない。どうしても20万円以上はしてしまう。確かに技術革新のため最上級パソコンの値段は下がってはいるが、20万から30万という微妙な線はかわらないのだろう。私も友達につられて1200dpiのカラープリンターを衝動買いしてしまった。
消費税込みで21,000円。



12/14

・経営再建中の日本債券信用銀行の処理策を検討していた政府は十一日、同行を金融再生法に基づいて一時国有化(特別公的管理)する方針を固めた。十二日に日債銀にこの方針を伝え、日債銀が受け入れて特別公的管理を申し出た場合は、同日中にも正式決定する。日債銀の預金や金融債は全額保護される。日本銀行は週明け以降の日債銀の資金繰りを全面支援し、金融市場などの混乱回避に全力を挙げる方針だ。

政府は、金融監督庁が今年秋に行った検査結果などに基づいて、日債銀が実質的な債務超過に陥っていると判断した模様だ。この結果、特別公的管理の開始は破たん処理扱いの再生法三六条が適用される見通しだ。

特別公的管理が正式に決まれば、政府は来週中に日債銀の全株式を強制的に取得することを公告する。日債銀の株主は、株価算定委員会が決定する株価で、預金保険機構に買い取りを請求できる。しかし、日債銀が実質的な債務超過に陥っていると認定される見通しのため、買い取り株価はゼロになる可能性が高い。

政府は国民にそれと知られず債券市場を国有化しつつある。減税を看板にしている政府にとって、財源である国債のコントロールは大きな問題である。

国債は十年単位でのみ現金化出来ない手形のため、一枚の額面が桁外れに大きい。このため銀行や証券会社が一括購入して手数料を割り引き、小口に分割後債券化してきた。これが一般顧客が購入できる"割引金融債"というもので日債銀のワリコーが有名だった。しかしバブル崩壊後、一般顧客の国債離れがおきる。

財源確保のため国債を売りたいのに、誰も買わない状況が発生する、、と思いきやそんな状況にはならなかった。その引き受け先はなんと日銀だったのだ。

11月に発表された日本銀行の1998年度上半期の決算によると、日銀の総資産は78兆円。1年で41%も増えたそうだ。問題は日銀の国債保有残高である。法律で引き受けてはならないはずの国債を48兆円も保有しているのである。信じられないことに48兆円は発行残高の約2割にあたる。

中央銀行である日銀が総資産の6割を国債で持っている姿は尋常でないが国債の大量発行が引き起こす金利上昇を、日銀が国債を引受けて、その分銀行券(お金)を発券し続けることによって回避していると言える。

法律を破ってまで日銀は国債を買い集め、そして日本はあやうい経済バランスの上でなりたっている。

・6日のアジア大会女子マラソンで驚異的な日本最高記録を樹立した高橋尚子(26)=積水化学=が、早くも帰国後初レースとなる加賀駅伝に臨んだ。1週間で体重が5キロ増えながら、最終5区(8.1キロ)を26分52秒の区間新で快走。積水化学Aを大会新での独走Vに導いた。

とても1週間前にマラソンを走ったとは思えない。気温30度を超える酷暑の中で、保持していた日本最高を4分1秒も更新する2時間21分47秒の大記録。完全休養に入った7日の帰国後も新たな“伝説”を作っていた。すしなら軽く40個は食べる大食漢。「絶え間なく食べていたら、こうなっちゃいました」。一気に体重が5キロも増え、50キロを超えて(身長1メートル62)しまったのだ。(ZAKZAK)

この人ってなんだか日本人離れいや人間離れしている印象があります。お馬さんで言うと、ナリタブライアンとかヒシアマゾンとかなんだか別世界の人って感じですね。女性としてはじめて19分を出すのは、高橋選手に違いないと感じています。

・日曜日はなんやかんやで会社で仕事。帰宅したのが10時過ぎだったのですが、日曜だというのに忘年会帰りの人が多くてびっくりしました。せっかくの休みに忘年会をやるなんて、、、私だったら反発しますね。でも私の友達の忘年会も土曜日だったりして、意外と多いんでしょうか?ちなみにうちの忘年会はリストラされた人とのお別れ会の意味もあって変なイベントになりそうです。

以前勤めていた会社では、年末になるとクリスマス会を催して、お世話になった取り引き先の人や家族も呼んで大々的に楽しみました。ちゃんとした会場を借りて、時にはセーラームーンが来た事もありました。ビンゴの景品が豪華だったので、気合をいれて頑張ったのですが、結局一度もあたりませんでした。今もやっているのかなぁ。



12/15

・今日ボーナスが支給されました。あまりの少なさに仕事への意欲を失いつつあります。リストラで人員削減それに伴い仕事は増えて、儲かってないから給料は上がらずじゃやってられないでしょ?マジで転職しようかな?いや本当に、、、

・来年から増税される事知ってます?お金持ちの方は聞き流して下さい。

年収825万円以下の人は来年から増税されます。増税といっても今年に比べてということですが、増税には違いありません。すべての納税者に適応されるのなら「当たり前」の事であり、別に問題になることではないでしょう。しかし年収が825万円以上の方々に対しては減税されるということです。今日はこの問題を取り上げました。

結局のところ、金を政府がばらまいて、消費を拡大させるにはどうしたらいいか悩んだ末に、金持ちにばら撒くのが一番だと決まったわけです。

大多数の貧乏人に減税額を行き渡らせようとするとせいぜいウン万円が限度ですので、ボーナスを減額されたり給料を減らされた貧乏人の減俸額もしくは控除額の補充にしかならない。よって消費意欲などわかない。

それじゃあってんで、累進課税緩和によって劇的に手取り額の増す高額所得者のほうが、実感として減税によってお金が増えたと感じやすい。消費意欲が増す、、、というのがシナリオですね。

政府はばら撒いた金が効率よく消費される事を期待しているだけなんですね。何を買おうが、目先の問題としては関係はありません。目先の消費を増やすのが、金を撒く目的ですから。

というわけで金の使い方を知っていると思われる中流から上流家庭をターゲットに絞った。しかし問題はあります。果たして彼らの欲しいものって存在するのでしょうかね?買うものないから海外旅行でもなんて思ったら、国内消費には繋がりません。

お金持ちにいっぱいキャバクラに行ってもらい、一番消費意欲を持っているお姉ちゃんの懐を暖かくするのが最善策かもしれませんね。うちのうさぎを含めて女性の方は、2980円のイトーヨーカドーのセーターよりも5万円のセーターを買う傾向がありますね。たとえ実用性はいっしょでもね。

とはいえ金余りのお姉ちゃんがインポート製品やブランド品の買いに走ったら国内に落ちる金はわずかです。
さて、どうしたら国内の消費意欲は上がるのでしょうか?

・アムロが復活!あんなに太って復活って言えるのか?



12/16

・まず「スポーツ平和党」のホームページが凄い事になっています。できるだけ早く見て欲しい。

http://www.sportsheiwa.co.jp/

警  告!

スポーツ平和党 代表 西銘 一 殿
並び スポーツ平和党関係者各位殿

このホームページの作成費用・運営費用、および
スポーツ平和党 ドメイン取得立替費用の一切が
未だに支払われていません。

政策を掲げ世に立とうとすべき人が、
我々庶民を裏切り、
苦しめ るような行為は慎んでいただきたい。

一刻も早く信義ある対応をされるよう望みます。

・昨日の増税に関する日記の返事を頂きました。

>そうは、いっても小川ちゃんは商品券にも反対してたよね?
>じゃあ、なにをしたいの?ってのが聞きたいところだねえ。

というわけなので、いろいろ書き続けたいと思います。いきなり結論ですが、「もうどうにもなんねぇ」というのが私の意見です。

まず、日本の社会は資本主義に基づいています。この資本主義自体限界に来ているというのが私の持論です。詳しくは下記を読んでくださいね。

http://www.geocities.com/Colosseum/Court/8490/special/shihon.htm

売って売ってライバル会社と競争して価格を下げて、それでも飢えないで社会が存在できたのは、技術革新のおかげです。新しい製品が消費者意識を高め、市場が維持されていました。しかし、消費者意識というのはハングリー精神でもあります。

アメリカ経済を見ることは、将来の日本そして豊かになった国の経済の将来像を知る事につながります。アメリカの賃金はもう飽和状態で上がらない。賃金の上昇が見こめるのは、実は発展途上にある貧しい国々に住む人々だけなのです。貧しいから賃金に上昇の余地があり、豊かになればその上昇は終わります。

対外的視点から見れば、我々日本人はその自覚に関わらず、アメリカ人と同様に、もう資産家といえます。資産家の住む国に大きな市場を作る事自体無理があるといえます。資産家の所得は自然には上がらない。自分で賢く運用して上げなければならない。大変な時代に突入したと思わざるを得ません。

すでにアメリカ社会に起きているように、高度な能力と専門技術でもない限り、プロレタリアート的なサラリーマンが生活を維持していくのは大変でしょう。単純労働のブルーカラーも事務労働のブルーカラーもその賃金待遇の競争相手は第三世界の水準となります。アメリカではこの分野のほとんどはスパニッシュが頑張っています。日本でも海外人労働者もしくは貧困層が担当する事になるでしょう。

そして時代は緩やかなインフレへと向かっているように見えます。デフレは平時でインフレは戦時の現象です。デフレが起きたのは、根源的には冷戦が終了したからです。歴史的には、デフレからインフレへの転換は戦争を必要としています。戦争こそが、通貨乱発の大義名分と言えます。戦争なしにインフレを起こすには、紙幣をただ増発すればいいわけで、日銀における国債の保有はインフレへの第一歩のような気がしています。

現在の状況を知る上でいい話があります。

市場での野菜不足が続き、特にキャベツが品不足で、値段も例年の2倍です。品不足を補うために中国からのキャベツの緊急輸入が始まったそうですが、中国でのキャベツの仕入値は1個2円、それが日本のスーパーの店頭に並んだ時は1個150円、なんと75倍の価格になるわけです。

これでは日本の消費者がかわいそうと言うより、中国のお百姓さんがあまりにかわいそうに思えます。さらに日本には契約栽培農家というものがあり、万一の品不足に対応するため、品不足の時だけに限り出荷を許されるというシステムです。九州の壱岐では契約栽培でキャベツを作っているのですが、これまで毎年作ったキャベツをブルドーザーで大きな穴に廃棄し、出荷したことがないそうです。作っては捨て、作っては捨て、それを毎年繰り返していたんです。それでも契約栽培農家には国から代金はちゃんと支払われていたわけです。捨てるために作物を生産していたということです、世界には飢餓に苦しむ多くの人達がいるというのに、 1個2円で輸入したものが150円に化けたり、捨てるために野菜を生産するのが、資本主義経済のルールです。

社会の枠組みを再構築して、すべての人間が効率よく生産していく新しいシステムが必要です。イルミナティもいち早くそれに気付き、大規模な実験を行いましたが、大変な失敗をしてしまいました。資本主義社会主義を超えたところにそれはあると思うのですが、私には考えが及びません。

・今年の日本ダービー馬・スペシャルウィークを生産した北海道門別町の日高大洋牧場(小野田健治社長)の繁殖用きゅう舎で15日、火災が発生し、木造平屋建てきゅう舎約855平方メートルを全焼した。この火事で妊娠中の11頭を含む牝馬19頭が焼死し、被害は馬だけで2億円以上に上るとみられる。初のG1馬誕生に沸いていた矢先の出来事に、関係者はショックを受けている。

今年は多くの名馬がなくなったが、最後にきてこんなことがあるとは思わなかった。厩舎には20頭の牝馬がいたが、たった一頭だけ自力で逃げ出した。その一頭に私は期待したい。昔同様の事件が起り、たった一頭の馬が逃げ出した。その2歳の牡馬はのちに天皇賞を勝つエリモジョージだった。テンポイントの誕生にもトウカイテイオーの誕生にも悲劇があった。今回の悲劇も名馬の誕生の序曲として欲しい。合掌

・昨日は気心のしれた人たちと忘年会をした。みんな明るくて大いに盛り上がり、非常に楽しかった。その変わり、今日の自転車通勤はつらかった。からだの動きが鈍くて、いつもより5分も遅く着いた。



12/17

・米英両国は米東部時間十六日午後五時(日本時間十七日午前七時)ごろ、国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)の査察へのイラクの協力拒否に対する制裁として、イラクの首都バグダッドなどの軍事・化学兵器関連施設を艦船や爆撃機の巡航ミサイルで攻撃した。「砂漠の狐作戦」と命名された攻撃は、今後も数日間続く見通し。クリントン大統領はホワイトハウスからテレビ演説し、「強力で継続的な空爆を命じた。今攻撃しなければ、イラクは将来大量破壊兵器を必ず再開発し、使用する」と述べ、軍事行動の正当性を強調し、国際社会の支持を求めた。

ついにアメリカはイギリス軍と共に、イラクの首都バグダッドを空爆した。3日前ほどからインターネットの掲示板等で空爆に対する緊張感があった。しかし、日本のマスコミはこれを報道する事なく、増税(減税?)のニュースに終始していた。これまでも、空爆が行われるのではないかという憶測がなされたことが多く、狼少年に対する周りの大人になっていたのだろう。しかし今回はクリントン大統領の「弾劾審議」直前と言う絶妙のタイミングがあった。誰が見てもこの攻撃は「弾劾審議」の延期(回避)にしか映らない。事実今朝のクリントン会見でも、イラク攻撃の「正当性」を主張するばかりで、「弾劾審議」については一言もなかった。

・現在ソフトウェアのアーキテクチャを考えている。25日が締め切りなのでとても忙しい。そんな中、大幅な設計変更を余儀無くされた。一度固めたものを捨て去るのは、本当につらい。でもより良いものを作るために頑張るしかない。果たして25日に間に合うのだろうか?

・掲示板の調子が昨日からよくない。やっぱり自分で作るしかないのか?来週の頭、自宅にケーブルテレビの工事をしてもらう。もともと競馬チャンネルであるグリーンチャンネル視聴が目的なのだが、ケーブルテレビ会社がインターネットサービスも兼業していたため、あわせて申し込んだ。工事後は、24時間つなぎっぱなしが可能だ。ホームページ用に20MBまで借りる事ができるので、掲示板もいっしょに作ってみたい。



12/18

・米英両国によるイラク空爆について日本政府が17日に発表した支持声明は、 今年2月に米軍によるイラク攻撃の可能性が高まった時から、すでに準備していたものだった。空爆寸前の情勢だった11月には、クリントン米大統領から電話があれば小渕恵三首相が支持を伝える段取りまでできていた。8月に米国がスーダンなどの「テロ施設」を攻撃した際に、政府は支持よりも弱い「理解」を表明し、米国側の不満を買った。こうした背景もあり、今回は日米同盟関係を強調するためにも「支持」表明を急いだようだ。しかし、攻撃の規模や期間、国際社会の反応も分からないうちの素早い日本の反応は、突出した感がある。

この経緯により軍事および外交的見地から日本はアメリカの属国へ逆戻りしているように思える。バブル時から800兆円も目減りした日本の不動産市場にペンタゴンの御用会社ベクテル社の進出が目立っている。軍事・経済・政治とすべてにおいてアメリカに占領されつつあることを認識する必要がある。細川政権発足のときに有力な米政府関係者が2005年の日本併合に関する計画の一端をしめしたとも言われている。少なくとも日本全国に占領軍が常駐してる現状では独立国であると考えてはいけないのだが、、、

・異種格闘技で人気のK1グランプリ決勝戦が13日、東京ドームで行われ、入場者数6万2000人、フジテレビの視聴率15.8%と大人気だった。これに大喜びなのが、なんと創価学会関係者だという。とくに、名誉会長の池田大作氏はことのほかご機嫌だったらしい。なぜなのか。

「実は、今回のオープニングを飾ったのは、創価大学の合唱団。しかも、どういうわけか会場内が学会のシンボルである3色旗風のデザインで飾られていたからです。テレビが3色旗に酷似した衣装を着たラウンドガールを映し出すたびに、学会関係者は“K1ジャックに成功した”と大喜びでした」(学会事情通)
実際、試合当日の聖教新聞で“創価大学合唱団が出演”と紹介していたため、学会員の多くは関心を持っていたという。これでは、フジテレビが“利用された”かのように見えるが、「今回の舞台プロデューサーが創価大学OBの方で、その関係で合唱団に出演をお願いした」(関係者)ということになる。K1で昨年優勝したアンディ・フグ(34=スイス)は、昨年秋の創価大学の学園祭で講演しているし、「力道山以来の格闘技好き」(事情通)といわれる池田センセイが手をたたいて喜んでいたのは間違いない。



12/23

・先週の金曜日の朝、なんかのどが痛いなあっと思っているうちに、夕方には発病!ちりちりとしたのどの痛みに「すわ」扁桃腺か?と疑うが、結局風邪と判明した。具合の悪い体でうちに帰っても、うさぎは忘年会で不在。こたつでうたた寝を始め、いい気持ちになっていると、遠くの方から威勢のいい足音が?酒をたらふく飲んだ人をオオトラと言うが、うさぎの場合は何と言えばいいのだろうか?玄関でそのまま寝てしまったため、おんぶしてベットに運ぶ。ほどなく「はきそうーーー」と叫び出し、またおんぶしてトイレへ、、、私の風邪はどんどん悪化していくのだった。

会社からもらった山之内の風薬が思いのほか効いて、日曜日にはタイキシャトルの引退式を見るため、早朝5時に起きて中山競馬場へ、、、シャトルがこけるような嫌な予感があったのでマイネルラブから4点流すも、シーキングは含まれておらず万馬券を逃してしまった。

万馬券を逃したからか?はたまた寒い中競馬に行ったためか?おそらくどちらも理由なのであろうが、再度具合が悪くなり、月曜日は欠勤。とは言うものも、かつてないほどの忙しさのため、在宅勤務状態になった。仕事は意外と捗り、25日期限のめどが立った。
 

・給食の鉄人

ようこそ我が美食アカデミーへ、、今日のテーマは「給食」

さあ、「給食」というテーマで始まりました鉄人ミチバと挑戦者カツラカワの対決。おーっと、鉄人が御飯を炊いています。御飯の中にはわかめ。これは「わかめごはん」ですね。そしてその横には、、、出ました!「くじら肉」。少し前まではくじらの肉が給食にあったなんて、今では信じられません!!一方挑戦者カツラカワのほうは?パンを揚げています、、そしてきなこ?これは「揚げパン」ですね。給食で食べた「揚げパン」の味は忘れられません。そして「ソフト
麺」!!麺を半分ずつ分けて食器に入れないと汁がこぼれるのに、一度に入れる生徒が必ずいました。さて気になるデザートですが鉄人はりんごを冷凍庫から取り出しました。これは「冷凍りんご」ですね?皮が意外とおいしいんですよ。歯にしみるのもかまわず貪り食べました。挑戦者はバナナです。そういえばバナナについているシールをおでこに貼る生徒も必ずいましたね。どちらも給食の王道とも言えるものを出してきました。審議はもめそうです。

鉄人 わかめごはん クジラ肉 冷凍りんご
挑戦者 揚げパン ソフト麺 バナナ

そして勝者は、、、鉄人ミチバ!

鉄人はわかめごはんに「のりのふりかけ」をさらに牛乳には粉末「コーヒー」を付け合わせたようです。大技小技冴えわたった鉄人の勝利でした!
 

給食を死ぬまでにもう一度食べたいと、うさぎに言ったら「教育実習」で何度も食べたと返された。
気づかなかった、、そんな方法があったなんて、、、



12/24

・毎年フジカラーのお正月CMは観月ありさが弁天様として登場しており、お正月の顔として認知され、変更されないものだと思われていたのに、今年からは田中麗奈(なっちゃん)に変更されてしまった。とはいっても田中麗奈の弁天様もかわいいので許してやる。

観月ありさはエアコンのCMでもビーバーのきぐるみをまとわないし、大人っぽくイメージチェンジしているのかもしれない。それなのに、お仕事シリーズ最新作で修道女の役をやるし、いまいち路線が分からない。

・クリントンの下院弾劾可決後、上院過半数の賛成でけん責にした方がいいという妥協案に落ち着く雰囲気になり、弾劾騒ぎの始まった頃から一気にドル安に行くという目論見が外れた。このため一時は円に流れていた資金も流失を始め、一気にトリプル安となった。

円がトリプル安になることは予測していたので、114円時点で手持ちの資金をドルに替えようと思っていた。しかし、資金不足のため儲けを計算するとたったの2万円くらいにしかならないことが分かった。うさぎに相談したら、2万円くらい有馬で当てなさいと即答されてしまった。

・今日はクリスマスイブ。うちは仏教徒なので潅仏会にでもお祝いをします、、というのはうそで、酒飲んでケーキを
食う予定です。

・今週のマガジンを読む。表紙およびグラビアは深田恭子だった。やっぱりいいなぁ。MMRが読み切りで載っており、来年に迫ったノストラダムスのお話。2000年問題と衛星が落ちてくることを絡めていた。落ちてくる衛星といえば、プルトニュウムが満載された土星探査機カッシーニがある。この衛星が落ちてくるのが最悪のシナリオと思っているが、そのことは載っていなかったな。

・12月24日の読売新聞に「98年海外10大ニュース」が載った。読者による投票で決められたものだ。

1.米大リーグ本塁打記録、37年ぶりに更新
2.インド、パキスタンが核実験
3.米大統領、不倫もみ消し疑惑
4.金大中氏が韓国大統領に就任
5.中国の洪水死者、3000人を超す
6.中米でハリケーン被害
7.インドネシアでスハルト体制崩壊
8.米大使館同時爆弾テロ
9.ロシア政局混迷、大統領に健康不安
10.パプアニューギニアで大津波
番外:米英がイラク空爆

1.にホームラン記録がくるところが凄いです。私も作ってみましたが、海外も国内もごちゃまぜです。だって海外だけで10個もニュースを思い出せないですもの。

1.LTCM破綻、ヘッジファンド崩壊
2.米大統領、不倫もみ消しで不適切
3.カレー事件でひそひそ
4.インド、パキスタンが核実験で政治発言力強化
5.ロシア政治・経済がやばい
6.マレーシア資本規制策導入で鎖国
7.米英がイラク空爆で弾劾裁判は?
8.米大使館爆弾テロで米がなぜかイスラムに報復
9.橋本内閣倒れて小渕が立つ
10.インドネシアでスハルト体制崩壊で暴動

今再放送中のNHK「マネー革命」は本当におもしろいし、ためになる。ソロスのことが表面だけだが良く分かった。



12/26

・昨日、ケーブルテレビの工事が終わった。それに伴い、インターネットも24時間オンライン稼動が可能になった。さっそく重いノートブックパソコンを家に持って帰り、接続してみる。思ったよりも快適に動作して、専用線を使っている会社環境と大差がない。今以上にインターネットを有効利用していきたいが、1時間もすると飽きてしまうのは変わらない。自分のページを充実させていくことに利用したいと思っている。

・ジャパンCのエルコンドルパサーに続き、スプリンターズSもマイネルラヴが優勝。あらためて今年の4歳馬がハイレベルであることを実証した。今年最後の有馬記念も4歳馬が注目される。筆頭は、世界レコードを樹立したセイウンスカイ!持論としてレコードを持つものはかならず何かやるというのがある。記録をもっていたネーハイシーザーもシーキングもG1で好勝負を演じてきた。セイウンスカイがこける事は有り得ないと思っている。相手は4歳馬の中で最強と目されてきたグラスワンダーか?といっても、怪我をした後復活を遂げるのは大変なことだ。あのナリタブライアンだってできなかった。唯一それを可能としたのはトウカイテイオーだけだったが、グラスワンダーはテイオーと同等とは思えない。お父さんが生死の境をさまよっているキングヘイローに期待したいが、これもいまいち。私はエモシオンを推奨したい。

・1999年の第7の月に「アンゴルモアの大王」が空から降ってきて人類は滅亡するというノストラダムスの予言はとても有名。アンゴルモアの最有力候補に上がっているのが土星探査船「カッシーニ」である。

プルトニウム電池を34,000g搭載したこの探査船は、現在スイングバイを使って木星へと加速している。そして1999年の8月(旧暦7月)に地球へと再接近し、その際の地球との距離は、およそ800キロと言われている。太陽の極大期が重なると、大気圏がその熱で膨張し、落下の危険性があると思われている。プルトニウム34,000gの量は、全人類を死に至らしめるほどに相当する。来年も無事に12月を迎えたいものだ。



12/29

・女性に薬物を送り、彼女の自殺をほう助したと言われている札幌市北区の「草壁竜次」と名乗っていた男(27)(15日に自殺)の事件について書いておきたいと思う。

男は開設していたインターネットのHP「ドクター・キリコの診察室」で、安楽な自殺方法を求める人々に薬物の致死量の解説などを分析的に行い、うつ病などから生きることに嫌気がさしたという「自殺志願者」から厚い信頼が寄せられており、一部では“自殺教”の教祖的存在だったという。自殺した女性もこの診察室の掲示板に書き込みを行い、青酸カリを手にいれていた。男は、興味本位に青酸カリを得ようとするものにはあたえず生きるお守りとして分け与えていたことが分かっている。

男性が青酸カリを売っていたことについて、購入した主婦は「男性は『診察室』で青酸カリを売るなどとほのめかしたことはない」といい、「『失恋したから死にたいとか、受験に失敗したから死にたい、などという人には青酸カリを渡さない』というポリシーをもっていた」と話す。病状や心情を詳しく聞き、カウンセリングや薬ではどうにもならないと思った人にだけ売っていたという。

男性も「あれは不思議な『お守り』なんだ。飲んでもらうためではなく、生きてもらうために渡したんだ」と語り、「青酸カリの品質は5年しか保証できないけれど、5年後に(主婦の青酸カリが)僕のところに返ってくるのを待っているよ。そしたらまた、新しい『お守り』を送るよ。お金はいらない」という約束をしていたという。「それが、杉並の女性が本当に飲んでしまったことを知り、ショックと罪悪感で自らの命を絶ったのだと思う」と主婦は男性の服毒死を分析した。

日本の自殺者は一日に70人と言われ、昨年は2万4千人以上が命を絶った。自殺するもののうちのわずか2人がインターネットに関わったことでマスコミは色めきたった。報道はドクターキリコから漫画を、そしてインターネットからパソコンを連想させた。ここからネットに関わっている人間は変わり者だという認識を生み出し始めている。

ネット社会特有の匿名性を指摘し、その危険性ばかりを浮き彫りにしている。宮崎勤の事件で、オタクが世間一般から変な目でみられるように、そしてオウムの事件ですべての新興宗教があたかもカルトであるように、今回の事件に対する報道のスタンスは過去の事件と同様に思われるのだ。

確かに今回の事件は異常である。が、インターネットが有害であり規制が必要とは思えない。論じられるべきは自殺論であり、安楽死論である。インターネットは自殺したい人と、薬物をもつ人との距離を縮めたのかもしれないが、自殺をする人というのは、手段を選ばず死ぬとなれば死んでしまうのである。新宿で高校生が安易に手に入れることができる覚醒剤Sも、インターネットで入手できるとするなら大きく報道されるであろう。

インターネットに対する規制が強まれば、実害を被るのは自殺者ネットワーク(心を癒すような)ではなく、明らかにデータベースや非公式のファンサイトである。それは少なからず著作権法に抵触する内容を含むのが理由だ。規制後、生き残るのはクズのような大量の超プライベートHPくらいなもので、情報の価値は下落してしまう。

規制論が出てくるのは、インターネットの世界から隔絶されてしまった人たちからかもしれぬ。インターネットを現実問題と認識できず、パソコンと電話線をつなぐこともできない人たちなのかも知れぬ。

まだ、インターネットは生まれたばかりのメディアなのだ。人間たちが使いこなせるまでもうしばらく静かに見守っていて欲しいと思う。

・有馬記念で復活したのはグラスワンダーだった。セイウンスカイは終始落ち着くことなく本来の力を出しきれなかった。これが引退レースとなったエアグルーヴ(牝6)は、スタート直後に落鉄のアクシデントがあり、裸足で走ることになってしまった。まともな状態で走らせてやりたかったが、頑張って5着。昨年の菊花賞馬マチカネフクキタル、昨年の有馬記念馬シルクジャスティスはあきらかに太かった。あまりの状態の悪さに、出場する意味がなく思えた。有馬記念を最後に一年の競馬が終わった。今年も名馬が死んだ。これからだったエリモダンディー、最強の逃げ馬サイレンススズカそしてナリタブライアン。グリーンチャンネルでナリタブライアンの追悼番組を観たが彼の馬体は、有馬のパドックでみた馬たちとは比べ物にならないくらい凄かった。血を遺せたのは、2世代のみ。あっという間の人生だったが、彼を超えるような馬がでることを祈っている。

良く過ごした一日が幸福な眠りをもたらし
良く過ごした一生が幸福な死をもたらすなら
これほどまでに凝縮された日々を過ごし
精一杯走り抜いた生涯を送った彼が
幸福な最期を迎えなかったはずがない

仮にわずかな心残りがあったとしても
遺された彼の子供たちが必ずや父に
満面の笑みと幸福の時をもたらす
雄々しい生き様を見せてくれるはずである

だからこそ今は静かに穏やかな気持ちで
激烈な生涯を送った彼を見送ってあげたい

君のことは決して忘れない
希代の英傑 ナリタブライアン



12/31

・年末スペシャルということか、あちこちのチャンネルで内外の犯罪シーンの実写フィルムをたて続けに垂れ流す。死体あり、性犯罪ありでインターネットの掲示板より酷いありさまだ。これでインターネットが危険だなどと報道しないでもらいたい。 さらに何の情報も持たない番組が多く放送される。芸能界の大御所といわれる人たちが自分の関係した女性の数を自慢げに暴露したり、日本語もちゃんと話せないものたちが、くだらない話をしている。最近のアイドルの言葉はあまりに酷く、聞き取れないくらいだ。

・以前、妻から聞いた話だが、最近の学校は子供たちの勝手な振る舞いで授業が成り立たないことがあるとのこと。現代教育の目指すところが「授業をおとなしく受ける子供」である限り学校は荒れるばかりだと思う。「荒れる」という言葉自体に管理主義の「におい」を感じる。動物は「本能」に基づいて行動する。しかし、「理性」「経験」がその上にあり、最終的な行動規範となる。人間はこの「理性」がより発展した動物だとおもう。学校は「学問」を教える場所でしかない。人に「理性」を教えるのは、「家庭」ではないだろうか?いつも自分のやることを俯瞰している自分こそ「理性」だと思う。「理性」は時に、「宗教」や「神」の場合もあるだろう。高度成長に我を忘れ、バブルに踊った「家庭」は、「理性」を置き去りにしてしまったのではないか?「理性」を身につけず、自分を俯瞰することができない子供たちが「キレる」としても、すべては手後れなのだろうか?ニーチェは一世紀も前に断言している。「XX」は死んだ。と、、?

・1998年は私にとって試練の年だった。アメリカ赴任、母の発病と思いもしない出来事に自分の限界を知った。当たり前のように継続する幸せなどこの世には存在しないことも知った。1998年は酷い年だった。だから早く暮れ、新しい年になって欲しい、、とは思えない。1999年も1998年を踏まえて訪れるのだ。きっと厳しい年になるだろう。
 

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