11/3

・今日は文化の日。幼い頃、近所の小さなお祭りで太鼓を叩いたことを思い出す。当日は、山車が神社から出され、子供たちが縄をもち山車を引っ張って行く。順番で山車に載っている太鼓を叩くことができ、叩き終わると、たくさんお菓子を貰うことができた。小さな子供しか参加することができず、中学生になった頃では、家で遠くから聞こえてくるお祭り囃子を耳にすると、血が騒いだものだ。現在の不況で、同様のお祭りが行われているか心配だ。

・天皇賞で、サイレンススズカが予後不良となった。単勝1.2倍の圧倒的な一番人気で、3コーナーまでに後続を10馬身以上離す強さを見せていたが、4コーナー手前で故障発生。安楽死の処置が取られた。現役最強馬の名に恥じない戦績をあげていただけに残念だ。全競走馬の50%以上がノーザンダンサーの血を引くと言われているが、彼の血脈には、全くその血は流れておらず、近親配合を避ける意味でも、種牡馬として価値が高かった。友達がぽつりと「競馬が嫌いになった」と言ったが、私にとっても今回の事故は衝撃である。

・アメリカ東海岸の旅を終え、サンノゼに帰ってきました。といってもあと3日ほどで日本に帰国。終わってみれば、あっという間のアメリカ赴任です。東海岸についての詳細は、後日Webページに載せるつもりですが、アメリカという国について大分考えさせられました。

大航海時代という大義名分の元、搾取が平然と行われ、細々と暮していたアメリカンインディアンの土地を奪い去り、摩天楼へと変えていきました。その摩天楼にしても、ロックフェラーが大恐慌を使い(?)、他の企業を買収した末の産物と言えます。この国では、本当にわずかな人たちが支配者層として君臨し、富を独占しています。大量のエネルギー、食料、水を無駄に使用しており、このままのペースではあと20年程で石油の埋蔵量がなくなるというのに、その対策を打ち出すことがありません。(中国の経済成長は計算外のため、さらに早まることが考えられます)今後、その支配者層がこの問題に取り組んだ際、いかなる状況になるかについて、ある程度の予測はすでについています。

ホワイトハウスに降り立つヘリコプター。群集を追い払う警官たち。この国をみていると、日本の将来すら見えてきます。もはや、改善の余地はない治安の悪化。緩やかなデフレ。最低の公定歩合にも関わらず、減税を続け財政赤字を膨らます・・・
銀行への公的資金投入が止めを刺し、最終的に公定歩合を引き上げる。ある人は「企業は、ボーナスを払う余裕がなくなる」と予測しています。またある人は、「本当の不況は来年の春から始まる。今は公共事業に投資する余裕があるだけ、まだマシ。来年になったらそれすらできなくなるだろう。大恐慌が始まる。」と言います。アメリカの不況は10/15のFRB公定歩合引き下げから始まったといえます。

現在の日本の状況は、終戦後と同様ではなく、腐敗した陸軍上層部がしきる終戦直前に似ていると思いはじめました。しかし、頭が固くアメリカの言いなりの60、70歳代政権および経営陣を追い払い、次を担う層が存在しません。搾取に慣れた中年層と、怠け者の若年層。勤勉といわれた日本人はすでに絶滅してしまったといえるでしょう。だからといって指をくわえているわけにはいきません。私は、私のできることをする積もりです。

人類史上いかなる時にも、世紀末思想やこの世の終わり的妄想はありました。それは言いようのない不安感から起因しています。しかし、今ここにある危機感は、科学的根拠を持って証明されているのです。

私たちの次の世代には、私たちと同様の生活水準を残すことは、すでに不可能なのです。大量の燃料を使うジェット機を使い海外旅行をすることは、もう二度とできなくなる・・・なんて思うのは杞憂でしょうか?

しかしそれでも、「傘がない・・・」
 



11/4

・身辺整理と引っ越しの準備、レポートの作成と忙しいように見えるが結構ひま。日本に帰ってからやる仕事の準備をちらほらとやり始めた。合間に「日記・・・」を書き溜めたり、特集用に構想を練ったりしている。最大の問題は、溜りにたまったマンガ雑誌の処理。50冊はあるんではないか?さてどうしよう。。。

・毒物林夫妻の裁判が始まっているが、(拘留延長等が審議)被疑者の弁護にあたっているのが、小林勤武、山口健一などでなかなかのメンバーだ。小林は愛犬家殺人事件で被告の主任弁護士をしており、大阪府知事選においては共産党推薦で立候補して横山ノックに負けた。山口は豊田商事事件の被害者連絡会事務局長。 そして先日の和歌山地裁裁判官、馬渡(もうたい)香津子さんが、ネット上で今最高に人気のあるアイドル(?)だ。あまりの評判に画像を入手してお顔を拝見したが、妙齢の美人。ショートヘアーの知的な方で、人気が出たのを納得。
 あまりいい画像ではないが、ここにおいておきます。

・人気急降下の広末涼子だが、すでに早稲田進学は消えたらしい。そこで帝京大学は1億円のギャラを提示したが、不正続きの帝京では、と断った。受験の天王山といわれる夏に24時間テレビや連続ドラマに出ていただけに、推薦以外の道は険しい。現在は、法政大学社会学部、東洋英和英文科、獨協大学が候補。



11/5

・今日はアメリカ赴任の最終日。仕事関係の本を梱包して日本に送る処理をした。早く帰って、最後におみやげを買いに行かなければ、、、

・旅に行っている間に、いつの間にやら野村が阪神の監督に就任していました。阪神も3年後にはAクラスには入れるようになれるといいですね。また、日石が三菱と合併することになっていました。今回の旅行の費用は、日石Enaカードを使ったので帰国後の燃料費がかなりお得になりそうです。とても便利なカード制度ですが、どのガソリン会社も収益が伸びないため廃止を考えているようです。

今回の合併で業界最大手となる日石三菱が誕生します。ついでに、三菱グループの主な布陣を挙げてみますと、下記のようになります。

 日石三菱(石油最大手)
  三菱化学(総合化学最大手)
  東京三菱銀行(銀行最大手)
  ニコン(カメラ専業大手)
  三菱重工(重工・造船・軍需最大手)
  三菱信託銀行(信託最大手)
  三菱商事(総合商社大手)
  三菱地所(不動産大手・ロックフェラービルで大損)
  三菱倉庫(倉庫大手)
  麒麟麦酒(ビール・発泡酒大手 アサヒを猛追)

旧財閥再生のためには、三菱電機を苦しい日立と合併し、セクハラ腐敗の三菱自動車を本田(東京三菱メイン)と合併すれば完璧ですね。

石油関係で苦しいJomoや出光は今後の経営が大変そうです。出光は有利子負債額が1兆3千億あり、金利の払いだけで、利益が無い状態になっています。コスモとジャパンエナジーは興銀がメインバンクのため、合併する可能性が高いようです。

・商品券の実施主体は市町村区、自民と平和・公明が合意

これなんですが、本当に実施されるんでしょうか?
全国民に三万円分の商品券をばらまくそうですが、そんなことしたら儲かるのは、金券ショップだけのような気がしませんか。旧公明党が強く推進しているのは、某学会員が得た商品券を御布施として全部貰おうとしている下心だったりして、、、私だったら、馬券で支給してほしいなあ。



11/9

・久しぶりに日本に帰ってきました。意外と暖かいので、ぶあついコートを着ていた私たちは汗をかいてしまいました。

・早速、土曜日はアパートを探しにいきました。故あって、現在は東十条のウィークリーマンション「ツカサ」にいるのですが、せまい、くさい、くらいの最悪の環境。CMでやっているような部屋とはかけ離れています。週38,000円もするし、これはジャロに相談しなければ、、、
一刻もはやくツカサから脱出をするため、必死にアパート探し。一時住居の購入も検討しましたが、今後の世界情勢などを考慮すると現在多額のローンを抱えているのはヤバイかも?ということで予算10万円台のアパートを借りることにしました。うさぎとの殴り合い話し合いの結果、場所は職場の品川と実家の越谷の中間のあたりというわけで、王子から赤羽に決まりました。しかし、23区内で駐車場付き10万円など存在するわけがなく、赤羽駅徒歩15分・・・2DKの12万円台となってしまいました。理想を100点にすると、今回のアパートは92点ですね。失点は、家賃がやっぱり高いことと、線路沿いでうるさいこと、駅からの通り道がさみしいこと。



11/10

・帰国したら、会社ではリストラの嵐が吹き荒れ、人事部のやりたい放題となっていました。かなり酷いことをしています。
先輩と反撃にでることを現在模索中。

・菊花賞はセイウンスカイがすいすいと世界レコードで逃げ切り。あまりの強さに驚嘆する前に、あっけなさが残りました。
私は、まだサイレンススズカを引きずっています。狭い馬房の中で体をくねらす癖や、大好きだったバナナのことを思い出すたびむなしくなってきます。ぽっかりと空いた騎乗停止3週間の間に、武豊はあらためて悲しみにくれることだと思います。

・渡米の間に品川駅が模様替えをしていましたね。前は長い地下通路を通って会社に向かっていましたが、ホーム上に橋を架けたため開放感のある通路になりました。しかし、ちょっと遠回りのような。。。
途中階段のアップダウンもあり大変です。生活が落ち着いたら、完全自転車通勤にするつもりです。



11/11

・昨夕「臭い・汚い・暗い」ウィークリーマンションツカサから脱出しました。フレックスを目一杯使って3:30に会社をでて、チェックアウト。荷物が200Kgはあるので、駅の階段がとてもつらいです。アメリカの駅ではかならずエスカレーターなどが備え付けられているので、エネルギーの無駄と分かりつつも非常に便利でした。バリアフリーのポリシーが徹底されていて障害者には住みやすい移動しやすいのがアメリカの特徴です。日本でも少しずつ、そのポリシーが浸透しつつあると思っています。しかし、改築された品川駅は違いますね。階段ばっか。

・NHK紅白歌合戦、今年の司会は中居&久保

おおみそか恒例のNHK紅白歌合戦の司会者が10日、発表された。紅組は久保純子アナウンサー、白組はSMAPの中居正広さんと、ともに26歳のコンビに決まった。女性の局アナが単独で紅組の司会を務めるのは1954年の福士夏江さん以来のことだ。中居さんは昨年に続き2回目。

無難な線に落ち着いて、結局自社から選んだ結果になりました。今、女子アナの人気が高いという追い風もあったんでしょう。今年はテレビをみていないので分からないのですが、活躍した女性タレントっていましたっけ?あとは誰が審査員で呼ばれるか予想するのが楽しみです。もうずっと前のような気がしますが長野オリンピックの里谷多英や原田。あと横浜の佐々木は確定かな?佐々木といえば、今年の正月にハワイで野々村といっしょに殴打事件を起こしましたが、世間の人は忘れてしまったんでしょうか?

・リストラの嵐が吹き荒れる中、どこで調べたのか知りませんが、再就職の話がいきなりやってきます。新聞でもリストラすることが発表されているので、狙われているのでしょうが、指名で電話やメールがきます。こんな不況のなかで人を欲しがるほど儲かっている会社があるんだと認識してしまいました。



11/12

・新居に入って一日二日もすると、だんだんと家のことや回りのことが見えてきます。異様に猫のいる近所。水漏れする洗面台。うるさい電車の音などなど。いまは広く感じる室内ですが、今日から荷物が入り狭く感じることでしょう。引越しは14日の土曜日にします。仏滅ですが、私の誕生日。引っ越し祝いをよろしくね?

・新居の確保や引越し、その他家財道具の買い出しなど、悲しくなるくらいお金が飛びまくり。さすがのうさぎもキングボンビーにならずにいい子にしていると思ったら、先月の電話代をみてびっくり。なんと国際電話で4時間の長電話をしていたことが発覚。私、怒ってます。

・商品券をくばることが決定したようですね。といっても15歳以下の子供と老人しかもらえないそうで、さらに本人しか使えません。金券ショップ対策かもしれませんが、寝たきり老人はどうやって使うのでしょうかね。一部の人たちのみに配ることが景気拡大になるとは思えないですね。うちなんか夫婦二人とも「子供」だからいただいてもいいような気がしますが、もらうことはできません。消費税カット案など自由党から提出されたようですが、これはかなりの消費拡大になるかもしれません。昨日から北区のイトーヨーカドーで消費税還元セールをしていますが、集客率がかなり良好のようです。5%はでかいですね。でも減税をしたら、財政赤字になって結局自分の首をしめることになるのは明白なので、私は減税には反対です。何度もいうように社会全体の構造を変えるしかないんですね。市場による大量消費依存の経済はかならず破綻します。関東大震災でも起きない限り、市場の活性化はないでしょう。



11/16

・11/14は私の誕生日。引越しと重なったので、お祝い事はなく、汗水たらして働きました。うさぎも一生懸命働いてくれて、部屋の中が少しずつ片付いてきました。

・金曜日は Inter BEE'98 国際放送機器展に行ってきました。するとそこには以前携わったSony製のCMバンクシステムがあって感動してしまいました。でも私が見ていたものとは全然違いました。Sonyらしく洗練されており、かっこいい。

思ったよりも人が少なかったので、大手メーカーのコンパニオンによる説明会を「はしご」しましたが、おもしろかったですね。微妙に取り組み方に違いがみられます。BSデジタルに力を入れているメーカーや地上波に注視しているメーカー。3/4のシェアを誇るSonyは元気一杯でしたが、不祥事が続くNECさんはちょっと暗い。ちなみに東芝のコンパニオンが良かったかな?放送機器展のため、どのブースにもハイビジョンがあって、コンパニオンのアップが流されます。遠目でみると美人でもハイビジョンのアップに耐えられない人が続出で、股間に冷や水をかけられる思いです。高性能機器を使う側にとっての課題となるでしょうね。

会場では、東京タワーからの地上波デジタルのOFDM試験放送を受信するDemoをしており、2003年の実用に向けての取り組みが紹介されていました。市場の規模が膨大な地上波デジタルの仕事さえしていれば食いっぱぐれはあるまいと思いました。

・昨日は、生活雑貨の買い出しに、イトーヨーカドーに行こうと思いましたが、あまりの混雑にたどり着くことができませんでした。「ヨーカ堂」「セブンイレブン」主導の消費税還元運動による集客力はすさまじいものがありますね。今後、全国の大規模商店に波及いくと思われます。このような消費税率撤廃のデモンストレーションと菅直人のスキャンダルによる民主党の人気凋落と相俟って、政情がまた変化していくでしょう。今日の小渕総理の経済対策発表、消費税引き下げ拒否も影響がでそうです。政治を見放している無党派層の感情に訴える自由党の「消費税の廃止」運動ですが、それなりの効果が現れつつあると思います。



11/17

・うさぎが頑張って引越しの片づけをしてくれているため、みるみるうちに片付いてきた。まだ、自炊できるほど片付いていないため外食の生活が続く。外食ばかりだと太ると言われるが、昨日体重計に乗ってみたらびっくりした。60Kgだったのが56Kgに減っていた。トレーニングできずに筋肉が落ちたと思われる。木曜日からトレーニングを再開し、来年春の耐久レースへ体を作っていく。

・夜空に流れ星の雨を降らせると期待される「しし座流星群」が、いよいよ十七日夜から十八日未明にかけ現れる。三十三年ぶりの大出現に加え、世界でも日本を含む東アジアが観測に適しているとあって、当日夜は全国各地で観測会や観望会が開かれる。

流星群出現のピークは十八日午前四―五時と計算されているが、国立天文台では「予測が数時間ずれるのは普通」と、十八日午前零時過ぎからの準備を呼びかけている。観測には、暗い夜空が見えればどこでもよいが、光の多い都市部からは離れた方がよさそうだ。(読売)

前回の65年には、一時間あたり200から300個の流星が確認されたので、今回もかなりの数が見込めそう。空一面流れ星なんてことも有り得るか?でも心配なのは今日の天気。

・教師が学校で盗撮!!生徒のネット投稿で事件が明らかに

岐阜県の県立高校教師が学校で女生徒を盗撮。、、こんな話がBBSに投稿されため、マスコミが追いかけ大騒ぎになりそうだ。ことの始まりは10月中旬。「こんな学校ぶっ潰せグランプリ98掲示板」というBBSへの投稿だった。<岐阜県立○○○高校2年6組の担任Nが学校内で"逆さ撮り"をしている、という事が生徒間で広まる。「バックの中にビデオカメラがあって、録画ランプが点灯していた」「なぜか必要の無いバックをいつも持ち歩いていて、階段近くを頻繁に行き来している」という目撃談が多数あり最終的には被害を受けたという女子生徒が親に相談、親が学校に抗議。それが決定的となって現在担任は謹慎中。さらには、この教師はビデオを放送室に置き忘れ、男子生徒がそれを見つけたため、2年生のあいだにダビングが出回った、という。

その後、この投稿はあちこちのBBSに転載れたが、昨日、アングラ系BBSの「あめぞうリンク」への転載を、自称「マスコミ登場800」の山本隆雄氏(自称・コンピュータクラブ連盟理事長)が発見。小躍りしながらマスコミ数十社にこのニュースを流してしまった。最終的な確認が取れないため匿名としたが、投稿には学校名、問題の教師の実名、担任のクラスが具体的に書かれている。投稿を流した人物は教師が担任するクラスの生徒だという。すでにマスコミ各社は動き出し、スポーツ新聞、ワイドショーが今日中には取り上げる模様。

以上ネットでみつけたものを転載しました。本当に報道されるかどうかわかりませんが、先生の実名が流されたのは事実です。「こんな学校ぶっ潰せグランプリ98掲示板」は、現在ピンクスパイダーと名を変えて続いています。



11/18

・今月の「日記のようなもの」を見ていると、帰国や引越しが重なったためか内容が薄い。うさぎさんのおかげで部屋の中が片付いてきて、また仕事も順調?に始まり出した。日記もあわせて頑張っていきたいと思っています。自転車通勤も明日からスタート。バス、電車の通勤費を使わずに新車の購入資金に回す予定。でも、けがが恐いので、傷害保険に入ることにした。年掛け捨てで4万円。

・三十三年ぶりの大出現期を迎えた「しし座流星群」は、十八日午前零時ごろから姿を現しはじめた。私も夜中の3時と4時に起きて、空を眺めていたが、たった一個の流星を目にしただけで終わってしまった。もっとすさまじい流星群を期待していただけに残念。どうも夕方の明るいうちに第一弾が終わってしまったらしい。

・最近お騒がせのTBSアナウンサーねた。民放の女子アナの中で最高の人気を誇っているのが進藤晶子アナですが、プロゴルファー深堀圭一郎(誰だそれ?)と熱愛中であることが17日、分かった。今後結婚に進む可能性もあるとのことで引退説も流れている。進藤アナはTBSの顔ともいえる存在で、年末の年越し番組の司会などに起用が予定されていた。先日の雨宮塔子アナの電撃退社に続く話題。TBSの主要イベントにおける外部キャスターの起用で、アナウンサー側と制作局側との確執があるという見方が浮上し、あいつぐ退社に繋がっているらしい。菅直人の愛人キャスターもTBSだったら笑えるところだったが、これは他局であった。

・去る11月15日、米軍普天間基地の返還問題や沖縄経済の振興策を争点とした沖縄県知事選において、代替施設の期限付き県内移設を訴えた自民党県連などが推薦した新人の稲嶺恵一氏が、「県外移設」を主張した現職の大田昌秀氏を破り初当選しました。

佐藤栄作は沖縄返還の実績によりノーベル平和賞を貰ったが、基地用地の変換や在日米軍の治外法権など厄介な問題に一切触れることなく行ったため、問題がややこしくなってしまった。太田前知事は佐藤栄作のけつを拭くため、頑張っていたのだ。

政府管轄の基地であり空港である普天間は沖縄の恥である。普天間基地はうるさく、危険である。在日米軍がよく主張するような真の「良き隣人」になろうとしていたら、普天間基地はとうの昔に閉鎖されていたはずである。実際、普天間のヘリコプター部隊は過去30年間、軍事目的には一度も使われていない。地政学を持ち出すこともなく、北朝鮮で開発中の長距離ミサイルをも含め、考えられる東アジアの軍事危機にとって、普天間基地は何の意味も成さないのだ。台風が多く、環境保全が必須のこの地域に基地があること自体おかしいのだ。

現在のアメリカ海軍の実力からすれば、カリフォルニアやハワイから長距離輸送機で一夜のうちに海兵隊を移駐させることが可能である。また、東アジア最大の嘉手納空軍基地と合体させることという案もある。しかし、これらの案が実現しないのは、ただ単に米空軍と米海兵隊という軍部間の張り合いによるものなのだ。  

1995年の少女暴行事件や先月にも起きた続発するひき逃げ事件など加害者である米軍兵には治外法権ともいえる処置がとられている。ひき逃げした場合も、15万円の罰金を払うだけで即日釈放されているのが現状である。日本人が同様の事故を起こした場合、最低刑務所行きは避けられないはずなのだ。10月8日にも高校生が飲酒運転の米海兵隊員の車にひき逃げされ、死亡するという事件が起きたが、2,600ドルの罰金だけで釈放される見込みだ。

未だに続く占領状態からの真の返還を求めて闘った太田前知事は正しかったとしか思えない。しかし、完全失業率が9.2%という全国平均の約2倍の数字が政府の操り人形ともいえる稲嶺恵一氏の台頭を許してしまった。理想だけで人は食えないことは分かっている。しかし、「人はパンのみに生きるにあらず」、、、



11/20

・昨日から自転車通勤をしています。赤羽からくる道はどれも混んでいてかつ不慣れなため、一時間くらいかかっています。遠回りでも比較的空いている明治通りがいいみたい。

・20年の歴史を誇る世界最大のPC展示会、Comdex/Fall'98が11月16日にラスベガスにて開幕した。今年は、IBM、インテルを初めとした大企業が出展を見送ったこともあり、開幕前からComdexの目玉不足が懸念されていたが、アメリカ市場の活況ぶりを反映してか、会場となったコンベンションセンターは大盛況とのこと。
正面の入り口を入ってすぐ、圧倒するほど巨大なブースを構えたマイクロソフトだが、次期OSであるWindows2000の姿はかけらもなく、目玉不足で期待外れとのこと。東芝やパナソニックといった日本メーカーをはじめ多くのブースでは、新しいテクノロジーの発表より、企業理念の再確認、これからのパソコンの在り方、使い方といった概念的な提案が主流だった
ようだ。ハードウェア主導の時代が、ソフト主導になり、さらにユーザーの目的主導へと変化しているようだ。



11/24

・近親増悪の間柄といわれた自民党と自由党だが、それぞれの思惑が交錯しな がら「自自」連立が動き出した。その裏で小沢一郎自由党党首が、自民党側から副総理就任を打診されていたことが20日、わかった。『小沢副総理計画』の張本人は、小渕政権の“指南役”とされる竹下登元首相。“差し”を交えた昨19日の長時間に及ぶ小渕恵三首相との党首会談でも、小沢副総理を含む連立内閣人事が話し合われたもようだ。政局は竹下派復活の様相をみせながら、新たな局面に入った。

政治の表舞台に立つようになってきた自由党と公明党のつながりをまとめてみた。

以前から日本を操るアメリカの秘密兵器は「小沢」である。レーガン、ブッシュ、クリントンと続く米国大統領は、小沢一郎を利用して市場開放、湾岸戦争への拠出金、米国からの武器調達等の要求を次々に日本に呑ませ、小沢はその見返りにリベートや利権を手にしてきた。

小沢の影に見えるのはアメリカだけではない。小沢が創価学会名誉会長池田大作氏と連携して、池田大作氏の野望である政教一致による日本の支配と、そのためのハク付けとして「ノーベル平和賞」の獲得に、小沢が協力している事実が知られている。さらにもうひとり彼の裏には、パナマの独裁者だったノリエガ将軍を結ぶ線がある。

ノリエガ将軍は、ブッシュ氏がCIA長官時代に、その手先となって、キューバのカストロ首相やニカラグアなど中米の革命グループの撹乱に協力した。そしてその代償として、パナマを中継地として、(時にはCIAの輸送機も使って)アメリカに南米コロンビア産のコカインを輸出する暴挙を大目に見てもらっていた。このためにブッシュ氏の弱味を握ったとして、ノリエガ将軍は、ブッシュ氏が大統領となったアメリカを、好きなように操れると過信したのだ。

しかし、こんなノリエガを放置しておいたら自分の政治生命が危ないと知り、ブッシュ大統領は89年就任早々に、米軍による電撃的なパナマ侵攻を行った。ノリエガ将軍は「戦犯」として捕えられ、アメリカのフロリダにさらって来たのだ。そして、同将軍を「アメリカへのコカイン麻薬供給の罪」もつけて秘密裁判にかけて有罪とし特別監獄に閉じ込めてしまった。

このノリエガ将軍の供述の中に、池田大作氏が創価学界の金をパナマで運用し、ノリエガ将軍の麻薬取引の資金繰りにも使わせていたことと、この利益から、池田氏は小沢氏へ相当な額を常時渡していたというものがあった。ブッシュ氏はこの自白の証拠書類もがっちりと手に入れて、金丸、そして小沢の両氏を操作するムチとして使っていた。

ノリエガ将軍はスポンサーである池田氏に感謝の気持ちを表すため、1986年パナマに「池田パーク」を作り、また池田氏もその翌年、お返しに富士山の麓に「ノリエガ将軍の石碑」を建立した。



11/25

・米最大手パソコン通信会社のアメリカ・オンライン(AOL)と、大手インターネット閲覧ソフト(ブラウザー)会社のネットスケープ・コミュニケーションズは二十四日、AOLが総額四十二億ドルでネットスケープを買収することで合意に達した、と発表した。ブラウザー部門ではマイクロソフトがネットスケープを猛追しているが、マイクロソフトにとっては強力なライバル連合が出現するわけで、世界のハイテク産業界の勢力図が塗り替わる可能性もある。

広末涼子(18)が受験していた早稲田大学教育学部国語国文学科の自己推薦入試の合格発表が今日10時に行われ、みごと合格した。東京・新宿区の同大学キャンパスは早朝から大パニック、広末ファンの学生や合否を生中継しようと詰めかけた芸能リポーターらで、コンサート会場のようなにぎわいだった。

広末が受験した自己推薦入試は、教育学部と社会科学部で採用されており、一次試験では高校での成績、課外活動の実績による書類審査が行われた。子供のころから“都の西北”に憧れていた広末は、親せきの東大生を家庭教師につけ、多忙な芸能活動の合間をぬって受験勉強。都内の私立女子高校の欠席も少なかったため、高校側が提出した評定平均値は4・5(5点満点)と優秀な成績で、一次をパス。今月22日、同キャンパスで小論文、面接の二次試験を受けていた。 (ZAKZAK)

おおかたの予想通り見事合格。高校側の提出した評価が4.5というだけで出来レースの感がある。24時間テレビに連続ドラマと忙しかったはずなのにこの評点がでるとは品川女子はどんな高校なのか?あんだけ騒がれていたのに、早稲田もよく合格させたものだ。入学式の総代も広末だったら笑える。

・最近グラビアアイドルの黒田美礼を見なくなった。もう少し人気がでると思っていたのだが、もう引退したのだろうか?スーパージョッキーに出てた吉田里深もいなくなった。ペニシリンのハクエイとの噂で仕事がなくなったのか?それにひきかえ優香は順調だ。なめた名前でどんなやつかと思っていたが、かわいいので許してやった。調子のいい優香、新山千春、深田恭子とホリプロが頑張っている。対するイエローキャブは、文化人路線に移行失敗山田まりあ、年齢不詳雛形あきこ(26?)と勢いがない。今後台頭してくるアイドルは誰だろう?_.



11/26

・昨日、母のガン検診の結果がでました。血液検査の結果、異常は見当たらなかったのですが、右胸に違和感があるとのことで、一月にエコーによる精密検査を受けることになりました。今では、抗がん剤治療は行われずつきに一度の検診を受けています。抗がん剤により無理矢理、生理を止めたので、子宮がんの副作用があると聞いています。来月は子宮がんの検査も行われるようです。母は病院からもらっている薬のほかに、アガリクス(薬用きのこ)を服用しています。以前はサメの粉も飲んでいたのですが、サメの粉の方は体に合わないようで止めてしまいました。アガリクスは母にとって有効のようです。

・昨日紅白の出場者が発表されました。安室がトリを勤めるのは予想通りでしたね。ポケットビスケッツとブラックビスケッツによるスペシャルバンドやkiroroが出場を決めました。分からないのは、西田ひかるです。なんで出れるんだろう?一方、広末松たか子は出れませんでした。私も私の友達も紅白を見るのが好きなので、大晦日は家に集まっていっしょにみるつもりです。

・中南海の長、江沢民が来日しました。クリントンに続いた国賓の来日で都心の交通規制は大変なものです。パトカーが多く出張り、いたるところに目を光らせています。いつもは信号など無視して交差点に突っ込んでいく私の自転車ですが、最近はおとなしく乗っています。クリントンと江沢民は大国の首脳といった点では似ていますが、意味合いはまったく異なります。もし戦争が起きて自国の兵士が一万人失われた場合、大統領であるクリントンは失脚を余儀無くされますが、五代目国家主席である江沢民は、江沢民として君臨しつづけるでしょう。それほど共産党支配は強いといえます。しかし北京市長の陳希同が江沢民を失脚させようと暗躍しています。共産党はいまやひとつとは言えなくなってきたようです。

・小学生が合宿用の宿泊施設で食べたポテトフライの中に注射針が混入して、この小学生ののどに刺さっていたことがニュースで報じられた。調べてみると、この注射針は日本規格外のものであり、アメリカ製であることがわかった。アメリカで作られた冷凍のポテトフライに最初から混入していたと思われる。これはあらゆる意味で恐い事件であり、安全と思われていた食品に何が入っていてもおかしくないことを示唆している。私も以前食べていたポテトチップスの中にぞうきんが入っていたことがあった。今回の事件で、食品の安全性は完璧ではないということを再確認した。



11/27

・昨日は江沢民の晩餐会が皇居であったため、皇居の周りは警官だらけ、パトカーだらけで大渋滞。自転車で帰宅途中、駐車車両を追い越す際に後ろから来た車に接触しそうになり、かなりひやっとした。今日は雲行きもあやしく、仕事で遅くなりそうなのでひさしぶりに自転車通勤を止めて、電車で通勤した。電車の場合、車内で読書ができるのがうれしい。最近はマンガばかり読んでいて、先日はBASARAを読み直した。コミック本はまだ発売されていないが、すでに連載は終了している。長い話なのだが、中だるみがなく非常におもしろく、かつ考えされられるマンガである。現在は、沈黙の艦隊を読み直している。

・すこし前の話になるが、アメリカからの帰国途中に飛行機内でシティ・オブ・エンジェルを鑑賞した。ヴェンダースのヒット作「ベルリン・天使の詩」をベースに、天使と人間の切ない恋を描いたファンタジーで、ニコラス・ケイジが恋に苦悩する天使役をメグ・ライアンが女医役を演じている。ニコラスは見事に天使の無垢な感じを演じきっている。この映画で描かれる天使はとてもユニークな天使で、黒い服をまとって図書館に住み、人の心を読んだりする。もちろん人には見えないのだが、死に瀕した者のみ彼らの姿が見える。死神のようだが、死神ではない。ニコラス演じる天使は、メグ・ライアン演じる女医に恋をし、人間になる決意をする。涙もろい私は、ラストでぼろぼろ泣き出してしまったが、納得できるラストとは言えない。なんだか強引だった気もする。一条かおりの「砂の城」くらい自然な導入をしてほしかった。天使が涙について語るシーンは、とても印象に残った。「感情が暴走して、体が悲鳴を上げる。体はどうしていいかわからなくなって涙を流す・・・。」とにかくビデオが出たらもう一度みたいと思っている。

・日本とアメリカ間の荷物の移動にクラウンという会社を利用したのだが、結局「自転車・PC・PCのモニター」の三点を壊された。PCはDellにお願いして修理を依頼したところ、マザーボードとハードディスクがいかれているとの事。修理代金の見積もりをもらったのだが、2GBのハードディスクが3万円と書いてあり、それを見た先輩がDellは泥棒だと言っていた。どうも3万円もあれば8GBのハードディスクが買えるらしい。Dellの商売は、最初安く買わせて、後でボッタくるということか?



11/30

・最近騒がれ出した「コンピュータの2000年問題」。コンピューターやマイクロチップ(半導体)にはそれらを制御するソフトウェアやデータ必要である。その日付データの暦年の表示を、『西暦の下二桁』で扱うことによって、技術上の諸問題を引き起こす。今回の日記のようなものでは少し長くなるが、この問題を取り上げてみた。

問題が起り得る代表的な日は西暦「1999年12月31日」の翌日、「2000年1月1日」である。暦年を二桁扱いのコンピューターは「99/12/31」の翌日を「00/01/01」として扱ってしまう。旧式のコンピューターにおけるソフトウェアには「2000年」という概念が存在せず「00」は「1900年」となり、それによってコンピューターや関連機器に誤作動、停止、データ消失などのトラブルが発生することが予想される。

なぜ、旧式のコンピュータが2000年の概念を持ちあわせなかったのだろうか?それは、黎明期の1960年代において、コンピュータの記憶装置(メモリ)が非常に高価だったためである。1960〜70年代の人々にとって、日付の西暦の上二桁は「19」に決まっていた。この先、30年経ってもまだ「19」に決まっているため、19を格納するメモリをケチったのだ。これ以後、日付は上二桁を省略し、下二桁のみを扱うこととしたのである。

この問題に最初に気付いたのは、80年代のアメリカ国防総省であった。冷戦時代、米ソ両国が大量の核兵器を保有し、対峙していた際に、人為的ミスで核ミサイルが発射されるのを防ぐため、コンピュータを利用した「自動報復システム」を開発した。全世界のレーダー基地から入手した情報は瞬時に、米軍中央のメインフレームに集められ、そのなかにソ連の核ミサイル発射を意味する情報があれば、ただちに自軍の核ミサイルを発射する、といったシステムを構築した。

このメインフレームが「二桁型」だったのである。システムでは、各レーダー基地は日付を付して「異常なし」や「異常あり」のデータを中央のメインフレームに送信してくる。2000年になると「00/01/01」の日付を送ってくるので、中央のメインフレームはこれを「1900年1月1日」のデータと誤認する。すると「2000年1月1日当日は、全レーダー基地から連絡がない」と判断され、全世界の米軍基地がいっせいに破壊された、と解釈できる。メインフレームはそのまま報復攻撃を「自動的」に司令し、全面核戦争が始まってしまうかもしれない。

このようなシュミレーションが成り立つと予想されたため、現在ではメインフレームは修正された。このような事態は、軍需産業のみならず日常生活にも起り得る。

日付対応機器の一例を挙げれば交通信号がある。これは曜日によって交通量が違うために信号の点灯時間をコントロールする必要があるため日付データをもつコンピュータを搭載しているらしい。不幸にしてこのコンピュータにも「二桁型」のプログラム組み込み型半導体が使われているケースが少なくないという。

このような日付機能付きの半導体内蔵機器としてはほかに、家庭用VTR、エアコン、エレベーターやコンビニPOS システム、病院の集中治療室の生命維持装置が含まれるという。さらに保証期限が過ぎ、もはや生産すら行われていない古い半導体やそれを内蔵する機器について、その日付機能を確認するのは不可能といわれている。

最悪の状況では、2000年の元旦、断水、停電、乗用車の暴走、交通渋滞、電話の不通など公共施設の閉鎖、コンビニ、スーパーなどの「開店休業」状態が懸念されるのである。

いままで「2000年の元旦」こそが2000年問題の本質として論じてきたが、実は「問題の日」はあと6つほど存在する。

あと一月あまりで「1999年1月1日」になるが、コンピュータにとってこの日は特異日である。「99」は「00」と異なり「1900年」のような過去の暦年と誤解される恐れのない表示であるが、実は、コンピュータプログラミングの世界では「99」は特殊数で、性能テストなどの非日常的な動作のための役割を与えられていることが多い。したがって、1999年1月1日にカレンダー機能の暦年表示が「99」になると、コンピュータの側ではそれを日付とはみなさず、「単なるテストだ」と思って通常の機能を停止させてしまう恐れが十分にある。

「2000年 2月29日」も特異日である。その理由は、西暦2000年という年が、現在の西暦であるグレゴリウス暦が定められてからたった二度目の、つまり過去に一度しか前例のない、きわめて特殊な年だからである。

1581年まで、ヨーロッパでは紀元前64年にローマのカエサル・ユリウスが定めた暦であるユリウス暦が使われていた。これは4年に1回閏年を置くものであった。が、その後、イスラム教徒らが天文学や数学を発達させ、それが欧州に伝わると、4年に1回の閏年では現実の季節の移り変りとの間にずれを生ずることが明らかにされ、より正確にするためには4年に1回でなく「400年に97回」の閏年を置くべきであることが判明した。そこで、1582年、ローマ教皇グレゴリウス一三世がユリウス暦を改正してグレゴリウス暦を定め、「原則的に4で割り切れる年は閏年であるが、4で割れても100で割り切れる年は閏年でない。ただし、例外的に400で割り切れる年は閏年とする」としたのである。

このため、1900年は閏年でなかった。そして、なまじこのことを知っているプログラマーは、つい「2000年も閏年でない」と思い込み、日付をプログラムしてしまった。このため、一部のコンピュータプログラムでは、せっかく暦年を四桁で取り扱う「2000年対応」になっていても、内蔵タイマー(カレンダー)において2000年2月28日の翌日が3月1日になっていて、2月29日になると異常を起こすものが少なからず存在する、と懸念されている。

「1999年8月22日」はおよそ2000年問題と縁のなさそうな日付であるが、これは「GPS問題」とも呼ばれる。

米軍の軍事衛星24個の出す電波を使って、地上の位置を測定する「全地球測位システム」(GPS)は航空機の位置確認やカーナビゲーションシステムにも活用されている。が、これらの衛星は、グリニッジ標準時で1980年1月6日午前0時から13日午前0時までを第一週とする「週番号」を数え、これを他のデータとともに地上に送っている。地上の受信設備ではこの週番号ごとに「第何周の何時間何分何秒」の地上と衛星の距離を算出し、位置を確認するのである(「何月何日」といった日付表示では「月」の中の日数が毎月変わるので「一定の時間に衛星がどれだけ動いたか」といった計算の際には用をなさないのである)。

問題はこの週番号が「第1024週」までしか数えられないことにある。週番号は、0と1だけを用いる10桁の二進法で生成されるため、2の10乗、すなわち1024まで週番号が進むと限界に達し、それ以降はすべてオーバーフローになってしまう。オーバフローの第1025週目に突入するのは、グリニッジ標準時で1999年8月22日午前0時(日本時間同日午前9時)である。そのとき、おそらく週番号は「第1週」に戻り、イギリスでは、1999年8月21日午後11時59分59秒の1秒後は1980年1月6日午前0時になるであろう。

2000年10月1日は「人類史上、コンピュータ文明史上、初めてコンピュータが日付を八桁で扱う日」である。この日まで、月を扱う数字の十の位は、常に0で、いわば「死んだ数」、一種の特殊数であった。すでに「99」について述べたように「特殊数」はコンピュータに非日常的な動作を行わせたり、「割り込み」のシグナルとなって誤作動を起こさせたりする可能性がある。この日になると死んでいた数が突然生き返ってくるので、それまで「死んだ数」に慣れたシステムが正常に動かなくなる恐れがおおいにある。

下記はコンピュータの特異日、、、

1999年01月01日 最初の危険日(特殊数「99」による)
1999年01月01日 欧州統一通貨ユーロ、使用開始

1999年08月22日 第二の危険日(GPS問題)

1999年09月09日 第三の危険日(特殊数「99」による)

1999年12月31日 アメリカのパナマ運河租借期限切れ(米軍撤収)
2000年01月01日 第四の危険日(特殊数「00」による最大の危険日)

2000年02月29日 第五の危険日(グレゴリウス暦の閏年への無理解による)
2000年03月    太陽の電磁放射の活発化による「もう1つの2000年問題」発生

2000年10月01日 第六の危険日(初めて日付の数字が八桁になることによる)
 
 
 
 
 
 

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