ニュンフェンブルク 争いの森      

 
 

昔、ヴァーケの住人とゲッティンゲン市民の間で、森の境界線をめぐる対立がありました。ヴァーケとゲッティンゲンの間にある森のどこからどこまでがヴァーケのもので、ゲッティンゲンのものか、もめにもめました。しかし、結局、問題を解決できませんでした。 

そこで裁判所は、昔は確かにあった、ヴァーケとゲッティンゲンの森の境界線がどこであるか、知っている証人をさがしましたが、覚えているものは簡単には見つかりませんでした。 ところが、ヘルベアハウゼンの年老いた羊飼いが、自分は境界線を知っていると、名乗りをあげました。羊飼いは少年の頃、森で家畜の世話をしていたから知っていると言いました。そこで、裁判官は羊飼いを馬車に乗せ、問題となっている森にやって来ました。 この羊飼いは、ゲッティンゲンびいきだったものだから、森の大部分をゲッティンゲンのものだと主張しました。気の毒なヴァーケの人の土地は殆どなくなってしまいました。これには、ヴァーケの人々は怒らずにはいられませんでした。

そして、羊飼いに災いが起こればいいと念じたのでした。 ヴァーケの人々の願いは間もなくかなうことになりました。ヘルベアハウゼンに帰るため、羊飼いが、裁判官の馬車に乗りこもうとした時です。つまづいて、首の骨を折り、死んでしまいました。今でも、ここを”争いの森"といいます。


 
 
 
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