研究 テーマ
( 1998 年実験計画から抜粋)
これまで、灰色低地土のタマネギ畑において、N2Oの 発生量とその機作について調べてきた。その結果、土壌中の無機態窒素が豊富で比較 的乾燥している夏までにおいては発生量が少なく、土壌中の無機態窒素は比較的少な いが降水が多い夏以降に多量のN2Oの 生成が認められた。
また、土層内のN2Oの 移動を速度論的に解析した結果、大気中に放出されるN2Oの ほとんどが作土層から生成していることが明らかになった。さらに、大きい N2O放出が認められた時の土壌水分吸引圧は、比較的高い(pF>1.5)ことも 認められたことから、硝酸が粒団内に拡散し、N2まで 還元される途中の乾燥過程で、拡散によってN2Oが 放出されていることが示唆された。そこで、本年度は、このようなことを実験室レベ ルで再現し、またモデルで表現することを目的とする。